マッシュ・レネ・フィガロ(ファイナルファンタジーVI)の徹底解説・考察まとめ

マッシュ・レネ・フィガロとは、スクウェアから1994年に発売されたロールプレイングゲーム『ファイナルファンタジーVI』の主要キャラクターの1人で、格闘家として修行を重ねたモンク僧である。フィガロ国王エドガーの双子の弟であり、10年前に自由を求めて城を出た後は、師匠ダンカンの元で必殺技の鍛錬に励んでいた。師匠を手に掛けた兄弟子バルガスを追っていた際に、兄エドガーと再会したことがきっかけで「反帝国組織リターナー」の一員に加わり、エドガーや仲間達と共にガストラ帝国に立ち向かうことになる。

真空波はマッシュが回転することで真空波を作る風属性の必殺技で、敵全体を攻撃する。キー入力は上・右上・右・右下・下・左下・左。ダメージはマッシュの魔力に依存するので、オーラキャノンや鳳凰の舞と同様に「イヤリング」装備などでダメージのアップを見込める。今作では貴重な風属性の攻撃でもあり、鳳凰の舞に比べると更に強力な技になっている。習得レベルは30とやや遅いのが難点。また、真空波も鳳凰の舞と同じく、はさみうちの戦闘の場合はマッシュが向いている方向にいる敵のみへの攻撃となるので注意。

スパイラルソウル

スパイラルソウルは、マッシュ本人のHPと引き換えにマッシュ以外の味方全員のHPを全回復し、状態異常の回復もできる必殺技。キー入力はR・L・X・Y・右・左。スマホ版では右上・左上・上・下・右・左に変更された。チャクラよりも多くの状態異常を回復することが可能で、回復できるものはエスナなどで回復できない「死の宣告」や「ゾンビ」も含まれるが、戦闘不能は回復することができない。使用後はマッシュが画面から消えてしまい、その戦闘には復帰できない状態になる。レベル42という遅い段階での習得となり、使える時期が限られる。入力キーも複雑な上にマッシュが戦闘から離脱してしまうこともあり、プレイヤー自身が好んで使いたいと思える技とは言い難い。コロシアムでのオートプレイや混乱状態の場合にはオートで発動してしまう可能性があるので、コロシアムでマッシュを戦わせる場合は特に注意。

夢幻闘舞

夢幻闘舞は敵の周りをぐるぐると回りながら攻撃し、大ダメージを与える。

「夢幻闘舞」は敵1体の周囲をぐるぐると回りながら、魔法防御を無視した大きなダメージを与える最強必殺技。キー入力は左・左上・上・右上・右・右下・下・左下・左。キー入力が成功すれば命中率は100%なことに加え、ダメージ量はマッシュのレベルが最低値の6であっても、4桁を与えることが可能なほど強力である。鳳凰の舞や真空波と同様に魔力依存の必殺技となるため、こちらも「イヤリング」装備で威力アップを狙うことができる。マッシュがレベル70になると習得できるが、レベルに関わらず「修練小屋」でダンカンから教えてもらうこともできる。修練小屋は世界崩壊後のナルシェから北東の位置にある。建物のグラフィックではなく木が十字の形に並ぶ場所になるので、見落とさないように注意。
戦闘やダンジョン攻略を必要としないために習得が簡単であり、低レベルでも習得可能となっている。そのため通常プレイではもちろんのこと、低レベルクリアを目指すプレイヤーには非常に心強い必殺技である。

武器

バーニンナックル

バーニンナックルは攻撃力122。炎属性だが青い太刀筋の拳武器である。

バーニンナックルは、炎属性を持つ拳用の武器である。ゾゾの町で手に入り、攻撃力は122と高く、25%の確率で「ファイア」を追加発動する。入手時期の早さを考えると非常に良い性能を持つが、ゾゾでの入手後しばらくして訪れる「封魔壁の洞窟」については、ほとんどが炎属性を吸収するモンスターであるため注意が必要である。封魔壁の洞窟では装備を変更するか、必殺技「オーラキャノン」で戦うのが良い。ゾゾ以外では、世界崩壊後のツェンの町でも10000ギルで購入可能。「ダリルの墓」でドラゴンクローを手に入れた後に出現するボス敵「デュラハン」の弱点が炎なので、ここではすぐにドラゴンクローに装備変更せず、バーニンナックルで戦うと弱点を突くことができる。

ドラゴンクロー

出典: img.gamewith.jp

ドラゴンクローは、ダリルの墓の宝箱に潜む「プレゼンター」が持っている。

ドラゴンクローはマッシュが装備可能な武器である。聖属性に加えて、装備すると魔力が1、力が2アップする。マッシュの必殺技のダメージには力と魔力が関わるため、物理攻撃だけでなく必殺技の強化もできる武器である。攻撃力は188。「ダリルの墓」に出現するモンスター「プレゼンター」を倒すと手に入れることができる。プレゼンターは殻か本体のどちらかを倒せば勝利となる。殻と本体を同時に倒すことができると、通常は1個だけ手に入るドラゴンクローを2個手に入れることができる。聖属性のため、アンデットのモンスターには高い威力を発揮する。
注意点として、プレゼンターとの戦闘は逃走することが可能だが、GBA版以外では逃走してしまった場合は二度と手に入れることができなくなってしまう。GBA版は追加ダンジョンの「魂の祠」で何度もプレゼンターと戦うことができるので、量産が可能になった。

タイガーファング

出典: img.gamewith.jp

タイガーファングは獣ヶ原の洞窟内の宝箱に潜むデスペナルティーを倒すと手に入る。

タイガーファングは、マッシュ専用の爪型の武器。無属性で攻撃力は215を誇り、装備すると力と魔力がそれぞれ+3に加え、素早さと体力も+2となる。必殺技の強化に必要な力と魔力がアップでき、マッシュが装備できる武器では最強。世界崩壊後に現れるダンジョン「獣ヶ原の洞窟」内にある宝箱から入手できるが、手に入れるには宝箱に潜んでいる「デスペナルティー」を倒す必要がある。デスペナルティーは弱点となる聖属性・炎属性で大ダメージを与えられるが、アンデットなので「聖水」や「レイズ」を使えば一撃で倒すことができる。他には「瓦礫の塔」に出現する「グランベヒーモス」からレア枠で盗むことも可能。運良く盗めた場合は、「源氏の小手」を装備して二刀流にすると非常に強力になる。

ゴッドハンド

出典: iphoneac.com

ゴッドハンドは、GBA版から追加になったマッシュ専用の武器。「竜の巣」にいる強化アースドラゴンを倒すことで入手できる。攻撃力は220で聖属性を持ち、力+7、素早さ+3、体力+7のステータス補正が加わる。力がアップするので、爆裂拳やメテオストライクのようにダメージ量が力依存となる必殺技を多用する場合には重宝する。ただし最強の必殺技「夢幻闘舞」が魔力依存であることから、マッシュの育成においては魔力を上げる方が重要視される。そのため魔力の補正のないゴッドハンドは「タイガーファング」と比べると攻撃力は高いものの、最強装備としてはやや劣る印象である。
なお、竜の首コロシアムでゴッドハンドを賭け、グランベヒーモスとの対戦に勝利するとカイエンの最強の武器である「斬魔刀」が景品となる。

防具

英雄の盾

出典: pbs.twimg.com

英雄の盾は「血塗られた盾」を装備して256回の戦闘を繰り返し、呪いを解くことで手に入る。

英雄の盾は、防御力と魔法防御力が59、回避率と魔法回避率が40アップする最強の盾である。更に、炎、氷、雷、聖属性の攻撃は吸収、水、風、地、毒属性は無効化する。性能は申し分ない上に、装備することで究極魔法である「アルテマ」を習得することができる。習得倍率は1倍。ウーマロ以外のキャラクターは全員装備することができるので、終盤の防具がやや頼りないマッシュにとっては大変心強い防具となる。
英雄の盾を入手するには、まず世界崩壊後のナルシェの民家で寝込んでいる老人から「血塗られた盾」を受け取る必要がある。「血塗られた盾」を手に入れた後は、装備した状態で256回もの戦闘をこなし、盾にかけられている呪いを解く必要がある。「血塗られた盾」は、装備時に様々な状態異常を引き起こすため、同時に「リボン」を装備し、ある程度の状態異常を防いだ状態にしておくと良い。256回の戦闘を終えると、「血塗られた盾の呪いがとけた」というメッセージが出て「英雄の盾」に変化する。なお、「アルテマ」習得は魔石「ラグナロック」と併用することで、習得スピードを2倍にすることが可能になる。

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