ゼルダの伝説 ムジュラの仮面(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』は、2000年に任天堂からNINTENDO64用に発売されたアクションアドベンチャー。1998年発売の『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の続編で、基本システムは『時のオカリナ』を踏襲しつつ、「3日間システム」や「仮面」による異種族への変身など、独自の要素も盛り込まれている。3日後に滅亡する運命の異世界「タルミナ」に迷い込んだリンクは、時のオカリナで滅亡までの3日間を繰り返しながら、タルミナを救うべく、世界を滅亡に導く仮面「ムジュラの仮面」を追う。
クロックタウンの西にある白い砂浜と海が広がる海岸地帯。水と共生する種族「ゾーラ族」が治めており、彼らの暮らす集落「ゾーラホール」がある。
沖に発生した謎の霧と海水温の上昇の影響で、不漁とゾーラ族の卵が孵化しないという異常事態に見舞われている。
霧の発生地となっているグレートベイの神殿には、背中が島になっているカメ「カメ島」に乗って向かうことができる。
イカーナ
クロックタウンの東にある、草木の少ない荒涼とした渓谷。かつてこの地には「イカーナ」という王国が存在していたが、現在はかつての兵士や王の眠る墓場になっている。
以前は村があったようで、ところどころに家が建っているが、現在は人の気配はほとんどなく、いたる所で死霊が徘徊する、危険な土地になってしまっている。
イカーナ渓谷にそびえる超巨大建造物「ロックビル」の頂上に神殿がある。
刻のカーニバル
異世界「タルミナ」のクロックタウンで毎年行われる、豊穣を祈願するお祭り。
カーニバルの間は、おのおの手作りのお面を持ち寄る習慣になっており、カーニバルの日に結婚する男女は、その証をお面で奉納すると幸せになれると言われている。また、カーニバルの前夜には、クロックタウンの時計塔の屋上が開放され、神を呼ぶ儀式が行われる。
「夜更かしのお面」を被った状態で、クロックタウンのアンジュのおばあさんと会話すると、刻のカーニバルについて以下のお話を聞くことができる。
毎年、太陽と月が同じ カサに入る 和の季節
たゆみない 自然に驚き たゆみない刻を とうとび その年の ほうじょうをねがって
ときのカーニバル は 四界の民の手によって ひらかれる
そのむかし 四界の神である 巨人の顔を かたどった面を 祭りで かぶったことから
ときのカーニバルでは おのおの手作りの 「お面」を 持ちよる習慣に なっている
カーニバルの日に 結ばれた男女は そのあかしを お面で奉納するのは 最良の吉と されている
カーニバルの シンボルである 時計塔では、前夜に屋上を開き 祭壇をしたため
いにしえの ならわしに したがい いのりの歌を うたって 神を呼ぶ儀式が おこなわれる
ときのカーニバルは 四界の収穫の 願いを 神に いのる祭りなのである!
出典: i-njoy.net
四巨人
異世界「タルミナ」において、ウッドフォール、スノーヘッド、グレートベイ、イカーナを守護している4体の巨人。月の落下を阻止する力を持っているが、スタルキッドによって封印されてしまっている。
「夜更かしのお面」を被った状態で、クロックタウンのアンジュのおばあさんと会話すると、四巨人について以下のお話を聞くことができ、その内容からスタルキッドの友人であったと考えられる。
民が 今のように 四界にわかれず ともに暮らしていた むかしの話
そのころは、4人の巨人たちも 民とともに 暮らしていた
ある、収穫をいわう 祭の日 巨人たちは 民にいった
われらは、眠りながら 民を 守ることにした
東に百歩、西に百歩 北に百歩、南に百歩
ことあれば、大きな声で呼べ
たとえ、山の雪に閉ざされようと たとえ、海原に飲みこまれようと 叫びはとどくだろう…
さて…これを聞き おどろき 悲しんだモノがいた 小鬼だった
小鬼は、巨人たちが 大地を創る前からの 友であった
なぜ、去りゆくのか! なぜ、とどまらぬのか!
幼なじみに おざなりにされた その怒りは 四界におよんだ
小鬼は 民に 悪さをくりかえした
民は ほとほと こまりはて 四方に眠る 巨人たちに いのりの歌を うたった
それを聞いた巨人たちは 怒号をあげた
小鬼よ 小鬼よ われらは、民を 守護するモノなり
おまえは 民を 苦しめた 小鬼よ 四界から され!
さもなくば 民にかわり われらが、おまえを ひきさこう!
小鬼は おびえ 悲しんだ 幼きころの友を 失ったのだ
小鬼は 天界に帰っていった
こうして、四界に 和が戻った
民は 喜び 四界の巨人を 神として まつったとさ
めでたし…めでたし…
出典: i-njoy.net
四界
ゲーム中では具体的に語られることはないが、アンジュのおばあさんの話の内容などから、タルミナ平原を中心とした、ウッドフォール、スノーヘッド、グレートベイ、イカーナの4地方のことと考えられる。
『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
ゼルダ史の中の『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』
ゼルダの伝説シリーズは、通称「ゼルダ史」と呼ばれる時系列によって整理することができる。
「ゼルダ史」は『ゼルダの伝説 時のオカリナ』を分岐点にいくつかの時間軸にわかれており、本作『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』は、『時のオカリナ』にてガノンドロフとの戦いに勝利し、子ども時代に帰還したリンクが主人公である。
時間軸としては、ガノンドロフの野望が未然に阻止されているため「時の勇者がいない時間軸」にあたり、この時間軸のまま進むと『トワイライトプリンセス』の世界となる。
ボンバーズの通せんぼを無理矢理突破する
クロックタウンの天文台に繋がる通路を通るには、ふつうボンバーズの入団試験を受けて合言葉を入手しなければならないが、これを無視して無理矢理通り抜ける方法が2つある。
「ウサギずきん」と木箱で突破
通路で通せんぼしている子どものギリギリ横に立ち、壁にくっつくように木箱を置く(このとき、リンクと木箱が重なっている状態になっていること)。
その後、「ウサギずきん」を装備して、子どもと壁の間に突っ込むと、強引に通せんぼの横をすり抜けて天文台に行くことができる。
一度天文台に抜けてもう一度通路に戻ると、通せんぼの子どもが消え、以後自由に出入りできる。
バク転で突破
通路前で通せんぼしている子どもに向かって、「しゃべる」のアクションが出ないくらいの位置からバク転をし、壁にこするようにして子どもの横まで行くと、バク転をしながら子どもの横をすり抜けることができる。
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目次 - Contents
- 『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』の概要
- 『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』のあらすじ・ストーリー
- スタルキッドたちとの出会い
- 月の落下と繰り返す3日間
- ムジュラの仮面との対決
- 『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』のゲームシステム
- 3日間システム
- 仮面・お面
- サブイベントとボンバーズ団員手帳
- ボンバーズ団員手帳
- Z注目システム
- その他
- 『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- リンク (Link)
- ゼルダ姫 (Princess Zelda)
- スタルキッド (Skull Kid)
- チャット (Tatl)
- トレイル (Tael)
- エポナ (Epona)
- ムジュラの仮面 (Majora's Mask)
- しあわせのお面屋 (Happy Mask Salesman)
- 四巨人 (Four Guardians)
- クロックタウンとタルミナ平原の関連人物・キャラクター
- ボンバーズ (Bombers)
- アンジュ (Anju)
- カーフェイ (Kafei)
- ドトール (Dotour)
- アロマ (Aroma)
- ムトー (Mutoh)
- バイセン (Viscen)
- トト (Toto)
- ゴーマン座長 (Gorman)
- ローザ姉妹 (Rosa Sisters)
- グル・グル (Guru-Guru)
- マニ屋のおじさん (Man from Curiosity Shop)
- ポストマン (Postman)
- シカシ博士 (Professor Shikashi)
- カカシ (Scarecrow)
- カマロ (Kamaro)
- ミルクロードの関連人物・キャラクター
- ロマニー (Romani)
- クリミア (Cremia)
- ナデクロさん
- ゴーマン兄弟 (Gorman Brothers)
- ウッドフォールの関連人物・キャラクター
- デク王 (Deku King)
- デク姫 (Deku Princess)
- 執事 (Deku Butler)
- ケポラ・ゲボラ (Kaepora Gaebora)
- スノーヘッドの関連人物・キャラクター
- ダルマーニ3世 (Darmani III)
- 長老 (Goron Elder)
- 長老の息子 (Goron Elder's Son)
- ズボラ/ガボラ (Zubora/Gabora)
- グレートベイの関連人物・キャラクター
- ダル・ブルー (The Indigo-Go's)
- ミカウ (Mikau)
- ルル (Lulu)
- ジャパス (Japas)
- エバン (Evan)
- ディジョ (Tijo)
- アベール (Aveil)
- イカーナの関連人物・キャラクター
- イカーナ王 (King Igos du Ikana)
- スタル・キータ (Skull Keeta)
- シャープ&フラット
- シロウ (Shiro)
- サコン (Sakon)
- パメラ (Pamela)
- パメラの父 (Pamela's Father)
- フィールドやダンジョンの敵
- チュチュ
- デクババ
- スタルチュラ
- 大スタルチュラ
- スタルウォール
- 黄金のスタルチュラ
- オクタロック
- ダイオクタ
- キース
- 青バブル
- 赤バブル
- ウルフォス/ホワイトウルフォス
- グエー
- ドラゴンフライ
- ヒップループ
- オコリナッツ
- ジャイアントビー
- スナッパー
- ドドンゴ
- テクタイト
- イーノー
- ライクライク
- スカルギョ
- デスプレコ
- シェルブレード
- ディープパイソン
- デキシーハンド
- 本物のボムチュウ
- ネジロン
- スタルベビー
- ポウ
- ギブド
- リーデット
- ガロ
- フォールマスター
- フロアマスター
- ビーモス
- アモス
- デスアモス
- アイゴール
- タックリー
- 中ボスとして登場する敵
- ダイナフォス
- ゲッコー
- ウィズローブ
- 海賊剣士
- ワート
- マッドゼリー
- メグ/ジョオ/ベス/エイミー
- アイアンナック
- ビッグポウ
- イカーナ王
- ボス・ガロ
- ゴメス
- ボスとして登場する敵
- 密林仮面戦士オドルワ(みつりんかめんせんしおどるわ)
- 仮面機械獣ゴート(かめんきかいじゅうごーと)
- 巨大仮面魚グヨーグ(きょだいかめんぎょぐよーぐ)
- 大型仮面虫ツインモルド(おおがたかめんちゅうついんもるど)
- ムジュラの仮面
- その他
- 大妖精 (Great Fairy)
- チンクル (Tingle)
- 『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』のアイテム
- 装備アイテム
- コキリの剣
- フェザーソード
- 金剛の剣
- 勇者の盾
- ミラーシールド
- Cボタンにセットして使用するアイテム
- デクの実
- デクの棒
- 勇者の弓
- 炎の矢
- 氷の矢
- 光の矢
- フックショット
- バクダン
- ボムチュウ
- 大バクダン
- 時のオカリナ
- 魔法のマメ
- あきビン
- 赤いクスリ/緑のクスリ/青いクスリ
- ミルク
- シャトー・ロマーニ
- まことのメガネ
- 写し絵の箱
- 大妖精の剣
- 仮面・お面
- デクナッツの仮面
- ゴロンの仮面
- ゾーラの仮面
- 巨人の仮面
- 鬼神の仮面
- ポストハット
- 夜更かしのお面
- バクレツのお面
- 石コロのお面
- キータンのお面
- ブレー面
- ウサギずきん
- ゲーロのお面
- ブーさんのお面
- ロマーニのお面
- 座長のお面
- カーフェイのお面
- まことのお面
- カマロのお面
- ギブドのお面
- ガロのお面
- 隊長のボウシ
- めおとの面
- 大妖精のお面
- その他のアイテム
- マップ
- コンパス
- 小さなカギ/ボス部屋のカギ
- はぐれ妖精
- 砂金
- オドルワの亡骸/ゴートの亡骸/グヨーグの亡骸/ツインモルドの亡骸
- つりぼり券
- 大妖精から授かる力
- 魔力
- 魔力強化
- 大回転斬り
- 防御力強化
- 大妖精の剣
- オカリナのメロディ
- 時の歌 (Song of Time)
- 時の逆さ歌 (Inverted Song of Time)
- 時の重ね歌 (Song of Double Time)
- エポナの歌 (Epona's Song)
- いやしの歌 (Song of Healing)
- 大翼の歌 (Song of Soaring)
- 嵐の歌 (Song of Storms)
- 録音案山子の歌 (Scarecrow's Song)
- 目覚めのソナタ (Sonata of Awakening)
- 半分だけの子守唄 (Lullabye Intro)
- ゴロンのララバイ (Goron Lullabye)
- 潮騒のボサノバ (New Wave Bossa Nova)
- ぬけがらのエレジー (Elegy of Emptiness)
- 誓いの号令 (Oath to Order)
- 『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』の用語
- ダンジョン
- ウッドフォールの神殿 (Woodfall Temple)
- スノーヘッドの神殿 (Snowhead Temple)
- グレートベイの神殿 (Great Bay Temple)
- ロックビルの神殿 (Stone Tower Temple)
- 世界観
- クロックタウン
- ロマニー牧場
- ウッドフォール
- スノーヘッド
- グレートベイ
- イカーナ
- 刻のカーニバル
- 四巨人
- 四界
- 『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
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