宮崎駿の引退会見一問一答まとめ【スタジオジブリ】

2013年9月4日に行われた宮崎駿の引退会見。ここでは会見での質問と回答をまとめました。子供達へ向けたメッセージや引退後の予定、ジブリの中で一番思い入れのある作品についてなど、宮崎駿の言葉をそのまま紹介していきます。

公式引退の辞 宮崎駿
ぼくは、あと10年は仕事をしたいと考えています。自宅と仕事場を自分で運転して往復できる間は、仕事をつづけたいのです。その目安を一応“あと10年”としました。

もっと短くなるかもしれませんが、それは寿命が決めることなので、あくまでも目安の10年です。

ぼくは長編アニメーションを作りたいと願い、作って来た人間ですが、作品と作品の間がずんずん開いていくのをどうすることもできませんでした。要するにノロマになっていくばかりでした。

“風立ちぬ”は前作から5年かかっています。次は6年か、7年か……それではスタジオがもちませんし、ぼくの70代は、というより持ち時間は使い果たされてしまいます。

長編アニメーションでなくとも、やってみたいことや試したいことがいろいろあります。やらなければと思っていること――例えばジブリ美術館の展示――も課題は山ほどあります。

これ等は、ほとんどがやってもやらなくてもスタジオに迷惑のかかることではないのです。ただ家族には今までと同じような迷惑をかけるようになりますが。

それで、スタジオジブリのプログラムから、ぼくをはずしてもらうことにしました。 ぼくは自由です。といって、日常の生活は少しも変わらず、毎日同じ道をかようでしょう。土曜日を休めるようになるのが夢ですが、そうなるかどうかは、まぁ、やってみないと判りません。

ありがとうございました。

以上

2013,9,4

宮崎監督の引退会見

公開中のアニメーション映画「風立ちぬ」を最後に引退することが明らかになった宮崎駿監督(72)は6日午後2時から、東京都内で記者会見を開いた。

出典: sankei.jp.msn.com

会見にはスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー(65)と星野康二社長(57)も出席。

出典: sankei.jp.msn.com

〈午後2時に会見は始まった。宮崎監督と鈴木プロデューサーが、報道陣からカメラの激しいフラッシュを浴びつつ登壇。黒いシャツに薄いグレーのジャケットを着た宮崎監督は淡々とした表情で口を開いた〉

出典: sankei.jp.msn.com

宮崎「質問をしていただければ何でもこたえる形で…。一言。ぼくは何度も辞めるといって騒ぎをおこしてきた人間なので、『どうせまただろう』と思われているんですけれど、今回は本気です(笑)。」

出典: sankei.jp.msn.com

--引退に当たって子供たちへのメッセージを

宮崎「うーん、そんなにかっこいいことはいえません。機会があったら、私たちの映画を見てくだされば、何かが伝わるかもしれません」

出典: sankei.jp.msn.com

--長編の監督を辞めるということか。今後やりたいと思っていることは

宮崎「(映画を)やらない自由もあるんです。でも、車を運転できる限り、毎日アトリエには行こうと思っています。まだ休息を取らなければいけない時期なので、これから(やりたいことが)わかってくるんだと思うんですが…。ご理解ください」

出典: sankei.jp.msn.com

--映画「風の谷のナウシカ」の続編についての考えは

宮崎「それはありません」

出典: sankei.jp.msn.com

--(韓国メディアの質問)韓国のファンに一言。また、ゼロ戦をめぐり、韓国で話題になっていることについての考えは

宮崎「映画を見ていただければ分かると思っていますので、いろいろな言葉に邪魔されないで、映画を見ていただけたらいいなと思います。いろんな国の方々が作品を見てくださっているのはありがたい。同時に『風立ちぬ』は、日本の軍国主義が破滅に向かっていく過程を舞台にしている。それについてのいろんな疑問は、家族からもスタッフからも出た。それに応える形で作品を作った。ぜひお金を払って映画を見てほしい」

出典: sankei.jp.msn.com

--今後、ジブリの若手監督作の監修や脚本などに関与するのか

宮崎「(予定は)ありません」

出典: sankei.jp.msn.com

--今回の引退宣言は、これまでの発言と何が違うのか

宮崎「『風立ちぬ』は『ポニョ』から5年かかった。その間、シナリオを書いたり漫画を書いたり、いろんなことをやっていましたが、やはり5年かかる。今、次の作品を考え始めると、5年じゃすまないでしょう。この年齢ですから。次は6、7年かかるかもしれない。僕はあと3カ月で73歳。(作品完成までに)80を過ぎてしまう。この前、83歳の半藤一利さんとお話をして、本当にいい先輩がいると思った。僕も83歳になってこうなれたらいいなと。だから(創作を)続けられたらいいと思いますが、今までの仕事の延長線上にはない。僕の長編アニメーションの時代ははっきり終わった。今後、やろうと思っても、それは年寄りの迷い言だと」

出典: sankei.jp.msn.com

--引退を決めたタイミングは

宮崎「よく覚えていないんですけれど、鈴木さんに『もうだめだ』といいました。鈴木さんは『そうですか』と。何度もやってきたことなので、鈴木さんが信用したかは分かりませんが、ジブリを立ち上げたときに、まさかこんなに長くやるとは思わず、何度も引き時を話してきた。『次は7年かかるかもしれない』という話に、鈴木さんもリアリティーを感じたんだと思います」

出典: sankei.jp.msn.com

鈴木「宮さんから話があったのは6月19日の後ではないか。これまでも『これが最後』という話があったが、今回は本気だな、ということを感じざるをえなかった。『ナウシカ』から30年。その間、いろいろありました。ジブリを続けていく間で、これ以上やるのはよくないんじゃないかとか…。僕も30年間、緊張がずっとあったと思う。それが今回、揺れた。別の言い方をすると、僕自身が少しほっとするところがあった。だから僕は、若いときだったらそれをとどめさせようという気持ちも働いたと思うが、ご苦労さまでしたという気分もわいた。それをみなさんに、いつどうやって知らせようかということは話し合いました。まず言わなきゃいけないのが、スタジオのスタッフに対して。『風立ちぬ』が公開して落ち着いた8月5日に伝えた。そして、映画の公開が一段落した時期に、みなさんにも発表できるかなと。そんな風に考えたことは確かです」

出典: sankei.jp.msn.com

--(台湾メディアの質問)台湾の観光客が日本を訪れた際、ジブリ美術館は外せない場所。引退後は旅行をかねて海外のファンと交流する予定はあるか

宮崎「美術館の展示については私も関わらせてもらいたいと思っている。自分も展示品になっちゃうかもしれませんが(笑)、ぜひ美術館におこしいただきたい」

出典: sankei.jp.msn.com

- 引退の発表についてはどのように決められたのですか?

zettaimuri2005
zettaimuri2005
@zettaimuri2005

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