マニアックなとなりのトトロの裏設定・都市伝説・トリビアまとめ

『となりのトトロ』とは、1988年に公開されたスタジオジブリ制作の長編アニメーション映画。宮崎駿による長編アニメーション映画第4作である。この『となりのトトロ』には、実際に起きた事件が物語のベースになっているという噂や、トトロは死神でサツキとメイは実は生きていなかった説など、さまざまなトリビアや小ネタ、裏設定・都市伝説などが存在する。ここでは、ジブリファンなら知っておきたいトリビアや小ネタ、裏設定・都市伝説などをまとめて紹介していく。

バスの行き先が「八国山」になっている

サツキとメイのお母さんが入院していた「七国山病院」は、狭山にあった「八国山病院」がモデルではないかという説。
七国山病院は、末期患者や精神病患者が入院する病院だったとされている。
そして、これを裏付けるように、作中ですれ違うバスの行き先が実際にある”八国山”となっている。
そのため、お母さんは精神病患者で、サツキとメイはすでに死んでいるため面会しない、という説も存在する。

お母さんの病気は結核

療養所に入院しているサツキとメイの母親は、一体何の病気にかかっているか。劇中では病名は具体的に出てこない。
しかし、物語の舞台となった場所にヒントがある。姉妹が住む「七国山」は、埼玉県所沢市の旧東村山の八国山緑地がイメージ元と言われている。ここには、結核患者を受け入れていたサナトリウムが存在していた歴史がある。
従って、サツキとメイの母親は結核患者だと見ることができる。

エンディングはサツキとメイが生きていた頃の回想説

全ての物語が終わった後、エンドロールで登場人物の”その後”が描かれるが、エンドロールに映る人物は全員少しだけ若いように見える。
そのため、お母さんの病気が治ったあとの後日談ではなく、病気になる前の”回想シーン”、過去の写真なのではないかという説がある。

サツキとメイ、お母さんの3人は、既に亡くなっているのではないか。さらに、この物語自体が家族に先立たれ、取り残されたお父さんの妄想=つまり頭の中の世界なのではないだろうか。
物語中盤でお父さんが書斎で原稿に何かを書いている。あれはお母さんの余命が残り僅かであった事を知っていたが為に自殺を考えており、その際に娘達に残す遺書だったとも言われている。
逆に、死んだ娘たちがこうなれば良かったと思ったことを小説にしていたという話や、死後の娘たちへ送る手紙だったという話もある。

ただし、エンディングをよく見ると、引っ越し先のわかりやすい形状の風呂に3人で入っている。また、トトロのアップリケ付きの服を着たさつきとメイが、エンディングに登場している。さらに、メイに成長の兆しが見受けられる。本編ではワガママなメイだったが、赤ん坊や小さい子を気に掛けていた。また、引っ越しの片付けの時にはあまり役立っていなかったが、おばあちゃんのお手伝いをしているシーンもある。
さつきが他の子と遊んでいるのは、お母さんが退院して、母親替わりをしなくてもよくなったためだと考えられる。
このような描写があるため、実際には本編のその後の話だと言えるだろう。

『となりのトトロ』は1958年が舞台

『となりのトトロ』の公式設定では昭和30年代ということになっている。しかし、サツキとメイの母親の病室にあるカレンダーには8月21日(木曜日)と記載がある。
昭和30年代で8月21日が木曜日となるのは実は昭和33年しかない。

初期設定では大トトロ1302歳・中トトロ679歳・小トトロ109歳

初期の設定では、大トトロは「ミミンズク」で1302歳、中トトロは「ズク」で679歳 、小トトロは「ミン」で109歳だった。なお、大トトロの体重は約2200kgである。

大トトロの名前はミミンズク

大トトロの本当の名前はミミンズク。中トトロの名前はズク、小トトロの名前はミンという。

ネコバスはバスに化ける前は籠屋に化けていた

「籠屋」というのはかごを作って売ることを業とする人のこと。しかしこの場合は、人を乗せて人力で運ぶ乗り物駕籠(かご)に化けていたと考えるべきだろう。

劇場用パンフレットの画像の謎の女の子

『となりのトトロ』の劇場用パンフレットの画像だが、サツキとメイの姿はなく、謎の女の子がトトロの隣に立っている。
服装や傘などは同じだがメイはいない。髪型がツインテールで顔もサツキとは違う。しかしこの少女はまぎれもなくサツキである。

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