【シャッター アイランド】誰も救われない…胸糞＆後味が悪いバッドエンド洋画19選【隣人は静かに笑う】

野戦病院のベッドで静かに横たわっている一人の男、ジョー。
第一次大戦中、彼はほとんどの器官を失う大怪我を負いここに運ばれ、暗闇の中で夢想する。

釣り好きだった父と過ごした日々や、出征前夜に恋人と交わした愛の営み。
やがて看護婦がジョーの胸に書き記した文字によって彼は外界との繋がりを持つのだが…。

戦争の暗闇を包み隠さず描く反戦争映画。

おすすめ度：★★★★☆
：A級

政府の手違いで家が競売物件となり、政変で祖国を追われた元大佐一家に奪われる形となったキャシー。
彼女は家族の思い出が詰まった家を取り戻そうとするが、大佐もこの家に最後の希望をかけていて…。

行き詰った二つの想いが交錯する作品。

おすすめ度：★★★☆☆
：A級

雨降りしきる大都会、殺人事件が発生し、現場に急行したベテラン刑事サマセットと新人ミルズ。
被害者の死因は食物の大量摂取による内蔵破裂で、殺人現場には”GLUTTONY＝大食”と書かれた文字が残されていた。

まもなく次の事件が発生し、殺害された凄腕弁護士グールドの血塗れの現場には、血で書かれた”GREED＝強欲”の文字。
サマセットは、犯人が”七つの大罪＝憤怒・嫉妬・高慢・肉欲・怠惰・強欲・大食”に基づいて殺人を続けていることを確信するのだが…。

衝撃の終幕を迎えるサスペンスの傑作。

おすすめ度：★★★★★
：A級

60年代アメリカ、女手一つで息子のジーンを育てながら工場で働いているセルマ。
周囲は理解と愛情を持つ人々に囲まれていたが、彼女は遺伝性の病のため視力が失われつつあり、ジーンも手術を受けない限り同じ運命を辿ってしまうのだった。そのために、内職もしてジーンの手術費用を貯えていた。
そんな中、ある日工場を解雇されてしまい、貯金まで盗まれていて…。

何もかも満ち足りている人などいない。
この映画はバッドエンドであり、ハッピーエンドとも言われる作品。

おすすめ度：★★★★★
：A級

1928年、ロサンゼルス郊外で9歳の息子ウォルターと暮らしていたシングルマザーのクリスティン。
ある土曜日、彼女は同僚に泣きつかれて断り切れずに休日出勤するのだが、帰宅するとそこに息子の姿はなく…。

実際にあった事件を基にしているだけに、実話という恐怖が襲い掛かる作品。

おすすめ度：★★★★★
：A級

1979年カリフォルニア、同性愛で恋に落ちた歌手を目指すショーダンサーのルディと弁護士のポール。
彼らは母親に見捨てられたダウン症の少年マルコと出会い、一緒に暮らすことを決める。

しかし、ルディとポールが同性愛者だということで法律と世間の偏見に阻まれ、マルコと引き離されてしまい…。

愛とは何かを問う、現代差別を描いた傑作。

おすすめ度：★★★★★
：A級