空の境界の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『空の境界』とは、奈須きのこによる長編伝奇小説、およびそれを原作とした劇場アニメや漫画作品。事故により2年間昏睡状態であった少女・両儀式と、その周辺の人物を巡る物語である。本作は、著者の奈須きのこ独特の言い回しが特徴となっており、登場人物・キャラクターのセリフにもその特徴がよく表れている。主人公である両儀式にも、「人生のある時期(中二病)にしか許されないポエムだだ漏れテキストだよ」と語られている。

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「ほんの少し――ほんの少しだけ、おまえよりの殺人衝動――」

「ほんの少し――ほんの少しだけ、おまえよりの殺人衝動――」とは、第二章「殺人考察(前)」などで語られる両儀式のセリフ。式が持つ「殺人衝動」や彼女の世界観を表す象徴的な言葉の一つである。

「私は、おまえを犯(ころ)したい」

「私は、おまえを犯(ころ)したい。」とは、第二章「殺人考察(前)」での両儀式のセリフ。赤い着物で雨の中佇む式に対し、幹也は腕を差し出した。それと同時に式は彼の腕を切る。逃げる幹也を追いかけ、ナイフの切っ先を彼の喉元に向けた式は、「コクトー、何か言ってよ」と言う。「僕は……死に……たく、ない――」と言う幹也に対して、式は「私は、おまえを犯(ころ)したい」と発言する。

黒桐幹也の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「式。君を――― 一生、許(はな)さない」

「式。君を――― 一生、許(はな)さない」とは、第七章「殺人考察(後)」での黒桐幹也の名セリフ。劇場版における同作のキャッチフレーズとしても使用されている。

「…ああ、もっと早く気がつけば良かった。殺すとまで言われた事なんか笑い飛ばせるぐらい、黒桐幹也は両儀式が好きなんだっていうことに。」

「…ああ、もっと早く気がつけば良かった。殺すとまで言われた事なんか笑い飛ばせるぐらい、黒桐幹也は両儀式が好きなんだっていうことに。」とは、第二章「殺人考察(前)」での黒桐幹也のセリフ。

「根拠はないんだ。けど、僕は式を信じ続けるんじゃないかな。…うん、君が好きだから、信じつづけていたいんだ。」

「根拠はないんだ。けど、僕は式を信じ続けるんじゃないかな。…うん、君が好きだから、信じつづけていたいんだ。」とは、第二章「殺人考察(前)」での黒桐幹也のセリフ。第二章では幹也の式へ対する恋愛感情にフォーカスが当たっているが、そのバックボーンもまた根拠のない確信に基づいている。終盤、夕日の教室で自分の式への感情を問われた幹也は、このように答えたのだった。

蒼崎橙子の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「学院時代からの決まりでね。私を”傷んだ赤色”(スカー・レッド)と呼んだ者は、例外なくブチ殺している。」

「学院時代からの決まりでね。私を”傷んだ赤色”(スカー・レッド)と呼んだ者は、例外なくブチ殺している。」とは、蒼崎橙子の名セリフ。怪物に喰われているアルバに言い放った、遅すぎた警告の言葉である。

「魔術師が無闇に魔法などと口にしてはいけないな。」

「魔術師が無闇に魔法などと口にしてはいけないな。」とは、殺したはずの橙子がタイムラグもほとんどなく現れたことに混乱したコルネリウス・アルバに対する蒼崎橙子の言葉である。

「君の俯瞰風景がどちらであるかは君自身が決めることだ。だがもし君が罪の意識でどちらかを選ぶなら、それは間違いだぞ。我々は背負った罪によって道を選ぶのではなく、選んだ道で罪を背負うべきだからだ」

蒼崎橙子のセリフ。原作では、以下のような文章になっている。

「…そうか。逃走には二種類ある。目的の無い逃走と、目的のある逃走だ。一般に前者を浮遊と呼び、後者を飛行と呼ぶ。君の俯瞰風景がどちらであるかは、君自身が決めることだ。だがもしきみが罪の意識でどちらかを選ぶのなら、それは間違いだぞ。我々は背負った罪によって道を選ぶのではなく、選んだ道で罪を背負うべきだからだ。」

「なんてお決まりの台詞はよしてくれよコルネリウス 器が知れるぞ。あまり、私を失望させないでくれ。」

蒼崎橙子のセリフ。原作では、以下のような文章になっている。

「おまえは死んだはずだ、なんてお決まりの台詞はよしてくれよコルネリウス
器が知れるぞ。あまり、私を失望させないでくれ。」

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