宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち(アニメ・小説)のネタバレ解説・考察まとめ

『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』とは日本にSFブームを巻き起こす先端となった『宇宙戦艦ヤマト』のリメイク作品にあたる『宇宙戦艦ヤマト 2199』の続編である。
時に西暦2202年、宇宙戦艦ヤマトの活躍により青い姿を取り戻した地球はガミラスと平和条約を結び、復興の一途を辿っていた。そんな中、戦力増強に舵を切る地球連邦軍に不満を抱いていた旧ヤマト乗組員たちに女神テレサからのメッセージが届く。今再び、全宇宙の命運をかけてヤマトは旅立とうとしていた。

古代アケーリアス文明の遺跡
宇宙戦艦ヤマト2202 第四章参照

太鼓に存在した星間文明で宇宙全体に人類の種を蒔いたとされる超古代文明。イスカンダルの航海で使用したバラン星のワープゲートやガトランティスの本拠地である "滅びの方舟" を作ったとされる。
あらゆる人類の起源が共通という設定は旧作では『宇宙戦艦ヤマト 完結編』の回遊惑星アクエリアスに相当する。

反波動格子(はんはどうこうし)

反波動格子
宇宙戦艦ヤマト2202 第三章参照

波動エンジンに干渉し、出力を制御する機構。惑星シュトラバーゼでガミラス艦と合流した際、キーマンが入手、ヤマトに仕込んだ。
除去は困難であるとされたが、真田によってこのシステムを利用したトランジット波動砲が考案され、波動砲艦隊の一斉発射をも上回る威力となった。

ゴレム

ゴレム
宇宙戦艦ヤマト2202 第七章参照

ゼムリア人によって作られたガトランティスに対する安全装置。起動、または破壊することによって全宇宙のガトランティス人を構成する人造細胞を破壊する。
ゼムリアで反乱を起こした際にズォーダーが確保し、現在は都市帝国の中枢でズォーダーの玉座が設置されている。

滅びの方舟

滅びの方舟
宇宙戦艦ヤマト2202 第五章参照

古代アケーリアス文明の遺産。悪しき種へと人類が進化した時に備えた安全装置で人のみが起動できるとされる。一度起動すれば宇宙に存在するあらゆる生命体を抹殺する目的で動き出す。サーベラーの複製体によって起動し、ガトランティスの本拠地となった。

英雄の丘

英雄の丘
宇宙戦艦ヤマト2202 第一章参照

初代ヤマト艦長、沖田十三が祀られている場所。佐渡をはじめとする旧ヤマト乗組員にとって心の拠り所となっている。

コスモウェーブ

超次元を伝播する波動で、物理的な距離を無視して意思伝達できる。テレサのメッセージもこう呼ばれており、ズォーダー、サーベラーなどの一部のガトランティス人も使用できる。デスラーが誘導した超新星爆発の残骸が飛び交う空間では使用できず、囚われたミルが使えなくなっていたことから、ガミラスではこれを遮断する方法が判明していると思われる。

トランジット波動砲

トランジット波動砲
宇宙戦艦ヤマト2202 第七章参照

反波動格子を利用した波動砲。一度きりの発射であるが通常の数乗倍のエネルギーが出るとされ、白色彗星戦で切り札になった。

重力アンカー

ヤマトに搭載されている慣性制御装置の一種。波動砲発射時の反動を打ち消すなど衝撃吸収能力があると思われる。今作ではデスラー砲による誘爆を利用してワープへ入る際に使用された。
旧作の『宇宙戦艦ヤマト2』では超重力の小惑星に囚われた際、波動砲の発射に重力アンカーのタイミングを合わせることで。反動を利用して脱出するシーンがある。

マグネトロンウェーブとアステロイドシップ

マグネトロンウェーブで岩塊をまとうヤマト
宇宙戦艦ヤマト2202 第三章参照

旧、アステロイドシップ / アステロイドリング。
イズモ計画の一部として用意されたシステムで、マグネトロン・プローブを岩塊へ打ち込み遠隔操作する。徳川が制御していることから機関部のシステムと連動していると思われ、地球を出発した直後のアンドロメダ戦や十一番惑星の岩盤制御、都市帝国侵入に際し使われた。

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