宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち(アニメ・小説)のネタバレ解説・考察まとめ

『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』とは日本にSFブームを巻き起こす先端となった『宇宙戦艦ヤマト』のリメイク作品にあたる『宇宙戦艦ヤマト 2199』の続編である。
時に西暦2202年、宇宙戦艦ヤマトの活躍により青い姿を取り戻した地球はガミラスと平和条約を結び、復興の一途を辿っていた。そんな中、戦力増強に舵を切る地球連邦軍に不満を抱いていた旧ヤマト乗組員たちに女神テレサからのメッセージが届く。今再び、全宇宙の命運をかけてヤマトは旅立とうとしていた。

徳川彦左衛門「エンジン出力制御ならず、しかし航行に支障なし」

最後の力を振り絞り、艦橋に報告する徳川機関長
宇宙戦艦ヤマト2202 第七章参照

第二十四話 ”ヤマト、彗星帝国を攻略せよ”にて都市帝国の猛攻を受けるヤマトで徳川機関長の放った最後の一言。絶命間際に告げられたこの一言こそがヤマトに最後の選択肢を与え、テレサを導く結果となった。

佐渡「こいつはただの機械じゃない、替えは利かんのじゃ」

平田に引き止められる佐渡
宇宙戦艦ヤマト2202 第七章参照

同二十四話にて自身を庇って大破したアナライザーに佐渡涙ながらに告げたセリフ。いたわるように近寄る佐渡に対し「先生…アリガトウ」と残してアナライザーは停止。医師として冷静な判断を下す佐渡が取り乱しており、人と機械を超えた二人の絆が映されたシーンであった。

古代「土方前艦長の命令を決行する」

亡くなった土方の指示を決行する古代
宇宙戦艦ヤマト2202 第七章参照

同二十四話にて瀕死の重傷を負った土方が残した作戦を聞き、次の艦長を任された古代が最初に放った命令。「未来を掴め」という土方の遺言に従い、都市帝国攻略のための指揮を取った。

斎藤「慌てず急いで正確にな」

キーマンを護衛する斉藤
宇宙戦艦ヤマト2202 第七章参照

第二十五話 “さらば宇宙戦艦ヤマト”にて "滅びの方舟" を止めるために立ち向かった斉藤がキーマンに向けて放った言葉。ガトランティスによる猛攻を受けながらも力強く告げた。

『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

地球帰還後のアナライザーの行方

アナライザー(AUO9)は前作の2199で「ヤマトの自立型サブコンピューター」とされている。しかしながら地球に帰還したヤマトは記念艦として軍籍を外された。ここで疑問となるのがアナライザーの存在だ。旧作シリーズでは地球にいる時は佐渡とともにいるシーンが多かったものの、リアリティが追求された本シリーズにおいては戦艦のサブコンピューターが自由に出歩いているのは少し説明が難しい。そこで本シリーズでは「アナライザーは軍の払い下げ品として佐渡に引き取られていた」としてこの点をクリアしている。作中では深く描かれなかった設定だが、佐渡とアナライザーの最後の掛け合いもこれを踏まえればより納得できる。

"ゆうなぎ" は土方の艦だった

金剛改型宇宙戦艦 "ゆうなぎ" は第一章第一話において古代が艦長を勤める戦艦であり、その活躍は司令本部でも取り上げられていた。しかし、旧作の『さらば』では十一番惑星近傍で土方が艦長を務めていた船であった。ヤマトが到着した時点でガトランティス艦隊に襲撃を受けていた土方は古代の手によって "ゆうなぎ" から救出されていた。

2202の表記

出典: m.media-amazon.com

本リメイクシリーズは「宇宙戦艦ヤマト+舞台となる西暦」という題名の付け方が行われてる。前作では西暦2199年、今作では2202年が舞台だ。しかし、注目すべきはこの2202という数字のうち、最後の2だけ大きく描かれていることにある。これは本作が旧作の「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」だけでなくTV版の「ヤマト2」も意識していることの表れである。

『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』の主題歌・挿入歌

出典: m.media-amazon.com

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 主題歌集

OP(オープニング):オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ『宇宙戦艦ヤマト2202』

宇宙戦艦ヤマト2202 第1章OP

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