バルーンファイト(Balloon Fight)のネタバレ解説・考察まとめ

『バルーンファイト』とは、任天堂が1984年11月に発売したアーケードゲームである。1985年1月22日にファミリーコンピュータ版が発売され、ファミコンミニやバーチャルコンソールなどでも復刻されている。ゲームモードは、敵を倒して面をクリアしていく「1-PLAYER GAME/2-PLAYER GAME」と、障害物を避けて風船を割り進んでいく「BALLOON TRIP(バルーントリップ)」の2種類がある。シンプルながら奥深いゲーム性が魅力のアクションゲームである。

鳥のような顔をした敵キャラクター。風船を一つ付けている。
魚

水の中にいる大きい魚。主人公や敵が水の部分に近づくと出現し、食べようとする。
バルーンファイトの用語
雷

「1-PLAYER GAME」「2-PLAYER GAME」では、一定時間経過後、雲から雷が発生する。雷は画面内を動き回り、画面端に行くと跳ね返る。「BALLOON TRIP」では動く雷と静止した雷がある。
グルグル

空中に設置されたダンベル状の物体。ぶつかってもゲームオーバーにはならないが、跳ね飛ばされる。
シャボン玉

敵が水中に落下すると、倒した場所からシャボン玉が出てくる。シャボン玉を割ると特典が得られる。
バルーンファイトの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
『バルーンファイト』の元ネタは『ジャウスト』

『バルーンファイト』はアメリカのアーケードゲーム『ジャウスト』(1982年)を元に制作された。もともとハル研究所が任天堂の下請けとして『ジャウスト』のファミコン移植を手がけており、ROM完成まで至っていたものの、権利関係の問題で開発元と折り合いが付かずにお蔵入りとなった。そのため、急遽ゲームシステムをアレンジして『バルーンファイト』として発売することになったという。
海外でも人気

『バルーンファイト』は、実は2が発売されていたという噂があったくらい人気があった。本当かどうかは定かではないが、アメリカでも人気があったため、アメリカでは発売されていたという。
協力プレイのはずが対戦ゲームに
このゲームの楽しみ方は、まさに『アイスクライマー」と同じ。本来、このゲームはプレイヤー同士で協力をしながらプレイしていくゲームだが、いざ友達とプレイをはじめると完全に対戦ゲーム化してしまう。自分たちでこのゲームの楽しみ方を最大限に生かすことのできるのだ。
そして、『アイスクライマー』と同様でクリアすればきっと何かあるはず、と期待してクリアをしても、結果はループするだけ。しかし1人でクリアは難しいため、結果的に協力してプレイをするゲームになってしまうのだ。