メルルのアトリエ 〜アーランドの錬金術士3〜(A13)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『メルルのアトリエ 〜アーランドの錬金術士3〜(A13)』とはガストから発売されたPlayStation3用RPGゲームで『トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士2〜』の続編である。
辺境の小国アールズの姫メルルは、アーランド共和国から派遣された錬金術士の少女トトリに弟子入りする。親の反対を押し切り、錬金術を学んで王国の国益向上と開拓事業に奮闘するメルル。
アーランド共和国と完全合併する5年後までに、アールズを大きく成長させていく物語である。

メルルがアトリエで仕事をしていると、ライアスが訪ねてきて執務室に行くよう指示される。メルルが執務室にいるルーフェスに声をかけると、アールズから東に行った所に「モディス旧跡」で飛竜の目撃情報があることを教えられる。古い文献によると、飛竜の行動範囲にアールズが含まれている為、国に被害が出る前に飛竜の討伐を課題としてルーフェスから提示された。ルーフェスはアーランドから飛竜調査の為にやって来たステルクに、メルルの護衛を既に依頼しており、合流してからモディス旧跡へ行く様に勧められた。
メルルが一旦アトリエに戻ると、ステルクが訪ねてきて、飛竜調査の終了と護衛の任務に就くことを報告する。これ以降ステルクを雇うことができる様になる。
モディス旧跡の中央区に向かうと、そこには大きな飛竜「ワイバーン」の姿があった。アールズに襲い掛かる前に、メルルは仲間と共にワイバーンに挑む。苦戦を強いられながらも、メルル達がワイバーンの撃破に成功し、その功績はかわら版で多くの国民に知らされた。

ヴェルス山の麓は以前にも開拓計画があったが、失敗していることが判明する

それから冒険を続けたメルルは、ヴェルス山という火山の麓に洞窟があるのを発見する。危険な場所だと判断したメルルは洞窟のことをルーフェスに報告する為、城の執務室へ向かう。ルーフェスにヴェルス山に洞窟があることを報告すると、今は沈静化しているが、以前は度々噴火して周囲に被害をもたらしている危険な場所であることが説明される。メルルはヴェルス山に良質な鉱石が眠っていると推測しており、「採りに行きたい」と頼むと、ルーフェスは火山活動の兆候が見られたら直ちにその場から非難し報告することを条件に洞窟への入場を許可した。メルルがヴェルス山の洞窟を探索すると、中には多くの珍しい鉱石がたくさん採れた。しかし、活火山の麓というだけあって周囲は酷い荒れ地で草木や動物の姿はほとんどない状態であることが分かった。
街に戻ったメルルは、並木通りで買い物がてら、フアナと開拓の話をする。「国民人口が増えることは喜ばしいことだが、食料の数や住居を立てる場所の確保が難しい」とメルルはフアナに悩みを打ち明ける。フアナは「ヴェルス山の辺りは荒れ地だが、土地だけはたくさんある」と紹介した。水道設備を整え、土地を豊かにすることができれば、ヴェルス山の周囲に新たな集落を造れるのではないかとメルルは考え始める。しかし、ヴェルス山の辺りは、以前デジエが開拓に着手するも火山活動が原因で失敗に終わった土地であることがフアナから説明された。
メルルはフアナから聞いた話をルーフェスに伝える為、城の執務室へ向かう。メルルからヴェルス山周辺の開拓について話を聞いたルーフェスは「現在火山活動は起きていないので、開拓を進めるのなら今が好機である」と教える。
ヴェルス山の付近に以前村だった「ユヴェルの麓」という場所への入場をルーフェスから許可されたメルル。早速現地に行ってみると、そこには廃屋が立ち並ぶ荒れ果てた廃村があった。メルルは開拓を進めてこの廃村を再び村として復興する為に開拓に乗り出すのだった。

目標となっていた国民人口3万人以上を達成し、成果を認めるデジエ

メルルの頑張りが実を結び、アールズの国民人口数は目標数の3万人を突破した。デジエはメルルを謁見室へ呼び出し、「メルルの錬金術のおかげでアールズは発展し、目標としていた国民人口3万人を達成できた」と伝える。当初の約束では、「3年以内に人口を3万人以上にできたら錬金術を続けて良い」となっていた。デジエは「今でも錬金術を続けていきたいと思うか?」と質問すると、メルルははっきりと「もっと続けていきたい」と力強く答える。メルルの熱意を受け取ったデジエは、約束通り、メルルが錬金術を続けるということを許可し、アーランドと合併する2年後までに、更なる国の発展を任せた。メルルは嬉しくなり、デジエにお礼を伝えると、トトリに報告する為アトリエに急いで帰っていった。
メルルの傍で控えていたルーフェスもメルルの努力と成長をデジエに報告し、「今後もメルルはアールズの発展に多大な貢献をしていくだろう」と確信していた。デジエもルーフェスの話とメルルの様子を見て、「国王である私よりも王族たる責務を果たしている」と感じており、アールズの未来を娘に託そうと考えていた。
アトリエに戻ったメルルはトトリに「これからも錬金術を続けられる許可をもらった」と説明すると、トトリは大いに喜んだ。そこへケイナがお祝いにと料理を持って訪ねて来たので、3人は夜遅くまで宴会を楽しむ。楽しい時間を過ごしていたが、いつの間にか眠ってしまっていた様で、メルルが目を覚ましたのはまだ夜更けだった。夜風に当たる為アトリエを出て街の中を散歩するメルル。気が付くと、城の屋上まで来てしまっていた。
屋上から街を見渡すと、この3年間で自分がしてきた開拓や仕事の数々を思い出し、感傷に浸る。最初は退屈な生活に飽き飽きして逃げる様に錬金術を始めたが、今ではその錬金術で国を発展させていく大事な仕事を担っていることに不思議な気持ちをメルルは抱いていた。目標を達成し、錬金術を利用して自由に開拓を進められるようになったメルルは、改めて自分が何をしたいのか考え直す。「今はまだ新たな目標を持てないが、毎日一生懸命に仕事を続けていけばいつか自分のやりたいことが見えてくるだろう」とメルルは思い、明日からも前向きに錬金術を続けていくことを決意するのだった。

4年目 延長戦

メルルはエスティと一緒にケイナやルーフェスの普段の様子を観察しに出かける

ある日、街の中でエスティに出会う。エスティはジオに命じられてアールズに住む国民の生活ぶりを調査する仕事をしていた為、エスティの仕事に興味を持ったメルルがエスティに同行を求める。エスティは「この国の王族として、メルルも国民のことを知ることは大事」と思い、メルルの同行を許すと、ケイナやルーフェスの普段の様子を隠れて観察して回る。
自分と親しい人達の普段の生活や仕事の様子を見たメルルは、みんなが自分や国の為に一生懸命頑張ってくれているということを改めて知り、感謝の気持ちを募らせる。そして、自分もまわりの人々からの期待に応えられる様に国の開拓や錬金術の勉強をもっと頑張っていかなくてはいけないと改めて考えていた。

森の大精霊を倒すとエントの森は移動しなくなる

いろいろな所に出かけ、冒険にも慣れてきたメルル。そんな時に「エントの森」が街のすぐ近くまで移動してきた。以前、ルーフェスに「エント内部は非常に危険である為、腕に覚えない者が立ち入ってはいけない」と忠告されていたが、モディス旧跡の飛竜討伐や遠方にあるヴェルス山の調査を経験したメルルには、エントの森に入ってみたいという好奇心が芽生えていた。
護衛を連れてエントの森の内部に侵入すると、中は複雑に木の枝が絡み合う非常に険しい森となっていた。森の中に棲みついているモンスターも非常に強く、何度か苦戦を強いられながらも奥地へと進んでいった。メルルが考えていた通り、森な内部には希少な素材がたくさんあり、上機嫌で採取を続けていた。
絡み合う木の枝を登って頂上まで辿り着くと、そこには「森の大精霊」と呼ばれる巨大な樹のモンスターが待ち構えていた。森の大精霊の口の中に大きな謎の結晶が見えたので、この結晶が森を動かしている原因ではないかとメルル達が考え、破壊を試みる。高いHPと防御に苦戦しながらも、樹の弱点である火属性のアイテムを中心に攻撃することで、なんとか結晶の破壊に成功する。すると、今まで活発に動いていた森の大精霊は動かなくなり、エントの森自体もその場から動かなくなってしまった。
本来の森の姿に戻ったエントの森。森の大精霊がいた辺りでは、「ロイヤルクラウン」や「ご神木の葉っぱ」と言った希少な素材がたくさん採取でき、メルルは大喜びでアトリエに戻っていった。

メルルはリザードの親玉をたった1人で倒してしまう

メルルが採取から街に戻ると、騒ぎが起きていた。近くにいたフアナに事情を聞くと、アーランドからのキャラバン隊がアールズに来る途中でリザードの群れに襲撃されたことが判明する。キャラバン隊の人々はなんとか逃げられて無事の様だが、運んでいた積み荷が全てダメになってしまったらしい。そこへルーフェスが事件の詳細をメルルに伝えにやって来る。目撃者の話では、リザードの群れはモディス旧跡の方にあるとのことだったので、メルルは早急に討伐へ向かうことを決める。
モディス旧跡に到着すると、そこには多くのリザードが棲みついていた。何匹か倒して奥へ進むと、メルルと同じ目的でやって来たマスク・ド・Gと遭遇する。まだまだリザードは残っていると教えられ、手分けして倒していくも、数が多すぎてキリがなかった。そこで、メルルは他の方法を考えて実行しないと全滅はできないと考え、一度アールズに戻ってルーフェスに報告と相談する。メルルから相談を受けたルーフェスは、まずアールズの防衛の要である東の砦に兵士と武器を送り、リザードが街を襲撃しない様に対策することを提案する。兵士の増員はルーフェスが執り行い、メルルはリザード対策用に武器を造って東の砦納品することを依頼された。
メルルはホムにも手伝ってもらって、東の砦に武器を納品する。リザード対策は完了したが、メルルは自分自身も強くなる必要があると考え始めていた。
城門前でステルクの姿を見かけたメルルはステルクならば戦いの稽古をつけてくれるのではないかと考え、声をかける。ステルクはメルルの考えに納得すると、「自分にできる限りのことをしよう」と答えて特訓に付き合ってくれる様になる。ステルクはメルルに自信を付けさせたいと思い、1対1で勝負するよう申し出る。手加減されていたとは言え、メルルはステルクとの一騎打ちに勝利する。ステルクはメルルの強さを褒めるが、舞い上がったメルルはステルクに勝ったことで「自分は1人でも十分強い」と思い込むようになってしまった。
数日後、メルルが執務室へ行き、ルーフェスにリザードの動向を尋ねる。すると、アールズに向けて進行していたが、東の砦の防御が固い為にそこから進行できずにいることと、進行できないことに苛立ったリザードの親玉が前線に出現するようになっていることが判明した。親玉さえ倒せれば、後は統制を失って住処へ帰っていくだろうと推測し、メルルは自分が親玉を倒しに行くと申し出る。しかし、ルーフェスはリザード討伐隊を現在結成中だと説明し、メルルには東の砦の更なる増強を頼む。メルルはルーフェスの指示に従い、砦の増強をする為の材料を納品することを約束する。
東の砦に物資を納品し、守りを強化することには成功したが、メルルは自分の手でリザードの親玉を倒したいと考えていた。モディス旧跡へ行ってみると、相変わらずリザードがそこら中におり、倒しながらリザードの親玉を探す。そして、開けた場所に出ると、そこに強そうなリザードを見つけ、親玉だと思ったメルルは自分の実力を量る意味で一騎打ちをする。強力なアイテムを利用して戦った結果、メルルはリザードの親玉をたった1人で倒してしまった。そのまま街に戻ると、すでにリザードの親玉をメルルが倒したという情報は街中で話題になっていた。

5年目 アーランドとの合併目前

メルル達に変わって、自ら若返りの薬の実験台になったハゲル
背格好は変わらないが、僅かに髪が生えたことでハゲルは「毛生え薬」だと勘違いし始める

メルルがトトリと共にアトリエで過ごしていると、唐突にアストリッドが訪ねてくる。アストリッドはメルルに「大事な話があるので自分の研究所に来るように」とだけ伝え帰っていった。嫌な予感がしつつも、メルルは覚悟を決めてアストリッドの研究所兼自宅へ向かう。メルルがアストリッドの下へ到着すると、アストリッドは錬金術の未来についてメルルに尋ねる。メルルは「錬金術の発展を望んでいる」と答えると、アストリッドは「それならば、その錬金術の発展の為に実験台になってもらう」と発言したので、メルルは驚く。アストリッドは自身も若返りの薬を飲んで若返っている為、その後遺症として一部の記憶がなくなっており、若返りの薬のレシピも断片的にしか覚えていなかった。自分が残していた資料を頼りに若返りの薬の試作品を作ったのでメルルに飲んでもらって成功しているのか確かめようとしていたのだった。それを聞いたメルルは怖くなって実験台になることを拒否してアストリッドと押し問答をしていると、その弾みで薬の瓶が割れて中身がこぼれてしまう。この薬には滅多に手に入らない貴重な素材が使われていたらしく、同じものはもう作れないと嘆くアストリッド。
事故とは言え、薬をダメにしてしまったメルルは責任を感じてアストリッドに素直に謝るが、「言葉だけの謝罪では取り返しがつかない。行動で示してもらわなくては」とアストリッドは発言する。アストリッドはメルルに「今ダメにした若返りの薬をメルル自身の手で再現して作ってもらう」と言い、メルルの錬金術士としての力量を量る為、エリキシル剤を改良してより効果の高い回復薬の調合を課題として出す。既存アイテムのレシピ改良はやったことなかった為、やり方が分からずメルルは途方に暮れてしまう。
仕方なくアトリエに戻ってトトリに相談してみる。するとトトリは「レシピの改良は、普段の調合で、使う素材の特性を考えて組み合わせを決めることと変わりない。材料選びに気を付ければ改良はできる」とヒントを与えた。それを聞いたメルルは新しい素材の組み合わせが閃いたらレシピ改良に挑戦してみようと決意するのだった。
そして数日後、エリキシル剤のレシピを改良してメルルはオリジナルの回復薬「メルキシル剤」を完成させた。アストリッドの下にメルキシル剤を持って行くと、アストリッドはメルルの錬金術士としての実力を認め、若返りの薬を作る為の素材の一部を説明する。非常に入手困難な素材ではあったが、メルルの実力ならばなんとか入手して薬の作成ができるだろうとアストリッドは思っていた。メルルがアストリッドの教えた若返りの薬の材料を入手して持ってくると、改めてメルルに若返りの薬のレシピを手渡す。メルルが若返りの薬を作って持ってこれば、その効果を分析して逆の効果を発揮する薬の調合をしてロロナを元の姿に戻せると約束する。
メルルはレシピ通りに素材を集め調合すると、なんとか薬が完成する。トトリ達に集まってもらい、若返りの薬の完成を報告するが、実際に誰かが使わないと効果があるのか分からない。そこで、誰が実験台になって薬を飲むかで口論になってしまう。失敗していればどんな副作用が出るか分からないし、もし成功していたとしても、何歳まで若返るか予想がつかないからである。そこへ、傍で話を聞いていたハゲルが「もし若返ることができれば、昔抜け落ちてしまった髪がまた生えてくるのではないか」と考え、自ら実験台になることを申し出る。その場にいたメルル達は心配するが、ハゲルはメルルの作った若返りの薬を飲み干してしまう。背格好はほとんど変化がなかった為、薬の効果はないのではないかと思われたが、ハゲルの頭頂には短いながらも1本の毛が生えたことで、薬の効果は僅かではあるがしっかりあることが判明した。
ハゲルは諦めかけていた髪の復活に喜ぶが、メルルは自分の作った若返りの薬にはハゲルの髪を1本生やす程度の効果しかないことに落ち込んでいた。
アストリッドは「素材の分量を増やせばもっと効果のある薬が作れるだろう」とメルルを励ます。
そして、この薬を分析することで逆の効果をもたらす薬を作ることをメルル達に説明して自分の自宅へと帰っていった。

メルルは火山の化身を封印する決意をする

メルルがいつもの様にアトリエで調合をしていると、突然大きな地震が発生する。最近頻繁に地震が起こることに不安を感じるメルルだったが、今回の地震は激しい揺れがなかなか治まらないのでさらに不安を感じる。ようやく揺れが治まったところで、アトリエにルーフェスが訪ねてくる。メルルがルーフェスに地震のことを説明すると、ヴェルス山に火山活動の兆候が見られることが報告される。「ヴェルス山には昔から火山の化身である魔物が棲みついており、それが目覚めると地震の数と強さが増し、火山から噴煙が上がる」と文献に記されていた。そして、火山が噴火すれば火山の化身が完全に覚醒して周囲を荒野にするまで眠りに就かないことが判明する。
つまり、メルルが開拓していたユヴェルの麓の村は全て元の荒れ地に戻ってしまうということを指していた。ルーフェスの話では「火山の化身は100年以上の周期で眠りと覚醒を繰り返すが、今回の覚醒は前回から20年も経っていない」とのことだった。前回の覚醒では、二度と復活できない様に封印する計画が講じられて実行されたが、結果は短い眠りに就かせる程度のことしかできなかったことをメルルは知った。火山の化身は、溶岩の熱量を吸収して覚醒することが分かっているので、「完全に覚醒する前に火山の熱量を上回る冷気で冷却することができれば二度と火山の化身が覚醒できなくなるのではないか」とルーフェスは推測していた。
ルーフェスの推測を聞いたメルルは「そんなことできるのか」と尋ねるとルーフェスは珍しく答えることができず口を閉じたままだった。いつも必ず対策や解決策を講じているルーフェスが押し黙ってしまったことで、メルルは動揺し激しい口調でルーフェスを責めてしまう。近くで2人の話を聞いていたトトリがメルルを落ち着かせ、「私達は不可能を可能にする錬金術士である」と助言する。トトリの助言を聞いたメルルは自分達の努力次第で火山の化身を封印できるかもしれないと気付き、ルーフェスが自分達の力を頼ってこの話を聞かせたことを知る。メルルはルーフェスを責めてしまったことを素直に謝罪すると、錬金術で火山の化身を封印する為に努力することを誓うのだった。

火山の化身「エアトシャッター」を倒し、火山が沈静化したことを報告するメルル

メルルは身近な人達に冷気に関することや錬金術のことについて話を聞き、火山鎮静化のヒントを探す。ルーフェスにも話を聞こうと城の執務室へ向かうが、ルーフェスは留守だった。他にルーフェスがいそうな場所として、デジエのいる謁見室へ行ってみる。すると、そこではルーフェスとデジエが口論をしていた。
「今回のヴェルス山の火山活動を鎮静化できるのはメルルの錬金術である」と説得するルーフェスに、デジエは「メルルはこの国唯一の跡取りであるのに、そんな危険なことはさせられない」と反論する。自分のことで2人が言い争っていることに気付いたメルルは、2人の間に割って入り「自分は大丈夫。必ず火山の化身を封印してみせる」と宣言する。メルルの話を聞いたデジエは、観念してメルルに火山鎮静化に取り組むことを許可した。
街の人達から聞いた情報を整理しながら、アイテムのレシピを考えるメルルの下にルーフェスが訪ねてくる。ルーフェスはデジエの命令でメルルに1冊のノートを手渡しに来たのだった。そのノートには錬金術のレシピが書かれていた。何故錬金術士でもないデジエがこんなノートを所持していたのかメルルは不思議に思ったが、どうやら前回の火山の活性化時に対策として考えられたレシピであることがルーフェスから告げられる。このレシピのままでは、前回同様、数年間封印するだけの効果しかない為、このレシピを基により強力な効果をもつアイテムの作成が必要になる。しかし、大きなヒントを得ることができたメルルは大喜びでこのノートを受け取った。
レシピを基にメルルは「樹氷結晶」というアイテムを作成する。強力な冷気を発生させることができるが、このまま使っては前回と同じ結果に終わってしまうので、このアイテムを改良してさらに強力な冷気を発生させられる様にしなくてはならない。メルルが改良のことでトトリと相談していると、ロロナが「なんだか面白そう。手伝いたい」と話に入ってくる。メルルは困惑するが、トトリは「幼くなってもロロナ先生の錬金術士としての才能は本物だから手伝ってもらおう」と提案する。
3人はアトリエに籠ってレシピの改良を考える。しかし、想像以上に難航し、メルルは行き詰ってしまう。そこへロロナが「わからないところを見せて」とせがむので「子供が見てもわからないだろう」と思いながらもメルルはロロナに自分のノートを見せる。すると、ロロナは何かを理解した様でスラスラとペンを走らせ、いくつかの公式を完成させた。どの公式も理にかなったもので、メルルとトトリは改めてロロナが錬金術士として天才であると感じていた。3人で力を合わせ、なんとか翌日には樹氷結晶の改良レシピが完成する。
メルルは早速そのレシピを基に調合し、「フラクタル氷瀑弾」を作成する。理論上では、樹氷結晶の10倍近くの威力を引き出すことができるとなっているフラクタル氷瀑弾。使ってみないと効果は分からない為、メルルは早速仲間を連れてヴェルス山まで行き、火山の化身「エアトシャッター」と対峙する。メルルは調合したフラクタル氷瀑弾の力を利用しながら戦い、苦戦しながらもエアトシャッターの撃破し、火山の鎮静化に成功した。デジエやルーフェスに報告する為、急いで城へ戻り、2人に報告すると、デジエはメルルの功績を称えながらも「お前が無事に帰って来てくれたことが何よりも嬉しい」と優しく声をかけた。

アールズはアーランドと合併し、新たな第一歩を歩み始める

メルルの活躍で目覚ましい発展を遂げたアールズ。アーランドとの合併を3ヵ月後に控えたある日、アトリエにケイナとルーフェスがやって来て、「今日は合併記念式典の予行練習の日である」と伝える。合併記念式典はアールズがアーランド共和国と合併して新たなに歩み始める大事な式典であり、同時にアールズが王国として迎える最後の行事でもあった。王国がなくなりメルルは姫ではなくなるが、メルルは今までの生活を振り返り少し寂しい気持ちになっていた。しかしケイナは「たとえメルルが姫でなくなっても、ずっと一緒にいる」と声をかけ、今までと変わらない関係でいることを誓う。
そして、3ヵ月が経ち、遂にアーランドとアールズの合併の日がやってきた。ケイナがアトリエまで迎えにやって来る。しかし、メルルは「お世話になった人達に一言ずつお礼を言いながら城に向かいたいから1人で城へ向かう」と伝える。ケイナはその伝言をルーフェスやデジエに伝える為に城へ戻り、メルルは街でお世話になった人達に挨拶をして回った。
挨拶を済ませてから城へ行き、父親であるデジエの待つ謁見室へ向かう。デジエは、今日まで王族としての責務をはたして国の発展に尽力したメルルに感謝の言葉を告げると、1人の父親として娘の成長を嬉しく思うのだった。そして2人は国民の前に立ち、アーランドの首長ジオと共にアールズがアーランドと正式合併することを宣言した。こうして立派に成長したアールズはアーランドと合併し、メルルは姫ではなくなった。しかし、メルルには未練など全くなく、むしろ新しい未来に向かって走り出していける大きな可能性を感じていた。

『メルルのアトリエ 〜アーランドの錬金術士3〜』のエンディング

本作はマルチエンディングで、プレイヤーの行動次第で全部で10種類のエンディングが用意されている。
パッチVer2.02ダウンロードでエンディングが1つ追加された。

城での生活エンド

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「メルルのアトリエPLUS〜アーランドの錬金術師3〜」では、フアナさんが作ってくれるかわら版(新聞)というものがあります。かわら版は主に、主人公ヒロインであるメルルの活動記録に、コネタやコラムなどを加えたいわゆる新聞のようなものですが、その内容は見ているだけでも非常に面白いものなのです。今回はそんな、かわら版をまとめてみました。(画像は全てうp主の自撮りです)

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②「メルルのアトリエPLUS」のかわら版(新聞)は見ているだけで面白いまとめ

②「メルルのアトリエPLUS」のかわら版(新聞)は見ているだけで面白いまとめ

「メルルのアトリエPLUS」のかわら版(新聞)①の続きです。記事や4コマ、下のコラムに至るまで、いろいろ気になるところがありますね。今回もめちゃくちゃ面白い内容が盛りだくさんです(笑)。どんな風にかわら版が作成されるか気になった方は、ぜひ本編をプレイしてみてくださいね(PS3、PSVITA)。(画像はうp主の自撮りです)

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歴代アトリエシリーズまとめ

歴代アトリエシリーズまとめ

ガスト(現在はコーエーテクモ)より発売されているやりこみ系調合RPGのアトリエシリーズ。 アトリエシリーズは2、3作品ごとに世界観などが違い、それぞれ特徴も違います。 その違いをそれぞれまとめてみました。 今やシリーズ全体では20を超え、どれから始めたらいいのかわからないという人も。 そういう人の参考にもどうぞ。

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アトリエシリーズ主人公の徹底解説まとめ

アトリエシリーズ主人公の徹底解説まとめ

「アトリエシリーズ」とは、「錬金術」を題材としたRPGゲームである。発売元はコーエーテクモゲームスのガスト(旧・株式会社ガスト)。ほとんどの作品名の中に「アトリエ」という言葉が入ることから「アトリエシリーズ」と呼ばれている。主人公の多くが少女であり、作品名である「○○のアトリエ」の○○の部分に名前が入ることが多い。

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アトリエシリーズの攻略サイトまとめ

アトリエシリーズの攻略サイトまとめ

『アトリエシリーズ』では「錬金術」をテーマに様々な物語が紡がれる。『アトリエシリーズ』の中でもシステム、作風などの違いからさらにいくつかのシリーズに細分化されていて、とっつきにくく感じる人も多いが、基本的にシリーズ同士にストーリーの関連性はないため、どの作品からプレイしても問題ないようになっている。 ここでは『アトリエシリーズ』の各作品の攻略サイトをまとめた。

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岸田メルが描くアトリエシリーズのイラストまとめ【ロロナ・トトリ・メルルのアトリエ】

岸田メルが描くアトリエシリーズのイラストまとめ【ロロナ・トトリ・メルルのアトリエ】

ゲーム『アトリエシリーズ』の中の、アーランドシリーズと呼ばれる『ロロナのアトリエ 〜アーランドの錬金術士〜』『トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士2〜』『メルルのアトリエ 〜アーランドの錬金術士3〜』の3作品ではキャラクターデザインをイラストレーターの岸田メルが担当している。ここでは岸田メルが描く、『アトリエシリーズ』のイラストをまとめた。

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《速報》「ソフィーのアトリエ」は全く新しいアトリエシリーズだった件

《速報》「ソフィーのアトリエ」は全く新しいアトリエシリーズだった件

発売延期等があったコーエー・テクモ様の大人気ソフト「ソフィーのアトリエ」が発売されて間もないですが、その内容は過去のアトリエシリーズとは大きく異なる新シリーズでした!従来の錬金術やワールドマップの採取等のアトリエならではの要素は引き継ぎつつも、よりアトリエシリーズを楽しめるように正統進化していたのです。今回はそのポイントを、ポイントとともにまとめてみました。(ネタバレ有り)

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エスカ&ロジーのアトリエの壁紙・画像まとめ【黄昏の空の錬金術士】

エスカ&ロジーのアトリエの壁紙・画像まとめ【黄昏の空の錬金術士】

『エスカ&ロジーのアトリエ 〜黄昏の空の錬金術士〜 DX』は『アトリエシリーズ』の第15作目にあたるRPGである。主人公の性別を選択でき、女主人公はエスカ・メーリエ、男主人公はロジックス・フィクサリオとなっている。あらすじ・ストーリーに大きな変化はない。 ここでは『エスカ&ロジーのアトリエ 〜黄昏の空の錬金術士〜 DX』の壁紙・画像をまとめた。

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アーシャのアトリエの壁紙・画像まとめ【黄昏の大地の錬金術士】

アーシャのアトリエの壁紙・画像まとめ【黄昏の大地の錬金術士】

『アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜』は『アトリエシリーズ』の14作目にあたるRPGである。薬師の少女アーシャが行方不明になった妹のニオを取り戻すために、錬金術と光る花の秘密を知る旅に出る様子を描いている。 ここでは『アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜』の壁紙・画像をまとめた。

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