Five Nights at Freddy's(FNaF)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Five Nights at Freddy's』とは、スコット・カーソンが開発したPC、及びスマートフォン用のホラーゲーム。略称はFNaF。日本語での読み方は基本的に「フナフ」で統一されている。プレイヤーはピザ屋の夜間警備員になり、機械人形の襲撃を潜り抜けながら、朝方まで生き延びることを目指す。

『Five Nights at Freddy’s』の概要

Five Nights at Freddy's - Trailer

『Five Nights at Freddy's』とは、スコット・カーソンが開発したPC、及びスマートフォン用のホラーゲーム。
このゲームの舞台は、アニマトロニクス(生物を模したロボット)のマスコットたちによるバンド演奏が人気のレストラン「Freddy Fazbear’s Pizza」。
プレイヤーはこのレストランで夜間警備員として五日間働くこととなる。しかし、「Freddy Fazbear’s Pizza」には恐ろしい秘密があった。夜になるとマスコットたちが凶悪化して人を襲うようになり、主人公の前任の警備員もそのせいで命を落としていたのだ。限られた電力の中でドアとライトを操作して、不気味なマスコットたちに殺されないようにしながら五日間生き延びらなければならない
また、特定のアニマトロニクスによる攻撃を防ぐために巻き上げておく必要がある「オルゴール」があるシリーズや通気孔を密閉することで攻撃を防ぐシリーズなどシリーズごとにゲームシステムが変化していく。
そして、プレーヤーは5日間生き残る必要があり、毎晩難易度が高くなる。

ゲームクリエイターのスコット・カーソンは、アメリカ在住のゲームクリエイター。このゲームの生みの親である。全作を通して「電話」の声を彼が当てており、若干聞きにくい、あの英語も味があるといえる。このゲームシリーズ以前に20作以上のゲームを制作しており、このゲームのファンは彼の作品に酔いしれているのだろう。中には彼が信仰している宗教を広めるために制作したゲームもあり、一癖あるゲームが好きなのかもしれない。
彼の発信は公式HPやSteam・Youtubeアカウントのみの発表だとされている。ほかのSNSではなりすましだと思って接したほうが身のためである。

『Five Nights at Freddy’s』のあらすじ・ストーリー

Steamで購入する際には、この画像がサムネイルとして表示されます。

プレイヤーはFreddy Fazbear's Pizzaの夜間警備として一週間働くことになる。
しかし、一つ問題があった。
その主人公が勤務するFreddy Fazbear's Pizzaのマスコット人形達は夜になると動き出し、襲ってくるのだ。
ライト、ドア、カメラ。あらゆる物を駆使し、君は5日間を生き残らなければならない。

だが、そのFreddy Fazbear's Pizzaには誰も知りえない、黒い秘密が存在している。

午前12時から6時までの間、ライト・監視カメラ・扉を駆使して襲い来るアニマトロニクスから生き残るという内容となっている。
簡単に言えば「だるまさんが転んだ」。アニマトロニクス(機械人形)の警備アルバイトに就業することになった主人公・マイクを操作して、監視カメラ、セキュリティドア、ドアライトなどを駆使し、夜になると独りでに動き出してくる人形達からの襲撃をかいくぐって、夜を過ごすゲームとなっている。
一晩が約10分ほどと、一回あたりのプレイ時間はそれほど掛からないものの、行動パターンがある程度決まっている人形達の動きを見極める洞察力や、電力を切らさないように機械を無駄なく使うリソース管理能力などが要求される。そのため、お手軽ながらも奥深いゲーム性を持っている。
メインモードは5日間だが、メインモードをクリアすると高難度の6日目、更にそれをクリアすると、ゴールデンフレディ以外のアニマトロニクスごとにAIレベル(難易度)を設定できるCustom Nightが解放される。

このゲームでは最初に電話がかかってくる、その電話の内容を熱狂的なファンたちは解読することで、このゲームのストーリーを把握していくことになる。以下がその全容。

一夜目

ハロー、ハロー?
あぁこれはな、君が初日を乗り切れるようにアドバイスを録音しているんだ。

俺は君の前任者だ。というか、今週で最後なんだけどね。
たぶん緊張してるだろうが、心配することはない。うん、君なら大丈夫だ。
だから、とりあえず最初の一週間を乗り切ることに集中しよう。な?

ええとだな、まず読まなくちゃいけない 「 歓迎のご挨拶 」 があるんだ。
ああ、そういう決まりなんでね。
ええと……。

『 Freddy Fazbear's Pizza へようこそ!
ここは子供も大人も楽しめる夢のような魔法の国。
当社はあらゆる損害に対し一切の責任を負いません。
万一、死亡事故等が発覚した場合、90日以内あるいは
あらゆる証拠物件とカーペットが速やかに『処理』された後に『失踪』届が出されます。……』

……以下省略。
今、酷い話だと思ったろうね、俺も同感だ。でも本当に何も心配することは無いからな。

ここのアニマトロニクスたちは夜になると少しばかりおかしな行動を取る。でも仕方がないだろ?
考えても見ろ。毎日くだらない歌を20年も歌わされ続けた挙句風呂にも入れないんじゃ、
俺だって夜くらいイラつくさ。
ともかく、彼らは子供たちの憧れだってことを忘れるな。彼らへの敬意を忘れるんじゃないぞ、いいな? よし。

そういうわけで気を付けて欲しいんだが、アニマトロニクスたちは文字通り徘徊することがある。
たしか、夜になると自動徘徊モードかなにかになるんだ。
あれだ……、あんまり長いこと動かさないでいると、自動制御機構(サーボ)の部品が固まってしまうらしい。
昔は昼間も歩かせてたんだが、'87年(1987年)に「噛み付き事件」があってな。
いやあ……前頭葉が欠けても生きていられるなんて、人間の体ってすごいよな?

それはともかく君の安全についてだな。
夜間警備員である君にとって、最も危険なのは実のところアニマトロニクスたちだろう。
閉店後の彼らは、きっと君を人間とは認識せず、スーツを脱がされた金属製内骨格(エンドスケルトン)と勘違いすると思う。
アニマトロニクスが内骨格を晒すのは当店のルール違反だから、彼らはきっと……、
君をFreddy Fazbearの着ぐるみの中にむりやり押し込めようとするだろう。

ただの着ぐるみだったら大したことじゃないんだが、頭部を中心に骨組みの梁やらワイヤーやら動作用機器やらが詰まっていてな。
だから、強引に被せられたら、束の間の不快感の後…………死ぬ。
あー、再び日の光を拝めそうなのは、目玉と歯くらいか……被り物の前側から飛び出す形でな、ははっ。

あ、うん、ウチはね契約するときにこういった話は一切しないんだよね。
まぁでも、初日は何事も起こらないはずさ。また明日話そう。

あー、監視カメラをチェックしつつ、絶対に必要な場合だけドアを閉じる事を忘れないように。
電力は節約しとけ。

それじゃ頑張ってくれ。良い夜を。

二夜目

あー、ハロー、ハロー?
これを聞いてるってことは2日目を迎えられたってことだな、うん、おめでとう!
Freddyと仲間たちは、週が進むにつれてアクティブになるんでな、今日は手短に話させてもらうよ。
ああ、俺が話してる間も、彼らが所定の位置にいるか確認しておくように。じゃないと、……な。

あー……興味深いことに、「Freddy本人」はあまりステージを離れない。
ただ、俺が聞いた話では、彼は暗闇の中では活発になるらしい。
だから、ほら、電力にはしっかり気を配っておけよ。

もう一つ、ドアライトの重要性について伝えておく。
監視カメラには死角がある。それがちょうどドアのすぐ外なんだ。
それで、何かまたは誰かをカメラで見つけられない場合は、ドアライトを使って必ずチェックするんだ。
対応できる時間は数秒くらいかもしれないが……。
あ、君が危険に曝される事が確定しているわけじゃないさ、もちろん。そういう意味で言ってるわけじゃないんだ。

それから、海賊の入り江のカーテンは時々チェックするように。
あそこの人形は、長いことカメラを見ていないときに活発になるという独特の性質がある。
注目されるのが嫌いなのかもな。よくわからんが。

とにかく、君ならうまくやれるだろう!
じゃ、またな。

三夜目

ハロー、ハロー?
おお、凄いな!大抵はこんなに長くはもたないよ。
いや、その……ええとだな……。普通ならもう異動してたりするからさ。
死んだってことでは無いよ。そ、そ、そういう意味じゃあないよ。
いや、すまない、無駄話はこれくらいにしよう。
今夜からが本番だからな。

あー……、そうだ、聞いてくれ。思いついたことがあるんだ。
もし捕まってしまっても、Freddyスーツに詰め込まれないようにする方法なんだが……
死んだふりをする!
まあ要は、ぐったりするんだ。
可能性の話だが、そうすることで空っぽの「ガワ」だと思ってくれるかもしれない。
ただな、ガワだと思われたら、今度は骨組みを詰め込まれる……かもしれない。
うまくいくかはわからないけどね。
いや、やっぱりいい。忘れてくれ。
捕まらないのが一番だ。

あー……うん、じゃあとは君に任せるよ。
じゃ、またな。

四夜目

ハロー ハロー?
よう!すごいな、四日目か。君ならできると思っていたよ。

あー…実はな、明日のメッセージは多分録音できない。(*ドアを叩く音*)
そ、その……マズいことになってしまってね。
こうなる前に、あらかじめ録音しておいて正解だったな……。

そうだ、頼みごとがあるんだ。(*ドアを叩く音*)
いつか、奥の部屋にある着ぐるみの中身を見てくれないか?(*ドアを叩く音*)
誰かが確認するまでは持ちこたえてみるつもりだ。何とかなるかもしれないし……。(*ドアを叩く音*)
い、いつも疑問に思っていたんだ、あそこに置いてある空の頭の中には一体何があるんだろうなって……。
(*闘牛士の歌*)

なぁ…(*うめき声*)ああ、しまっ…(*人形の叫び声*)

※後ろで、機械人形の誰かが扉を叩いている音がずっと聞こえる。
(ゲーム内では、Foxyは4回ほどドアを叩けば入り江に帰る。だが電話の向こうでは10回以上叩かれている。)

※人形の叫び声とあるが、声の主はGolden Freddy(アニマトロニクスの一つ)ではないかと噂されている。

五夜目

「大規模な農業開発があなたのより完全なすばらしいメカニズムの使用によって高速[*ノイズ*]ことは嘆かわしい。
植物成長に関し、様々な肥料の影響を示すため、早い実験で彼らの一部雇用を簡易化できないものか。
あなたは正しい。[*ノイズ*]の無数の使用法は、将来の[*ノイズ*]により行われる。
[*ノイズ*]は同時性の[*ノイズ*]をあまり知らない。それは創造的な[*ノイズ*]を備えるのに[*ノイズ*]だ。」

謎の電話が主人公にかかってくる。その不協和音のような声を逆再生したものが上記の文章。
※現時点で有力とされているものです

この文章は近世ヨーロッパにヨーガブームをもたらしたベンガル系インド人女性修行者パラマハンサ・ヨガナンダ
(Paramahansa Yogananda 1893-1952)の自伝『あるヨギの自叙伝』(Autobiography of a Yogi)からの抜粋といわれている。
※ヨギとはヨガ行者のこと。この自叙伝をばっさり要約すると「機械にも命は宿る」的なことが書いてある。

六夜目(最終日)

ハロー!休日出勤なんて聞いてないよな。そりゃそうだ。だってこのゲームのタイトルは「Five Nights at Freddy's」だからな。
まあ、来てしまったからには仕方ない。そう落ち込むな、給料は奮発してあげるからさ!

さて、第6夜の攻略についてだが、ここでも言う事は何も無い。必要なのは経験、腕、根気だ。
ただ、次へ向けての経験値稼ぎと言ったところか……。
100で終わるところは、90まで来て半分だと思いなさい、とでも言うか…… いや、何でもないさ。
まぁ、ここまで来れた君なら大丈夫だ!健闘を祈るよ!

最後まで一読していただけるとわかると思うが、かなり狂気的なイメージを感じる。
一部のファンはこの電話の内容のことを「悪夢の始まり」と呼び、このシーンからこのゲームは始まる。

『Five Nights at Freddy’s』のゲームシステム

このシリーズは、ホラーをテーマにしたビデオゲームで構成されており、プレイヤーは夜間の従業員になりきります。ゲームをクリアするためには、プレイヤーはさまざまなツールを使ってアニマトロニクスから身を守る必要があります。ただし、ほとんどの場合、プレーヤーは監視のために静止したままです。
最初のゲームでは、プレイヤーは、オフィスを隣接する廊下に接続する2つのセキュリティドアを制御して、近くのアニマトロニクスに対する防壁として使用できます。プレイヤーが電源を使い果たした場合、ドアは開いたままになり、アニマトロニクスがオフィスに侵入できるようになります。こうなるとゲームオーバーになります。

『Five Nights at Freddy’s』の登場人物・キャラクター

人間

主な人間側の登場人物はプレイヤーが操作する主人公と、プレイヤーの雇い主です。ほとんどのシリーズが主人公からの視点で、名前がはっきりとしているシリーズと名前がわからない匿名シリーズが存在しています。どのシリーズもゲームが始まると雇い主から連絡が入ります。合計五日間の職務であることや、簡単な業務内容などが初日には言い渡されます。これらの時点ではとても質素な情報のみ共有され、唐突にゲームが始まります。数日分クリアすると再び雇い主から連絡が来ます。労いの言葉や以前働いていた人物の話など小話をはさみながらゲームクリアを目指します。

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