ハイスクール!奇面組・フラッシュ!奇面組のネタバレ解説・考察まとめ

『ハイスクール!奇面組』とは、新沢基栄が手掛けた漫画で1982年〜1987年まで『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載されテレビアニメ版や劇場版アニメ、舞台版も作られた。一応中学及び一応高校に在校する個性派集団・奇面組によるドタバタ劇が展開し、河川 唯ら周りの学生や先生らが次々と巻き込まれる学園ギャグ作品。平成の時代に入り『フラッシュ!奇面組』が2001~2005年頃まで『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載され、登場キャラクターのファッションやストーリー設定等がアレンジされた。

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CV:竹村拓
奇面組のクラスメイトで、刺詰中学出身。昭和41年生まれ、身長175cm、体重60kg、血液型A型。運動神経が良く、スポーツテストでも高記録を出している。剣道部に所属し1年で早くも副主将を務めるも、感情が露わになると表情も崩壊する弱点がある。過去に初恋の相手から「笑い顔が情けない」と言われており、その経験から人前で顔を崩さない様にしている。クラスメイトの真実一郎と同じく唯に好意をもっていたが、後に同じくクラスメイトの織田魔利と交際を始めた。また真実に対してツッコミ役として回っていたが、『フラッシュ!奇面組』では彼を無視したりと敵対関係に近い状態になり、よりクールな性格として描かれている。

織田 魔利(おだ まり)

CV:雨宮一美
奇面組や唯達のクラスメイトで、遅落中学出身。「おだまり」を口癖として、様々な高価な品物を身に付けて周囲からは「歩くブランド志向」と呼ばれている。しかし実家は貧しく父親は病気で寝たきりの状態となっており、両親と共に安アパートで暮らしている。身に付けていたブランド品はアルバイトで貯めたお金であり、後に唯らクラスメイト達に実情を明かした。物語進行と共に性格も穏やかになり周囲と友好的な関係になり、同じクラスメイトの二階胴と交際する様になる。料理の腕は致命的に下手で、ケーキにはワサビを入れたりもしている。『フラッシュ!奇面組』に登場した際はよりお嬢様度が強くなり、学校のドッジボールの試合にて男子生徒と混合して参加するのを恥じたり等していた。

安藤 呂井人(あんどう ろいど)

安藤 呂井人(写真中央)

CV:三ツ矢雄二
一応高校の生物科教師・陸奥五郎の旧友である安藤登呂夫(あんどう とろお)博士が開発したロボットで、人並み以下の知力体力を持ち奇面組らのおもちゃと化されている。背中にあるジェットエンジンで飛行可能なうえ、防水・防錆加工もされており水中へも入れるが機体が重すぎてジェットを使用しなければ泳げない。実は3年前に安藤博士が実の息子を交通事故で亡くしており、息子のデータをロボットの体へとインプットしていた。そして安藤博士が息子を死に追いやった自動車への憎悪から、巨大ロボエレファントを用いて道路を走る自動車への復讐を図るが、食い止めようとした呂井人が体当たり攻撃をした(アニメ版では暴走した巨大ロボエレファントにより炎上事故が発生し、炎上する家で逃げ遅れたラッシーを救おうと飛び込んだ)。

千飼 統作(せんがい とうさく)

漫画版のみ登場した奇面組のクラスメイトで、漫画家を志望し雑誌へ投稿するも中々当選しない。画力や技術は高いが、独自のキャラクターを作れず考案はしているものの、イマイチ個性を発揮できていない。それでもその高い模写技術を買われて、漫画家・新鱈墓栄のアシスタントとなった。

芸能界 博士(げいのうかい ひろし)

奇面組のクラスメイトで、漫画版のみ登場。身長165cm、体重55kg、血液型B型。ミーハーな性格で、常に芸能界の情報を収集する事に全力を尽くし、芸能人やタレントの生写真をクラスメイトへあげたりしている。一方で、唯が世間的に過去の芸能人しか知らない事を知りショックを受けていた。

渡野 朱血男(わたしの しゅちお)

奇面組のクラスメイトで、毎年開かれる弁論大会にて注目を浴びている学生。坊主頭に太い眉毛、丸眼鏡が特徴。鹿児島弁での弁論が得意だが、実際は標準語で話している。教室で零が話した型破りな弁論に驚き、弁論大会のクラス代表の座を彼に譲る。しかし教室での零の弁論はその場で思いついたアドリブで、大会本番で何も話せない零の姿を見てクラス代表の座を譲った事を後悔していた。

ナンシー・トルネアータ

ナンシー・トルネアータ(写真中央)

CV:島津冴子
国籍不明で英語圏の人物で、一応高校へ転校して来る。昭和41年生まれ、身長172cm、体重60kg、血液型B型。一応高校以前に日本各地を転校しており、日本語は話せるものの様々な方言が入り混じったものとなっている。ボディビルで鍛えていた事もあり、校内で行われた腕相撲で似蛭田を軽く捻ったうえ、番組や奇面組、春曲鈍らも助太刀しても彼等を負傷させる程に打ち負かした。そのパワーや長身を活かし女子バレーボール部へ入部し、アタッカーとして活躍した。

渡竹 勝利(わたしだけ かつとし)

CV:森功至
自称「走るマラソン理論」である一応高校の学生。校内マラソン大会では優位に立つが零のペースに乗せられ、マラソン理論について話し始めてしまう。そのせいで夕暮れになり、大会がは終わってしまっていた(アニメ版では零に抜かれた際に彼を追い抜くも、ゴール直前に零が必殺技「筋肉大移動」を使った為に敗退)。父親の栄光(さかみつ)や妹の真実(まみ)がいて、一家揃って一応町家族対抗駅伝大会へ出場する。マラソン一家故に周囲から優勝最有力候補とまで言われるも、父・栄光が送迎バスに酔ってしまった為に敗退。

手目小野 若蔵(てめこの わかぞう)

手目小野 若蔵(写真右)

CV:岡和男
かなり長いアゴが特徴的な一応高校の総番長で、子分を引き連れながらも番組や御女組が通る際は道をどけたりする小心者である。卒業前に新たな番長を探し奇面組の大に目を付け、キスしたりする大の行動に戸惑いつつも、結局彼を番長にした。『フラッシュ!奇面組』では真の番長を決めようと似蛭田に対決を挑むが断られ、唯や千絵を人質にとり強引に勝負へ持ち込ませようとしていた。それ故、似蛭田から「番長を名乗る割に男らしさの欠片も無い」と言われた。他にも、特徴的なアゴを使い瓦やブロックを砕くという特技を披露した。

世界市 強(せかいいち つよし)

世界市 強(写真左)

一応高校教員の事代作吾の高校時代からの同級生で、漫画版のみ登場。在学中から8年にわたり武者修行の旅に出ており、未だに高校を卒業してない事に奇面組が驚いていた。校内で行われた異種格闘技戦へ飛び入り参加し、お気に入りの品物を参加費として賭ける様に要求されたのに対し、客席にいた唯を抱きかかえ強引に「景品」とした。その為に異種格闘技戦も、「唯ちゃん救出戦」へと流れが変化していった。鋼鉄の如く鍛え上げた筋骨隆々な肉体の持ち主だが、世界各地のスポーツや格闘技を取り入れていた事もそれらの合わさった変なコスチュームを着用。そして周りからの攻撃によるダメージは無く、頭が激突した鉄柱がひん曲がっていたりもしていた。準決勝にて怒裸権榎道も倒したが、泣いたり笑ったりした際に常人以下に脆くなるうえ自ら仕掛ける攻撃が苦手(攻撃力が進歩していなかった)という弱点を暴かれる。その事も踏まえ、決勝戦では零に敗退した。異種格闘技戦後は更に磨きをかける為、再び武者修行の旅へ向かった。

リクライ
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@rikurai0715

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