ハイスクール!奇面組・フラッシュ!奇面組のネタバレ解説・考察まとめ

『ハイスクール!奇面組』とは、新沢基栄が手掛けた漫画で1982年〜1987年まで『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載されテレビアニメ版や劇場版アニメ、舞台版も作られた。一応中学及び一応高校に在校する個性派集団・奇面組によるドタバタ劇が展開し、河川 唯ら周りの学生や先生らが次々と巻き込まれる学園ギャグ作品。平成の時代に入り『フラッシュ!奇面組』が2001~2005年頃まで『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載され、登場キャラクターのファッションやストーリー設定等がアレンジされた。

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CV:山本百合子
ラッシーが想いを寄せているスピッツ犬(雌)で、宇留家の飼い犬でもある。強い犬(ひと)を好む一方、ラッシーの行動に呆れるが想いを汲む事もある。

ロッキー

CV:戸谷公次
ビューティーの友人であるシェパード犬で、そのケンカの強さで恋敵のラッシーを2度負かした。

キョンシー

CV:山本百合子
ラッシーのところへ迷い込んで来た子犬で、アニメ版のみ登場。その後、飼い主が無事に見つかった。「キョンシー」という名は人気ホラー映画のキャラクターから命名された。

『ハイスクール!奇面組』『フラッシュ!奇面組』の用語

一応高校(いちおうこうこう)

遅刻して学校へ駆け込む一堂 零ら奇面組メンバー

奇面組や唯達が通う高校。元々は高校受験の際に奇面組は一先(ひとまず)高校へ、唯や千絵らは応生(おうせい)高校へそれぞれ合格し進学が決まる。しかし一先高校が廃校となり、姉妹校である応生高校との合併が決定し、一応(一先+応生)高校となった。一応中学で奇面組の担任だった伊狩 増代は応生高校への転任が決まっていたが、一応高校に合併する事を聞きまた奇面組と関わると思いかなりショックを受けた。制服の色は漫画版では男子は黒で女子は緑に赤のタイをしていたが、アニメ版では男子はワインレッドで女子はベージュ(季節によりワインレッドのスカート)に赤のタイをしていた。

奇面フラッシュ(きめんフラッシュ)

奇面組5人が横に並び、対象となった相手に対し放つ閃光の様な必殺技。その元の原理は一切不明だが、フラッシュを受けた相手は一気に後ろへ飛ばされる。

校内異種格闘技戦

一応高校にて開催されたイベントで、定期的に行われているかは不明。スポーツ、格闘技、文芸、不良等、様々な部類の学生が参加しリングで競い合う。参加者は、それぞれ大切にしているものを優勝賞品として大事な物を差し出す。開催中に事代の同級生・世界市 強が飛び入り参加し決勝戦までたどり着くが、弱点を突かれて零により敗れる。

『ハイスクール!奇面組』『フラッシュ!奇面組』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

一堂零「零ちゃんぶつじょ」

奇面組リーダーの一堂 零が危機的状況に陥った時に、突然小学生くらいの子供の姿かつ2頭身になり「零ちゃんぶつじょ」と言い放つ。その言葉に目の前の相手は思わずずっこけてしまい、攻撃を仕掛けようとする相手に脱力感を与えるのに効果的な行動だ。

一堂零「あ~ゴチャゴチャいわないでよ」

「必殺やかましぶわさ」を行う零(写真中央)

周囲が口論をし始めらちが明かなくなった際に、零が思わず手足を上下に振り「あ~ゴチャゴチャいわないでよ」と叫ぶ。「必殺やかましぶわさ」とも言われるこの行為に周りは圧倒され、落ち着かざるを得ない状況となる。対立し合う状況を鎮めて落ち着かせようとする零の思いが伝わる言葉でもある。

河川 唯「奇面組は自分の空想だったのかもしれないが、彼らはきっといると信じたい」

本作品の最終回、社会人になり仕事へ向かおうとした唯の前に零が現れ、彼の自転車に乗せてもらう事となった。その途中で何故か、唯はいつの間にか一応中学の教室にいて目の前には千絵がいた。そして唯は、今まで会って来た奇面組メンバーや周囲の面々が「空想」だった事に気付き戸惑う。唯はいつもの生活に戻ったかの如く、千絵と共にトイレに向かう為に廊下へ行く。その際に唯はふと「奇面組は自分の空想だったのかもしれないが、彼らはきっといると信じたい、ほらそこにも」と心の中で呟き、廊下の影から奇面組5人の幻影みたいなものを感じ取り物語は幕を閉じる。奇面組はいなかったかもしれないけれど、自分の中にいてほしいと願う唯の強い思いが伝わる言葉だ。

リクライ
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@rikurai0715

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