サガ エメラルド ビヨンド(サガエメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『サガ エメラルド ビヨンド』とはスクウェア・エニックスより2024年に発売されたRPGであり、『サガ』シリーズの1作である。『サガ』シリーズのコンソール向けゲームとしては前作『サガ スカーレットグレイス』以来となる完全新作となっており、バトルシステム面において、『サガ スカーレットグレイス』で採用された「タイムラインバトル」をさらに発展させたシステムを採用している。タイトルは本作で採用されているシステム「エメラルドビジョン」に由来する。
バトルで行動を選択する際に消費されるポイントであり、1ターンで使えるBPはパーティ内で共有される。つまり、あるキャラクターが高BPの強力な技を使用してしまうと、残りのキャラクターは低BPの行動しか選択できなくなってしまう。このBPはバトルにおいて選択した陣形によって初期値、1ターン毎の増加値、増加条件などが異なってくる。さらに陣形は、それ単体でも陣形の特定の位置に配置したキャラクターに補正が加わる効果もある為、この補正とBP増加条件のバランスなどを考慮して選択する必要がある。
連携
本作のタイムラインバトルから導入された新たなシステム。行動を選択した際、タイムラインがに翠色に変化した範囲が出現する。ここを味方の行動のみで繋げることで「連携」が発生し、与ダメージ上昇効果を得ることが出来る。注意点は翠色に変化した場所を繋げていても、タイムラインの味方の間に敵キャラがいた場合、連携は発生しない、という点。
オーバードライブ
上記連携には「連携率」というものがあり、味方同士の連携が多人数になるほど連携率は上昇していく。そして連携率が150%を超えると、一定確率でオーバードライブが発動し、選ばれたキャラクターが再度連携して敵に攻撃する。連携率が高いほどオーバードライブに参加する人数も増加、さらに連携率が200%を超えることで確実にオーバードライブが発動することとなる。
連携率の上昇に関しては、基本的には連携参加人数が多いほど上昇するが、それ以外にも武器種ごとに決まった加算値、ロールや武器アビリティによる加算値が加わり、さらに連携中に敵を倒すことでも連携率にボーナスがつくことから、それらを加味して連携率の上昇を狙っていくこととなる。
ちなみにバトルにおいては敵も味方と同条件で行動しており、敵も「連携」や「オーバードライブ」を使用してくることにプレイヤーは留意しなければならない。本作ではバトル中に回復するための行動が存在しないことから、敵に一度これらを使用されると即全滅の可能性があるため、いかに敵の連携を阻害するかもタイムラインバトルにおいては重要となってくる。
オーバードライブ発生中の再連携にも連携率は反映され、そこで規定値を越えれば再度オーバードライブが発生する可能性もあり、一度のチャンスで複数回の連携を敵に叩き込むことも可能となっている。
独壇場
今作より導入された新要素。タイムライン上で前後2マスずつ(独壇場を行うキャラクター含め全5マス)に行動できる味方、敵がいない場合、さらに独壇場を行うキャラクターが選択した技と繋がる連携範囲が無い状態で発動する。注意点として左右端の画面外は空きマス扱いとならないため、タイムライン左端にいて右に空きが2つある場合では独壇場は発生しない、独壇場は1ターンに敵、味方含めて1回だけのため、敵に先に独壇場を実行されると、こちらが条件を満たしていても発動しない、という点が挙げられる。効果として、残りBP+1の状態からスタートし、残りBPを全て消費して装備している技、術を自動で選択し複数回行動する。さらに残りBPが足りない場合は、最後の技、術は消費BPに関係なく使用される。さらに本作では術使用時には詠唱ターンが術毎にきまっており、そのターンを経過しないと術を発動させることができないが、独壇場の場合に限り無詠唱で術を発動させることが可能になっていることから、「味方が大多数やられて、残りが術師だけしかいない」状態からの大逆転も可能となっており、「独壇場」のおかげで最後まで勝敗が分からない大逆転も起こり得るバトルへと進化している。
さらに独壇場の「残りBP+1」からスタート、というルールのおかげで戦闘の前半から独壇場を行ってもその恩恵は薄く、BPが溜まってきたバトル中盤以降に真価を発揮するシステムとなっており、独壇場だけ使用していれば勝てるわけではないゲームバランスにも仕上がっている。
『サガ エメラルド ビヨンド』の登場人物・キャラクター
6人の主人公
御堂 綱紀(みどう つなのり)
CV:三宅貴大
ミヤコ市出身のクグツ使いの一族。男性。種族、ヒト(人間)。ミヤコ市は日本の京都をイメージして作られた世界で、彼はそのミヤコ市にある名家「御堂家」の傍流にあたる。御堂家は多くの大臣を輩出したという表の顔を持つと同時にクグツという人形を操る力を持つ一族としての顔も持っている。先の大戦の影響でミヤコ市は霊的秩序が崩壊し、様々な怪異現象が発生するようになった。失われた霊的支配力を回復するために御堂は異世界探査計画「カテドラル計画」に参加することとなり、叔父である御堂忠道の手引きで4体のクグツをもらい受け、精霊の力を集めるため異世界を巡ることとなる。出身地が京都をモチーフにしているため、御堂自身も口調が京都弁に近しいものとなっている。
彼を主人公に選択した場合、独自要素として初期メンバーが「クグツ」という特殊な種族になっており、御堂が持つ「クグツ使い」の能力によって仲間をカスタマイズすることが可能となっている。具体的には特定の敵を倒すことで「ソウル」というアイテムが入手可能で、取り付けた「ソウル」によって様々なパッシブスキルや技をクグツに覚えさせることができる。クグツという種族自体は他の主人公を選択した場合にも登場するが、このクグツのカスタマイズが行えるのは、御堂を主人公にしたとき限定をなっている。
精霊集めがメインシナリオとしてあるため、他主人公とは若干異なる専用展開になることもある。メインシナリオ自体の長さもそこそこのものとなっており、初心者向けの主人公となっている。
アメイヤ・アシュリン
CV:飯沼南実
プールクーラ出身の魔法使い。女性。種族、ヒト(人間)。卒業試験として世界に漂う魔精(マナ)を収集するためにミヤコ市を訪れ、幼い少女「泉ゆめは」の姿で小学校に転校する。だが、突如現れた謎の男に正体を見抜かれ魔力を奪われそうになる。このとき魔術の神ヴァッハの介入により阻止こそされたものの、男から抜き取られたアメイヤの魔力は猫の姿となり、散らばってしまった。自身の魔力を取り戻し試験に合格しプールクーラに帰還するため、アメイヤは元は自身の魔力であった猫と魔精を集めるための旅に出ることとなる。メインシナリオは魔法少女を意識した作りとなっており、初めての周回では物語が少々尻切れトンボ気味に終わるもののチュートリアル的な内容となっているため、初心者や始めたばかりのプレイヤーにおすすめのシナリオとなっている。が、実はアメイヤのシナリオは、他の主人公シナリオで一定のフラグ条件を満たさないとラスボスが出現しないようになっており、アメイヤ編ばかりを周回していると、永遠とボスが現れない仕様となっている。
本シナリオの独自要素は、「猫あつめ」。各地に散らばっているアメイヤの魔力が変化した猫を集めることで魔力が上昇し、専用装備の「ネコアイテム」を入手できたり、強力な術を習得していくことができる。さらにこの猫の収集がエンディング分岐にも関わってくることとなる。
シウグナス
CV:小野友樹
ヨミにて君臨していた闇の世界の王。男性。種族、ヒト(吸血鬼)。何者かの裏切りによって命を奪われ玉座を追われ、その後死者の国であるブライトホームにて蘇る。力を取り戻し、闇の世界の王に返り咲くため、ブライトホームの「騎士団」と共に旅を始めることとなる。シグナウスは種族が吸血鬼である主人公のため、仲間にしたヒト種族の血を吸って「眷属化」することが可能となっている。さらにこの「眷属化」したキャラクターにブラッドギアを与えることで種族を「騎士」に変異させることが可能。「騎士」になったキャラクターは元の種族特性を失い、代わりにLPが3増加、さらにブラッドギアにセットされている「ブラッドロール」が固定ロールとして追加される。さらにシグナウスと「騎士」となったキャラクターはLPを消費して使用可能な「ブラッド技」を使用することができ、これはLPを消費するデメリットこそあるものの、それを補って余りある性能となっている。注意点として、「騎士」からブラッドギアを取り外すとLPが1固定になってしまい、「廃人」化するリスクもある。一度種族が「廃人」となってしまったキャラクターはその後元に戻すことは不可能となっている。
ディーヴァ・ナンバー5
CV:諏訪彩花
かつてはアヴァロンの人気アイドルメカとして活躍していた。女性。種族、メカ。あるとき禁じられた歌を歌ってしまったことでメモリと歌唱機能を剥奪され、自失状態となった彼女はそれまでの美しい歌姫のボディを捨て、破棄されていたスクラップボディに姿を変える。だが、彼女の元マネージャーだったコンスタンティン率いる「アルビオン王国異世界探索隊」に拾われ、彼らと共に自身の「心」を探す旅に出る。
彼女を主人公に選択した場合の独自要素は「換装」となっており、メインストーリーを進めることで新たなメカボディを獲得し、好きなボディに変更することが可能となっている。PlayStationで発売された『サガ フロンティア』の「T260G編」と似たような要素となっており、種族がメカということもあり他の主人公とは少々違った育成が必要となってくる。仲間となるキャラクターもメカ系が多く加入するシナリオとなっており、それ故に前半に彼女を主人公に選択すると武装の取り合いとなることが多々ある、さらに主人公である彼女がメインシナリオで新しいボディを獲得するまでは、色々と機能に制限がある、シナリオの都合上戦闘回数が多くなるため、終盤の敵やラスボスのランクが上がる、などと進行上の特性上かなり癖のあるシナリオとなっているため、ゲームシステムを熟知したプレイヤー向きの主人公と言える。
ボーニー・ブレア&フォルミナ・フランクリン
CV:村中知(ボーニー・ブレア)、陶山恵実里(フォルミナ・フランクリン)
キャピトルシティの女性新人巡査コンビ。女性。種族、ヒト(人間)。大統領暗殺未遂事件の重要参考人を追って、不思議な世界に迷い込むこととなり、力を合わせて事件の真相にせまっていく。彼女たちを主人公に選択した場合はダブル主人公となり、シナリオの展開に応じてボーニーとフォルミナのどちらかの視点になるかが随時切り替わるようになっている。スーパーファミコン用タイトルである『ロマンシング サ・ガ3』から恒例となっている、攻略の制約が少なく自由度が高めとなっているフリーシナリオ色の強い主人公ルートとなっており、彼女たちを主人公にした場合のみ、条件を満たせば全主人公を仲間にすることが可能となっている。その反面初心者にとっては「何をすればいいか分からない」といった問題点にぶつかることも多く、さらに初期メンバーである仲間がネコ3匹という尖った構成をいうこともあり、フリーシナリオや『サガ』シリーズにある程度慣れたプレイヤー向きの主人公となっている。
Related Articles関連記事
ファイナルファンタジーXIII(FF13)のネタバレ解説・考察まとめ
「ファイナルファンタジーXIII」(FF13)は、スクウェア・エニックスからPlayStation 3(PS3)及びXbox 360のマルチプラットフォーム向けに発売されたFFシリーズの第13作目。 「FABULA NOVA CRYSTALLIS」という神話世界を共有するプロジェクトの1つ。 パルスとコクーン、2つの世界を舞台にライトニングたちは「神」のような存在ファルシと戦う。
Read Article
ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII(LRFF13)のネタバレ解説・考察まとめ
「ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII」(LRFF13)は、スクウェア・エニックスより2013年に発売されたPlayStation 3・Xbox 360向けゲームソフト。 「FF13-2」の続編にあたり、「FF13」から続く三部作の最終章となる。 前作から500年後の終末に向かう世界で、「FF13」の主人公ライトニングが再び主役となり人々を救うため戦う。
Read Article
ファイナルファンタジーXIII-2(FF13-2)のネタバレ解説・考察まとめ
「ファイナルファンタジーXIII-2」(FF13-2)とは、2011年にスクウェア・エニックスより発売されたプレイステーション3・Xbox 360向けゲームソフトであり、「FF13」の続編である。 「FF13-2」は「FF13」のエンディング後から始まる。今作では「FF13」の主人公だったライトニングの妹セラが主人公となり、時空の歪みを正すために、未来から来たノエルと共に時空を超えた旅に出る。
Read Article
ファイナルファンタジーX(FF10)のネタバレ解説・考察まとめ
「ファイナルファンタジーX」(FF10)は、スクウェア・エニックスが2001年7月にプレイステーション2用ソフトとして発売したロールプレイングゲーム(RPG)。FFナンバリングタイトルの10作目。 ザナルカンドに住む青年ティーダはある時異世界「スピラ」に飛ばされてしまう。そこで出会った召喚士のユウナとともに、この世界の脅威である「シン」を倒すための旅に出る。
Read Article
ファイナルファンタジーXII(FF12)のネタバレ解説・考察まとめ
ファイナルファンタジーXII(FF12)とは2006年に発売された、PlayStation 2専用ロールプレイングゲームで、FFシリーズの12作目。2017年7月13日にはリマスター版「ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ」がPS4版として販売される。 帝国の支配下となった小国に住む少年ヴァンは、物盗り目的で王宮に忍び込んだことから大国同士の戦乱に巻き込まれていく。
Read Article
ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング(FF12RW)のネタバレ解説・考察まとめ
「ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング」(FF12RW) は、スクウェア・エニックスより2007年に発売されたニンテンドーDS用ゲームソフト。「ファイナルファンタジーXII」(FF12)の派生作品。 携帯ゲーム機としての今作では、タッチペンを使用し、手軽に遊べるロールプレイングゲーム(RPG)となった。 浮遊大陸レムレースを舞台に「FF12」の主人公、ヴァンの新たな冒険を描く。
Read Article
ロマンシング サガ リ・ユニバース(ロマサガRS)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロマンシング サガ リ・ユニバース』とは、スクエアエニックスとAkatsukiが共同開発しリリースされた、iOS・Android用スマホオンラインRPGである。『ロマンシング サ・ガ3』の300年後の世界を舞台としており、新しい命の全てを奪う「死食」復活を画策する魔王を阻み世界に平和をもたらすため、新8英雄(ポルカ、リズ、ゼノン、ヴァルドー、妖精ブラウニー、シン・ドゥ、マドレーン、イーヴリン)が集結する。 愛着を持って一つのスタイルを育て、戦術を練って戦いに挑めるところが魅力だ。
Read Article
サガ スカーレット グレイス(SSG)のネタバレ解説・考察まとめ
『サガ スカーレット グレイス』とはスクウェア・エニックスより発売されたPlayStation Vita用ゲームである。最大の特徴は「タイムラインバトル」と呼ばれる戦闘方法にあり、「戦闘がイベント」と言われるほどにバトルシステムに力を入れた作品となっていることが挙げられる。さらにはRPGでは当然のようにある「ダンジョンの探索」という要素をバッサリと削除しており、従来の『サガシリーズ』同様、新たな試みが多数見受けられる作品となっている。
Read Article
FFX-2『カモメ団の情報担当シンラ君』とFF7『神羅カンパニー』の関係のネタバレ解説・考察まとめ
FFX-2内で、主人公ユウナやその仲間リュック・パインが所属しているスフィアハンター集団・カモメ団。その一人、情報担当のシンラ君とFF7の神羅カンパニーにはただならぬ関係があった。シンラ君は実は大きなことを成し遂げていた。それは長い長い年月をかけて、違う物語に関わっていた。名前が似ているだけではない、公式が明かした裏設定とは。その内容と解説。
Read Article
ファイナルファンタジーXII(FF12)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
ファイナルファンタジーXII(FF12)とは2006年に発売されたFFシリーズの12作目。ダルマスカのダウンタウンに住む少年ヴァンは、祖国を支配する帝国に一泡吹かせるため王宮に忍び込んだことから世界を揺るがす大きな運命に巻き込まれていく。イヴァリースというひとつの歴史の中で、登場するキャラクターたちはそれぞれ印象的な台詞を残している。
Read Article
NieR:Automata(ニーア オートマタ)のネタバレ解説・考察まとめ
『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』とはプラチナゲームズが開発したPlayStation4用のゲーム、およびそれを原作としたアニメ作品。ゲームのジャンルはアクションRPG。2017年2月23日にスクウェア・エニックスより発売され、2017年4月には全世界での累計出荷本数 (ダウンロード版含む)が100万本を突破した。 地球に侵略してきたエイリアンが作った機械生命体と人類を守るために作られたアンドロイドたちの抗争を描く。
Read Article
ドラゴンクエストIX(DQ9・ドラクエ9)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』は、2009年7月にスクウェア・エニックスより発売されたニンテンドーDS用RPGソフト。 ドラクエナンバリングタイトルで初めてMORPGとしてマルチプレイ要素が導入された作品である(シングルプレイのみでも本編をクリア可能)。 本作の主人公は天使であり、とある事件によって世界各地に散らばってしまった「女神の果実」を集めることが今回の冒険の目的である。 主人公の仲間たちはドラクエ3のようにプレイヤーがキャラクターを作成して仲間に加えるというシステムである。
Read Article
ライブ・ア・ライブ(Live A Live)のネタバレ解説・考察まとめ
『ライブ・ア・ライブ(Live A Live)』とは、株式会社スクウェアから発売されたRPGである。原始人の少年が生贄とされる別部族の美少女を救う原始編、要人救出の密命を受けて単身敵地へ侵入する幕末編、心山拳師範の老師が後継者を探す功夫編、放浪のガンマンがギャング集団を迎え撃つ西部編、最強の格闘家を目指す現代編、超能力に目覚めた青年が巨大ロボットで悪に立ち向かう近未来編、宇宙船という閉鎖空間でのサバイバルホラーのSF編の7つのメインシナリオで構成される。
Read Article
ファイナルファンタジーVII(FF7)のネタバレ解説・考察まとめ
『ファイナルファンタジーVII』とは、1997年にスクウェア(現:スクウェア・エニックス)から発売された初のPlayStation(PS)用ロールプレイングゲーム(RPG)。シリーズの7作目。 シリーズでは初めて全マップ3Dとなり、CGムービーを演出に取り入れ、RPG新時代の先駆けとなった。 星を破滅させようとするセフィロスと、それを止めようとする主人公クラウドの戦いを描く物語。
Read Article
サガ フロンティア(SaGa Frontier)のネタバレ解説・考察まとめ
『サガ フロンティア』とは、現:スクウェア・エニックスが1997年7月11日に発売したプレイステーション用ソフトで、ジャンルはRPG。サガシリーズの7作目にあたる。主人公は7人の中から1人を選び、それぞれ違ったストーリーが展開する。今作ではこれまでのファンタジー路線に加えSF要素も盛り込まれている。また今作より「連携」システムが搭載された。多数の小世界「リージョン」を舞台に、7人の主人公たちがそれぞれの物語を紡いでいく。
Read Article
ロマンシング サ・ガ(ロマサガ1)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロマンシング サ・ガ』とは、1992年1月28日に現スクウェア・エニックスから発売されたスーパーファミコン(SFC)用ロールプレイングゲーム(RPG)。 ゲームボーイ用ソフト『Sa・Ga』シリーズのスタッフが新たに手掛けた意欲作。最大の売りは、当時まだ珍しかった自由度の高い「フリーシナリオシステム」を採用したこと。それぞれ異なる事情を抱えた8人の主人公から1人を選んで自由に世界を冒険するうち、伝説の邪神と戦うこととなる。
Read Article
ロマンシング サ・ガ3(ロマサガ3)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロマンシング サ・ガ3』とは、1995年に現スクウェア・エニックスより発売されたスーパーファミコン用ロールプレイングゲームソフト。サガシリーズの6作目にあたり、ロマサガシリーズの3作目にしてシリーズの集大成との呼び声も高い。シリーズの特徴であるフリーシナリオの他、ミニゲームも充実。グラフィックや演出、音楽などの点で特に評価が高い。8人の主人公から1人を選び、「死食」がもたらす数々の謎を解き明かす冒険の旅に出る。
Read Article
ファイナルファンタジー 零式(FF零式)のネタバレ解説・考察まとめ
「ファイナルファンタジー 零式(れいしき)」 (FF零式) とは、2011年にスクウェア・エニックスより発売されたプレイステーションポータブル(PSP)用ロールプレイングゲーム(RPG)。戦争をテーマに、クリスタルと神、人間の命と死について描かれるFFシリーズの外伝的作品。舞台は「オリエンス」という世界で、主人公の14人の少年少女たちは、アギトと呼ばれる救世主になるために厳しい訓練をこなしながら戦争に身を投じていく。
Read Article
サガ フロンティア2(SaGa Frontier 2)のネタバレ解説・考察まとめ
『サガフロンティア2』とは、現スクウェア・エニックスが1999年に発売したプレイステーション用ソフト。ジャンルはRPG。サガシリーズとしては8作目、『サガフロンティア』シリーズでは2作目に当たる。 シリーズの特徴であるフリーシナリオは、今作では年代順にシナリオを追っていく「ヒストリーチョイス」システムとして採用されている。術が一般化している世界を舞台に、術が使えないギュスターヴ13世と時代の影で起こる災いに立ち向かうウィリアム・ナイツとその一族を主人公に、約100年に及ぶ物語が描かれる。
Read Article
ファイナルファンタジーX-2(FF10-2)のネタバレ解説・考察まとめ
「ファイナルファンタジーX-2」(FFX-2)はスクウェア・エニックスより2003年にPlayStation2用ソフトとして発売されたRPGで、「FFX」からの正当な続編。 世界観は「X」から引き継いているが、キャラクター演出などのノリはかなり軽い。ドレスアップなど新たなシステムを搭載している。 「FFX」から2年後、ユウナはティーダに似た青年が映ったスフィアを見て、再び旅に出る。
Read Article
ファイナルファンタジーVIII(FF8)のネタバレ解説・考察まとめ
ファイナルファンタジーVIII(FF8)はスクウェア(現スクウェア・エニックス)が1999年にPlayStation用に発売したロールプレイングゲーム(RPG)で、シリーズ8作目。 今作ではシリーズ初の主題歌が採用され、その主題歌「Eyes On Me」は50万枚を超えるセールスを記録した。 兵士養成学校に所属する青年スコールがその仲間たちと共に、世界の脅威となる魔女と戦う物語。
Read Article
ファイナルファンタジータクティクス(FFT)のネタバレ解説・考察まとめ
ファイナルファンタジータクティクス(FFT)とは、スクウェア(現スクウェア・エニックス)から1997年にプレイステーション用ソフトとして発売されたシミュレーションロールプレイングゲーム(RPG)である。 獅子戦争と呼ばれる内戦の最中、その裏で活躍した主人公ラムザと、その親友だったディリータの栄光と暗躍を描く物語。
Read Article
ロマンシング サ・ガ2(ロマサガ2)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロマンシング サ・ガ2』とは、スクエア(当時)が開発したSFC用のRPGである。特徴は、決まった流れを追うのではなく、フリーシナリオを採用している点と、レベルに関係なく技を習得する閃きシステムが挙げられる。プレイヤーはバレンヌ帝国の皇帝となり、かつて世界を救った「七英雄」と対峙していくこととなる。その戦いは世代を超えて続き紡がれる。
Read Article
ファイナルファンタジーIX(FF9)のネタバレ解説・考察まとめ
『ファイナルファンタジーⅨ』(FF9)とは、スクウェア(現スクウェア・エニックス)より2000年に発売されたプレイステーション用ゲームソフト。FFシリーズ9作目。 今作のテーマは原点回帰。中世欧州風の王道ファンタジー的世界観に加え、過去のシリーズのオマージュ的な要素が盛り込まれている。 主人公ジタンと世界を滅ぼそうとするクジャとの闘いを通して、命と絆の大切さと生きる意味を問う物語。
Read Article
ファイナルファンタジーI(FF1)のネタバレ解説・考察まとめ
「ファイナルファンタジー(FF)」とは、1987年に発売されたファミリーコンピュータ(FC)用ゲームソフト。ジャンルはロールプレイングゲーム(RPG)。以降、様々なゲーム機にリメイクされている。 FFシリーズの記念すべき第1作目。 闇に覆われた世界に、クリスタルを手にした4人の若者が現れる。 彼らは「光の戦士」として、この世界の闇を払い、平和を取り戻すために冒険の旅に出る。
Read Article
ファイナルファンタジーVI(FF6)のネタバレ解説・考察まとめ
スクウェア(現スクウェア・エニックス)がスーパーファミコン(SFC)向けに1994年に発売したゲームソフト。FFシリーズ6作目。今作では、FF5までのシステムを踏襲しつつ、キャラクターによるストーリー性を重視した群像劇を描き出す。 失われた魔法と幻獣、機械文明世界が舞台となる。世界征服を企むガストラ帝国と、それに立ち向かう抵抗組織に属する者たちの戦いを描く群像劇。
Read Article
ファイナルファンタジーIV(FF4)のネタバレ解説・考察まとめ
ファイナルファンタジーIV(FF4)は1991年、スーパーファミコン(SFC)用ソフトとして発売されたシリーズ4作目。 「ATB」(アクティブタイムバトル)が初めて導入され、現在までの基本システムを形作った作品。 バロン王国飛空挺団隊長セシルは王の命令により、理不尽な任務を命じられる。王に疑念を抱いたセシルは隊長の任を解かれ、親友カインと共に新たな任務に赴くのだった。
Read Article
ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-(FF4TA)のネタバレ解説・考察まとめ
「ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-」(FF4TA)とは、スクウェア・エニックスより配信・発売されたロールプレイングゲーム(RPG)。 元は携帯アプリとして配信され、その後スマホ版も配信され、携帯ゲーム機用ソフトとしても発売された。 FF4の主人公セシルの息子セオドアが主役となり、かつての仲間と共に世界の危機を救う旅に出る。
Read Article
ファイナルファンタジーII(FF2)のネタバレ解説・考察まとめ
ファイナルファンタジーIIは、FFシリーズの第2作目。 FF2は、従来のゲームにあったレベルや経験値という概念を無くし、戦闘中にとった行動によって、キャラクターを好きなように成長させられる新しいシステムを採用した意欲作である。 パラメキア帝国が世界を侵略しようとしている世界で、帝国軍と反乱軍との戦いを軸に、出会いと別れ、命の絆の物語が展開される。
Read Article
Sa・Ga2 秘宝伝説(Final Fantasy Legend II)のネタバレ解説・考察まとめ
『Sa・Ga2 秘宝伝説』とは、1990年12月14日に現:スクウェア・エニックスから発売されたゲームボーイ(GB)用ソフト。サガシリーズの第2作目。 基本的なシステムは前作『魔界塔士Sa・Ga』を踏襲しているが、さらに遊びやすくなるようシステムに変更や追加がなされている。 古の神々の遺産「秘宝」は手に入れるとすばらしい力が得られるという。主人公は、その「秘宝」を追って行方不明になった父親を探して、仲間たちと共に旅に出る。
Read Article
ドラゴンクエストXI(DQ11・ドラクエ11)のネタバレ解説・考察まとめ
ドラゴンクエスト11とは、2017年7月29日に発売された同シリーズ11作目にして初の「PlayStation4(以降PS4と呼称)」と「Nintendo3DS(以降3DSと呼称)」の2機種同時発売のゲームとなる。2013年の企画当初はPS4のみだったが、後に3DS版の開発も決定された。 悪魔の子と呼ばれ、勇者でありながら追われる身となってしまう主人公。その旅のなかで出会う仲間たちとの壮大な冒険が始まる。
Read Article
ファイナルファンタジーXIV(FF14)のネタバレ解説・考察まとめ
『ファイナルファンタジーXIV(FF14)』とは、スクウェア・エニックスが開発・販売したオンラインゲーム。FFシリーズ14作目。 2010年に発売された最初のFF14はゲームの不備により、2年でサービスが終了した。その後2013年に、ストーリーや世界観を引き継ぎつつ、大幅リニューアルし、新生FF14として発売。 プレイヤーはエオルゼアという世界を自由に冒険し、世界を侵略しようとする帝国と戦う。
Read Article
時空の覇者 Sa・Ga3(Final Fantasy Legend III)のネタバレ解説・考察まとめ
『時空の覇者 Sa・Ga3』とは、1991年12月13日に現:スクウェア・エニックスから発売されたゲームボーイ専用ソフト。サガシリーズの完結編。今作がGB最後の作品となった。システムは前2作とは異なり、経験値でレベルアップするというオーソドックスなものに変更され、武器や魔法の使用回数制限も撤廃された。滅びの未来を変えるため過去へ送られた3人の若者たちが、仲間と共に時空を超えて異次元の神と戦う物語。
Read Article
ファイナルファンタジーV(FF5)のネタバレ解説・考察まとめ
「ファイナルファンタジーV(FF5)」とは、スクウェア(現スクウェア・エニックス)がスーパーファミコン(SFC)向けに発売したゲームソフトで、シリーズ5作目となる。 FF4から採用されたアクティブタイムバトル(ATB)をさらに進化させ、新ジョブも追加された。 風・水・火・土の4つのクリスタルを守るため、クリスタルの心と力を受け継いだ光の戦士達は暗黒魔道士エクスデスと戦う。
Read Article
魔界塔士 Sa・Ga(The Final Fantasy Legend)のネタバレ解説・考察まとめ
『魔界塔士Sa・Ga』とは、1989年12月15日に現・スクウェア・エニックスから発売されたゲームボーイ(GB)専用ソフト。ジャンルは当時、携帯機のGBでは不可能といわれた初のRPGで、当社初のミリオンソフトとなった。 サガシリーズの記念すべき第1作目。経験値やレベルの概念がなく、キャラクターの種別によって成長方法が異なるという斬新なシステムで注目された。舞台は1本の塔によって結ばれた4つの世界。その塔の頂上には楽園があるという。その楽園を求めて主人公は塔への冒険に旅立つ。
Read Article
ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3(DQMJ3)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』とはスクウェア・エニックスより発売されたドラゴンクエストモンスターズジョーカーシリーズ4作目となるRPGである。物語の舞台であるブレイクワールドでモンスターをスカウトして仲間にしながら、主人公の過去と世界の秘密を解き明かすストーリー。シリーズ初となる仲間モンスターに乗って移動できる「ライドシステム」など新要素も追加されている。ジョーカーシリーズ1作目との繋がりも多く、マイナーチェンジのプロフェッショナル版はシリーズのフィナーレを飾る完結作となった。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『サガ エメラルド ビヨンド』の概要
- 『サガ エメラルド ビヨンド』のあらすじ・ストーリー
- 御堂 綱紀(みどう つなのり)編
- アメイヤ・アシュリン編
- シウグナス編
- ディーヴァ・ナンバー5編
- ボーニー・ブレア&フォルミナ・フランクリン編
- 『サガ エメラルド ビヨンド』のゲームシステム
- ワールドマップ
- バトルシステム
- バトルの基本ルール
- BP
- 連携
- オーバードライブ
- 独壇場
- 『サガ エメラルド ビヨンド』の登場人物・キャラクター
- 6人の主人公
- 御堂 綱紀(みどう つなのり)
- アメイヤ・アシュリン
- シウグナス
- ディーヴァ・ナンバー5
- ボーニー・ブレア&フォルミナ・フランクリン
- その他仲間になるキャラクターの種族
- 人間
- 従士
- 女神
- メカ
- モンスター
- クグツ
- 騎士
- 短命種
- 『サガ エメラルド ビヨンド』のアイテム
- 片手剣
- 両手剣
- 片手銃
- 両手銃
- 体術
- 術
- 防具
- 素材
- 『サガ エメラルド ビヨンド』の用語
- フィールド画面用語
- アヴァロン
- ヴィジョン
- 概念
- カテドラル計画
- キャピトルシティ
- ミヤコ市
- 連接領域
- ヨミ
- バトル画面用語
- 陣形
- タイムライン
- バトルランク
- ひらめき
- リザーブ技
- ロール
- LP
- 『サガ エメラルド ビヨンド』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 連接領域だけ3Dで表現
- ゲームに必要なものとそうでないものの議論
- 6人の主人公を産み出すきっかけは総合ディレクターの河津秋敏
- シナリオ分岐と周回数