サガ スカーレット グレイス(SSG)のネタバレ解説・考察まとめ
『サガ スカーレット グレイス』とはスクウェア・エニックスより発売されたPlayStation Vita用ゲームである。最大の特徴は「タイムラインバトル」と呼ばれる戦闘方法にあり、「戦闘がイベント」と言われるほどにバトルシステムに力を入れた作品となっていることが挙げられる。さらにはRPGでは当然のようにある「ダンジョンの探索」という要素をバッサリと削除しており、従来の『サガシリーズ』同様、新たな試みが多数見受けられる作品となっている。
『サガ スカーレットグレイス』の概要
『サガ スカーレット グレイス』は2016年にスクウェア・エニックスから発売されたPlayStation Vita用RPGゲームである。『サガ』シリーズ25周年記念タイトルとして制作された本作は2014年発表時には『SAGA2015』の仮題でニコニコ生放送で制作発表され、2015年に「SCEJA Press Conference 2015」にて正式タイトルである『サガ スカーレット グレイス』が発表された。
本作では主人公が4人用意されており、選択した主人公によってメインとなるシナリオが異なってくる。主人公選択も特殊なものとなっており、ゲーム開始直後、彗星から質問を投げかけられ、2つの選択肢からどちらかを選ぶ質問を7回行い、この選択によって主人公が決まる、というシステムになっている。この選択によって主人公のステータスにも若干の変動が発生するようになっており、同じ主人公が選ばれても選択によって異なる特徴を持ったキャラクターになることすらある。2週目以降は4人の中から任意に選択することができるようになり、この場合はステータスは初期値のままとなる。冒険する世界は全キャラクターで共通であるが、この冒険する世界についても「フリーワールドシステム」という新たなシステムによって表現されている。これは従来のRPGでは必須であった「ダンジョン」の概念を廃止し、フィールドを歩き回って各地で起こるイベントに介入し、そこで起こるバトルで勝利すれば話が進む、というもの。探索という手間をまるごと省略することで、戦闘をその分濃密にする、という意図の元作られている。この「フリーワールドシステム」は『サガ』シリーズに従来より存在した「フリーシナリオシステム」の延長上にあるものとして制作されている為、プレイヤーの選択や選ぶイベント順によって展開が大きく異なることも多く、同じ主人公でストーリーを進めても全く違う展開でイベントが進むことも珍しくない。
本作はフィールドマップでの行動が簡略化された分、戦闘に特化したRPGとなっており、この濃密な戦闘を表現するために本作で採用された戦闘システムが「タイムラインシステム」である。
「タイムラインシステム」では、敵側の行動パターンが予め確認可能となっており、プレイヤーは表示されている敵の行動を判断材料に自分のキャラクターの行動を選択していくこととなる。
行動選択時には「BP」を消費するが、この「BP」は味方全員で共有することとなり、「BP」はターンの経過によって徐々に増加していく仕組みとなっている。このことから戦闘開始直後に大技をパーティメンバー全員で繰り出してごり押しで攻略する、ということは不可能となっている。さらに選択した行動によって行動できる順番が変化するようになっており、使用する技の中には「敵の行動順を後ろに下げる」などといった効果を持つ技や「敵が特定の技を使用した場合に割り込んで攻撃する」技などもあるため、戦闘時の画面下に表示される「タイムライン」を確認しながら使用する技や選択する行動を見極め、いかに相手より素早く攻撃するか、また相手の行動順をずらし自軍に有利な状況で戦闘を進行させるかを逐一確認しながら戦闘をする必要がある。敵の行動が予めわかっている、という原則の上での戦闘の為、敵は通常の雑魚敵であっても従来のRPGより格段に強くなっており、適当に技を選択して戦闘していると通常戦闘であってもあっという間に全滅してしまうこともしばしばある。
戦闘の難易度が高くなっている分、戦闘終了後はHPや状態異常が全て回復するようになっており、一般的なRPGにおける「宿屋」的なものは存在しない。さらに「武器屋」「防具屋」といった店の概念は存在せず、基本的にはほとんどの街に存在している「鍛冶屋」で、素材を消費して武器、防具を強化していくこととなる。
『サガ スカーレット グレイス』のあらすじ・ストーリー
『サガ スカーレット グレイス』の世界について
かつて、星神を裏切った「ファイアブリンガー」という一柱の神がいた。その神は邪神となり、星々の彼方に追放されたが、彗星になって還ってきた。ファイアブリンガーの接近によって冥魔の活動が活発となり、星は大きな混乱に見舞われた。それを見かねた星神はある人間に力を与えた。その男は人々を束ね、邪神に抵抗するための帝国を築き力を合わせて邪神と戦った。邪神は敗れ去り、星には平和が訪れるが邪神は150年に一度の周期でまた帰ってくる。
こうして人々は歴代の皇帝の元邪神と戦い続け、7度目の戦いでようやく邪神ファイアブリンガーを打ち破った。邪神の彗星は砕け長い戦いに終止符が打たれたが、これによって帝国は不要な存在となり、そのうち反乱が勃発、皇帝は暗殺され帝国は内乱によって瓦解した。
それから70年後、新たな脅威が迫りつつあった。人々は星神に救いを求めるが叶わず、そのうち徐々に力を取り戻し始めた冥魔たちは、砕け散り、地上に降り注いだ邪神ファイアブリンガーの破片を探し出すことを目的として活動を活発化させていく。
ウルピナ編
かつて滅亡した帝国において四将軍家の筆頭としての立場を確立していたユラニウス家。その娘であるウルピナが自身が住むロニクム州で父のマクシミアスの出陣を見送るところから物語は始まる。マクシミアスの出陣後ウルピナは兄であるアントニウスに命じられ、臣下であるモンドや他の部下と共に領内の巡回に出る。
ロニクム州の各地を廻っていたところ、突如地震が発生、震源地と思われる北部へ向かうとそこには巨大な穴が空いていた。そこから突如として巨大なムカデのような魔物が出現、これを撃退することとなる。このムカデの魔物が「大地の蛇」だった。
がこの戦闘の最中に何者かにユラニウス家の拠点であるシルミウムを陥落させられてしまう。すぐに一行はシルミウムへ帰還するが一足遅く首謀者と思わしき人影は逃走、これを追いかけ各地に出没する「大地の蛇」を撃退することがウルピナ編のメインシナリオとなる。
ウルピナはロニクムからユシタニア州、ハイバーニア州、グラヴィオン州といくつもの州を越え、途中現れる「大地の蛇」を撃退しつつ拠点に起こった惨状を父に伝えるべく旅を続ける。
辿り着いたグラヴィオン州では父の軍の敗走と、父がアスワカンに渡ったことなどが知らされ、ウルピナ一行もアスワカンを目指す。
アスワカンへと上陸した一行だが、ここでも「大地の蛇」が現れる。ウルピナがその場にたどり着いたときには既に神聖共和国の兵士が大地の蛇を取り囲んでいた。そしてそこには父マクシミアスもいた。ついに父との再会を果たしたウルピナだったが共和国の兵から「大地の蛇」を倒すよう促される。さらに共和国兵士は、「皇帝の大鋸」を用いて「大地の蛇」を倒すことがユラニウス家の義務だという。
ここで3度目の「大地の蛇」討伐を行うが、戦闘終了後にはマクシミアスの姿は共和国兵士共々消えていた。
ウルピナは神聖共和国兵士から「皇帝の大鋸」が奪われたこと、そしてそれを取り戻さなければ父の身柄は返せないことを告げられ、新たに「皇帝の大鋸」奪還の為の旅に出る。
「皇帝の大鋸」を探す前にシルミウムへと帰還するが、そこには既に襲撃してきた謎の敵の姿はなく、周囲の砦ももぬけの殻となっていた。シルミウムに戻りそこに居たであろう兄アントニウスを探すが姿は無く、いたのは継母のみ。継母の話では謎の一団は「皇帝の大鋸」を持ちロニクム州から脱出したらしい、とのこと。さらにそのとき兄も連れ去られたらしいことが分かる。
兄を助け「皇帝の大鋸」を取り戻す為、ウルピナ一行はロニクム州から隣のセレナイフ州を通りリーア辺境州へと向かう。
その後謎の一団の行方について情報収集をすると、一団は港に向かったことが分かり、そこから船でイルフィー海へ向かったことが分かる。
ウルピナ一行も船を手配しイルフィ-海へと出航し、そこで出会った燈台守から情報を得て「ワイズの廃墟」へと赴く。
「ワイズの廃墟」にてついにウルピナ達は謎の一団と対峙するが、兄を返せと迫るウルピナに、彼らは「皇帝の大鋸」をお前の手で破壊しろ、と提示してくる。
「皇帝の大鋸」を破壊すれば、神聖共和国に囚われている父を助けられず、破壊しなければ一団に囚われた兄の命が危ない。究極の選択を迫られるウルピナ。そしてこの謎の一団は冥魔サウノックの使徒であることが判明する。サウノックの使徒は兄アントニウスを傀儡とし、「皇帝の大鋸」を破壊させる算段を取っていた。さらに使徒によって冥魔サウノックが地上に現れ、アントニウスを操り始める。
操られた兄を撃退するが、一瞬意識を取り戻した兄は「今のうちに私を殺せ」とウルピナに訴える。
この一連のイベントの選択肢によって、兄アントニウスが生存するか、皇帝の大鋸が破壊されるかの分岐が起こる。アントニウスの願いを聞き入れ殺す選択肢を取ると、皇帝の大鋸は破壊されないがアントニウスは死亡する。願いを聞き入れず、絶対に無理と断ると兄は生存するが、この段階では姿を消してしまい、皇帝の大鋸は破壊されてしまう。どちらの展開に進んでもサウノックの使徒が呼び出したダーククラーケンと戦うこととなる。
ダーククラーケンを撃破した後はサウノックの使徒を追ってトラキニ州へと向かう。ここでも大地の蛇とサウノックの使徒が現れ、これを撃退することとなる。その後東の帝国と呼ばれるエルワカンで「皇帝の大鋸」を鍛冶する方法を教えられる。そして一行は「皇帝の大鋸」を鍛えるために必要な素材を求めて北東外界へと赴く。北東外界で素材を集めた後は、「皇帝の大鋸」を鍛える特別な鉄床と槌があるテルミナ州、クニミ城へ向かう。
クニミ城の王エイディルから特別な鉄床と槌がある鍛冶場の使用許可を貰い、ウルピナ一行は「皇帝の大鋸」の鍛造を開始する。が、そのとき城の外でサウノックの紋章焼きが行われる。急いでその場へ向かうと、そこには姿を消していた兄アントニウスがいた。操られたアントニウスを撃破し、さらには冥魔サウノックも撃退するウルピナ一行。そしてここで衰弱しきっているもののアントニウスを助け出すことにも成功する。
冥魔サウノックを撃退したことでサウノックと大地の蛇の繋がりは断たれたことになる。が、クニミ城を出た直後、その場に大地の蛇が再度出現する。原因はサウノックの針が大地の蛇の体内に残っていることで苦しんでいるためだった。ここで一行は大地の蛇を殺さず、サウノックの針だけを倒すことで戦いを終わらせる。ここでシナリオ大地の蛇が終了となる。
大地の蛇を鎮めることに成功したウルピナ一行は一度シルミウムへと帰還し、再度アスワカンへ向かい父を救出する算段を整える。
シルミウムへ帰還した後、移動したエリアによって他の主人公のメインシナリオとなる「緋の欠片」「不死鳥」「シグフレイ」のうちひとつをサブシナリオとして攻略することができる。選択したサブシナリオの攻略もアスワカンに渡る必要があり、サブシナリオを進めアスワカンへと渡ると、神聖共和国の騎士から大地の蛇を鎮めただけでは駄目、マリガン神の神殿の浄化まで行えば父を返そうと言われる。その条件をクリアすることでウルピナは父を取り戻すことに成功する。
こうして父を連れ、ウルピナはシルミウムへと凱旋することができた。シルミウムへと戻った後はさらにもう一つのシナリオを攻略することが可能となる。
ここで選択したシナリオの最終目的地もアスワカンとなっており、最終的にアスワカンの地下へと歩みを進めることとなる。そしてアスワカンの地下最下層へと至ったとき、ここが「アイ・ハヌム」ではないかとウルピナは考える。アイ・ハヌムはファイアブリンガーを信じる都でもあった。ここで現れるファイアブリンガーがラスボスとなり、これを撃破することでウルピナ編クリアとなる。
バルマンテ編
場所はケイ州コハン城。バルマンテのシナリオはここから始まる。ここにはシグフレイという執政がいたが、彼は有形無形の罪で多くの市民を斬首刑に処していた。が今、そのシグフレイ自身が多くの命を奪った斬首台に上げられていた。バルマンテは法廷処刑人としてシグフレイの斬首を執り行うが、死の直前、シグフレイは「私は七度蘇って、この世に正義を為すつもりが、また会おう」とバルマンテに告げ、首を刎ねられた。
それから幾度となくバルマンテの元にはシグフレイが復活したという情報が流れてくる。その情報がもたらされる度に、バルマンテはその情報の出所であるモウレワ州、テルミナ州、ヌマディカ辺境州、ハイバーニア州、ロニクム州、北東外界へと赴きそこに現れた「シグフレイを名乗る者」達を処刑していくこととなる。
※バルマンテ編はウルピナ編とは異なり、メインシナリオクリア後に他の主人公のメインシナリオをサブシナリオとして進める形ではなく、何度かシグフレイを処刑した後に特定の州にいくことでメインシナリオ「シグフレイ」を一旦停止させ、サブシナリオを進める形になる。最初のタイミングはモウレワ州のシグフレイイベント終了後からとなっており、次のシグフレイイベントを開始させる前に特定の州へ赴くことでサブイベントが開始される。次のタイミングはロニクム州のシグフレイを倒した後が2つ目のサブイベントを開始するタイミングとなる。
そして七度目となるシグフレイの復活の情報は、アスワカンにて復活した、というものだった。アーサーはこの「七度蘇る」という言葉がファイアブリンガーと同じだと語る。しかしバルマンテはシグフレイがこれまで起こした様々な場所でのトラブルがファイアブリンガーに結びつくものではないと否定。が、アーサーは自身の持論を覆すことはなく、アスワカンへは行くべきじゃないと進言する。が、バルマンテは折れず一行はアスワカンへと向かうこととなる。
アスワカンへとたどり着き、帝国図書館から地下道を通って中央星神殿へと向かう。そこにシグフレイはいた。アスワカンは世界の中心であり、世界の乱れはアスワカンに集まる、と。そのときそこに星神が現れる。シグフレイはバルマンテに対して星神につくか、私につくかと問いかける。がバルマンテはシグフレイの誘いには応じない。そんなバルマンテに対しシグフレイは最初の処刑の時に渡したペンダントをずっと持ち続け守り続けてくれたことを感謝する。そのペンダントには自分の死が何度も刻まれている。それは私の一部であり、それが無くては完全な復活とはならないから、というのが理由だった。そしてそれを再度手にすることで自分の完全な復活が成し遂げられる、と。
バルマンテはそれを認めず、処刑執行人としてシグフレイの刑を実行するため最後の戦いに挑む。シグフレイ撃破の後出現するファイアブリンガーを倒してバルマンテ編はクリアとなる。
タリア編
陶芸家としてテルミナで焼き物を焼いて生活していたタリアだったが、ある時窯から焼き物を出すと全ての陶器が歪んでいた。歪みの原因を探る為タリアは見習いのセイマに工房を任せ旅に出ることにする。工房を出てすぐ、タリアは近くに不時着した不死鳥を目撃する。この不死鳥が歪みの原因ではないかと考えたタリアは不死鳥に近づこうとするも一人では無謀と考え一旦近くのシュートの街へと赴く。シュートの街には冒険者集団キラーズと行動を共にするカーンがおり、不死鳥の羽を手に入れて一攫千金を目論むカーンと、その扱いの難しい不死鳥の羽を扱えるタリアはお互いに手を組み不死鳥の元へと向かう。不死鳥と戦うことになるが、どうやら寿命だったらしく不死鳥は命を落としてしまう。さらなる報酬を目指しカーンは不死鳥の卵を探すべく、タリアは不死鳥がどこから来たかを突き止めるべく、一行は不死鳥の足跡を辿る旅に出る。手に入れたたった一枚の不死鳥の羽はフィールドで使用することで羽に残された不死鳥の記憶をビジョンとして見ることが出来、そのビジョンを元に不死鳥がどこから来たのかを確認しつつその方向に存在する州に赴くことになる。
各州を巡り、新たな州に入る毎に不死鳥の羽によって見られるビジョンを手がかりに、不死鳥がどこから来たのかを確認しつつ、旅を続ける一行。最終的に南東外界へとたどり着くが、そこへ至る為の船の航路は精霊の許しが無いと越えることが出来ない大渦によって阻まれていた。精霊の許しを得られず一行は南東外界への行程を断念。
他の手がかりを探すべく再度不死鳥の羽のビジョンを見るとグラヴィオン州が映し出され、一行はそこへと向かう。グラヴィオン州で羽を使うとカーンが「アスワカンに向かってみよう」と提案してくる。アスワカンに渡り情報収集すると、不死鳥は北東の神殿に降り立ったことが分かる。その神殿に向かうと神聖共和国の騎士団が魔物を排除していた。不死鳥が降り立ったことでその精霊力の影響もあって魔物が集まってきているらしい。タリア一行は神聖共和国騎士団を手助けすることに。が、その戦いで力を見せた一行は強すぎることを騎士団に怪しまれ、アスワカンを退散することに。
その後アスワカンを後にした一行は転送装置を用い他の州へと転移、そこからまた不死鳥の足取りを追う旅を再開させる。
各地を再度巡り、最終的に辿り着いたヤクサルト辺境州で不死鳥の遺物を入手することとなり、これにより精霊の許しを得た一行は、再度大渦を越え南東外界への航路へと赴くことになる。
南東外界の最果ての島で一行は遂に不死鳥の卵を発見するが、直後に卵が孵化。新たに誕生した不死鳥はそのまま飛び立っていった。カーンは卵を手に入れることができず落ち込むが、タリアは不死鳥誕生の儀式に自分が選ばれたと悟り、これによって歪みは解消されたと考え自身の工房へと帰っていった。
タリア編ではこのメインシナリオ「不死鳥」クリア後に他の主人公のメインイベントを2つサブイベントとして攻略することが出来る。どれを選んでも最終的にはアスワカンに赴きファイアブリンガーを倒すことでシナリオクリアとなる。
レオナルド編
ヤクサルト辺境州にある農場からレオナルドの話は始まる。レオナルドが収穫を終えると、そこに謎の女性が現れる。女性は「緋の欠片をアイ・ハヌムに沈めて」とだけ話すとその場に倒れこんでしまう。近くの診療所に連れていくが、医者の話ではしばらく起き上がれない状態だという。そしてその女性は「緋の欠片」を手にしていた。実はレオナルドも産まれた時からこの「緋の欠片」を握って産まれてきたという。
倒れた女性が口にした「アイ・ハヌム」はおとぎ話にでてくる架空の場所だ、と人々は考えていた。が、レオナルドはこの女性の願いを聞き入れるべくアイ・ハヌムを探す旅に出る。そこへ幼馴染であるエリザベートとその取り巻きが現れ、レオナルドのアイ・ハヌムを探すという言葉に半ば呆れながらも旅に同行することとなる。女性を介抱している医者に「調べものをするならアスワカンの帝国図書館に行ってみろ」と言われていたレオナルドは、一行を引き連れアスワカンへと向かうことになる。
※レオナルド編は本作の主人公の中でも一番自由度が高いフリーシナリオとなっており、他主人公の全てのメインシナリオを行うことも、また自身のメインシナリオとなる「緋の欠片」イベントを途中放棄してもクリアすることが可能となっている。また他主人公とは違いメインシナリオとなる「緋の欠片」終了後に他主人公のイベントを始めるのではなく、同時進行のような形でイベントが進行していくため、レオナルド編は本作に慣れたプレイヤー向けの主人公となっている。
各地でアイ・ハヌムの情報を得る為行動するがめぼしい情報はなく、当初の目的地だったアスワカンへと一行は向かうこととなる。途中ケイ州に入ったタイミングで「大地の蛇」「シグフレイ」「不死鳥」イベントが開始される。
アスワカンへと辿り着いた一行は帝国図書館へ赴く。帝国図書館員はアイ・ハヌムの情報は古代石板に頼るしかないと語る。が、今現在帝国図書館ではアイ・ハヌムの場所を記した石板は見たことがない、とのこと。しかし帝国以外の場所にあるのは間違いないので北東外界を調べて見ろと助言を受け、一行は北東外界を目指すことに。
北東外界でレオナルドは「緋の欠片をアイ・ハヌムに沈めて」という言葉を思い出し、湖か何かがあるはずだ、と推測する。捜索すると北東外界北側に精霊の湖を発見した。そこに緋の欠片を投げ入れる。が、何も起きず無駄足だと思われたその時、レオナルドと同じ姿をした謎の人物が姿を現し、「ここはアイ・ハヌムじゃない」と告げると投げ入れた緋の欠片を投げ返してくる。レオナルドはその自分とそっくりな存在に「アイ・ハヌムはここじゃなければどこだ」と問いかける。その問いに「アイ・ハヌムは世界の中心にある。帝国というのは世界の表面を薄く覆っているだけだ」と返すレオナルドと同じ姿の存在。
その言葉にレオナルドはアイ・ハヌムがアスワカンの下に存在することを確信する。
再びアスワカンに赴き、北東外界に行けを進めてきた帝国図書館員のもとへと向かう。図書館員に「アイ・ハヌムはアスワカンの下にあるとわかった、どうすればこの下へいけるのか」と尋ねる。が、図書館員はアイ・ハヌムは神の力を得るための場所であり、資格を持つものでなければ滅び去る運命にある。だからお前のような男をアイ・ハヌムに行かせるわけにはいかない、と妨害してくる。しかしレオナルドはそれに怯むことなくあくまで自身の使命である「アイ・ハヌムに緋の欠片を沈める」という目的のために図書館員を排除して地下へと降りていく。
地下でファイアブリンガーと戦い、勝利することでレオナルド編クリアとなる。
『サガ スカーレット グレイス』のゲームシステム
ワールドマップ
フリーワールドシステムというあらたな概念によって構成されている。これはダンジョンを廃止するという思い切った設計転換によるもので、フィールドは探索する場所ではなくイベント発生地点を配置するための舞台と割り切って表現されており、非常にシンプルに作られている。
タイムラインシステム
本作はとにかく戦闘に特化して作られており、戦闘がメインイベントと呼ばれるほど。そのため雑魚敵との戦闘に関しても従来のRPGよりも時間と手間がかかるようになっており、適当に技を選択して戦うだけではボス戦でなくとも全滅の可能性がある難易度となっている。
その戦闘を生み出しているシステムが「タイムラインシステム」という本作独自の要素である。これは戦闘時の画面下に表示されるタイムラインによって敵側の行動が予め確認できるようになっており、プレイヤーはこの情報を元にキャラクターの行動を選択していくこととなる。プレイヤーキャラクターは行動を選択することでキャラクターの素早さや技、術の行動速度を参照しながらタイムライン上に行動の順番が表示される。
基本的にはこのタイムラインに表示されている順番に1ターン毎の行動が敵味方入り乱れて行われることとなる。
バトルの基本ルール
通常のRPGと大きく異なる点にステータス異常攻撃などがボスにも有効であることが挙げられる。使用する技や術も敵、味方共に共通のものが多くなっており、これにより相手が使おうとしてくる技をどう対処すればいいかを判断しやすくなっている。
味方キャラは戦闘中HPが0になるとLPという値が1減少する。このLPが0になるとそのキャラはしばらく戦闘に参加できなくなる。LPを回復させるには2回戦闘に参加させず待機させるか、一部のワールドイベントで回復させる必要がある。
BP
技や術を使う為に必要となるコスト。味方全員で共有しており、BPはターン経過によって徐々に上昇していく。陣形によってBP初期値や上昇量、上昇のタイミングも異なってくる。敵もBPのルールは共通でありターンが経過することで敵側のBPも増加していくため、ターン経過とともに強力な技を使用してきたり、行動キャラが増えたりしてくる。
このBPのおかげで、戦闘開始から強力な技を使用して即戦闘終了、といったことはできなくなっており、さらにBP量は非常にシビアなバランスとなっているため最初のターンのうちは数人のキャラしか行動できない、といったことも頻繁に起こる。
連撃
敵味方問わずキャラが倒されたときに、タイムライン上でその倒されたキャラの両脇に表示されているのが同じ勢力(両脇とも敵、あるいは味方)だった場合に発生する。連撃が発生することでランダムな対象1体に大ダメージを与えられる他、次ターンは連撃参加者の消費BPが減少する効果も付与される。
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サガ フロンティア(SaGa Frontier)のネタバレ解説・考察まとめ
『サガ フロンティア』とは、現:スクウェア・エニックスが1997年7月11日に発売したプレイステーション用ソフトで、ジャンルはRPG。サガシリーズの7作目にあたる。主人公は7人の中から1人を選び、それぞれ違ったストーリーが展開する。今作ではこれまでのファンタジー路線に加えSF要素も盛り込まれている。また今作より「連携」システムが搭載された。多数の小世界「リージョン」を舞台に、7人の主人公たちがそれぞれの物語を紡いでいく。
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ロマンシング サ・ガ(ロマサガ1)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロマンシング サ・ガ』とは、1992年1月28日に現スクウェア・エニックスから発売されたスーパーファミコン(SFC)用ロールプレイングゲーム(RPG)。 ゲームボーイ用ソフト『Sa・Ga』シリーズのスタッフが新たに手掛けた意欲作。最大の売りは、当時まだ珍しかった自由度の高い「フリーシナリオシステム」を採用したこと。それぞれ異なる事情を抱えた8人の主人公から1人を選んで自由に世界を冒険するうち、伝説の邪神と戦うこととなる。
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ロマンシング サ・ガ3(ロマサガ3)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロマンシング サ・ガ3』とは、1995年に現スクウェア・エニックスより発売されたスーパーファミコン用ロールプレイングゲームソフト。サガシリーズの6作目にあたり、ロマサガシリーズの3作目にしてシリーズの集大成との呼び声も高い。シリーズの特徴であるフリーシナリオの他、ミニゲームも充実。グラフィックや演出、音楽などの点で特に評価が高い。8人の主人公から1人を選び、「死食」がもたらす数々の謎を解き明かす冒険の旅に出る。
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ファイナルファンタジー 零式(FF零式)のネタバレ解説・考察まとめ
「ファイナルファンタジー 零式(れいしき)」 (FF零式) とは、2011年にスクウェア・エニックスより発売されたプレイステーションポータブル(PSP)用ロールプレイングゲーム(RPG)。戦争をテーマに、クリスタルと神、人間の命と死について描かれるFFシリーズの外伝的作品。舞台は「オリエンス」という世界で、主人公の14人の少年少女たちは、アギトと呼ばれる救世主になるために厳しい訓練をこなしながら戦争に身を投じていく。
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サガ フロンティア2(SaGa Frontier 2)のネタバレ解説・考察まとめ
『サガフロンティア2』とは、現スクウェア・エニックスが1999年に発売したプレイステーション用ソフト。ジャンルはRPG。サガシリーズとしては8作目、『サガフロンティア』シリーズでは2作目に当たる。 シリーズの特徴であるフリーシナリオは、今作では年代順にシナリオを追っていく「ヒストリーチョイス」システムとして採用されている。術が一般化している世界を舞台に、術が使えないギュスターヴ13世と時代の影で起こる災いに立ち向かうウィリアム・ナイツとその一族を主人公に、約100年に及ぶ物語が描かれる。
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ファイナルファンタジーX-2(FF10-2)のネタバレ解説・考察まとめ
「ファイナルファンタジーX-2」(FFX-2)はスクウェア・エニックスより2003年にPlayStation2用ソフトとして発売されたRPGで、「FFX」からの正当な続編。 世界観は「X」から引き継いているが、キャラクター演出などのノリはかなり軽い。ドレスアップなど新たなシステムを搭載している。 「FFX」から2年後、ユウナはティーダに似た青年が映ったスフィアを見て、再び旅に出る。
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ファイナルファンタジーVIII(FF8)のネタバレ解説・考察まとめ
ファイナルファンタジーVIII(FF8)はスクウェア(現スクウェア・エニックス)が1999年にPlayStation用に発売したロールプレイングゲーム(RPG)で、シリーズ8作目。 今作ではシリーズ初の主題歌が採用され、その主題歌「Eyes On Me」は50万枚を超えるセールスを記録した。 兵士養成学校に所属する青年スコールがその仲間たちと共に、世界の脅威となる魔女と戦う物語。
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ファイナルファンタジータクティクス(FFT)のネタバレ解説・考察まとめ
ファイナルファンタジータクティクス(FFT)とは、スクウェア(現スクウェア・エニックス)から1997年にプレイステーション用ソフトとして発売されたシミュレーションロールプレイングゲーム(RPG)である。 獅子戦争と呼ばれる内戦の最中、その裏で活躍した主人公ラムザと、その親友だったディリータの栄光と暗躍を描く物語。
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ロマンシング サ・ガ2(ロマサガ2)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロマンシング サ・ガ2』とは、スクエア(当時)が開発したSFC用のRPGである。特徴は、決まった流れを追うのではなく、フリーシナリオを採用している点と、レベルに関係なく技を習得する閃きシステムが挙げられる。プレイヤーはバレンヌ帝国の皇帝となり、かつて世界を救った「七英雄」と対峙していくこととなる。その戦いは世代を超えて続き紡がれる。
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ファイナルファンタジーIX(FF9)のネタバレ解説・考察まとめ
『ファイナルファンタジーⅨ』(FF9)とは、スクウェア(現スクウェア・エニックス)より2000年に発売されたプレイステーション用ゲームソフト。FFシリーズ9作目。 今作のテーマは原点回帰。中世欧州風の王道ファンタジー的世界観に加え、過去のシリーズのオマージュ的な要素が盛り込まれている。 主人公ジタンと世界を滅ぼそうとするクジャとの闘いを通して、命と絆の大切さと生きる意味を問う物語。
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ファイナルファンタジーI(FF1)のネタバレ解説・考察まとめ
「ファイナルファンタジー(FF)」とは、1987年に発売されたファミリーコンピュータ(FC)用ゲームソフト。ジャンルはロールプレイングゲーム(RPG)。以降、様々なゲーム機にリメイクされている。 FFシリーズの記念すべき第1作目。 闇に覆われた世界に、クリスタルを手にした4人の若者が現れる。 彼らは「光の戦士」として、この世界の闇を払い、平和を取り戻すために冒険の旅に出る。
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ファイナルファンタジーVI(FF6)のネタバレ解説・考察まとめ
スクウェア(現スクウェア・エニックス)がスーパーファミコン(SFC)向けに1994年に発売したゲームソフト。FFシリーズ6作目。今作では、FF5までのシステムを踏襲しつつ、キャラクターによるストーリー性を重視した群像劇を描き出す。 失われた魔法と幻獣、機械文明世界が舞台となる。世界征服を企むガストラ帝国と、それに立ち向かう抵抗組織に属する者たちの戦いを描く群像劇。
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ファイナルファンタジーIV(FF4)のネタバレ解説・考察まとめ
ファイナルファンタジーIV(FF4)は1991年、スーパーファミコン(SFC)用ソフトとして発売されたシリーズ4作目。 「ATB」(アクティブタイムバトル)が初めて導入され、現在までの基本システムを形作った作品。 バロン王国飛空挺団隊長セシルは王の命令により、理不尽な任務を命じられる。王に疑念を抱いたセシルは隊長の任を解かれ、親友カインと共に新たな任務に赴くのだった。
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ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-(FF4TA)のネタバレ解説・考察まとめ
「ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-」(FF4TA)とは、スクウェア・エニックスより配信・発売されたロールプレイングゲーム(RPG)。 元は携帯アプリとして配信され、その後スマホ版も配信され、携帯ゲーム機用ソフトとしても発売された。 FF4の主人公セシルの息子セオドアが主役となり、かつての仲間と共に世界の危機を救う旅に出る。
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ファイナルファンタジーII(FF2)のネタバレ解説・考察まとめ
ファイナルファンタジーIIは、FFシリーズの第2作目。 FF2は、従来のゲームにあったレベルや経験値という概念を無くし、戦闘中にとった行動によって、キャラクターを好きなように成長させられる新しいシステムを採用した意欲作である。 パラメキア帝国が世界を侵略しようとしている世界で、帝国軍と反乱軍との戦いを軸に、出会いと別れ、命の絆の物語が展開される。
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Sa・Ga2 秘宝伝説(Final Fantasy Legend II)のネタバレ解説・考察まとめ
『Sa・Ga2 秘宝伝説』とは、1990年12月14日に現:スクウェア・エニックスから発売されたゲームボーイ(GB)用ソフト。サガシリーズの第2作目。 基本的なシステムは前作『魔界塔士Sa・Ga』を踏襲しているが、さらに遊びやすくなるようシステムに変更や追加がなされている。 古の神々の遺産「秘宝」は手に入れるとすばらしい力が得られるという。主人公は、その「秘宝」を追って行方不明になった父親を探して、仲間たちと共に旅に出る。
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ドラゴンクエストXI(DQ11・ドラクエ11)のネタバレ解説・考察まとめ
ドラゴンクエスト11とは、2017年7月29日に発売された同シリーズ11作目にして初の「PlayStation4(以降PS4と呼称)」と「Nintendo3DS(以降3DSと呼称)」の2機種同時発売のゲームとなる。2013年の企画当初はPS4のみだったが、後に3DS版の開発も決定された。 悪魔の子と呼ばれ、勇者でありながら追われる身となってしまう主人公。その旅のなかで出会う仲間たちとの壮大な冒険が始まる。
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時空の覇者 Sa・Ga3(Final Fantasy Legend III)のネタバレ解説・考察まとめ
『時空の覇者 Sa・Ga3』とは、1991年12月13日に現:スクウェア・エニックスから発売されたゲームボーイ専用ソフト。サガシリーズの完結編。今作がGB最後の作品となった。システムは前2作とは異なり、経験値でレベルアップするというオーソドックスなものに変更され、武器や魔法の使用回数制限も撤廃された。滅びの未来を変えるため過去へ送られた3人の若者たちが、仲間と共に時空を超えて異次元の神と戦う物語。
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ファイナルファンタジーXIV(FF14)のネタバレ解説・考察まとめ
『ファイナルファンタジーXIV(FF14)』とは、スクウェア・エニックスが開発・販売したオンラインゲーム。FFシリーズ14作目。 2010年に発売された最初のFF14はゲームの不備により、2年でサービスが終了した。その後2013年に、ストーリーや世界観を引き継ぎつつ、大幅リニューアルし、新生FF14として発売。 プレイヤーはエオルゼアという世界を自由に冒険し、世界を侵略しようとする帝国と戦う。
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ファイナルファンタジーV(FF5)のネタバレ解説・考察まとめ
「ファイナルファンタジーV(FF5)」とは、スクウェア(現スクウェア・エニックス)がスーパーファミコン(SFC)向けに発売したゲームソフトで、シリーズ5作目となる。 FF4から採用されたアクティブタイムバトル(ATB)をさらに進化させ、新ジョブも追加された。 風・水・火・土の4つのクリスタルを守るため、クリスタルの心と力を受け継いだ光の戦士達は暗黒魔道士エクスデスと戦う。
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魔界塔士 Sa・Ga(The Final Fantasy Legend)のネタバレ解説・考察まとめ
『魔界塔士Sa・Ga』とは、1989年12月15日に現・スクウェア・エニックスから発売されたゲームボーイ(GB)専用ソフト。ジャンルは当時、携帯機のGBでは不可能といわれた初のRPGで、当社初のミリオンソフトとなった。 サガシリーズの記念すべき第1作目。経験値やレベルの概念がなく、キャラクターの種別によって成長方法が異なるという斬新なシステムで注目された。舞台は1本の塔によって結ばれた4つの世界。その塔の頂上には楽園があるという。その楽園を求めて主人公は塔への冒険に旅立つ。
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ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3(DQMJ3)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』とはスクウェア・エニックスより発売されたドラゴンクエストモンスターズジョーカーシリーズ4作目となるRPGである。物語の舞台であるブレイクワールドでモンスターをスカウトして仲間にしながら、主人公の過去と世界の秘密を解き明かすストーリー。シリーズ初となる仲間モンスターに乗って移動できる「ライドシステム」など新要素も追加されている。ジョーカーシリーズ1作目との繋がりも多く、マイナーチェンジのプロフェッショナル版はシリーズのフィナーレを飾る完結作となった。
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目次 - Contents
- 『サガ スカーレットグレイス』の概要
- 『サガ スカーレット グレイス』のあらすじ・ストーリー
- 『サガ スカーレット グレイス』の世界について
- ウルピナ編
- バルマンテ編
- タリア編
- レオナルド編
- 『サガ スカーレット グレイス』のゲームシステム
- ワールドマップ
- タイムラインシステム
- バトルの基本ルール
- BP
- 連撃
- シナリオ分岐
- 仲間の加入・成長
- 産業開発
- 『サガ スカーレット グレイス』の登場人物・キャラクター
- 4人の主人公
- ウルピナ
- バルマンテ
- タリア
- レオナルド
- それぞれの主人公のパートナーキャラ
- モンド
- アーサー・ダールトン
- カーン
- エリザベート
- その他プレイアブルキャラクター
- ソロン
- ツィゴール
- ネッサ
- ヤマト
- ベアトリス
- トマト
- スネイル
- クイーン
- ハウス
- コンパス
- サーシャ
- マクシミアス
- アントニウス
- ヒルダ
- チアーゴ・リズボア
- オグニアナ
- ミラーネ
- エリセド
- ヨーマン
- グリフィン
- チチ
- ルイース・ダーリング
- ソクラテス
- アングル
- ティシサック
- ローソン
- ネエ
- イグナシウス
- ムアダナイト
- ホンスワン
- ネヴァーン
- ジゼル
- ポール
- オーヴィル
- クミ
- リコ
- ユリア
- エイディル
- ノーラン
- ヘイゲル
- クライサ
- エアライヒ
- サイド・スタビアン
- ケンジ
- ラファエル
- イレーネ
- サビット
- 大魔女
- ルーナ
- ツバキ
- 重要キャラクター
- 大地の蛇
- 不死鳥
- シグフレイ
- ファイアブリンガー
- 『サガ スカーレット グレイス』のアイテム
- 武器
- 大剣
- 長剣
- 小剣
- 槍
- 斧
- 棍棒
- 弓
- 杖
- 防具
- 盾
- 主防具
- 副防具
- アクセサリ
- 素材
- 『サガ スカーレット グレイス』の用語
- バトルでの用語
- 属性
- リザーブ技
- 恩寵
- 陣形
- ロール
- ワールドマップの用語
- フリーワールドシステム
- アスカワン
- アイ・ハヌム
- ロニクム州
- ヤクサルト辺境州
- テルミナ州
- ケイ州
- 世界観の用語
- 帝国
- 星神
- 緋の欠片
- 魔獣
- 冥魔
- 精霊
- 『サガ スカーレット グレイス』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 主人公について
- 主人公の人数が減った
- 主人公の見た目の多様性
- フリーワールドシステムが生まれた経緯
- 楽曲完成までの困難
- 高めに設定されたキャラクターの年齢層