サガ スカーレット グレイス(SSG)のネタバレ解説・考察まとめ

『サガ スカーレット グレイス』とはスクウェア・エニックスより発売されたPlayStation Vita用ゲームである。最大の特徴は「タイムラインバトル」と呼ばれる戦闘方法にあり、「戦闘がイベント」と言われるほどにバトルシステムに力を入れた作品となっていることが挙げられる。さらにはRPGでは当然のようにある「ダンジョンの探索」という要素をバッサリと削除しており、従来の『サガシリーズ』同様、新たな試みが多数見受けられる作品となっている。

『サガ スカーレットグレイス』の概要

『サガ スカーレット グレイス』は2016年にスクウェア・エニックスから発売されたPlayStation Vita用RPGゲームである。『サガ』シリーズ25周年記念タイトルとして制作された本作は2014年発表時には『SAGA2015』の仮題でニコニコ生放送で制作発表され、2015年に「SCEJA Press Conference 2015」にて正式タイトルである『サガ スカーレット グレイス』が発表された。

本作では主人公が4人用意されており、選択した主人公によってメインとなるシナリオが異なってくる。主人公選択も特殊なものとなっており、ゲーム開始直後、彗星から質問を投げかけられ、2つの選択肢からどちらかを選ぶ質問を7回行い、この選択によって主人公が決まる、というシステムになっている。この選択によって主人公のステータスにも若干の変動が発生するようになっており、同じ主人公が選ばれても選択によって異なる特徴を持ったキャラクターになることすらある。2週目以降は4人の中から任意に選択することができるようになり、この場合はステータスは初期値のままとなる。冒険する世界は全キャラクターで共通であるが、この冒険する世界についても「フリーワールドシステム」という新たなシステムによって表現されている。これは従来のRPGでは必須であった「ダンジョン」の概念を廃止し、フィールドを歩き回って各地で起こるイベントに介入し、そこで起こるバトルで勝利すれば話が進む、というもの。探索という手間をまるごと省略することで、戦闘をその分濃密にする、という意図の元作られている。この「フリーワールドシステム」は『サガ』シリーズに従来より存在した「フリーシナリオシステム」の延長上にあるものとして制作されている為、プレイヤーの選択や選ぶイベント順によって展開が大きく異なることも多く、同じ主人公でストーリーを進めても全く違う展開でイベントが進むことも珍しくない。

本作はフィールドマップでの行動が簡略化された分、戦闘に特化したRPGとなっており、この濃密な戦闘を表現するために本作で採用された戦闘システムが「タイムラインシステム」である。
「タイムラインシステム」では、敵側の行動パターンが予め確認可能となっており、プレイヤーは表示されている敵の行動を判断材料に自分のキャラクターの行動を選択していくこととなる。
行動選択時には「BP」を消費するが、この「BP」は味方全員で共有することとなり、「BP」はターンの経過によって徐々に増加していく仕組みとなっている。このことから戦闘開始直後に大技をパーティメンバー全員で繰り出してごり押しで攻略する、ということは不可能となっている。さらに選択した行動によって行動できる順番が変化するようになっており、使用する技の中には「敵の行動順を後ろに下げる」などといった効果を持つ技や「敵が特定の技を使用した場合に割り込んで攻撃する」技などもあるため、戦闘時の画面下に表示される「タイムライン」を確認しながら使用する技や選択する行動を見極め、いかに相手より素早く攻撃するか、また相手の行動順をずらし自軍に有利な状況で戦闘を進行させるかを逐一確認しながら戦闘をする必要がある。敵の行動が予めわかっている、という原則の上での戦闘の為、敵は通常の雑魚敵であっても従来のRPGより格段に強くなっており、適当に技を選択して戦闘していると通常戦闘であってもあっという間に全滅してしまうこともしばしばある。
戦闘の難易度が高くなっている分、戦闘終了後はHPや状態異常が全て回復するようになっており、一般的なRPGにおける「宿屋」的なものは存在しない。さらに「武器屋」「防具屋」といった店の概念は存在せず、基本的にはほとんどの街に存在している「鍛冶屋」で、素材を消費して武器、防具を強化していくこととなる。

『サガ スカーレット グレイス』のあらすじ・ストーリー

『サガ スカーレット グレイス』の世界について

かつて、星神を裏切った「ファイアブリンガー」という一柱の神がいた。その神は邪神となり、星々の彼方に追放されたが、彗星になって還ってきた。ファイアブリンガーの接近によって冥魔の活動が活発となり、星は大きな混乱に見舞われた。それを見かねた星神はある人間に力を与えた。その男は人々を束ね、邪神に抵抗するための帝国を築き力を合わせて邪神と戦った。邪神は敗れ去り、星には平和が訪れるが邪神は150年に一度の周期でまた帰ってくる。
こうして人々は歴代の皇帝の元邪神と戦い続け、7度目の戦いでようやく邪神ファイアブリンガーを打ち破った。邪神の彗星は砕け長い戦いに終止符が打たれたが、これによって帝国は不要な存在となり、そのうち反乱が勃発、皇帝は暗殺され帝国は内乱によって瓦解した。

それから70年後、新たな脅威が迫りつつあった。人々は星神に救いを求めるが叶わず、そのうち徐々に力を取り戻し始めた冥魔たちは、砕け散り、地上に降り注いだ邪神ファイアブリンガーの破片を探し出すことを目的として活動を活発化させていく。

ウルピナ編

かつて滅亡した帝国において四将軍家の筆頭としての立場を確立していたユラニウス家。その娘であるウルピナが自身が住むロニクム州で父のマクシミアスの出陣を見送るところから物語は始まる。マクシミアスから出発直前に母の形見である指輪を受け取ったウルピナは兄であるアントニウスに命じられ、臣下であるモンドや他の部下と共に領内の巡回に出る。

ロニクム州の各地を廻っていたところ、突如自身が発生する。震源地と思われる北部へ向かうとそこには巨大な穴が空いていた。そこから突如として巨大なムカデのような魔物が出現、これを撃退することとなる。
がこの戦闘の最中に何者かにユラニウス家の拠点であるシルミウムを陥落させられてしまう。すぐに一行はシルミウムへ帰還するが一足遅く首謀者と思わしき人影は同じくロニクム州にあるパルム城に逃げ込まれてしまう。
ウルピナ一行はそれを追うが、パルム城城主はウルピナの言葉を聞き入れず、それどころかウルピナを捕えようと画策してくる。その手を逃れるも行くあてもなくなったウルピナはモンドから父と合流するべきと進言され、一行はロニクムを脱出し父がいるアスワカンへと至るための旅をすることとなる。

本来ならばロニクム州からアスワカンはほぼ隣接した地理構造なのだが、そちらへ向かう道は閉鎖されている為、多少遠回りながらも確実にたどり着ける道を進むこととなる。
ロニクムからユシタニア州、ハイバーニア州、グラヴィオン州といくつもの州を跨いだ旅をしていくこととなるが、その途中ハイバーニア州でまたしても大地に大穴が空きムカデ型のモンスターが出現する。このモンスターが「大地の蛇」と呼ばれる魔物で、この「大地の蛇」がウルピナのメインシナリオとなる。ハイバーニア州は魔将軍グウィネズ家の治める土地だが、現在は3つの分家がにらみ合いを続けている土地。そしてグウィネズ家のエリセドはウルピナの兄アントニウスの婚約者でもある。
ここでも大地の蛇を撃退、その後ウルピナはグウィネズ家の本拠地である静寂の杜に行くが、その時再びシルミウムを襲った一団が静寂の杜に襲来。その混乱の最中ウルピナはハイバーニアを後にすることとなる。

次に訪れたグラヴィオン州は父がいるアスワカンのすぐ横の州。ここで情報を収集していると父であるマクシミアスが率いた軍が戦に敗れたことが発覚する。
が、詳しい話を聞くとマクシミアスは敗戦より前の段階で部隊を離れアスワカンへと渡ったことが分かり、ウルピナ一行もアスワカンへと渡る船を手配することとなる。
アスワカンへと上陸した一行だが、ここでも「大地の蛇」が現れる。ウルピナがその場にたどり着いたときには既に神聖共和国の兵士が大地の蛇を取り囲んでいた。そしてそこには父マクシミアスもいた。ついに父との再会を果たしたウルピナだったが共和国の兵から「大地の蛇」を倒すよう促される。さらに共和国兵士は、「皇帝の大鋸」を用いて「大地の蛇」を倒すことがユラニウス家の義務だという。
ここで3度目の「大地の蛇」討伐を行うが、戦闘終了後にはマクシミアスの姿は共和国兵士共々消えていた。
その後ウルピナを追ってきたというグウィネズ家のエリセドが仲間になり、義姉となる彼女に事の顛末を話す。ウルピナは神聖共和国に囚われたであろう父の救出を進言するが、それは却って危険だとウルピナを諭し、大地の蛇と共に現れた謎の集団が各地に出没していることからウルピナの故郷であるシルミウムは手薄になっている可能性もある、一度帰ってみるべきだとウルピナに提案する。
アスワカンから出ようとしたところ、共和国の兵士から「皇帝の大鋸」が奪われたことが知らされ、それを取り返すのもユラニウス家の義務だと伝えられる。ウルピナは大鋸を取り返すために父を解放しろと訴えるが、その願いは届かず父を人質に取られたまま「皇帝の大鋸」を取り戻すための新たな旅をすることとなる。

「皇帝の大鋸」を探す前にエリセドの進言通りシルミウムへと帰還するが、そこには既に襲撃してきた謎の敵の姿はなく、周囲の砦ももぬけの殻となっていた。シルミウムに戻りそこに居たであろう兄アントニウスを探すが姿は無く、いたのは継母のみ。継母の話では謎の一団は「皇帝の大鋸」を持ちロニクム州から脱出したらしい、とのこと。さらにそのとき兄も連れ去られたらしいことが分かる。
兄を助け「皇帝の大鋸」を取り戻す為、ウルピナ一行はロニクム州から隣のセレナイフ州を通りリーア辺境州へと向かう。

その後謎の一団の行方について情報収集をすると、一団は港に向かったことが分かり、そこから船でイルフィー海へ向かったことが分かる。
ウルピナ一行も船を手配し、イルフィ-海へと出航し、到着した港で一団が乗ったと思われる船を発見する。が、ここでは一団と兄とは再会できず、海上騎士団と揉め事が起こりそうになるが、そこに現れた燈台守によって仲裁され、事なきを得る。さらにその燈台守によって海上騎士団から一団の行先を聞くことに成功し、ウルピナ一行は「ワイズの廃墟」へと赴くことに。
「ワイズの廃墟」にてついにウルピナ達は謎の一団と対峙するが、兄を返せと迫るウルピナに、彼らは「皇帝の大鋸」をお前の手で破壊しろ、と提示してくる。
「皇帝の大鋸」を破壊すれば、神聖共和国に囚われている父を助けられず、破壊しなければ一団に囚われた兄の命が危ない。究極の選択を迫られるウルピナ。そしてこの謎の一団は冥魔サウノックの使徒であることが判明する。サウノックの使徒は兄アントニウスを傀儡とし、「皇帝の大鋸」を破壊させる算段を取っていた。さらに使徒によって冥魔サウノックが地上に現れ、アントニウスを操り始める。
操られた兄を撃退するが、一瞬意識を取り戻した兄は「今のうちに私を殺せ」とウルピナに訴える。
この一連のイベントの選択肢によって、兄アントニウスが生存するか、皇帝の大鋸が破壊されるかの分岐が起こる。アントニウスの願いを聞き入れ殺す選択肢を取ると、皇帝の大鋸は破壊されないがアントニウスは死亡する。願いを聞き入れず、絶対に無理と断ると兄は生存するが、この段階では姿を消してしまい、皇帝の大鋸は破壊されてしまう。どちらの展開に進んでもサウノックの使徒が呼び出したダーククラーケンと戦うこととなる。
ダーククラーケンを撃破した後はサウノックの使徒を追ってトラキニ州へと向かう。ここでも大地の蛇とサウノックの使徒が現れ、これを撃退することとなる。その後東の帝国と呼ばれるエルワカンで「皇帝の大鋸」を鍛冶する方法を教えられる。そして一行は「皇帝の大鋸」を鍛えるために必要な素材を求めて北東外界へと赴く。北東外界で素材を集めた後は、「皇帝の大鋸」を鍛える特別な鉄床と槌があるテルミナ州、クニミ城へ向かう。
クニミ城の王エイディルから特別な鉄床と槌がある鍛冶場の使用許可を貰い、ウルピナ一行は「皇帝の大鋸」の鍛造を開始する。が、そのとき城の外でサウノックの紋章焼きが行われる。急いでその場へ向かうと、そこには姿を消していた兄アントニウスがいた。操られたアントニウスを撃破し、さらには冥魔サウノックも撃退するウルピナ一行。そしてここで衰弱しきっているもののアントニウスを助け出すことにも成功する。

冥魔サウノックを撃退したことでサウノックと大地の蛇の繋がりは断たれたことになる。が、クニミ城を出た直後、その場に大地の蛇が再度出現する。原因はサウノックの針が大地の蛇の体内に残っていることで苦しんでいるためだった。ここで一行は大地の蛇を殺さず、サウノックの針だけを倒すことで戦いを終わらせる。ここでシナリオ大地の蛇が終了となる。
大地の蛇を鎮めることに成功したウルピナ一行は一度シルミウムへと帰還し、再度アスワカンへ向かい父を救出する算段を整える。

シルミウムへ帰還した後、移動したエリアによって他の主人公のメインシナリオとなる「緋の欠片」「不死鳥」「シグフレイ」のうちひとつをサブシナリオとして攻略することができる。選択したサブシナリオの攻略もアスワカンに渡る必要があり、サブシナリオを進めアスワカンへと渡ると、神聖共和国の騎士から大地の蛇を鎮めただけでは駄目、マリガン神の神殿の浄化まで行えば父を返そうと言われる。その条件をクリアすることでウルピナは父を取り戻すことに成功する。

こうして父を連れ、ウルピナはシルミウムへと凱旋することができた。シルミウムへと戻った後はさらにもう一つのシナリオを攻略することが可能となる。
ここで選択したシナリオの最終目的地もアスワカンとなっており、最終的にアスワカンの地下へと歩みを進めることとなる。そしてアスワカンの地下最下層へと至ったとき、ここが「アイ・ハヌム」ではないかとウルピナは考える。アイ・ハヌムはファイアブリンガーを信じる都でもあった。ここで現れるファイアブリンガーがラスボスとなり、これを撃破することでウルピナ編クリアとなる。

バルマンテ編

場所はケイ州コハン城。バルマンテのシナリオはここから始まる。ここにはシグフレイという執政がいたが、彼は有形無形の罪で多くの市民を斬首刑に処していた。が今、そのシグフレイ自身が多くの命を奪った斬首台に上げられていた。バルマンテは法廷処刑人としてシグフレイの斬首を執り行うが、最後に何か言い残すことはあるかとシグフレイに聞く。
シグフレイはバルマンテにペンダントを渡すと、「私は七度蘇って、この世に正義を為すつもりが、また会おう」とバルマンテに告げ、首を刎ねられた。
しばらくコハン城には平和な日々が流れるが、ある時アーサーがシグフレイが生き返ったとバルマンテに告げる。生き返ったシグフレイはモウレワ州で星神のための祈りの塔の建設を呼び掛けているという。その真偽を確かめるべくバルマンテとアーサーはモウレワ州へと向かう。
モウレワ州に着き情報を収集すると、祈りの塔を作っている男の正体はポール・ヘジンという男だという。彼はある日神の啓示を受け、それがきっかけで塔の建設を始めたという。そしてそのころから彼はシグフレイを名乗り始めたという。バルマンテ一行はその男に会いに行くことに。塔の建設予定地に行くと魔物が襲ってくるがそれを撃退し、シグフレイを名乗る男ポールと会うことが出来た。男曰くシグフレイという名は星神から与えられた名だからケイ州のシグフレイをは無関係だという。男の話を聞いた後は塔の建設予定地に魔物をけしかけた者を探すこととなる。州内を回り情報収集を行うと、シャムス神殿で神官がポールに対する文句を言っているのを耳にする。神官が言うには神殿の収益源だった北鉱山が塔建設に使われることとなったことが文句の原因とのこと。その北鉱山に行くと、そこに居たシャムスの星獣が魔物によって殺されてしまったとのこと。その魔物をバルマンテらが撃退するが、その星獣を殺した魔物をけしかけたのはポールだったことが発覚する。シャムス神殿の神官によりこのことを告発されたポールは星獣を殺した魔物、冥魔と契約し召喚したことなどを罪に問われ帝国法に基づき斬首となる。ポールは斬首の前にバルマンテに対し「多くの者が祈りの塔を建てることを望んだ。これは正義だ。また会おう」と語り首を刎ねられた。シグフレイは再び処刑されたが、彼が建てようとしていた祈りの塔は結果として完成した。
それからしばらく経ったある日、アーサーがまたしてもシグフレイ復活の情報をバルマンテに届ける。続いてはテルミナ州で現れたらしく、ここではシグフレイ教団と名乗る者たちが活動しているとのこと。これを聞きバルマンテたちはテルミナ州へと赴く。
テルミナ州では野焼きが行われており、これは精霊信仰が盛んなこの地で精霊を呼ぶ風習として行われているものらしい。が、この時行われていた野焼きは精霊ではなく冥魔を呼ぶときに用いられる徴をしていた。バルマンテ一行は野焼きを行っているシグフレイ教団を蹴散らしながら町を回り、シグフレイの居場所を探す。5つめのシグフレイ教団の一団を撃破したところでシグフレイが出現。その姿を追ってシュートの街に入るとテルミナ州の副代官ローカイが「私がシグフレイだ」と名乗り出る。
彼は「これは自白であると同時に、告発でもある」と述べる。結局その本人の告発によりテルミナ州で野焼きによって冥魔を召喚し、それを扇動した罪で斬首となる。
今度のシグフレイはバルマンテに「民衆が火を放ち、冥魔を呼び出そうとした。多数の民衆が為したこと、それは正義ではないか」と語り斬首される。が、シグフレイの斬首と同時にテルミナ州にある全ての冥魔の徴に突如火が燈り、テルミナ海の中央に冥魔が出現する。バルマンテは全ての徴を消すが冥魔は消えず、しかしそれによって弱体化はされた為冥魔を討伐することに成功する。こうして2度目のシグフレイ復活騒動が落ち着いたことから、ケイ州へと帰還する。
そしてまたしばらく時が過ぎたとき、アーサーがまたしてもバルマンテにシグフレイ復活の方を届ける。「七度蘇る」という言葉を聞いていたバルマンテはもう驚くこともなく、次にシグフレイの現れた地、ヌマディカ辺境州へと足を運ぶ。
ヌマディカ辺境州には古い遺跡や伝説が多く残っており、その伝説のひとつに「黄金の都」というものがある。これは帝国が成立する直前の偽皇帝時代に、偽皇帝のひとりがヌマディカに黄金の都を築いたというもの。今でも多くの発掘者が黄金の都を掘り当てようとしているという。遺跡の発掘現場へと向かうバルマンテ一行。
発掘現場では多くの者が発掘作業をしており、そこで発掘の手伝いをするたびに魔物が襲来する。それを撃退し発掘を完了させるもそのどれもが黄金の都を発掘するものではなかった。が、最後に発掘したのろし台からのろしが上がる。そこへ向かうとそこにいた男から、シグフレイという男が現れて発掘者を殺した、そして発掘者を遺跡に生贄として捧げたところ、遺跡からのろしが上がったという。
その後シグフレイが向かったとされる、のろし台を見る為の展望台へ向かう。展望台についたバルマンテ一行は展望台の天板をのろしの方へ向き直し、それによって現れた光が指し示す壁画へと向かう。その壁画は目がひとつ光っており、それを押すと燈台に光が燈り、ひとつの遺跡を照らす。そのときバルマンテの目の前にシグフレイが現れる。シグフレイは照らされた遺跡が生み出した影が指し示す方向に黄金の都がある、といい姿を消す。バルマンテらも後を追い黄金の都を目指すが、たどり着いたときにはシグフレイは一攫千金を狙っていた山師に捕らえられていた。
再度捕らえられたシグフレイの首を切り落とすバルマンテ。だが、シグフレイの血が海に流れたその時、魔物が現れ、さらに同時に物凄い衝撃が発生しヌマディカ辺境州にある町々が吹き飛ばされる。この惨事から生還したバルマンテ一行はケイ州へと帰還する。
ケイ州へ戻ったバルマンテだったが、ヌマディカ辺境州が惨事に見舞われたことに責任を感じ気分が沈んでいる。そしてシグフレイが自分を利用していると考え始める。そんな折、またしてもアーサーはシグフレイ出現の情報を持ってくる。次に現れたのはハイバーニア州だという。
ハイバーニアは四将軍家のひとつグウィネズ家の支配地だが、今は力を失い分家であるマクリルカリ、ケオブラン、フォモーワが支配し権力争いをしている。そしてその3つの分家全てにシグフレイの手が回っていた。分家同士の内乱を引き起こし、ハイバーニアを混乱させるのが目的か、とバルマンテは考える。最後にグウィネズ家の本拠がある静寂の杜に行くと、エリセドから彼女の父とシグフレイが精霊の玉座について語っていたことが明かされる。精霊の玉座はかつてグウィネズ家を破滅に追い込んだ曰くつきの玉座であり、シグフレイと話して以降、父の様子がおかしくなったという。それを聞いたバルマンテ一行はエリセドと共にシグフレイを捜索する。途中シグフレイの手先と思われる各分家に扮した人物が各分家管轄の鉱山を襲撃しているのを発見し、撃退する一行。その後精霊の玉座で大精霊を召喚するには精霊力の蓄積が必要と知り、それに関わる場所「テアナヴァッハ」にシグフレイが現れると考え、そこへ急行する。読み通りシグフレイはそこに居た、が「まだ何の罪も犯してはいない」と逃げようとするが三分家に捕らえられる。
結果としてグウィネズ家に対する陰謀罪などの容疑により、シグフレイはまたも斬首されるが、そのシグフレイの死がトリガーとなり精霊の玉座に精霊力が満ち、大精霊が召喚される。バルマンテらは召喚されてしまった大精霊を倒し、ケイ州へと帰還する。
※バルマンテ編はウルピナ編とは異なり、メインシナリオクリア後に他の主人公のメインシナリオをサブシナリオとして進める形ではなく、何度かシグフレイを処刑した後に特定の州にいくことでメインシナリオ「シグフレイ」を一旦停止させ、サブシナリオを進める形になる。最初のタイミングはモウレワ州のシグフレイイベント終了後からとなっており、次のシグフレイイベントを開始させる前に特定の州へ赴くことでサブイベントが開始される。
ハイバーニア州で現れたシグフレイを処刑した後、ケイ州へ戻ったバルマンテたちは今度はロニクム州でシグフレイを見かけたという情報を得る。ロニクム州へ向かい情報収集すると、隣接する州であるビキニロ辺境州にシグフレイがいるという情報を得る。がビキニロ辺境州では手がかりを得られず、ロニクム州へと戻る。ここでロニクム州にあるパルム城の侯爵から「セレナイフ州の悪霊の名がシグフレイというらしい」という情報を手に入れる。シグフレイのように振る舞う悪霊を倒し、ケイ州へ戻ったバルマンテ一行だったが、ほどなくして今度は北東外界にシグフレイが現れたという情報が入る。一行は北東外界へと向かう。
※このロニクム州の悪霊シグフレイを倒した後が2つ目のサブイベントを開始するタイミングとなる。
北東外界へ向かったバルマンテ一行はシグフレイがここで鉱山開発をしているという話を聞く。北東外界入口すぐの前哨基地跡にいくと、そこにはシグフレイがバルマンテを待ち構えていた。バルマンテは何を企んでいるのか問い詰めるが、シグフレイは「それを探るのが君らの役目だ」と言い残し姿を消す。北東外界を巡り開発を進めていくが、これ以上の開発は無理となり、改めてシグフレイのいた前哨基地跡へと赴く。そこにいたシグフレイはバルマンテに力学を語り、世界の中心から離れた場所で精霊力を乱すことで世界中を乱すことができると語る。さらにはバルマンテを自身の元に勧誘しようと言葉を投げかける。それを拒絶しシグフレイと相対するバルマンテ。バルマンテはここにきて初めて、処刑人としての処刑ではなくバルマンテ個人としてシグフレイを撃退する。
最期七度目となるシグフレイの復活の情報は、アスワカンにて復活した、というものだった。アーサーはこの「七度蘇る」という言葉がファイアブリンガーと同じだと語る。しかしバルマンテはシグフレイがこれまで起こした様々な場所でのトラブルがファイアブリンガーに結びつくものではないと否定。が、アーサーは自身の持論を覆すことはなく、アスワカンへは行くべきじゃないと進言する。が、バルマンテは折れず一行はアスワカンへと向かうこととなる。
アスワカンへとたどり着くと、そこら一帯にシグフレイの演説が流れていた。内容は神聖共和国に対して、世界を統一すべく決起するときだ、というもの。バルマンテ一行はその声の発生場所を探し、帝国図書館から地下道を通って中央星神殿へと向かう。そこにシグフレイはいた。アスワカンは世界の中心であり、世界の乱れはアスワカンに集まる、と。そのときそこに星神が現れる。シグフレイはバルマンテに対して星神につくか、私につくかと問いかける。がバルマンテはシグフレイの誘いには応じない。そんなバルマンテに対しシグフレイは最初の処刑の時に渡したペンダントをずっと持ち続け守り続けてくれたことを感謝する。そのペンダントには自分の死が何度も刻まれている。それは私の一部であり、それが無くては完全な復活とはならないから、というのが理由だった。そしてそれを再度手にすることで自分の完全な復活が成し遂げられる、と。
バルマンテはそれを認めず、処刑執行人としてシグフレイの刑を実行するため最後の戦いに挑む。シグフレイ撃破の後出現するファイアブリンガーを倒してバルマンテ編はクリアとなる。

タリア編

陶芸家としてテルミナで焼き物を焼いて生活していたタリアだったが、ある時窯から焼き物を出すと全ての陶器が歪んでいた。歪みの原因を探る為タリアは見習いのセイマに工房を任せ旅に出ることにする。工房を出てすぐ、タリアは近くに不時着した不死鳥を目撃する。この不死鳥が歪みの原因ではないかと考えたタリアは不死鳥に近づこうとするも一人では無謀と考え一旦近くのシュートの街へと赴く。シュートの街には冒険者集団キラーズと行動を共にするカーンがおり、不死鳥の羽を手に入れて一攫千金を目論むカーンと、その扱いの難しい不死鳥の羽を扱えるタリアはお互いに手を組み不死鳥の元へと向かう。不死鳥と戦うことになるが、どうやら寿命だったらしく不死鳥は命を落としてしまう。手に入った羽も一枚だけだった。さらなる報酬を目指しカーンは不死鳥の卵を探すべく、タリアは不死鳥がどこから来たかを突き止めるべく、一行は不死鳥の足跡を辿る旅に出る。手に入れたたった一枚の不死鳥の羽はフィールドで使用することで羽に残された不死鳥の記憶をビジョンとして見ることが出来、そのビジョンを元に不死鳥がどこから来たのかを確認しつつその方向に存在する州に赴くことになる。
まずはじめにトラキニ州エルワカンに赴き、太后から不死鳥の情報を得る。不死鳥はエルワカンでも目撃されておりイルフィー海からテルミナ海へ飛んで行ったということだった。一行はその情報を聞きイルフィー海へと向かうことになる。
イルフィー海は名前の通り大半が海の土地で移動は基本船移動となる。不死鳥はイルフィー海にある燈台に降り立ったという情報を得てその燈台に向かおうとするが、不死鳥の影響で燈台が壊れ船が最寄りの港まで出せない状態になっていた。タリア一行はその燈台を修理するために最寄りの港パトリックに向かおうとしていたルイースと出会い、彼の手伝いをしながら燈台へとたどり着く。
が、燈台に不死鳥の巣はあったもののそこに卵は無く、一行は不死鳥がどこからイルフィー海に来たかを探して他の州へと旅を続ける。
セレナイフ州、ロニクム州を通過しユシタニア州へ来たところで新たな不死鳥の情報を得る。不死鳥は南の海岸に降り立ったようだった。その海岸では不死鳥の卵目当てに穴を掘っている人たちがいる。がそのうちそれを掘っていた山賊と、掘り当てた宝を横取りしようとする海賊との間に争いが勃発する。タリア一行は山賊に加勢するもその後も海賊や幽霊船、スピラ騎士団といった面々が不死鳥の卵を手に入れようと襲い掛かってくる。それを撃退するものの結局卵を見つけることはできず、次に不死鳥が飛んできたと思われる南東外界へと向かう。
南東外界で改めて羽を使いビジョンを見ると、不死鳥は南東外界の最果ての島から飛び立った様子がビジョンとして映し出された。そこにいくには船が必要と判断した一行は船と船乗りを探すべくビキニロ辺境州へと一旦引き返すことに。
そこで海賊のクミと出会い、最果ての島へ向かう途中にある精霊の許しが無いと越えられないという大渦を越える為の船を手に入れる。が、結果は失敗。精霊の許しは得られず再度不死鳥の羽を使い次はユシタニア経由でグラヴィオン州へと向かうことに。グラヴィオン州で羽を使うとカーンが「アスワカンに向かってみよう」と提案してくる。アスワカンに渡り情報収集すると、不死鳥は北東の神殿に降り立ったことが分かる。その神殿に向かうと神聖共和国の騎士団が魔物を排除していた。不死鳥が降り立ったことでその精霊力の影響もあって魔物が集まってきているらしい。タリア一行は神聖共和国騎士団を手助けすることに。が、その戦いで力を見せた一行は強すぎることを騎士団に怪しまれ、アスワカンを退散することに。
アスワカンから出る途中、今は使用されていない転送器を発見する。本来は皇帝以外には使うことが出来なかったものだが、帝国が滅びた今そんなことは関係ない、使ってしまおうとタリアは提言する。カーンはなぜタリアがその転送器の使い方を知っているのか不思議がるが、タリアはそれには答えず転送器を作動させ、一行は転送器に設定されていた転移先のケイ州へと跳ぶ。
ケイ州に到着した一行は早速不死鳥の羽を使用する。するとビジョンには不死鳥がグレートアーチに止まったことが映し出される。そこへ向かうとやはり不死鳥の影響で魔物が大量に出没していた。しかし今回もそこで卵を見つけることはできなかった。続いて向かうのはヤクサルト辺境州。
ヤクサルト辺境州で不死鳥の羽を使うと、テヘドラの祠の裏手にある洞窟に降りたことがわかる。その洞窟で不死鳥の遺物を入手する。遺物を手にしたことで精霊の許しを得た一行は以前越えることが出来なかった大渦に再度挑むために南東外界へと向かう。
南東外界の大渦を突破し、最果ての島まで到達した一行はそこで遂に不死鳥の卵を発見する。大喜びするカーン。が、一行が到達した途端不死鳥の卵が割れ、その場に新たな不死鳥が産まれた。そして火の精霊を吸収するとそのまま飛び立っていってしまった。徒労に終わってしまった旅を嘆くカーンだったが、タリアは「不死鳥には誕生の儀式が必要で、私たちはそれに選ばれたのだ」という。そしてこれで歪みは解消されたはずだと語るとタリアはテルミナにある自身の工房へと帰っていった。
タリア編ではこのメインシナリオ「不死鳥」クリア後に他の主人公のメインイベントを2つサブイベントとして攻略することが出来る。どれを選んでも最終的にはアスワカンに赴きファイアブリンガーを倒すことでシナリオクリアとなる。

レオナルド編

ヤクサルト辺境州にある農場からレオナルドの話は始まる。レオナルドが収穫を終えると、そこに謎の女性が現れる。女性は「緋の欠片をアイ・ハヌムに沈めて」とだけ話すとその場に倒れこんでしまう。近くの診療所に連れていくが、医者の話ではしばらく起き上がれない状態だという。そしてその女性は「緋の欠片」を手にしていた。実はレオナルドも産まれた時からこの「緋の欠片」を握って産まれてきたという。
倒れた女性が口にした「アイ・ハヌム」はおとぎ話にでてくる架空の場所だ、と人々は考えていた。が、レオナルドはこの女性の願いを聞き入れるべくアイ・ハヌムを探す旅に出る。そこへ幼馴染であるエリザベートとその取り巻きが現れ、レオナルドのアイ・ハヌムを探すという言葉に半ば呆れながらも旅に同行することとなる。女性を介抱している医者に「調べものをするならアスワカンの帝国図書館に行ってみろ」と言われていたレオナルドは、一行を引き連れアスワカンへと向かうことになる。
※レオナルド編は本作の主人公の中でも一番自由度が高いフリーシナリオとなっており、他主人公の全てのメインシナリオを行うことも、また自身のメインシナリオとなる「緋の欠片」イベントを途中放棄してもクリアすることが可能となっている。また他主人公とは違いメインシナリオとなる「緋の欠片」終了後に他主人公のイベントを始めるのではなく、同時進行のような形でイベントが進行していくため、レオナルド編は本作に慣れたプレイヤー向けの主人公となっている。
ヤクサルトからアスワカンへはケイ州を通ることが一番の近道だが、その道が封鎖されているためメグダッセ辺境州から迂回するルートを通ることとなる。
メグダッセ辺境州に入ると、レオナルドが持っていた緋の欠片が光りだし、メグダッセ辺境州の北東に流星が落ちる幻を見せる。そこには黒いリンゴが生っていた。しかしそれ以外の手がかりはなく、州を回って緋の欠片やアイ・ハヌムの情報を探すことに。しかし有力な情報は得られず、途中、先に手に入れたリンゴを羊飼いの羊に食べさせたことで羊が魔物と化したためそれを討伐し他の州へと向かう。
メグダッセ辺境州から改めてケイ州へと入った一行はここでもアイ・ハヌムの場所に関する情報を集めるために行動する。ここケイ州では「大地の蛇」「シグフレイ」「不死鳥」と他主人公のメインシナリオが全て開始される。
その後ケイ州を抜けサンドリア州、テルミナ州、トラキニ州などを経てグラヴィオン州にたどり着き、アスワカンへと渡ると一行は帝国図書館へ赴く。帝国図書館員の話ではアイ・ハヌムの情報は古代石板に頼るしかないとのこと。そして帝国図書館員の仕事はそういった古代石板を解読することだ、と聞かされる。
が、今現在帝国図書館ではアイ・ハヌムの場所を記した石板は見たことがない、とのこと。しかし帝国以外の場所にあるのは間違いないので北東外界を調べて見ろと助言を受け、一行は北東外界を目指すことに。
北東外界へはトラキニ州にある壊れた橋のあるところから船で渡ることになる。途中そこを通るために金銭を要求する輩を排除し、一行は北東外界へ足を踏み入れる。
北東外界でレオナルドは「緋の欠片をアイ・ハヌムに沈めて」という言葉を思い出し、湖か何かがあるはずだ、と推測する。捜索すると北東外界北側に精霊の湖を発見した。そこに緋の欠片を投げ入れる。が、何も起きず無駄足だと思われたその時、レオナルドと同じ姿をした謎の人物が姿を現し、「ここはアイ・ハヌムじゃない」と告げると投げ入れた緋の欠片を投げ返してくる。レオナルドはその自分とそっくりな存在に「アイ・ハヌムはここじゃなければどこだ」と問いかける。その問いに「アイ・ハヌムは世界の中心にある。帝国というのは世界の表面を薄く覆っているだけだ」と返すレオナルドと同じ姿の存在。
その言葉にレオナルドはアイ・ハヌムがアスワカンの下に存在することを確信する。
再びアスワカンに赴き、北東外界に行けを進めてきた帝国図書館員のもとへと向かう。図書館員に「アイ・ハヌムはアスワカンの下にあるとわかった、どうすればこの下へいけるのか」と尋ねる。が、図書館員はアイ・ハヌムは神の力を得るための場所であり、資格を持つものでなければ滅び去る運命にある。だからお前のような男をアイ・ハヌムに行かせるわけにはいかない、と妨害してくる。しかしレオナルドはそれに怯むことなくあくまで自身の使命である「アイ・ハヌムに緋の欠片を沈める」という目的のために図書館員を排除して地下へと降りていく。
地下でファイアブリンガーと戦い、勝利することでレオナルド編クリアとなる。

『サガ スカーレット グレイス』のゲームシステム

ワールドマップ

フリーワールドシステムというあらたな概念によって構成されている。これはダンジョンを廃止するという思い切った設計転換によるもので、フィールドは探索する場所ではなくイベント発生地点を配置するための舞台と割り切って表現されており、非常にシンプルに作られている。

タイムラインシステム

本作はとにかく戦闘に特化して作られており、戦闘がメインイベントと呼ばれるほど。そのため雑魚敵との戦闘に関しても従来のRPGよりも時間と手間がかかるようになっており、適当に技を選択して戦うだけではボス戦でなくとも全滅の可能性がある難易度となっている。
その戦闘を生み出しているシステムが「タイムラインシステム」という本作独自の要素である。これは戦闘時の画面下に表示されるタイムラインによって敵側の行動が予め確認できるようになっており、プレイヤーはこの情報を元にキャラクターの行動を選択していくこととなる。プレイヤーキャラクターは行動を選択することでキャラクターの素早さや技、術の行動速度を参照しながらタイムライン上に行動の順番が表示される。
基本的にはこのタイムラインに表示されている順番に1ターン毎の行動が敵味方入り乱れて行われることとなる。

バトルの基本ルール

通常のRPGと大きく異なる点にステータス異常攻撃などがボスにも有効であることが挙げられる。使用する技や術も敵、味方共に共通のものが多くなっており、これにより相手が使おうとしてくる技をどう対処すればいいかを判断しやすくなっている。
味方キャラは戦闘中HPが0になるとLPという値が1減少する。このLPが0になるとそのキャラはしばらく戦闘に参加できなくなる。LPを回復させるには2回戦闘に参加させず待機させるか、一部のワールドイベントで回復させる必要がある。

BP

技や術を使う為に必要となるコスト。味方全員で共有しており、BPはターン経過によって徐々に上昇していく。陣形によってBP初期値や上昇量、上昇のタイミングも異なってくる。敵もBPのルールは共通でありターンが経過することで敵側のBPも増加していくため、ターン経過とともに強力な技を使用してきたり、行動キャラが増えたりしてくる。
このBPのおかげで、戦闘開始から強力な技を使用して即戦闘終了、といったことはできなくなっており、さらにBP量は非常にシビアなバランスとなっているため最初のターンのうちは数人のキャラしか行動できない、といったことも頻繁に起こる。

連撃

敵味方問わずキャラが倒されたときに、タイムライン上でその倒されたキャラの両脇に表示されているのが同じ勢力(両脇とも敵、あるいは味方)だった場合に発生する。連撃が発生することでランダムな対象1体に大ダメージを与えられる他、次ターンは連撃参加者の消費BPが減少する効果も付与される。

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