時空の覇者 Sa・Ga3(Final Fantasy Legend III)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『時空の覇者 Sa・Ga3』とは、1991年12月13日に現:スクウェア・エニックスから発売されたゲームボーイ専用ソフト。サガシリーズの完結編。今作がGB最後の作品となった。システムは前2作とは異なり、経験値でレベルアップするというオーソドックスなものに変更され、武器や魔法の使用回数制限も撤廃された。滅びの未来を変えるため過去へ送られた3人の若者たちが、仲間と共に時空を超えて異次元の神と戦う物語。

『時空の覇者 Sa・Ga3』の概要

『時空の覇者 Sa・Ga3』は、1991年12月13日に現:スクウェア・エニックスからゲームボーイ(GB)専用ソフトとして発売されたRPGである。
今作は、同社から発売された最後のGB向けタイトルとなった。
ストーリー的には3作とも独立した作品ではあるが、この作品でGBにて展開してきたサガシリーズは完結することとなったため、今作には「完結編」というサブタイトルが付いている。

今作のストーリーは、滅亡寸前の未来世界に生まれた3人の幼児たちが、タイムマシンにより過去へ送られ、未来を救うというもの。
主人公たちは現在、過去、未来と3つの時代を行き来し、さらには異次元へと乗り込んで破滅の元凶となったラグナ神を倒すこととなる。
過去を変えると未来も変わるというタイムトラベルがテーマだが、それゆえにシナリオの矛盾も生じてしまっており、その説明がないため少々不親切に感じてしまう。

前2作とはシステムが大きく異なり、経験値でレベルがアップするというオーソドックスなシステムに変更された。
今作では武器の使用回数が撤廃され、魔法もMP制になった。
また、これまでのサガシリーズの特徴でもあった多重世界という概念も薄れた。これは携わった開発スタッフが前2作と違うためである。
今作の開発を担ったのは、同社の大阪開発部の前身である「スクウェア大阪」のスタッフで、前2作のスタッフは参加していない。
それにより、前2作までの「サガらしさ」が失われることとなり、ファンからの評価はあまり良くなかった。
音楽も前作の担当者ではなく、スクウェア大阪の笹井隆司が担当した。
これは、サガシリーズの生みの親である河津秋敏が、同時期に当時の次世代機種であるスーパーファミコン版で『ロマンシングサ・ガ』を開発していたためである。
そのため、リメイク版が発売されるまでは河津秋敏が関わっていない今作は、同氏の手掛ける「サガシリーズ」として紹介される際の項目からは除外されていた。

今作のメインキャラクターデザインを務めたのは前作から引き続き藤岡勝利。
モンスターデザインはクトゥルフ(クトゥルー)神話に登場する架空の神々を参考にしている。

海外版は「FINAL FANTASY Legend Ⅲ」というタイトルで発売された。

2011年1月6日に、ニンテンドーDS専用ソフトとしてフルリメイクされた『サガ3時空の覇者 Shadow or Light』が発売された。
リメイク版には前2作を制作した河津秋敏が新たにシリーズディレクターとして参加しており、システムなどが大幅に変更され、「サガらしさ」を復活させることとなった。
こちらはGB版と区別するため、「SoL」と略される。

音楽の方では、オリジナル作曲者による監修のもと、『魔界塔士 Sa・Ga』、『Sa・Ga2 秘宝伝説』、『時空の覇者 Sa・Ga3 完結編』のゲーム内実装の全楽曲を収録した映像付きサウンドトラック『SaGa 1,2,3 Original Soundtrack Revival Disc』が発売されている。

『時空の覇者 Sa・Ga3』のあらすじ・ストーリー

プロローグ

サガ世界の空に巨大な水瓶が現れた。

はるかな昔。
サガ世界に異次元世界の神々が侵攻してきた。
サガ世界の神「ソール」は、異次元世界の神々と戦い、戦闘機「ステスロス」を使って勝利し、彼らを異次元へ封印した。

それから長き年月が経ったある時、サガ世界の空に突如として謎の巨大な「水瓶」が出現した。
巨大な水瓶は大量の水と魔物をサガ世界に吐き出し続けた。
その結果、サガ世界の大陸のほとんどが水没し、残った陸地で暮らす人々も水瓶から湧いて出た異次元の魔物の攻撃を受けて、滅びの危機に瀕してしまう。
このままではサガ世界はすべてが水没してしまい、生き物は生存できなくなってしまう。もはやそれを止める手立てはない。

滅びに向かうサガ世界で、人々を滅びから救うため活動している革命軍の1人・ボラージュという人物は、一縷の望みを3人の子供たちに託し、彼らをタイムマシンで過去へ送り込んだ。いつか彼ら3人が、滅びの未来に向かう歴史を変えてくれることを期待して。

現在のサガ世界

デューンたちは、ギルから自分たちを過去へ送った男の話を聞く。

現在世界。
この時代も、空の巨大な水瓶から大量の水と魔物が排出され続けている。

ダームの町。
デューン・ポルナレフ・ミルフィーそしてメルローズの4人は、いつものようにメルローズの作った「バトルトレーナー」という戦闘訓練のための機械で修行に励んでいた。
町の外は魔物がうろついているため、彼らは町のみんなを守るために日々修行しているのである。
ダームの町は、みなしごが多く、長老ギルが面倒を見ていた。

翌日、メルローズを除く3人は旅に出ることになっていた。
旅立ちを前に、デューンたち3人は、長老ギルから話を聞く。
デューン・ポルナレフ・ミルフィーの3人は、未来からタイムマシンに乗ってやってきた未来人なのだ。
デューンたち3人を未来から現在へ送り込み、ギルに預けたのはボラージュという男だった。
ボラージュは、謎の水瓶により世界が滅亡の危機に瀕している未来の都市バイパーに住む人物で、未完成のタイムマシンに幼いデューンたち3人を乗せ、過去へと送り出したという。彼は幼子3人に、いつか滅びの未来を変えてくれるかもしれないという希望を託したのだ。

無事に現在の世界へたどり着いた幼いデューンたち3人を、ダームの町の長老ギルが我が子同然に今日まで育ててきた。
ギルは、デューンたちに、彼らが未来から送られてきたことを告げていた。
それゆえ、長老はいつか彼らが未来を救うために旅に出ると言い出すことも予感していた。
町の外は魔物が跋扈し、危険な旅になるだろうとギルは3人を心配していたが、彼らは「未来で戦っている人がいるのに自分たちだけ逃げるわけにはいかない」と固く決心していた。
まだ幼いネメシス、ディオールといった子供たちも、デューンたちを慕っている。彼らはデューンたちが旅立つことを知り、「行っちゃやだ」と駄々をこねる。
そんなネメシスたちにデューンは、「いい子にしていたらまた会える」と約束した。

ギルは「見せたいものがある」と神殿にデューンたち3人を連れて行く。
そこにはメルローズとギルの孫娘でデューンに想いを寄せるシリューがいた。
彼らは幼馴染であるデューンたち3人に同行したいと申し出た。
ギルはシリューたちの決意を認め、同行を許可した。

神殿でギルが彼らに見せたかったものとは、時空を越える力を持った戦闘機「ステスロス」だった。
それはかつてこのサガ世界の神「ソール」が異次元の神々に勝利した際に使用したものと伝わっている伝説の乗り物である。
デューンたちが未来の世界を救うためには必要不可欠なものだとギルは語る。
ギルによれば、いまここにあるステスロスは稼動に必要なユニットを失っており、時空を超えることはできないという。
ギルはデューンに、ボラージュからの預かり物だという「レーダー」を渡し、ステスロスを稼働させるためにどうするべきか、ステスロスの研究家であるクロノスという人物に会って聞くよう助言する。
クロノスは海を越えた先にあるイレムの町にいるという。

しかし海は魔物の巣窟であるため、船を出すことができない。
悩むデューンたちにギルは、浮遊石を呼び出して空を飛ぶ魔法「ムオン」を手に入れろと言う。
ギルの助言により、北の塔でムオンの魔法を手に入れたデューンたちは、ムオンの魔法で空を飛び、海を越えてイレムの町へと向かう。

イレムの町でクロノスに会うデューンたち。
デューンの持つレーダーをクロノスに見せると、彼は「これはステスロスのユニットを集めるための物だ」という。
「ステスロスのユニットを集めてどうするつもりだ?」と問うクロノスに、デューンは「自分たちが生まれた故郷である未来の世界を見てみたいのだ」と答える。
彼らが滅びの未来から来た子供たちだと知ると、クロノスは彼らに「かこワープ」を託した。
かこワープとはステスロスに取り付けることで過去世界へワープできるユニットである。
クロノスは、ステスロスのユニットを「かこワープ」を使って過去へ行って探すようにデューンたちに進言する。
未来に行くためのユニット「みらいワープ」は現在世界で自分が探すとクロノスは言う。
さらに彼は、ステスロスのユニットは魔物も探しているらしいから気を付けるように、と忠告する。

デューンたちは「かこワープ」を手に、ダームの神殿にあるステスロスの元へ戻ることにした。

神殿に戻ろうとするデューンたちの前に、魔物が立ちはだかる。
それはサハギンという魔物で「ドグラ様の命で、ステスロスのユニットを集める不届き者を抹殺しに来た」という。
サハギンは、デューンたちに「過去へは行かせない」と言って襲ってきた。
サハギンを倒して神殿にあるステスロスへ乗り込もうとしたところで、メルローズが「長老と村が心配だ」と言い出した。
彼は、神殿近くまで魔物がやってきたことで、ダームの町が襲われないかと心配になったのだ。
メルローズは町と長老を守るため、自分が町へ戻ると言い、デューンたちと別れた。
デューンたちは、「メルローズが町を守ってくれるなら安心だ」と思い、ステスロスにかこワープを取り付け、過去へと向かった。

過去のサガ世界

さらわれたはずの少女フレイヤがデューンたちに襲い掛かる。

過去の世界にやってきたデューンたち。
あたりは見慣れた景色で、神殿もあった。
この時代にも水瓶はあるが、まだ水没していない大陸が多く、人々はまだそれほど危機感を抱いていない。

デューンたちは神殿の近辺で1人の若者に出会う。
それは若き日のギルであった。
ギルは、デューンたちにこの辺りに町を作るのにいい土地は無いかと尋ね、デューンはダームの町があった場所を教えた。
ギルはみなしごたちの町を作ろうと思っていると言い、デューンたちに礼を言って、去っていった。

デューンたちは、ムオンの魔法で浮遊石を呼び出し、空を飛んで過去の世界を巡る。

レイの町にやってきたデューンたち。
そこでは町の人々がサハギンになってしまうという奇病が流行っていた。
町の人は、海で泳いだらサハギンになってしまったと言う。

道具屋の主人は、サハギンになってしまった町の人々を救うため、モンスターになってしまった人間を元に戻す道具だと言われて手に入れた「じょうかマシン」が、実はステスロスに取り付けるユニットだったことを知って怒っていた。そして「どうりでなんの効果もないはずだ」と溜息をついていた。
道具屋の主人は、自分が持っていても意味がないからと、デューンたちに「じょうかマシン」を譲ってくれた。

次に向かったのは、クロノスのいたイレムの町。
現在でクロノスと会った館へ行ってみると、まだ幼いクロノスがいた。
クロノスと話すと、フレイヤという少女が魔物にさらわれたという。
館に住むクロノスの祖母で、イレムの町の指導者でもあるおおばばさまが救出に向かったというので、デューンたちも後を追って南の洞窟に向かった。
洞窟内でおおばばさまに追いついたデューンたちは、少女救出に協力すると申し出るが、おおばばさまは「よその者を危険な目に遭わせられない」と申し出を拒む。
おおばばさまは、フレイヤをギルから預かったのだという。
デューンはおおばばさまに、自分たちは未来から来た者だと話す。
おおばばさまは未来から来たというデューンたちの話に驚いていたが、彼らが未来でギルに育てられたと話すと、デューンたちを信じると言い、説得に応じて町へ帰って行った。
洞窟の奥へと進むデューンたちの前に現れたのは、さらわれたはずのフレイヤだった。
彼女は獣のようなうなり声をあげてデューンたちに襲い掛かってきた。
デューンたちがフレイヤを傷つけないように倒すと、彼女は正気に戻った。
どうやらフレイヤには強い魔力があるらしく、その魔力を利用され魔物に操られていたようだった。
魔物はその強い魔力を狙って彼女をさらったようだった。
フレイヤをパーティに加え、さらに洞窟を進むとそこには異形の魔物ドグラがいた。
ドグラはデューンたちをボラージュだと思い込んでおり、襲い掛かってきた。
ボラージュというのは未来で自分たちを過去へ送り込んだ人物だ。
デューンたちは、ドグラがボラージュを知っていたことに驚き、ドグラを倒した後、ボラージュがどこにいるのかを尋ねたが、答えず死んだ。
デューンたちは、ドグラが持っていたステスロスのユニット「くどうエンジン」を手に入れた。

デューンたちは、フレイヤを連れてイレムのおおばばさまの元へ戻る。
デューンたちは、魔力の強いフレイヤがまた魔物に狙われることを危惧し、彼女をデューンたちがいた現在の世界のギルに預けることをおおばばさまに提案する。
おおばばさまは、ギルがフレイヤを自分に預けて、町を作る土地を探しに行ったことを心配していたが、未来でギルが無事に町を作れたことを聞いて、おおばばさまは喜び、デューンの提案に賛成した。
おおばばさまは、デューンたちに「サモン」という魔法を授けてくれる。
「サモン」は海に潜ることができる魔法である。

デューンたちはサモンを使って海の底にあるムーの町へ行くと、世界を作った神ソールが目覚めれば、水瓶を止めることができるかもしれない、という話を聞く。

再び現在のサガ世界

デューンたちはアシュラと戦う。

過去で手に入れたユニットをステスロスに取り付けて、現在の世界へ戻ってきたデューンたちは、ダームの町のギルの元へフレイヤを預ける。
デューンたちは、ギルからクロノスが何か手がかりを得たらしいと聞き、彼の元へ向かう。

クロノスに会い、みらいワープは、南の塔に住むアシュラという魔物が持っているらしいことを聞く。
その直後、大きな地震が起こる。
クロノスとデューンたちが外へ出てみると、海上に城が浮上していた。
クロノスによると、城は水瓶から出てきたカオスという異次元の神の四天王の1人のものらしい。

デューンたちはアシュラの住む南の塔へと向かう。
アシュラはステスロスのユニットを集めてカオスの元へ送っていた。
デューンたちはアシュラを倒すと、カオスのカギを手に入れた。
カオスのカギはカオス城に入るためのアイテムである。

デューンたちはアシュラが持っていたステスロスのユニットを入手するため、カオス城へと乗り込む。
カオスを倒し、デューンたちは「みらいワープ」と「ホバーエンジン」を手に入れる。

デューンたちはステスロスにみらいワープを取り付け、未来へと向かう。

未来のサガ世界

未来世界のダームの町への入り口は墓石の下にあった。

未来の世界にやってきたデューンたち。
そこは見渡す限りの海。
水瓶から吐き出される水は、この時代にはかなりの大陸を水に沈めてしまっていた。
ダームの町があったはずの場所も水没しており、見る影もない。

イレムの町はかろうじて水没せずに残っていた。
イレムにはクロノスがいて、デューンたちを待っていた。
彼の話では、生き残った人々が人工島にバイパーという都市を作り、異次元の魔物たちと戦い、水瓶を止めるための組織「革命軍」を結成しているという。
おおばばさまの体の具合が悪いと言い、会ってやってくれとクロノスはデューンたちに頼む。
おおばばさまはデューンたちに、ソール神がミロクという異次元の神にさらわれたことを告げ、「メタモル」という魔法を彼らに授けた。
メタモルは異次元の魔物に姿を変える魔法である。
おおばばさまは、メタモルを使って、ムーの町のサハギンから話を聞くようにと遺言し、息を引き取った。

ムーの町へ行くと町の住人は全員サハギンになっていた。
水瓶から流れ出た水のせいで広がった伝染病が原因だという。
デューンたちはメタモルを使ってサハギンに変身し、町の人々から話を聞く。
「水瓶を作ったラグナ神を倒さない限り、侵略は続く。」
「異次元も滅びつつあり、異次元の神がこの世界を侵略するのはこの世界へ移住するためだ。」
「魔物が子供をさらうのは、異次元にある聖剣を手に入れるためだといい、聖剣エクスカリバーは額に深紅のあざのある人間の女しか持つことができない。」
「異次元には、魔法石から古の魔法を作れる者がいる」などの情報を得ることができた。

ダームの町は水没したかと思われていたが、実は高台へ移転していた。
町の入り口は墓にカモフラージュされており、墓の下の階段を下りた地下にダームの町はあった。
地上には魔物があふれているため、町の人々は地下に隠れていたのだ。
そこには成長したフレイヤやメルローズ、子供たちが暮らしていた。
デューンたちが旅立ってから15年が経っていた。
久々の再会を喜ぶメルローズとデューンたち。町の長老ギルはすでに他界したという。

町ではネメシスが魔物にさらわれたと大騒ぎになっていた。
ネメシスには、聖剣を手に入れる力があるということで魔物がさらっていったという。

メルローズによると、異次元の神ミロクが、浮遊大陸で眠りについていたこの世界の神ソールをさらったのだという。また、ネメシスをさらったのもミロクだという。
メルローズは、バイパーという都市にいるディオールがネメシスを取り戻そうとしているので、彼に協力するようデューンたちに頼む。
都市バイパーには、異次元からの侵略に対抗する組織「革命軍」の本部がある。
メルローズとディオールも革命軍に参加しているという。
バイパーは魔物の侵入を警戒し、厳重な警備を敷いていて、都市に入るためには合言葉が必要であった。
メルローズからバイパーに入るための合言葉を聞き、デューンたちは、バイパーへ向かう。

ダームの町から程なくしてたどり着いたバイパーは、レーダーや対空兵器に囲まれた要塞のような都市だった。

合言葉を言い、革命軍の基地へと入ることが出来たデューンたちは、そこでディオールに再会する。
ダームの町で別れたときは幼子だったディオールは、立派な大人に成長し、革命軍の指揮官となっていた。

ディオールたち革命軍は、これからミロク討伐のために浮遊大陸へ向かう所だった。
浮遊大陸は空を高速で移動している大陸であり、浮遊魔法「ムオン」ではたどり着くことができない場所である。
デューンたちはディオールから協力を要請され、これを承諾する。

デューンはここで自分たちを過去へ送りこんだボラージュという人物を探した。
ボラージュは先発隊としてすでに異次元へ向かっていて留守だという。
先発隊はクエーサー博士が新たに作った「ステスロス2号機」で異次元へ向かっているとのこと。
先発隊の後を追うためには神殿に封印されているステスロス1号機を使用することになるらしいのだが、1号機は「じげんワープ」というユニットをミロクに奪われているため、異次元へ行くことができないという。
革命軍は、さらわれたネメシスとソール神を救うと共に、じげんワープを奪い返すためにもミロクを倒さねばならないのだった。

ディオールは、ミロク討伐作戦の指示は海底にあるシェルター内のパルサー博士の研究所で行うという。
デューンたちはディオールから渡された「ロケットベルト」を持って、研究所に向かう。

研究所でパルサー博士から作戦内容をきくデューンたち。
パルサー博士は彼らに「つうしんき」を渡して、作戦内容を説明した。
作戦の内容は、デューンたちが北の桟橋から「ロケットベルト」を使って浮遊大陸に上陸し、浮遊大陸内で「じくうワープ」と「リモコン」を手に入れたら、「つうしんき」で博士に報告する。
報告を受けた博士は、神殿を爆破してステスロスの封印を解き、遠隔操作でステスロスを浮遊大陸に呼び寄せる。あとはデューンたちがステスロスに乗って脱出するというものだった。

ディオールを仲間にして、デューンたちは指示通り、作戦を実行する。

未来のサガ世界・浮遊大陸

浮遊大陸へ乗り込むデューンたち。

ロケットベルトで浮遊大陸に上陸したデューンたち。
デューンたちは、上陸した場所の近くにあるヤディスの村で話を聞く。
浮遊大陸はでは、地上の世界とは違い、時の流れがない。異次元も同様だという。
また、北の遺跡にステスロスのユニットがあるという情報も得られた。
デューンたちは北の遺跡に向かい、「リモコン」を回収する。

次に、デューンたちは浮遊大陸の奥地にある神々の山と呼ばれる場所へ向かう。
神々の山にある塔へと乗り込む彼らの前に、魔物が立ちはだかる。
魔物との戦いの後、ディオール以外の4人はあやまって塔の階下へと落下してしまう。
残されたディオールは、4人を探しているうちに隠し扉を発見し、扉を開けて中に入る。
扉の奥にはなんとミロクがいた。
ディオールはミロクに戦いを挑むが、ミロクは人質のネメシスを殺すと彼を脅し、ディオールを抵抗できないようにした。

一方、塔から落ちたデューンたち4人も、ディオールを探して再び塔を上り、落ちる前の場所まで戻ったが、彼の姿はなかった。
デューンたちは、ようやくディオールが入った隠し扉に気付き、扉の中へと入る。
扉の奥へ進むとそこには、ボロボロに傷ついたディオールが横たわっていた。そして彼の前にはミロクの姿があった。
デューンたちはディオールを助け起こす。彼は瀕死の状態で、それでもネメシスの安否を気にかけていた。
しかし、ミロクによればネメシスはソール神ともども、すでに異次元に送られてしまったという。
ミロクはデューンたちにも襲い掛かってきた。
ネメシスの命を盾にディオールを痛めつけるという卑怯なミロクに怒ったデューンたちは、ミロクを返り討ちにする。
ミロクを倒し、「じくうワープ」を手に入れたデューンたちは、「つうしんき」でパルサー博士に報告する。
パルサー博士は作戦通りデューンたちの元へステスロスを迎えに寄越した。デューンたちは、傷ついたディオールをかついでステスロスに乗り込み、バイパーへと帰還する。

瀕死のディオールを治療してもらうために、バイオ科学の研究者で医師でもあるボルフェスの元に彼を預ける。
ボルフェスはあっという間にディオールを健康体に回復させた。

ディオールは「じくうワープ」の使用回数は1回だけだと教えてくれた。
異次元へ行っても、向こうでクエーサー博士に会えなければ、こちらの世界へ戻ってくることができないかもしれないという。
それでも共に行ってくれるかと訊ねるディオールに、デューンたち4人は力強くうなづいた。

ディオールとデューンたちは、ステスロスに「じくうワープ」を取り付け、異次元へと向かった。
次元の壁を越え、異次元に入ったところで、突如ステスロスから異常を知らせる警報が鳴った。
どうやら次元ワープのショックでステスロスのホバーエンジンが破損してしまったらしい。
ホバーエンジンが故障したせいで、ステスロスは飛べなくなってしまった。
飛べなくなったステスロスだがかろうじて陸地を移動することはできるのだった。

ディオールはステスロスを降りて2手に分かれよう、とデューンたちに提案する。
ディオールは先遣隊と合流し、ステスロスをステスロス2で回収するという。もう一方のデューンたちには、異次元を探索して、ステスロスの修復の手段を探してきてもらいたい、ということだった。
ステスロスは万一のときは「リモコン」で呼び寄せることができる。
デューンたちはディオールと別れ、徒歩で異次元の世界を探索することになった。

異次元世界

砂漠でデューンたちはヨルムンガンドという大ミミズの魔物に襲われる。

ディオールと別れたデューンたちは、近くの町ダリウスへ行く。
異次元の人々は自分たちとは異なる姿をしていたが、デューンたちを見てもこの町の人々は、特に敵対する様子は見せなかった。
この町でデューンたちは、最近空と海に異常が多く、ムオンもサモンも使えないこと、他の町への定期船が出ていることを聞く。だがキナイアという場所へ行く船は海が荒れていて欠航しているという。
他にも、デューンたちは、この世界にはかつてステスロスの乗組員だったという4人の男がいるという話を聞く。

デューンたちは、定期船が出るようになるまで待つついでに、西のほうにあるもうひとつの町、ハーミットの町へ行ってみることにした。

デューンたちがハーミットの町に入ると、住民が石にされていた。
彼らが町を探索していると、バケネコに襲われ、これを退治するも、よく見れば町中にバケネコが跋扈していた。
きりがないので、近くの家に逃げ込むと、石にされずにすんだエイタールという人間がいた。
エイタールにネメシスという女性を知らないかと尋ねると、ネメシスらしき人物が北の迷宮のフェンリルにさらわれたという。
エイタールはそれを止めようとしたが、逆にフェンリルの怒りにふれ、町の人々を石に変えたのだという。
フェンリルは異次元の神の1人で、北の迷宮に住んでいる。

デューンたちは、ネメシスを助け出すためにも、北の迷宮にいるというフェンリルの討伐に行くとエイタールに言う。
するとエイタールは、迷宮に行くのならば、とデューンたちに「またたび」を渡した。迷宮の入り口にいる番人のバケネコは、この「またたび」を使って眠らせることができるという。
これで、番人が眠っている間に迷宮に侵入することができる。
デューンたちは、北の迷宮に入り、奥でフェンリルと対峙する。
フェンリルは異次元の神の1人であった。
フェンリルはデューンを見て、「ボラージュとかいう小僧と一緒に居た、ジュピターだな」と言った。
そして「確かに一度殺したはずだ」とも言った。
何を言っているのかわからないデューンだったが、考える間もなくフェンリルが襲ってきた。
デューンたちはフェンリルを倒した。
デューンたちは、フェンリルが残した牢屋のカギを使って、奥の牢屋に囚われていたネメシスを救出する。
久しぶりに会ったネメシスは、美しく成長していた。

ネメシスによると、この異次元の世界は崩壊寸前で、異次元の住民たちは、サガ世界に移住しようと計画しているという。
その実行者である異次元の神々は、ステスロスの完成と、4本の聖剣を恐れているという。
特に、この異次元のどこかにいるというステスロスの初代乗組員であった4人を恐れているらしい。
それははるか昔、ソール神により異次元の神々が敗北した経験からである。
かつてソール神は異次元の神々に対し、4人の乗組員が搭乗したステスロスと、4本の聖剣を使用して勝利したのだ。
ネメシスの話を聞いたデューンたちだったが、この異次元には、まだわからないことが多いと思い、まずはステスロスの4人の乗組員を探すことにした。

ネメシスを仲間に加えたデューンたちはハーミットの町のエイタールの元に戻る。
フェンリルが倒されたことで町の人々の石化も解け、エイタールはデューンたちに礼を言う。
石化の解けた人々の中に、ズカウバという人物がいた。彼はクラウドのクレネス王の命を受けて聖なる防具を作るために旅をしているという。彼は雲の上にあるクラウドという町にいるからいつでも訪ねておいで、と言って去った。
エイタールは、自分の師匠であるバルザイという人物が、実はかつてソール神と共にステスロスに乗って戦った人物であると話してくれた。つまり彼らが探しているステスロスの4人の乗組員の1人ということだ。
バルザイは「ハシド山」にいるという。
そしてエイタールは、他の3人のステスロスの乗組員は、シャルル、ズカウバ、まさむねという名であり、バルザイに協力を求めれば、他の3人も仲間になってくれるだろうと言った。
ハシド山へはキナイアを経由していけるというので、デューンたちは、ダリウスの町から、ようやく出航を再開したキナイア行きの船に乗り込んだ。

デューンたちは、キナイアからハシド山に向かう。
高いハシド山を登り、ようやく山頂へたどり着くと、そこにはバルザイと異次元の神の1人ベリアルがなにやら言い争いをしていた。
バルザイは、「この世界が崩壊するからといってなぜ他の世界を破壊してまで移住するのか」とベリアルに問いかけていた。
ベリアルは「全てはラグナ神の意思であり、おまえごときが口出しすることではない」と一蹴し、「お前は知りすぎた」と言ってバルザイに襲い掛かった。
デューンたちは、バルザイを殺させるわけにはいかない、と間に入り、ベリアルと戦う。
ベリアルを倒したデューンたちはバルザイに、自分たちは他の世界の人間であり、その世界が今水没し滅亡しようとしていること、自分たちはステスロスに乗ってソール神を奪い返すため、この異次元の神々と戦っていることを話した。
バルザイはベリアルから助けてもらった礼にと、ステスロスに乗ってデューンたちと一緒にこの異次元の世界の神々と戦うことを約束した。

さらにデューンたちは、ベリアルが遺した宝箱から4つの聖剣の1つ「ソロモンソード」を手に入れた。
バルザイは、デューンたちにハシド山の北にある水晶岬に、乗組員の1人であるシャルルがいることを教えてくれた。
デューンたちは、リモコンで山のふもとにステスロスを呼び、バルザイと共にステスロスに乗り込み、水晶岬へと向かう。
水晶岬の洞窟にいたシャルルは、古の魔法を弟子たちと研究していた。
デューンたちは、シャルルに仲間になってくれと話すと、彼は、デューンたちが力を貸すに値する人物かどうか試すと言い出した。
シャルルはデューンたちに、南西にある遺跡にいる神々の1人パゴスのむくろを持ってこいという課題を与えた。
異次元の住人は、たとえ神を倒しても、必ず謎の死を遂げてしまうという。シャルルはその死の謎をさぐるために神のむくろを手に入れ、調べたいというのだった。

デューンたちは南西の遺跡へ向かう。
遺跡の中でパゴスと戦い、倒す。だが、パゴスは倒してもまた起き上がってきた。
その秘密をパゴス自身が語った。
パゴスは最初から死んでいたのだという。死んでいたのに、ラグナ神によって遺跡に封印されてしまったため、不死身の体となって甦ったという。
パゴスを倒せるのは優れた賢者だけだという。
それを聞いたデューンたちは、バルザイを呼んだ。バルザイは賢者だったのだ。
バルザイはパゴスの魂を成仏させるべく呪文を唱えた。
パゴスはやっと成仏できるとバルザイに感謝し、この遺跡からヨルムンガンドの砂漠へ繋がっていると教え、その行き方を伝えた後、安らかに天に召されていった。
パゴスの魂が無事成仏した後、デューンたちはパゴスのむくろを持ってシャルルの元へ戻った。
シャルルはデューンたちの実力を認め、仲間になることを約束し、ヨルムンガンドの砂漠の北にステスロスの町があると教えてくれた。
だが、シャルルはその前にパゴスの体を調べたいという。
シャルルは、パゴスのむくろを調べ終わるまでにはまだ時間がかかるというので、その間にステスロスの町へ行ってきたらどうか、と提案する。
砂漠へはステスロスに乗ってしか行けないという。

デューンたちとバルザイはステスロスで砂漠へ向かうが、その途中、突然砂嵐に巻き込まれ、砂嵐の発生源であるヨルムンガンドという大ミミズの魔物に襲われる。なんとかヨルムンガンドを倒したものの、ステスロスは大破してしまう。
バルザイはデューンたちに、ステスロスの無事なユニットだけを持ってステスロスの町へ行けという。そしてバルザイは、ステスロスがない状態では老齢の自分は足手まといになるからと、デューンたちと別れてシャルルのところへ戻って待つと言う。

徒歩でステスロスの町へ着いたデューンたちは、実はそこがボラージュたち先発隊の基地であったことを知る。
ボラージュは、結界内にあるゴート地方へ調査に向かったといい、留守だった。
デューンたちは、先発隊の隊員に基地内部へ案内され、ステスロス2号機を作ったというクエーサー博士に会う。

デューンたちは、クエーサー博士に、自分たちが乗ってきたステスロスが破壊され、無事だったいくつかのユニットだけを持ってきたことを伝えた。
するとクエーサー博士は、この基地にあるステスロス2号機に、デューンたちが持ってきたユニットを取り付ければ、海を越えて異次元中を、ただ一か所を除いて自由に飛び回ることが可能になるという。その一か所とは、結界が張られていて中に侵入することができないゴート地方だった。そこには異次元の神の首魁であるラグナがいるといわれている場所だった。

ステスロス2号機を得たデューンたちは、シャルルとバルザイを迎えに水晶岬へ行く。
シャルルはパゴスのむくろを調べた結果、この世界の神の遺体からウィルスが発生することを突き止めた。神を殺した者はこのウィルスに感染し、死んでしまうのだ。そのため、この世界の人々は、神を殺すことができず、神に従うよりほかにないのだ。
シャルルとバルザイを仲間に加え、デューンたちは、シャルルの情報により、聖剣の1つエクスカリバーがあるというザカリオンという町に行く。

ステスロスにシャルルたちを残し、ザカリオンの町を歩くデューンたち4人。
この町でデューンたちは、「3種の神器」を探しているという一家に会う。
一家は、「鏡、勾玉、剣」の3つを集めると聖剣ができるという情報を教えてくれた。
この情報をもとに、デューンたちは各地で3種の神器を集めることになる。

ザカリオンの町の中央には、地に刺さった状態の聖剣エクスカリバーがあった。
だがそれを抜ける者はいないという。

デューンたちの前に1人の老人が現れ、エクスカリバーを抜けるのは額に真紅の痣を持つ女性だけで、デューンたちには抜けないからあきらめろ、と言う。
デューンたちは、ネメシスにエクスカリバーを抜けるかどうか試させる、と言ってステスロスに乗せていたネメシスを連れてきた。
ネメシスの額には深紅の痣が浮かんでいた。
老人はネメシスを見て驚き、深紅の痣を持つ女性はフェンリルが捕らえているはずだ、と言い、半信半疑だったが、もしエクスカリバーを抜くことができたら自分のところへ来いと伝える。
デューンたちはネメシスを伴って町の中央の聖剣エクスカリバーの前に行った。
そこでネメシスは軽々と聖剣エクスカリバーを抜いてみせた。
聖剣エクスカリバーを手に入れたデューンたちは、老人の元へ戻る。
老人は、ステスロスの乗組員の1人まさむねだった。
まさむねはデューンたちに、聖剣エクスカリバーを手に入れて何をするつもりだと聞く。
デューンは、「神々の性根を叩き直す」と語った。
この答えをまさむねは気に入り、「自分も連れていけ」と言った。
まさむねは、聖剣は残り2本あり、手に入れるには自分の力が必要になるかもしれない、と言った。

ザカリオンでは、デューンたちは住民の1人からディオールからの伝言を聞く。
伝言の内容は、「クラウドという町でクレネス王から通行手形を受け取り、ポートルという町へ来い」とのことだった。
ディオールたちはステスロスに乗り、雲の上にあるクラウドの町へ向かう。

クラウドの町の中央には城があり、そこにクレネス王がいた。
ディオールたちは城へ行き、クレネス王と、ステスロスのかつての乗組員の1人、ズガウバに会う。
ズカウバは以前、デューンたちがダリウスの町で会った人物である。

クレネス王はこの異次元において唯一の人間の王で、イレムの町の出身だったこともあり、デューンたちの話を親身になって聞いてくれた。
エクスカリバーを手に入れていることで、デューンたちの実力を認めたクレネス王は、この世界の神々の侵略からサガ世界を救いたいというデューンたちに協力を約束した。

デューンたちは結界の向こうのゴート地方へ行くことを考えていた。
ゴート地方には異次元の神のリーダーであるラグナ神が住む神々の国があることをクレネス王から聞いたからだ。
結界が張られているせいで、ゴート地方へ行くには地底を通って行くしかないという。
クレネス王は、地底へ行くために必要な通行手形をデューンたちに渡した。

クレネス王は、この世界の魔物から町を守るため、部下のズカウバに優れた武器防具を集めさせていた。その武器防具の原料となる鉱石がゴート地方にあるということで、鉱石を入手するためにズカウバもデューンたちに同行することになった。

クレネス王はデューンたちに、「神々と戦うには4つの聖剣と古の魔法が必要だ」と助言した。

ディオールからの伝言どおり、ポートルの町へやってきたデューンたちは、地底へ通じる道にいる門番に通行手形を見せる。
門番は、「地底は人間の生きて行ける場所じゃない」と言いながらも彼らを通してくれた。
地底への入り口で、デューンたちはディオールと再会する。
ネメシスとも再会を喜び合うディオールは、この先の危険な旅に彼女を同行させたくなかった。
そこでディオールは、ネメシスにはクエーサー博士をステスロス2号機で基地まで迎えに行ってもらい、そのままそこで待機してもらうことにした。
デューンたちもそれに同意した。

ディオールと共にデューンたちは地底へと進む。

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