ハレンチ学園(永井豪)のネタバレ解説・考察まとめ

『ハレンチ学園』とは、永井豪によるギャグ・学園漫画。『週刊少年ジャンプ』誌上にて1968年から1972年まで連載された。漫画を基にした実写テレビドラマ版・実写映画版・OVA版などがある。連載当時としては過激な性描写と破天荒なストーリーで人気と話題を博し、永井豪の初期の代表作品であるとともに草創期の『週刊少年ジャンプ』を支えた作品として知られた。日本一ハレンチな学校「聖ハレンチ学園」を舞台に、そこに集った常識外れの生徒たちと教師たちが巻き起こす騒動を描いたギャグ・学園・セクシー漫画である。

必殺医院院長(ひっさついいんいんちょう)

整形外科医。人体改造が何よりも大好きで、聖ハレンチ女学園に入学するべく性転換を図った山岸の下腹部を切断しようとする。しかし、返り討ちに遭って逆に自身のイチモツを犬に食われてしまった。

アレキサンダー将軍(アレキサンダーしょうぐん)

アレキサンダー・ビクトリアの実父。聖ハレンチ女学園が建っている米軍基地の長官である。かなりの親馬鹿で、アレキ先生に頼まれて女学園への爆撃命令を出した。

四浦雄一郎(しうらゆういちろう)

「ひまやら山」山頂を目指す男性。プロスキーヤー三浦雄一郎に酷似したパロディーキャラクター。

第3部

スパゲッティ・ジェーン

新たに創立された聖ハレンチ学園中学部に勤める外国人女教師。第1部の「ハレンチ大戦争」で戦死したマカロニ・キッドの恋人。マカロニと同じくテンガロンハットにポンチョの衣装が特徴で、股間を銃で隠している。愛するマカロニの復讐のため、彼の敵である生徒を懲らしめるために教師になった経緯がある。山岸とやり合ったほか、女生徒の波多七美(なみだななみ)も容赦なく脱がせていた。

子森先生/ねんねこ先生(こもりせんせい/ねんねこせんせい)

聖ハレンチ学園中学部の男性教師で、担当科目は国語。10人以上の実子がおり、学校には子守りが主目的で出勤しているありさま。しかし、実子への扱いは乱暴ですぐに死なせていた。そのため、子作りで早退することが多く、彼の授業は自習になることがしばしばである。

インフル先生(インフルせんせい)

聖ハレンチ学園中学部の男性教師。学園内ではかなりまともの部類である人物だが、常にインフルエンザに罹患しておりマスク姿のため声があまり聞こえない。加えて小柄な体格が災いして存在感がなく、せっかく真面目に授業を展開していても生徒たちは自習していた。

宮本美蔵(みやもとみさし)

聖ハレンチ学園中学部に勤務する女性教師で、第3部のラスボス的キャラクター。江戸時代の武士のようないで立ちをしているが、かなりの美人である。二刀流の剣士でもあり、「二刀返し」という技で波多七美の服を切り裂いていた。兄の宮本先生(みやもとせんせい)を倒された恨みで十兵衛のことを狙っており、果たし状を突きつけて「がんりゅう島」で決闘する。その際十兵衛に全裸にされたことで気が狂ってしまい、その後は学園内の教師陣と生徒たちを斬りまくっていた。

宮本先生/オッピャイ先生(みやもとせんせい/オッピャイせんせい)

宮本美蔵(みやもとみさし)の実兄。ピンクの長靴と手袋のみの全裸女性のような衣装を着ており、股間を作り物の乳房で隠していたことから、「オッピャイ先生(オッピャイせんせい)」と呼ばれている。また、頭部は女性の乳房の形をしたフリークス的なキャラクターだった。第3部のラストにて、発狂した妹美蔵に身体を真っ二つに斬られたがそれでも生きていることが示唆された。

土方先生/ナンジャモンジャ先生(ひじかたせんせい/ナンジャモンジャせんせい)

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