アーサー・ペンドラゴン(七つの大罪)の徹底解説・考察まとめ
アーサーとは漫画『七つの大罪』に登場する人物である。キャメロット王国の若き王子であり、七つの大罪の1人マーリンの弟子である。リオネス王国奪還の戦いの際、七つの大罪と共闘した。その後は十戒のゼルドリスに王国を乗っ取られ、孤独な戦いを強いられる。単独で王国奪還を試みるも、魔神キューザックの精神支配を受け、自殺させられた。一度は命を落とすものの、マーリンの手により蘇生する。そして封印から解かれた混沌の力をその身に宿し、混沌の王として覚醒する。当初は力を持て余していたが、徐々に力を使いこなしていく。
混沌の器となったアーサー。だがその力を狙ってキャスが襲い掛かる。当初は苦戦していたアーサーであるが、七つの大罪の助けもあり覚醒を果たす。
「そうだ…私が混沌の王だ!!!」
アーサーは己の混沌の力を認め、受け入れたのである。こうして混沌の王アーサーが生まれた。
「ただ…みんなに幸せに生きて欲しいだけだ…」
キャスとの戦いで覚醒したアーサー。彼は混沌の力で以ってキャスを圧倒する。
「ただ…みんなに幸せに生きて欲しいだけだ…」
アーサーは混沌の力を使い、理想の王国を作る覚悟をする。それはかつて魔神族にキャメロット王国を滅ぼされた悲劇を2度と繰り返さない、という彼の決意でもあった。この時の彼は真っ直ぐに、純粋に素晴らしい王国を作ろうとしていたのである。
続編の『黙示録の四騎士』では、アーサーのこの覚悟が歪んでしまう。この名言はその伏線となっている。
「…ありがとう<七つの大罪>あなたたちは私の永遠の目標です!!」
アーサーは七つの大罪の協力を受け、キャスを倒す事に成功する。
「…ありがとう<七つの大罪>あなたたちは私の永遠の目標です!!」
アーサーは七つの大罪へ感謝と敬意を示すのであった。
続編の『黙示録の四騎士』では、アーサーはブリタニア大陸を脅かす存在と化し、七つの大罪と敵対する事になる。彼が恐るべき混沌の王となる前の、最後の七つの大罪との会話でもある。
アーサー・ペンドラゴン(七つの大罪)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
アーサーの元ネタは『アーサー王物語』
アーサーには元ネタとなる人物が存在する。それは『アーサー王物語』に登場するアーサー・ペンドラゴンである。
『アーサー王物語』は、元々今のイギリス辺りに古来から伝わる民間伝承である。15世紀には文献に纏められ、文学作品として現代に伝わっている。主人公アーサー・ペンドラゴンがブリタニア大陸(現在のイギリス近辺)を舞台に、王として活躍する物語である。本作『七つの大罪』の世界観はアーサー王物語を色濃く反映しており、至る所に名前や概念が登場している。
エクスカリバーは2本ある
アーサーの元ネタである『アーサー王物語』には、エクスカリバーは2本登場する。1本はアーサーがキャメロット王になる際に、岩から引き抜いた剣である。こちらは、後世の編集本や派生作品では「カリブルヌス」「カリバーン」等の別名が存在する。だが原典ではエクスカリバーという呼び方で統一されている。
2本目は湖の精霊から渡された剣である。こちらはアーサー王の最後の戦いで使用された剣であり、最終的に湖の聖女に変換された。実は鞘の方に魔法の力が宿っており、如何なる傷を負っても血を失わないという能力を持っている。だがこの鞘はアーサーの親戚によって失われており、この事が原因で最終的にアーサーは敗北してしまった。
アーサー王を題材とした有名作品『Fate/stay night』
アーサーの元ネタとなった『アーサー王物語』には他にも多大な影響を受けた作品が存在する。その代表的なものに『Fate/stay night』がある。これは有限会社ノーツのゲームブランドTYPE-MOON(タイプムーン)が制作したビジュアルノベルゲームである。元々はアダルトPCゲームであったが、シナリオの完成度の高さやキャラクターの人気の高さから徐々に人気が広がり、有名ハードへの移植やコミカライズ、アニメや映画化といった幅広いジャンルへ展開していった。またスピンオフ作品も豊富であり、人気の高さが伺える。近年では世界観を共有したスマホゲーム『Fate/Grand Order』が登場し、こちらもアニメや映画化等大人気作品となっている。
本作のメインヒロインであるセイバーは、アーサー王が女性化した存在として描かれている。宝具エクスカリバーを所持し、数多の強敵を倒していく。エクスカリバーを持って活躍する点は『七つの大罪』のアーサーと同じである。
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目次 - Contents
- アーサー・ペンドラゴン(七つの大罪)の概要
- アーサー・ペンドラゴン(七つの大罪)のプロフィール・人物像
- アーサー・ペンドラゴン(七つの大罪)の装備・能力
- 剣技
- セクエンス
- 聖剣エクスカリバー
- 覚醒 聖剣エクスカリバー
- 混沌の力
- アーサー・ペンドラゴン(七つの大罪)の来歴・活躍
- 誕生
- マーリンとの出会い
- リオネス王国の戦い
- 十戒との戦い
- メリオダスの裏切りと死
- 復活と覚醒
- 続編『黙示録の四騎士』へ
- アーサー・ペンドラゴン(七つの大罪)の関連人物・キャラクター
- 親族
- ケイ
- 七つの大罪
- マーリン
- メリオダス
- ディアンヌ
- キング/ハーレクイン
- バン
- ゴウセル
- エスカノール
- 十戒
- ゼルドリス
- 魔神族
- 赤色の魔神
- 灰色の魔神
- キューザック
- 混沌の力
- キャス
- その他
- ホークママ
- アーサー・ペンドラゴン(七つの大罪)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「はい!!喜んで!!」
- メリオダス達魔神族と戦うシーン
- 自害するシーン
- 「そうだ…私が混沌の王だ!!!」
- 「ただ…みんなに幸せに生きて欲しいだけだ…」
- 「…ありがとう<七つの大罪>あなたたちは私の永遠の目標です!!」
- アーサー・ペンドラゴン(七つの大罪)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- アーサーの元ネタは『アーサー王物語』
- エクスカリバーは2本ある
- アーサー王を題材とした有名作品『Fate/stay night』