武威(幽☆遊☆白書)の徹底解説・考察まとめ
武威(ぶい)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。「暗黒武術会編」のラスボス、戸愚呂弟が率いる戸愚呂チームのメンバーで、大きな斧を武器に戦う鎧武者。鎧は武装闘気(バトルオーラ)を抑えるためのもので、決勝戦で浦飯チーム次鋒の飛影との試合では、鎧なしの本来の力で戦う。奥義・邪王炎殺黒龍派によって妖力をアップさせた飛影に、完膚なきまでに叩きのめされた。暗黒武術会の飛影の対戦相手の中で、唯一殺されなかったキャラクターでもある。
植物を操る能力を持つ、幽助たちの参謀的な存在の美男子。進学校・盟王学園高校に通う優等生。
魔界でも有名な伝説の盗賊・妖狐蔵馬が霊界の追手に重傷を負わされ、霊体の状態で人間界へ行き、そこに居合わせた南野志保利(みなみのしおり)のお腹に宿っていた子供に憑依し、南野秀一(みなみのしゅういち)として転生。
初めは妖力が戻り次第姿を消すつもりだったが、幼少期に過って割れたガラスに転倒してしまい母に庇われ、彼女に怪我を負わせてしまった罪悪感から側に居続けた。
その後母の病気が発覚し、彼女を救うために飛影・剛鬼(ごうき)と共に霊界から宝を盗み出す。
そして宝の1つ「暗黒鏡」を使って自分の命と引き換えに母を助けようとしていた。
この目的を蔵馬から語られた幽助が蔵馬に協力したことで、蔵馬は命を失わずに済み、志保利も助かった。
その後、一端霊界に捕らわれたが、社会奉仕として幽助たちと共に行動。
暗黒武術会では、桑原を鍛えパワーアップさせ、浦飯チームの参謀として活躍。武器は薔薇を鞭にして戦う「薔薇棘鞭刃(ローズ・ウィップ)」、花びらで切り刻む「風華円舞陣(ふうかえんぶじん)」など、植物を変化させたものを使う。
元々魔界の植物を使役する能力を持っていたが、人間の器では魔界の植物を召喚するのに命を引き換えにしなければならない。
裏浦島戦では裏浦島(うらうらしま)の若返る力のある逆玉手箱で妖狐の姿になり、その後美しい魔闘家鈴木に貰った前世の実を食べた事で、鴉戦でも妖狐の姿になった。
前世の実を食べた影響でその後人間の体に妖狐の力が戻り、魔界の植物を召喚するのに命を掛ける必要が無くなった。
また、前世の実の影響で制御しきれないほど強い敵意を持った時に約50%の確率で妖狐に変身。しかしその度に南野秀一の生命力をかなり削ってしまう。
人間の道徳心と妖怪の戦闘スタイルが融合しており、基本的に戦闘は好まずお人よしで、相手の話を聞き騙されてしまうこともある。
しかし仲間や家族を脅かされると冷徹になり、蔵馬と闘った相手は悲惨な死を迎える事が多く、飛影からは「最も敵にしたくない奴」「敵対する者に対しての残虐さはオレ以上」と言われている。戸愚呂チームvs五連邪チームの偵察をしていた際、武威・鴉と接触している。この時、武威が作り出した一瞬の間に鴉に背後を取られた。
基本的には人間・南野秀一として生きており、高校卒業後は義父の経営する中小企業に就職。
桑原の同級生に女性と間違えられた事で、本人はそれをとても気にしている。
妖狐の頃は盗賊団の総長をしており、性格は極悪非道且つ冷静沈着。
副総長の黄泉を見限り、刺客を使って殺害しようとし、黄泉は生き延びたがこの事によって視力を失った。
人間である蔵馬よりも戦闘力は高く、人間と融合する前はA級妖怪、最終的にはS級妖怪になった。
蔵馬(幽☆遊☆白書)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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蔵馬(くらま)とは冨樫義博原作の漫画『幽☆遊☆白書』及びテレビアニメの登場人物。メインキャラクター4人のうちの1人で、元は妖狐という魔界で名の知れた盗賊だったが、瀕死の重傷を負って人間界に逃げ込み、妊娠していた南野志保利の胎児に憑依・転生。その後、復活のタイミングを図りながら志保利の息子・南野秀一として暮らしていた。主人公・浦飯幽助の敵として登場したものの、彼に救われ、その後味方として活躍する。容姿端麗で頭脳明晰な人物で、作中でトップレベルの人気を誇る。
五連邪チーム
黄連邪(きれんじゃ)
準決勝で武威が戦った相手。かなり大柄な一つ目の妖怪で、大きな刀を持って戦う。試合では武威に一撃で倒され、死亡した。
武威の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「お前も本気を出せ。いい思い出にしてやる」
鎧を脱いだ武威が口にした言葉が、「お前も本気を出せ。いい思い出にしてやる」である。それまでは強すぎる自分の武装闘気を抑えるために重い鎧を着けて戦っていた武威。久々に本気を出せる相手と出会え、鎧を脱ぐとそれまで抑えていた力を解放した。
それまで一切表情を見せず、話すことすらしなかった武威の本来の姿が明かされたシーンであり、自分に自信を持っていることがうかがえるセリフになっている。
黒龍波を飛影に返したシーン
飛影の操る黒龍波を武装闘気で跳ね返した武威。暴れ回る黒龍を必死で押さえ込む武威の姿や、粉々になっていくリング、巻き添えを食らった観客が焼かれていくなど、黒龍波の威力の凄まじさが分かる。その技を弾き返した直後、黒龍は術師の飛影を喰らった。勝利を確信して大声を上げて喜ぶ姿から、黒龍を抑えることがどれ程困難だったのかが伝わってくる。
「そしてお前にも完全に負けた もはや生きる意味もない」
黒龍波を喰って爆発的に妖気が上がった飛影に、完膚なきまでに叩きのめされた武威。戦意喪失した彼はかつて戸愚呂兄弟に戦いを挑んだこと、負けた後もまだ自分には伸び代があると努力を続けたが力の差は開く一方だったことを語ると、「そしてお前にも完全に負けた もはや生きる意味もない」と口にした。
どんなに努力しても、自分よりも力が上のやつはたくさんいる。勝負に生きてきた男の諦めた瞬間が伝わってくるセリフである。
武威の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
「武威vs飛影」は原作では名バトルに選出・アニメは作画崩壊が話題に
謎に包まれていた武威や、奥義を極めた飛影の強さに痺れた2人の戦い。原作では究極の名場面コンテストで第2位に選ばれるほど、ファンの記憶に残った試合だ。しかし、アニメでは試合内容よりも作画崩壊が話題に。飛影の顔が少年のように崩れていたり、驚く武威の表情が劇画タッチになっていたりと、ついつい絵の方に意識が集中してしまう。ネットでは「名バトルなのに作画が崩壊していて残念」といったファンの声が上がっている。
サンシャイン池崎が武威のコスプレを披露
お笑い芸人のサンシャイン池崎がバラエティ番組『有吉ジャポンII ジロジロ有吉』で武威のコスプレを披露。人気レイヤーのえなことのツーショットや、完成度の高い衣装が話題に。池崎は造形レイヤーの五月うさぎに指導を受けながら、武威が担ぐ巨大斧を自作。型紙作りから骨組み、切り抜き、塗装など全ての工程を持ち前の根性でやりきり、全長180センチ、総製作時間42時間の大作を完成させた。
池崎渾身の力作は再現度が高く、ファンからは賞賛のコメントが相次いだ。
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目次 - Contents
- 武威の概要
- 武威のプロフィール・人物像
- 武威の能力
- 怪力の持ち主
- 武装闘気(バトルオーラ)
- 武威の必殺技
- オーラバトル・クロスアタック
- 武威の来歴・活躍
- 黄連邪戦で相手を圧倒
- 決勝戦で見せた飛影との名勝負
- 決勝戦の武威の行方
- 武威の関連人物・キャラクター
- 戸愚呂チーム
- 鴉(からす)
- 戸愚呂兄(とぐろあに)
- 戸愚呂弟(とぐろおとうと)
- 左京(さきょう)
- 浦飯チーム
- 飛影(ひえい)
- 蔵馬(くらま)
- 五連邪チーム
- 黄連邪(きれんじゃ)
- 武威の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「お前も本気を出せ。いい思い出にしてやる」
- 黒龍波を飛影に返したシーン
- 「そしてお前にも完全に負けた もはや生きる意味もない」
- 武威の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 「武威vs飛影」は原作では名バトルに選出・アニメは作画崩壊が話題に
- サンシャイン池崎が武威のコスプレを披露