ねこねこ日本史(ねこにほ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ねこねこ日本史』とは、漫画家のそにしけんじが、日本の歴史を描いた学習4コマ漫画、および漫画を原作としたアニメ作品。小さな子供でも楽しめる歴史学習漫画を作りたいと考えた作者が、日本の歴史上の登場人物を全て猫にして描いた作品。内容はゆるくてかわいいのだが、意外と史実に添っているところもあり勉強にもなる。小中学生を中心として爆発的な人気を博しており、キャラクターグッズや関連本の販売、アニメ化に映画化など幅広い展開をみせている。

江戸時代中頃の人物。多才であり、発明家として有名。1776年に長崎で手に入れたエレキテル(静電気発生機)を修理して復元した。1728年に生まれ、1780年に死没。羽織を着た、前髪のある、おだやかな表情の猫として描かれている。

吉田松陰(よしだ しょういん)

江戸時代後期の武士であり、教育者。「松下村塾」で、明治維新で活躍した志士に影響を与えた。1830年に生まれ、1859年に死没。着物を着た、前髪のあるつり目の猫として描かれている。

篤姫(あつひめ)

江戸時代後期から明治の女性。薩摩藩島津本家の養女となり、五摂家筆頭近衛家の養女として徳川家に嫁ぎ、江戸幕府第13代将軍・徳川家定御台所となった。1836年に生まれ、1883年に死没。着物姿に、髪を結って簪を差した、凛々しい猫として描かれている。

夏目漱石(なつめ そうせき)

明治末期から大正初期にかけて活躍した、日本を代表する小説家。代表作に『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『三四郎』『それから』『こゝろ』などがある。千円紙幣の肖像にもなった。
1867年に生まれ、1916年に死没。

中臣鎌足(なかとみ の かまたり)

飛鳥時代の官人。藤原氏の祖とも呼ばれ、中大兄皇子の側近。大化の改新を推進した。614年に生まれ、669年に死没。緑の帽子をかぶった、凛々しい猫として描かれている。

足利義満(あしかが よしみつ)

室町幕府第3代将軍。金閣寺を建てたことで有名。1358年に生まれ、1408年に死没。長い黒ひげの、着物と帽子を身に着けた猫として描かれている。

斎藤道三(さいとう どうさん)

戦国時代の武将であり、美濃国の戦国大名。美濃のマムシとあだ名された。1494年もしくは1504年(諸説あり)に生まれ、1556年に死没。頭頂部に毛の生えていない蝮として描かれている。

毛利元就(もうり もとなり)

戦国時代の武将。毛利氏の第12代当主。駆け引きで、勝利へ導く策略家として知られた。1497年に生まれ、1571年に死没。鼻の下に髭を蓄え、着物を着た猫として描かれている。

千利休(せんの りきゅう/せん りきゅう)

戦国時代から安土桃山時代にかけての茶人であり商人。茶の湯の天下三宗匠、茶聖と称されたわび茶の完成者でもある。織田信長、豊臣秀吉に仕えた。1522年に生まれ、1591年に死没。茶人帽をかぶり、着物を着た物静かな表情の猫として描かれている。

missy1311
missy1311
@missy1311

目次 - Contents