ねこねこ日本史(ねこにほ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ねこねこ日本史』とは、漫画家のそにしけんじが、日本の歴史を描いた学習4コマ漫画、および漫画を原作としたアニメ作品。小さな子供でも楽しめる歴史学習漫画を作りたいと考えた作者が、日本の歴史上の登場人物を全て猫にして描いた作品。内容はゆるくてかわいいのだが、意外と史実に添っているところもあり勉強にもなる。小中学生を中心として爆発的な人気を博しており、キャラクターグッズや関連本の販売、アニメ化に映画化など幅広い展開をみせている。

CV:大森日雅
幕末から明治初期の政治家で、軍人だった人物。1828年に生まれ、1877年に死没。太く凛々しい眉毛をして、犬を連れた猫として描かれている。

原敬(はら たかし/はら けい)

外交官で、政治家だった人物。1856年に生まれ、1921年に死没。

与謝野晶子(よさの あきこ)

明治から昭和初期にかけ、文学を一新するロマン派の代表格として、文学史に革命を起こした歌人だった人物。夫は、歌人の与謝野鉄幹。1878年に生まれ、1942年に死没。

『ねこねこ日本史』の用語

猫じゃらし

正式名称はエノコログサという。イネ科エノコログサ属の植物で、ふさふさとした穂をつけた雑草。猫の前でこの草を振ると、猫がじゃれつくことから、猫じゃらしという俗称がついたと言われている。作中では、刀や槍の代わりに武将たちが武器として使用する。

缶エサ

缶に入ったキャットフード。作中では、戦で自分の味方につけるために、缶エサをちらつかせて仲間に引き入れる場面がたびたび描かれる。

レモン汁攻撃

作中で、戦の場面で使われた攻撃。猫はレモンが苦手という事実を使って、敵にレモン汁をかけて攻撃する場面がある。

見慣れないもの

猫には、見慣れない物が苦手という習性がある。その事を踏まえ、猫同士の戦の場面で、“見慣れない物”としてたくさんの船やペットボトルにCDをつるした物が攻撃手段として登場している。

『ねこねこ日本史』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

縄文人(猫)は土器の中に入る

2巻の“縄文人”の章に“土器の使い方その1”と“土器の使い方その2”という4コマ漫画が収録されている。その1では“土器の使い方その1→木の実を入れる→出す→入る”という具合に、最後は狭いところを好む猫が土器の中に丸まって入る様子が描かれている。その2では“土器の使い方その2→食べ物を入れる→煮る→食べる→入る”と、その1と同じく、最後は猫が土器の中に入る。「ゴロゴロ」という鳴き声と共に猫が狭い所に入る事が好きな性質が描かれているシーン。

キリスト教の布教

4巻の“細川ガラシャ&ザビエル”の章で、フランシスコ・ザビエルが布教活動を行う時に十字架を猫たちの前にちらつかせて布教するシーンが描かれているが、その十字架は実はマタタビで出来ている。猫がマタタビを好む性質を生かして描かれたシーン。

木簡バリバリ

6巻の“額田王”の章で、大人気天才歌人額田王が名歌を木簡に書き付けるシーンが幾度も出てくるが、その度にその木簡に群がる猫たちは「いい歌ニャ」と言いながら木簡でバリバリと爪をとぐ。猫の習性を生かして描かれたシーン。

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@missy1311

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