マホメド・アライ(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

マホメド・アライとは板垣恵介の漫画『刃牙シリーズ』に登場する伝説のボクサーでスポーツの粋を超えた数々の伝説を持ち、生きながら“神”となった男。現役時代は圧倒的な強さと対戦相手への挑発的なパフォーマンスでファンを魅了し、人種差別や国家の圧力に屈しない姿は社会的弱者の希望でもある。その生き様は地上最強と呼ばれる範馬勇次郎からも尊敬され、2人は友人関係を築いている。徴兵忌避によるブランクで叶わなかった全局面的闘法「マホメド・アライ流拳法」を完成させる夢を、息子のマホメド・アライJr.に託した。

1976年。アライは日本のプロレスラーである猪狩完至(いがり かんじ)との他流試合を実現するために日本に来ていた。ショーマッチと思われた猪狩との対決の日が迫ると、実は一切の手加減のない真剣勝負だという事が知らされ、アライは本気で調整を進める事になる。タイトルマッチと何ら遜色のないトレーニングメニューを続けるアライはマスコミの眼を避けて深夜のロードワークを実施。この時連れてきたスパーリングパートナーは、後の世界チャンピオンも含む屈強なボクサー達だったが、彼らは次々といなくなり、アライが異変に気付いた頃には誰もいなくなっていた。あたりに立ち込める獣臭に気付いたアライは都会の只中にいながら本当に仲間達が猛獣に襲われた事を懸念した。そこで何者かが「チャンプ」と声をかける。アライが振り返ると後に地上最強と呼ばれる若き日の範馬勇次郎(はんま ゆうじろう)がいた。アライは勇次郎の風貌を見ただけでそれまで闘ってきた競技者達とは全く異質な存在感を放っていると感じ取り、リング上でもほとんどガードを上げたことがなかったが、勇次郎を前にして初めてガードを固める。アライは勇次郎からそれほどの脅威を感じたのだ。先手を打ってアライはパンチを放つが勇次郎には全く当たらない。

アライが勇次郎に要求を問うと勇次郎は微笑み、アライの本当の得意技はボクシングでは無く、もっと全局面的なあらゆる攻撃を想定したいわゆる格闘技だと言い、それを見せてほしいと答えた。アライはボクサーでもない東洋人に自分の真の目的を見抜かれた事に驚くが、要求通り本気を出す。アライは先ほどから大幅に速くなったパンチを繰り出し、勇次郎に命中させていく。勇次郎はアライのパワーアップした攻撃をくらい、やはりボクシングの粋を超えた技術だと確信し、アライのファイトスタイルをマホメド・アライ流拳法と名付ける。しかし、勇次郎が考えるには残念ながらマホメド・アライ流拳法は徴兵忌避による3年半のブランクによって未完成だと言う。そして、アライの前で仰向けの体勢をとる。これはアントニオ猪狩が後日アライとの闘いで使い、アライを苦しめた「アライ・猪狩状態」と呼ばれる戦法で、ボクシングの技術では有効な攻撃が不可能なものだった。勇次郎は猪狩がこの戦法を使う前からアライの弱点を把握していた事になる。勇次郎はアライが戸惑った隙に足を持って空中で一回転させて立たせ、握手をして尊敬の念を示す。勇次郎はブランクによってマホメド・アライ流拳法が未完成になった事より、アメリカ国家に屈しないアライの生き様を高く評価しているのだ。明らかに勇次郎の方が強いと理解したアライは尊敬していると言われても落胆するしかなかった。アライに夢を聞かれた勇次郎はごく単純な肉体的闘争力により地球という惑星の中で最も強力なものになる事と答えた。あまりにも壮大な夢に衝撃を受けたアライは自分の夢を託していた息子のマホメド・アライJr.と勇次郎を会わせようとする。

勇次郎に息子のアライJr.を紹介

アライJr.(左)と勇次郎(右)が出会う。勇次郎はアライJr.が将来良いファイターになるのを楽しみにしている。

アライはアライJr.を勇次郎に紹介し、マホメド・アライ流拳法の完成は息子に託していると語る。アライは徴兵忌避によるブランクでフットワークを失い、自身で完成させるのは諦めていたのだ。怖いもの知らずのアライJr.は勇次郎の足にパンチをするが、勇次郎はデコピンでアライJr.を吹き飛ばす。泣きそうになるアライJr.に勇次郎は「泣くな」と睨みつける。するとアライJr.は驚いた表情で即座に泣き止んだ。アライJr.に見込みがあると感じた勇次郎は自分の息子達といいライバルになる事を期待して微笑んだ。

アライJr.の成長

月日が経ち、成長したアライJr.は、アライの期待通りマホメド・アライ流拳法を完成させるに十分な実力を手に入れる。スパーリングではアライがパンチをもらうことが多くなり、そのダメージでダウンさせられることも珍しくなくなっていた。アライは脳にダメージを受けて後遺症が残ってしまう。

ジャーナリストと話すアライ

日本のジャーナリスト(右)に勇次郎の事を知っているか質問するアライ(左)

アライが60歳を超えた頃、アライJr.はマホメド・アライ流拳法を完成させて親元を巣立っていた。ある日、日本人ジャーナリストがインタビューをしにアライの住む屋敷を訪れる。執事に案内されたジャーナリストの前に現れたアライは全身が震えてふらついており、口が半分開いた状態で涎を垂らしている。当時の面影が無い弱ったアライを見てジャーナリストは動揺するが、20世紀最高のスポーツマンと呼ばれるアライに会うことが出来た事に喜びを感じて涙した。インタビューが始まるとジャーナリストはアライにとって最大の富と名誉と尊敬をもたらせたボクシングとは何なのかと問う。アライの震えはなぜか急に止まり、ジャーナリストに範馬勇次郎を知っているかと質問を返し、自身が勇次郎と出会った時の話をした。

インタビューは続き、今度は現役時代のアライの強さの話題になり、アライとジャーナリストは現役時代の試合の映像を見る。ジャーナリストはアライのパンチのスピードを称賛し、1981年にアライが引退して以来、アライを超えるボクサーはおろかスポーツマンすら登場していないと言って「我々はアライを超えるアスリートに出逢えるのでしょうか」と問う。アライは「光の下には…………いない」と表舞台には出ていない息子は自分より速いとアライJr.の事を語る。

ジャーナリストは専門家の意見としてボクサーが受けたパンチにより体を壊した場合の復帰は難しいと言われているが、アライの復帰はどうしても願ってしまう事を伝える。するとアライはファイティングポーズを取り、ジャーナリストに向かってパンチを放つ。そのスピードは現役時代さながらであり、60歳を超えて病にも侵されているアライがまだ現役時代のような動きができている事にジャーナリストは驚く。アライは1分間であれば自分はまだ世界チャンピオンの動きができると言う。そして、自分の病はボクシングの競技によるものではなく、息子との対戦の中で受けたパンチによるものだと語った。

マホメド・アライVSマホメド・アライJr.

短時間であれば全盛期に近い状態で戦えるまでに鍛えなおしたアライ(左)は手負いのアライJr.(右)を圧倒した。

アライJr.はマホメド・アライ流拳法が完成した事を勇次郎に報告しに来日。その後中国拳法最強を決める大擂台賽(だいらいたいさい)に特別枠で招待されて出場し、その強さを証明した。大擂台賽で日本の地下闘技場チャンピオンである範馬刃牙(はんま ばき)と出会い、刃牙にライバル心を持ったアライJr.は刃牙との対決を実現しに再び来日する。アライJr.は地下闘技場戦士のトップファイター達と闘い、自身の強さをアピールしようとするが、連敗を喫して多くの怪我を負う。

一方、アライは息子とはいえアライJr.に敗れたままでは気が済まなく、密かにトレーニングを積んでリベンジのチャンスを窺っていた。ある日、杖を突いたアライJr.がホテルに戻るとアライが試合前に着用するガウンを着て、戦闘態勢で待ち構えていた。アライはアライJr.を挑発し、この場で闘おうと誘う。一度は断ったアライJr.だが、アライの侮辱的な発言に我慢できず飛び掛かる。しかし、怪我を負ったアライJr.の動きは鈍く、アライの短時間であれば全盛期同様の動きができるまで鍛えた攻撃に圧倒されて倒れる。

範馬刃牙VSマホメド・アライJr.に乱入

アライJr.(右下)に命の危機が迫った時、観戦していたアライ(中央)が乱入し、刃牙(左下)を殴り飛ばした。

アライJr.は地下闘技場戦士達との闘いに連敗し怪我を負った状態ではあるが、トップファイター達を相手に善戦し、チャンピオンである刃牙と闘いたいという強い願いを持っていた。これを聞いた地下闘技場支配人の徳川光成(とくがわ みつなり)は、アライJr.と刃牙の試合を承諾する。あとは刃牙が挑戦を受けるかどうかの結果を待つ事になったアライJr.はアライの教えを守り、ひたすらサンドバックを殴り続けていた。そこにアライが現れ、刃牙がアライJr.の挑戦を受ける事が決まった事と、アライJr.がベストコンディションである事が条件である事を告げる。するとアライJr.の体は刃牙との試合に向けて闘志が燃え上がった事で人知を超えた早さの回復を見せ、サンドバックを殴りながら全ての怪我が治る奇跡を起こす。アライは「スゴいね人体」と無邪気な笑顔で喜んだ。遂に行われたアライJr.と刃牙の対決であったが、開始まもなく刃牙が圧倒してアライJr.の見せ場が無いまま決着が着いてしまう。刃牙は裸締めでアライJr.に止めを刺そうとするとアライJr.の命の危機を感じたアライが飛び出して刃牙を殴り飛ばす。刃牙はこの時のアライのような命を懸けた攻撃がアライJr.には無かったと語った。アライが追い求め、アライJr.が完成させたマホメド・アライ流拳法は刃牙の前に敗れた。

ボクシングに挑戦する烈海王との関わり

烈海王(れつ かいおう)とは中国拳法における最高峰の称号「海王」の名を持つ人物である。烈は地下闘技場戦士として、奇跡的に現代で復活を遂げた原人「ピクル」との闘いに挑み、片脚を失ってしまう。この時、極めたつもりでいた中国拳法にすら限界と未知の領域がある事と、かつて未熟と断じたそれ以外の格闘技にも同様に自分の知らない強さが眠っていることを知り、「未知なる強さ」を学ぶためにボクシングに挑戦。ボクシングの世界でも中国拳法を活かした闘いで猛威を振るい、勝利を重ねていった。強敵に挑むためにアメリカに渡った烈が上位ランカーのジョー・クレーザーと対決が決まった時、アライが烈の前に現れてジョーとの闘いは危険だと棄権するように諭す。烈とジョーの試合は行われ、なんとか烈が勝利すると、アライは烈がボクサーとして着実に成長していると感心していた。

マホメド・アライの関連人物・キャラクター

マホメド・アライJr.

アライの息子でマホメド・アライ流拳法を完成させた人物。アライJr.が成長した事により、練習相手を務めていたアライはパンチを受け続けて脳にダメージを受け、後遺症が残っている。プロボクシングの世界では闘っておらず一般人の知名度は低いが、格闘技のチャンピオン相手でも容易に勝利するシーンもあり、表舞台で闘っている格闘家では全く歯が立たない強さを持っている。

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範馬勇次郎(はんま ゆうじろう)

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徳川光成(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

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徳川光成(とくがわみつなり)とは『刃牙シリーズ』の全てに登場する資産家である。水戸黄門すなわち徳川光圀の子孫で第1作目『グラップラー刃牙』では地下闘技場最大トーナメントを開催した。第2作目『バキ』では世界中の死刑囚達を、第3作目『範馬刃牙』では白亜紀の原人ピクルを日本の強者達と引き合わせた。第4作目『刃牙道』では宮本武蔵のクローンを現世に蘇らせるプロジェクトを立ち上げ、第5作目『バキ道』では古代相撲の野見宿禰(のみのすくね)が山に籠って修行中のところを下界に降ろし強者達と出会わせている。

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龍書文(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

龍書文(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

龍書文(ろん しょぶん)とは板垣恵介原作漫画『刃牙シリーズ』の第2作『バキ』に登場する拳法家で、ポケットに手を入れた構えから素早く高威力の攻撃を放つ「抜拳」で戦う特徴を持つ。10代から台湾の黒社会の賭け試合で戦っており、プロ格闘家も出場する中で45歳まで無敗を継続する強者。その強さから「凶人(きょうじん)」「Mr.不可拘束(ミスター・アンチェイン)」などと呼ばれている。中国大擂台賽編に登場し、中国連合軍VS日米勝ち残り組としてアメリカの囚人で怪力戦士のビスケット・オリバと激闘を繰り広げた。

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安藤玲一(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

安藤玲一(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

安藤玲一(あんどう れいいち)とは板垣恵介原作漫画『刃牙シリーズ』の登場する飛騨の山奥で山岳監視員をしている大男である。地上最強の生物と呼ばれる範馬勇次郎(はんま ゆうじろう)とは旧知の仲で、勇次郎の息子である主人公の範馬刃牙(はんま ばき)の事も刃牙が幼少期の頃から知っている。刃牙が修行の場として安藤の住む山奥にある夜叉岩(やしゃいわ)を選んだ事により、刃牙の修行をサポートした。刃牙が夜叉岩に住む大猿の夜叉猿(やしゃざる)に遭遇した時、安藤は刃牙を救うために自ら夜叉猿と戦い、重傷を負った。

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末堂厚(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

末堂厚(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

末堂厚(すえどうあつし)とは、『刃牙シリーズ』の第1作目『グラップラー刃牙』と第2作目『バキ』に登場する空手家である。愚地独歩(おろちどっぽ)の創設した神心会空手の門下生で、フルコンタクト空手の全国ナンバー1を決める大会の決勝戦で主人公の範馬刃牙(はんまばき)と対戦している。またアメリカの死刑囚ドリアンと夜中、遊園地の中で決闘したこともある。友人は同門の加藤清澄(かとうきよすみ)で若い頃から苦しいトレーニングを共にしてきた。

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アレクサンダー・ガーレン(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

アレクサンダー・ガーレン(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

アレクサンダー・ガーレンとは、『刃牙シリーズ』に登場するロシア人レスラー。ロシアの明日のために戦う熱烈な愛国主義者で、作中でも実力を高く評価される強豪の1人だが、それゆえに強さの指標としてたびたび噛ませ犬にされる。第1作目『グラップラー刃牙』で開催された地下闘技場最大トーナメントの補欠選手として出場し、控室では暴走族の柴千春や喧嘩師の花山薫と揉めた後、アナコンダやカナダのピットファイター(喧嘩屋)であるジャック・ハンマーと戦った。第2作目『バキ』ではロシアの死刑囚シコルスキーとも戦っている。

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ジェフ・マークソン(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

ジェフ・マークソン(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

ジェフ・マークソンとは、『刃牙シリーズ』第2作目『バキ』に登場する元警官である。警官だった頃、ヒッピー相手に恐喝していたところを、死刑囚ながら圧倒的な武力で政府から自由を認められたビスケット・オリバに目撃される。逆上してオリバに戦いを挑んだが瀕死の重傷を負わされ、その復讐のためだけに24年間生きてきた。ビルに立て籠もり、ビスケット・オリバを呼び出して決闘をしたが返り討ちにされた。十分な準備をしたにも関わらずオリバには全く歯が立たず、彼の強さを際立たせるキャラクターとして描かれている。

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ゲリー・ストライダム(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

ゲリー・ストライダム(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

ゲリー・ストライダムとは板垣恵介の漫画『刃牙シリーズ』に登場するアメリカ陸軍の大佐である。地上最強の生物の異名を持つ範馬勇次郎に側近として仕え、同時に危険人物として監視する任務も遂行している。側近として勇次郎の移動手段の手配や情報伝達の役割を担う一方、彼の息子である範馬刃牙の動向も気にかけており、2人が対決する時は会場の用意や互いの状況を頻繁に伝えるなど忙しく立ち回った。米軍で戦場格闘技の指導をするほどストライダム自身の戦闘力は高いが、完全武装をしても勇次郎には敵わない。

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マイケル・ホールズ(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

マイケル・ホールズ(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

マイケル・ホールズとは、『刃牙シリーズ』の第2作目『バキ』で登場するビスケット・オリバが収監されているアリゾナ州立刑務所の所長である。第3作目『範馬刃牙』で主に登場し、主人公の範馬刃牙(はんまばき)がアメリカの大統領に直訴しオリバと戦うために自身をアリゾナ州立刑務所に収監するよう命じたことから関わることとなる。マイケル・ホールズがオリバと刃牙の間に入り、2人は正式に戦うこととなった。

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劉海王(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

劉海王(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

劉海王(りゅう かいおう)とは板垣恵介の漫画『刃牙シリーズ』に登場する中国拳法最高峰の称号「海王」の名を持つ格闘家である。中国拳法を代表する実力者で、100歳を超えても屈強な肉体を維持している。自身が率いる白林寺では多くの格闘家が修行し、烈海王やドリアン海王といった一流の戦士も輩出している。海王同士が戦い、優勝者に最強の証たる「海皇」の称号を与えるトーナメント「中国大擂台賽」に現役海王として出場。「地上最強の生物」の異名を持つ範馬勇次郎と対決し、顔面の皮を剥ぎ取られる衝撃的な敗北を喫した。

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刃牙シリーズの武術・流派まとめ

刃牙シリーズの武術・流派まとめ

『刃牙』シリーズは、強さを求めて飽くなき戦いを繰り広げる格闘家たちの熱く壮絶な生き様を描いた板垣恵介の描く漫画作品。『グラップラー刃牙』、『バキ』、『範馬刃牙』、『刃牙道』、『バキ道』と名前を変えながら30年以上の長期連載を果たしている。 格闘技を扱った作品であるだけに、現実に存在するものを中心に様々な武術や流派が登場する。空手や柔道といったお馴染みのものから柔術、合気道、ボクシングまで多種多様。ここでは、『刃牙』シリーズに登場する武術と流派を紹介する。

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