ハリー・ポッターシリーズの本・書物・新聞・教科書・雑誌まとめ

『ハリー・ポッター』シリーズとは、イギリスの作家J・K・ローリング原作の、ファンタジー小説および映画・ゲーム等のメディアミックス作品である。1990年代のイギリスと魔法界を舞台に、主人公ハリー・ポッターのホグワーツ魔法魔術学校での学生生活と、両親を殺害した強大な闇の魔法使いヴォルデモートとの因縁と戦いを描いている。
作中には教科書をはじめとして数多くの書籍・出版物が登場しており、いくつかの書籍タイトルが原作者の言葉遊びになっている他、作中の随所で問題を打開していく重要なアイテムとなっている。

『幻の動物とその生息地』に登場する本

マグルは見た(Muggles Who Notice)

ブレナム・ストーク著。1972年刊行。群れを離れた凶暴なウェールズ・グリーン普通種のドラゴンがマグルで溢れた浜辺を急襲した1932年のイルフラクーム事件について取り上げており、ドラゴンを目撃した住人の何人かが忘却呪文から逃れたと記している。

俗なるものの哲学―なぜマグルは知ろうとしないのか(The Philosophy of the Mundane: Why the Muggles Prefer Not to Know)

モルディカス・エッグ著。1963年刊行。出版はダスト・アンド・ミルディーイ社。現代マグルの圧倒的多数が「魔法生物の存在を信じず、痕跡を見ても魔法と関わりのない他愛もない説明で満足してしまう」理由についての研究報告書。

オーグリーが鳴いた時、私はなぜ死ななかったか(Why I Didn't Die When the Augurey Cried)

ガリバー・ポークビー著。1824年刊行。出版はリトル・レッド・ブックス刊。オーグリーとはアイルランドに生息する、ハゲワシのような魔法動物。「グッグッ」と波打つように震える胸の張り裂ける様な特徴的な鳴き声で、まるで哀悼するかのように聞こえた事もあり、かつては死の予兆として信じられ恐れられていた。この「オーグリーが鳴き声をあげる理由」について辛抱強く調査した結果が述べられている。オーグリーは、雨が近付く習性を持ち、以降一転して家庭用天気予報鳥として流行する事となった。

毛深い鼻面、ヒトのハート(Hairy Snout, Human Heart)

著者不明の古典。1975年刊行。出版はウィズ・ハード・ブックス。人狼症患者と戦ったあるひとりの魔法使いの、胸の張り裂けるような話が載っているよう。

『吟遊詩人ビードルの物語』に登場する本

毒キノコ物語(The Toadstool Tales)

ベアトリックス・ブロクサム著。著者がビードルの物語に登場する「魔法使いとポンポン跳ぶポット」を自分の理想に従って書き換えたもの。オリジナリティがすぎるのか、評判はすこぶる悪い。さらに「読んだ子ども達の吐き気が止まらなくなる」という事例が頻発したようで、魔法省から発売禁止にされた。

毛の生えた心臓――誰にも夢中になれない魔法使いのためのガイドブック(The Hairy Heart: A Guide to Wizards Who Won't Commit)

自助努力について書かれた本のよう。ベストセラー1位にランクされたことがある。
「毛むくじゃらの心を持っている」という表現の起源は、登場人物である魔法使いが心臓を隠したという寓話『魔法使いの毛深い心』である。この魔法使いは心臓を隠して以降、女性にほとんど夢中にならなくなり、その性格は冷淡で女性に触れられなった。

自然死についての形而上ならびに形而下の影響を覆す可能性の研究――特に物質と精神との再結合に関して(A Study into the Possibility of Reversing the Actual and Metaphysical Effects of Natural Death, with Particular Regard to the Reintegration of Essence and Matter)

バートランド・デ・ポンセ=プロフォンデス著。死者を蘇らせる方法ものはないとしており、「いい加減諦めろ。そんなことは無理」と書いてあるよう。

ハーマイオニーのオフィスにある本

ハーマイオニーのオフィスが登場する『ハリー・ポッターと呪いの子』

いずれも『呪いの子』に登場。魔法大臣として働くハーマイオニーのオフィスに置かれている。この他にも上述の「最も邪悪な魔術(Magick Moste Evile)」と「魔法使いのソネット(Sonnets of a Sorcerer)」が保管されている。

15世紀の悪しき悪霊(Fifteenth-Century Fiends)

著者は言及されておらず不明。実は映画『賢者の石』でハリーがニコラス・フラメルの情報を求めて忍び込んだ禁書棚で見つけた本のうちの1つ。

影と霊(Shadows and Spirits)

著者や内容については言及されておらず不明。精霊(Spirits)に関する内容だと推察される。

毒草ベラドンナのネクロマンシー入門(The Nightshade Guide to Necromancy)

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