「知る人ぞ知る」隠れた名作映画を45タイトル紹介! 『惑星ソラリス』や『サボテン・ブラザース』など
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本記事では「知る人ぞ知る」隠れた名作映画45タイトルをまとめて紹介している。世界中で日々さまざまなジャンルの映画が制作・公開されているが、幅広い世代に受け入れられる「名作」の他にも、「知る人ぞ知る」隠れた名作映画も多数存在する。記事中では多くの有名監督が高く評価をしている『サボテン・ブラザース』や、実話を元にした監獄からの脱出映画『穴』などを掲載した。
『2001年宇宙の旅』と並び称される
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『惑星ソラリス』
【解説・あらすじ】
近未来、未知の惑星ソラリスの軌道上に浮かぶ宇宙ステーションで異常事態が発生。その調査のために科学者クリスは地球を出発する。到着したステーション内は荒れ果て、先発の3人の科学者は皆、狂気の淵に立たされていた。そして、クリス自身も数年前に自殺したはずの妻ハリーの姿を目撃し、言い知れぬ衝撃を受ける。だがそれは、人間の意識を反映して具現化させるソラリス表面のプラズマ状の海の仕業だった……。
【監督】
アンドレイ・タルコフスキー
文学性・哲学性で魅せる。科学考証の必要が無い精神世界を描写した重厚な文藝作品。
SF映画と言うには、たらたらと長く、宇宙人も出てこなければ、転送もされません。ただ、とても美しく切ない、素晴らしい作品であることは確かです。
ジョン・ウォーターズの伝説コメディ
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『シリアル・ママ』
【解説・あらすじ】
「ピンク・フラミンゴ」の奇才ジョン・ウォーターズ監督が、日常の道徳的に正しくない行為をした人間を惨殺しまくる連続殺人主婦の姿を描いたブラック・コメディ。アメリカのどこにでもありそうな郊外の閑静な住宅街。そこに暮らすビバリーは、歯科医の夫と二人の子供を持つ、心優しい理想的な主婦。しかし、ゴミを分別しない、レンタルビデオを巻き戻さずに返却するといった人の道に反する人間は許すわけにはいかない……。
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【監督】
ジョン・ウォーターズ
普段は家族想いな優しいママが、非常識な奴らをどんどん殺して行くギャップが面白い!
実際にあった話を元に創ったというのが一番恐かったりして…。
30年にわたる4人の音楽家たちの一大叙事詩
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『愛と哀しみのボレロ』
【解説・あらすじ】
フランス-アメリカ-ロシアと場所を変え、第二次大戦前から戦中そして現在に至る複数の家族史の関わりと、個々の愛情と悲劇の系譜をカラフルかつリズミカルに綴ってゆく、C・ルルーシュお得意の少々絵空事めいた人生模様が世
【監督】
クロード・ルルーシュ
長い映画だがまったく飽きるシークエンスがない。映像は重厚だし、家族の物語が入り組んでいて目が離せない。悲劇だが、音楽が映画のエンタメ性をよりスケールアップさせている。
クラシックやバレエが苦手・好みに合わないと思っている方にも、ラストのボレロ(ラベル作曲)に合わせ力強く舞う、G・ドンの素晴しい踊りは観て頂きたいと思います。
痛々しさと青々しさが強烈に脳裏に焼き付く
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『汚れた血』
【解説・あらすじ】
ハレー彗星が再び近づく近未来を舞台に、才人カラックスが展開するSF的なフィルム・ノワールにメロドラマの要素が溶け込んだ作品。愛なきセックスによって伝染する“STBO”という奇病が蔓延するパリで、男がメトロで死ぬ。友人マルクは金貸しのアメリカ女に殺されたのではと疑うが、マルクも彼女から汚れた金を借りていた。その返済のため、ある製薬会社が開発した“STBO”の特効薬を盗み出そうと計画するが…。
【監督】
レオス・カラックス
コミカルな演出と映像の美しさに僕はひどく惹かれてしまう。これぞカラックスの手腕。「ゴダールの子供」と称される所以。
この映画を見てから、映画の見方が変わった。ストーリーなどどうでもよくなった。感覚が研ぎすまされた。原色が好きになった。
映像と人間の圧倒的面白さで魅了する
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『アンダーグラウンド』
【解説・あらすじ】
ナチス占領から起こった旧ユーゴスラビア動乱の時代を背景に、50年間も地下生活を送った人々の姿を狂騒的に描き、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞するなど高い評価を受けた群像劇。終戦や国家解体を知らない地下生活者、戦争を機にのし上がるパルチザンなどが、ジプシー音楽をバックに混沌としたドラマを繰り広げる。
【監督】
エミール・クストリッツァ
パルムドール賞は確かに映画界最高の栄誉のひとつであるが、その選定を巡っては議論の的となる事が多いし、個人的にも不満があったりする。しかし数年に1度くらいの割合で、有無を言わせぬような「ブッチギリ」の映画が現れる。この映画がまさにそうだ。
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目次 - Contents
- 『2001年宇宙の旅』と並び称される
- ジョン・ウォーターズの伝説コメディ
- 30年にわたる4人の音楽家たちの一大叙事詩
- 痛々しさと青々しさが強烈に脳裏に焼き付く
- 映像と人間の圧倒的面白さで魅了する
- 最高に奇妙で、最高にファンタジック
- 全編にわたる熱気と官能美に溜息
- 息が詰まるほどの緊張感を生み出す脱獄映画
- 弱冠25歳のルイ・マル監督の衝撃デビュー作
- 世界の巨匠フェリーニ監督の最大の野心作
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- 原発はそれを扱う人間の問題である
- 色気と強烈な緊張感を放つ会心の作
- 巧みな話術に映画の面白さを再発見
- 人物設定の妙が生むシチュエーションコメディ
- 人間の性(さが)に訴えかける緻密な脚本
- 00年代の隠れたエンターテインメントの傑作
- 『大脱走』と並ぶ傑作脱獄映画
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- 『タイタニック』の栄光に割りを食った不運な一作
- スティーブン・キングの原作を映画化
- 変化球ラブコメディ
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- 破滅へのカウントダウンを人類は止められるか!?
- 名演出家の自伝的作品
- 時限爆弾ものの傑作として語り継がれてきた作品
- 法廷ミステリーの傑作古典
- ヒューゴー賞も獲得した、SFコメディの傑作
- さまざまなクリエイターがリスペクトしている
- 参考リンク
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