スクワラ（HUNTER×HUNTER）の徹底解説・考察まとめ

スクワラの概要

スクワラとは冨樫義博の漫画『HUNTER×HUNTER』のヨークシン編に出てくるキャラクター。
「ノストラードファミリー」というマフィアグループの一員で、組長であるライト＝ノストラードの護衛を務めている。ハンター協会が定めるハンター試験に合格しライセンス証を交付されている「プロハンター」ではなくライセンス証を持たずに念能力を使って仕事を行う「アマチュアハンター」であるが、古くから護衛を務めており能力と信頼の高さが伺える。操作系の能力者で、飼い犬を操作することで番犬やスパイの役割を担わせることができる。大の愛犬家で、複数の飼い犬の面倒を見て可愛がっている一面もあり、情に厚い性格をしている。組長の娘であるネオン＝ノストラードの侍女エリザと交際しており、彼女との将来の為に転職し堅気になろうと考えるほど、真面目で人間らしい青年。しかしノストラードファミリーがヨークシンシティのオークションで落札した「緋の眼」を狙い、盗賊集団の「幻影旅団」に襲われ命を落としてしまう。

スクワラのプロフィール・人物像

役職：ノストラードファミリー護衛員
念能力：犬の面倒を見る代わりに、飼い犬を操作することができる（交信も可能）
念系統：操作系
CV：森訓久（2002年、OVA）、鈴木琢磨（2011～2014年、第2作）

スクワラは漫画『HUNTER×HUNTER』のヨークシン編に出てくるキャラクター。「ノストラードファミリー」というマフィアグループの一員で護衛を務めている。「ノストラードファミリー」は、組長であるライト＝ノストラードが、娘のネオン＝ノストラードの能力を使って一代で築き上げたマフィアグループ。ネオン＝ノストラードの能力は、「天使の自動筆記（ラブリーゴーストライター）」という未来予知の能力であり、対象者の名前・生年月日・血液型を聞き、対象本人か対象者の写真を見ることで、自動書記によって予言詩で他者の未来を予知し占うことができる。非常に珍しい能力の為、政治・メディア業界等様々な依頼人より仕事を受けている。マフィアグループの中にも取引相手が多く、財力と権力を持っているものの、一代で成り上がっているため、古くからのマフィアグループはノストラードファミリーを疎んでいる者も多い。

スクワラはノストラードファミリーの護衛の古株であり、プロハンターではなくアマチュアハンターであるものの、能力や信頼の高さが伺える。操作系の能力者で、飼い犬を操作することで番犬やスパイの役割を担わせることができる。大の愛犬家で、複数の飼い犬の面倒を見て可愛がっている一面もあり情に厚い性格をしている。また、組長の娘であるネオン＝ノストラードの侍女エリザと交際しており、彼女との将来を真剣に考えていた。マフィアの護衛という裏社会の立場で命の危険を感じる場面が多々あり、結婚して将来安泰に暮らしていくために転職し堅気になろうと考えるほど真面目で人間らしい青年であった。スクワラは彼女であるエリザと、自分が面倒を見ている犬たちと共に幸せに暮らす平穏な日常を求めていた。

ヨークシン編では、人体収集趣味のあるネオン＝ノストラードのために、オークションに出品される「緋の眼」を手に入れる為に現地入りしていた。「緋の眼」とは、少数民族であるクルタ族が怒りなど感情が高ぶった時に目が赤くなる現象で、この色は世界七大美色の1つとも言われるほど美しい。「緋の眼」の状態のまま死に至った場合、死後も赤いままの色を維持するため、人体収集家の中ではこの「緋の眼」のコレクション人気が高く、驚くほどの価格を出してでも手に入れたい人達が多い。今回のオークションでも目玉商品のひとつであった。しかしノストラードファミリーが落札した「緋の眼」の運搬途中、ヨークシンシティに集まっていたクルタ族を皆殺しにした張本人たちである盗賊集団の「幻影旅団」に襲われ、護衛であるスクワラは幻影旅団のメンバーであるノブナガ＝ハザマに首をはねられ、命を落としてしまう。

同じノストラードファミリーで、組長の娘であるネオン＝ノストラードの侍女エリザと交際しており、彼女との将来を真剣に考えていた。マフィアの護衛という裏社会の立場で命の危険を感じる場面が多々あり、自分や彼女の危険よりも、結婚して将来安泰に暮らしていくために転職を検討していた。スクワラは彼女であるエリザと、自分が面倒を見ている犬たちと共に幸せに暮らす平穏な日常を求めていた。

スクワラの能力

念能力

操作系の能力者。自身は安全なところにいながら命令を出し、操った犬たちにスパイやお使いなどの役割を担わせる。操作している犬とは遠い場所にいても交信が可能で、鳴き声をモールス信号のように駆使することでコミュニケーションを取っている。行った命令は必ず実行させることができ、忠実な部下として働かせることができる。ただし代わりに操る犬の面倒を見る必要があり、スクワラは数多くの犬と共に暮らしている。

愛犬家

犬を操ることができる能力を持っているものの、決して犬を危険な目に合わせたり、家来のように扱うわけではなく、スクワラ自身は愛犬家である。同時に面倒を見ている複数の犬の散歩をしたり、家でともにくつろいだりと、愛情をもって犬たちと接している様子が描かれている。面倒を見ている犬たちを信頼できるパートナーとして扱い、共に戦っている。

スクワラの必殺技

犬を操ることや鳴き声をモールス信号のようにして使ったりと、自身で動かずに敵に怪しまれないように行動を起こせることから、スパイや極秘任務のような裏方の業務が多い。戦闘能力が高いわけではないため、戦いにおいては有利な能力ではないが、マフィアの世界において情報は最重要であるため、ノストラードファミリーでは敵やターゲットの情報収集をする際にスクワラの能力が活かされている。

スクワラの来歴・活躍

ノストラードファミリーの護衛としての信頼

ヨークシンシティ編は、クルタ族の生き残りであるクラピカがヨークシンシティで行われるオークションに奪われた同胞の眼「緋の眼」が出品されることを知り、その眼を取り戻すため、一帯で財力と権力を持つノストラードファミリーに潜入するところから始まる。ハンター試験合格後、仲介所経由でノストラードファミリーの面接を受けることになったクラピカは、同時に面接にきていたハンター達と共に護衛に相応しいかどうかの実力を試されることとなる。
その際、候補者に混ざり潜伏していたうちの1人がスクワラだった。護衛団の合格条件として館から無事に脱出することを告げられるクラピカと候補者たちは、一斉に何者かの念能力による人形から襲われることとなる。しかしシャンデリアに飛び移ったクラピカへ、人形たちは届かない距離から攻撃を振り続けたことから操作系の念能力であることを見ぬかれ、高い場所から候補者たちを観察していったクラピカは操作系の念能力者本人をすぐに特定する。彼は潜伏者がもう1名いるような口ぶりを行い、クラピカの念能力であるダウジングによりスクワラを特定する。他の候補者の念能力の後押しもあり、スクワラは自らが潜伏者であることを自白する。こうしたクラピカの洞察力により、クラピカは信頼を得て正式にノストラードファミリー護衛へと加入する。
護衛候補者の選定に直接関わることや、組長の娘ネオン＝ノストラードの護衛として就くシーンも多いことから、スクワラはノストラードファミリーの中での信頼が高く、古くからファミリーに属しているメンバーだと思われる。操作系能力者で飼い犬を操り、情報を探ったり、身の危険をいち早く察知できる。その為、戦闘力は高くないものの、貴重な能力者としてファミリーに貢献してきた。

ノストラードファミリー護衛団としての務め

人体収集家でもあるネオン=ノストラードは、今回のヨークシンシティで行われるオークションに出品される「緋の眼」の落札を狙っていた。クラピカをはじめ護衛たちはネオン＝ノストラードをヨークシンシティで護衛することが任務であった。しかし競売品の窃盗事件が起きたりとオークションは混乱の中始まることとなる。オークション開催の為、幻影旅団を追っていたノストラードファミリー護衛団は戦闘となり、護衛団リーダーのダルツォルネを殺されてしまう。そしてクラピカも戦闘の中で幻影旅団の団員の1人を殺害し、幻影旅団から狙われることとなる。混乱の中開催されるオークションであったが、無事にすべてのオークションの品物を落札したノストラードファミリー。しかし、オークションで「緋の眼」を落札したあと、単独で運搬を行っていたスクワラは、クラピカを追っていた幻影旅団の追跡にあい尋問を受けてしまう。腕を折られても頑なに口を割らなかったスクワラだったが、人や物体に触れることで記憶を読み取ることができるパクノダの能力によって、クラピカの情報を引き出されてしまう。その際に彼女であるエリザの名前を出され、激昂したところを同じく幻影旅団のメンバーであるノブナガ＝ハザマに切られ、即死してしまった。

スクワラの関連人物・キャラクター

ライト＝ノストラード