武田一鉄(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
武田一鉄(たけだ いってつ)とは『ハイキュー!!』に登場する人物で、烏野高校バレーボール部の監督兼顧問を務めている。烏野高校を全国へ導いた烏養一繫(うかい いっけい)の後任として奮闘するが、バレーに関しては素人で、ルールなどは選手や一繫の孫でコーチを務める、烏養繫心(うかい けいしん)に教えてもらいながら勉強した。誰よりも選手想いで、練習試合や合宿など他校との繋がりを築いていった。現代文の教師をしており、言葉が持つ重みを活かして心に響くような言葉で選手達の士気を高めていく。
烏野高校1年生セッターをしている。天才的な技術でゲームを支配する”コート上の王様”だ。ストイックな性格で努力を惜しまずセッターというポジションにプライドを持っている。
しかし中学時代のトラウマが原因で人の気持ちを読む事や、自分の気持ちを言う事が苦手なため、プレーでもアタッカーに気を使ってしまう場面が多かった。
高校卒業後は、バレーボールチーム「シュヴァイデン・アドラーズ」で、セッターとして活躍している。
影山飛雄(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
影山飛雄(かげやま とびお)とは『ハイキュー!!』に登場する、烏野高校のセッターだ。天才的な技術でゲームを支配する”コート上の王様”。試合前に爪を研ぎ指の状態を整えたり、試合後バレーノートをつけるなどバレーに対してストイックだ。正確無比なトスワークを誇る、セッターとして秀でた素質を磨き続け、多彩な攻撃を自由自在に使い分ける。脅迫(しんらい)と自負を手に強靭なスパイカーを伴ってコートを統べる”真の王様”となった。日本代表のセッターとして活躍し、その翌年には海外へ行き、世界クラブ選手権に出場する。
武田一鉄の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「バラバラだったら何てことのないひとりひとりが出会うことで、化学変化を起こす。今もこの瞬間、どこかで世界を変えるような出会いが生まれていて、それは遠い遠い国のどこかかもしれない。…そんな出会いがここで、烏野であったんだと思った。根拠なんかないけど、信じないよりはずっといい。きっとこれから君らは、強く、強くなるんだなぁ」
顧問になって初めての試合。最終セット、烏野の勝利で試合終了した。
日向と影山の攻撃を初めて見た武田は、なにか講評をと言われ、「バラバラだったら何てことのないひとりひとりが出会うことで、化学変化を起こす。今もこの瞬間、どこかで世界を変えるような出会いが生まれていて、それは遠い遠い国のどこかかもしれない。…そんな出会いがここで、烏野であったんだと思った。根拠なんかないけど、信じないよりはずっといい。きっとこれから君らは、強く、強くなるんだなぁ」と言った。それは、武田が感じたことを思いのまま口にした言葉だった。
出会いの素晴らしさと、チーム烏野の可能性を感じ、これからみんなが強くなることを確信した武田の真っ直ぐな言葉だ。
「見よ、古強者、烏野の復活だ!!」
インターハイ予選1回戦、常波との試合前に選手達に言ったセリフ。
他校から、烏野は「落ちた強豪、跳べない烏」と言われる。
そんな中、武田は「これは、お世辞でも親ばかでも無くて、皆は強いです。烏野は強いです」「”飛べない烏”がまた飛ぶところを会場中に見せつけよう」「”見よっ、古兵烏野の復活だ!!”」と力強く言い、緊張していた選手達の士気を高めたシーンだ。
「負けは弱さの証明ですか? 君たちにとって負けは試練なんじゃないですか? 地に這いつくばったあと、また立って歩けるのかという。君たちがそこに這いつくばったままなら、それこそが弱さの証明です」
インター杯予選3回戦での最終セット、青葉城西のマッチポイント。
最後は絶対に日向と影山の速攻でくると読んだ青葉城西は、ブロックを見事に成功させ試合終了。
死闘の末、烏野は敗北してしまう。
負けて落ち込み喧嘩を始める影山と日向に対し、「確かに負けました。でも実りある試合だったのでは?”負け”は弱さの証明ですか?」「君達にとって”負け”は試練なんじゃないんですか?地に這いつくばった後、また立って歩けるのかという」「君達がそこに這いつくばったままなら、それこそが弱さの証明です」と伝えた。
人は負けたとき後悔ばかりしてしまう。そんな2人に、「強くなれ、負けた悔しさを前に進む糧にしろ」と背中を押してくれた言葉だ。
この言葉を聞いて、2人は前を向き更に練習に励むようになった。
この事がきっかけで2人は更に進化し、烏野高校は強くなっていく。
「みなさんはここにいるチームの中で一番弱いですね。どのチームも公式戦で当たったらとても厄介な相手。彼らをただの敵と見るのか、それとも技を吸収すべき師と見るのか。君たちが弱いということは伸び代あるということ。こんな楽しみなことはないでしょう」
埼玉県の私立森然高校で開催される、関東のバレーボール強豪校合同夏合宿に参加する。
音駒高校戦で日向の速攻が、灰羽リエーフ(はいば りえーふ)によって止められてしまう。すると日向は、「今のままじゃダメだ。目を瞑る事を辞めたい」と提案する。
選手達に意識の変化が生じ勝てなくなってきていた。
そんな時、武田は選手達に「皆さんはここに居るチームの中で一番弱いですね」と満面の笑みで言った。選手達が言い返せずにいると間髪入れず、「どのチームも公式戦で当たったなら、とても厄介な相手」と言い「彼らを”敵”と見るか、それとも技を吸収すべき”師”と見るのか」「君達が弱いということは、伸びしろがあるということ。こんな楽しみな事無いでしょう」と言う。
負け続けたが、合宿が終わり宮城へ返ってくると各々課題に向き合い自主練習に励んでいた。
それは、自分たちの弱さを受け入れ、強者から得られるものはすべて得るべき、と導きながらも、みんなの可能性を信じていて、「強くなっていく過程が見られることを楽しみにしている」と頼もしくて温かい言葉に、選手達は前向きに進化を求めて挑戦していく。
「今、君たちはサーブもコンビネーションも他のチームには敵わない。…でもやめてはいけません。自分の力はこのくらいと思ってはいけません。 色は混ぜると濁って汚くなっていきますよね。でも混ざり合った最後はどの色にも負けない黒です。烏らしく、黒のチームになってください」
春高予選前の最後の東京遠征へ出かける。
各自課題に向き合い自主練習をした結果が少しずつ見え始め、選手達が成長した実りのある遠征となった。
そんな姿を見て、「今、君達はサーブもコンビネーションも他のチームには敵わない。後から始めたのだから当然ですね」「でも、止めてはいけません。”自分の力はこのくらい”と思ってはいけません」「”色”は混ぜると濁って汚くなって行きますよね。でも混ざり合った最後は、どの色にも負けない黒です」「”烏”らしく黒のチームになってください」と伝える。
選手達にこの言葉が響き、練習試合後に自主練習を始める。
みんなの力を“色”に置き換え、そして混ざり合ったときの“強さ”を“黒色”で表現し、それを“烏”に例える。ポエミーな言葉だ。
自分の存在がチームにとって必要な存在と思わせてくれる言葉だった。
「遠きに行くには必ず近きよりす。何かを成すには一歩一歩順を追って進まねばならない」
影山が全日本ジュニアユースの強化合宿、月島が宮城県強化選抜の合宿に呼ばれ、焦る日向は、月島が参加する合宿に勝手に参加する。
翌日、武田は日向を呼び出し、「ことわざ」を伝えた。
それは、「”遠きに行くは必ず邇き(近き)よりす”なにかを成すには一歩一歩順を追って進まねばならない」ということわざだ。
高校卒業後、ビーチバレーの修行で単身ブラジルへ行った際に、このことわざを自室に飾っていた。
日向にとって武田の言葉が響いている事が、分かるシーンだ。
「”あってるよ”って口に出す事ってけっこう大事だと思うんですよね」
鴎台戦の1セット目終了しコートチェンジからの作戦会議の時、繫心は選手達に「手応えが無いとき、自分のやっている事は無駄なんじゃないかって感じる事がある。でも、少なくとも今、そんな事は無いです」と言うと、選手達の表情が明るくなった。
そんな繫心の言葉を聞いて武田は、「間違っている事を”そうじゃない”って言うのが普通ですが、正しい事を”あってるよ”って言う事は少ない気がします」「でも、やってる本人達は正しいか不安になるものだと思うんです。”あってるよ”って口に出す事ってけっこう大事だと思うんですよね」と伝えた。
多くの人が出来ていない大切な事、この何気なく繫心を褒めた言葉は読者の心に刺さった。
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黒尾鉄朗(くろお てつろう)とは『ハイキュー!!』に登場する、音駒高校の主将でミドルブロッカーだ。主将としての、チームをまとめる力・仲間を育てる能力が高い。プレー中に挑発したり、揺さぶりをかけたりして相手の平常心を奪う心理戦も得意だ。状況に応じて様々なブロックを使い分け、相手スパイカーの攻撃を素早く見極める能力が高い。ブロックだけでなく、レシーブ・スパイク・サーブとどれも優れているオールラウンダーだ。卒業後は選手としてではないが、バレーボールを普及させようと動いている。
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木兎光太郎(ぼくとこうたろう)とは『ハイキュー!!』シリーズの登場人物で東京都の梟谷学園高校3年生で主将でありエースである。 真っ直ぐで攻撃的なプレイは敵味方関係なく圧倒し、士気を高める。得意なスパイクコースは超インナークロス。 常にテンションは高いが、意外なところでメンタルがやられ気分の浮き沈みが激しい。 高校卒業後はVリーグDivision1の「MSBYブラックジャッカル」に所属。
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目次 - Contents
- 武田一鉄の概要
- 武田一鉄のプロフィール・人物像
- 武田一鉄の能力
- 武田一鉄の来歴・活躍
- 繫心をコーチにするために奮闘
- インターハイ予選
- 春高へ向けて3年生との話し合い
- 春高までの関東合宿
- 春高バレー宮城県代表決定戦
- 宮城県1年生選抜強化合宿
- 春高全国大会
- シュヴァイデンアドラーズ対MSBYブラックジャッカルの試合を観戦
- 武田一鉄の関連人物・キャラクター
- 烏養繫心(うかい けいしん)
- 猫又育史(ねこまた やすふみ)
- 日向翔陽(ひなた しょうよう)
- 影山飛雄(かげやま とびお)
- 武田一鉄の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「バラバラだったら何てことのないひとりひとりが出会うことで、化学変化を起こす。今もこの瞬間、どこかで世界を変えるような出会いが生まれていて、それは遠い遠い国のどこかかもしれない。…そんな出会いがここで、烏野であったんだと思った。根拠なんかないけど、信じないよりはずっといい。きっとこれから君らは、強く、強くなるんだなぁ」
- 「見よ、古強者、烏野の復活だ!!」
- 「負けは弱さの証明ですか? 君たちにとって負けは試練なんじゃないですか? 地に這いつくばったあと、また立って歩けるのかという。君たちがそこに這いつくばったままなら、それこそが弱さの証明です」
- 「みなさんはここにいるチームの中で一番弱いですね。どのチームも公式戦で当たったらとても厄介な相手。彼らをただの敵と見るのか、それとも技を吸収すべき師と見るのか。君たちが弱いということは伸び代あるということ。こんな楽しみなことはないでしょう」
- 「今、君たちはサーブもコンビネーションも他のチームには敵わない。…でもやめてはいけません。自分の力はこのくらいと思ってはいけません。 色は混ぜると濁って汚くなっていきますよね。でも混ざり合った最後はどの色にも負けない黒です。烏らしく、黒のチームになってください」
- 「遠きに行くには必ず近きよりす。何かを成すには一歩一歩順を追って進まねばならない」
- 「”あってるよ”って口に出す事ってけっこう大事だと思うんですよね」
- 「君こそはいつも万全でチャンスの最前列に居なさい」
- 武田一鉄の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 土下座が得意
- 料理が得意