るろうに剣心(るろ剣)の流派まとめ
贖罪のため、弱き人々を守るため不殺の剣を振るう伝説の人斬り緋村剣心の活躍を描いた『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろうにけんしん めいじけんかくろまんたん)には、チャンバラ活劇としての魅力に溢れる数々の流派が登場する。
神速の古流剣術飛天御剣流。活人剣を掲げる神谷活心流。催眠術で相手の動きを封じる二階堂平法。調査、潜入、戦闘までをこなす御庭番忍術。少年漫画的なアレンジが加えられた一刀流。破壊の極意二重の極み。ここでは、『るろうに剣心』に登場した流派を紹介する。
剛斧爆(ごうふばく)
腕を掲げて筋肉を引き締め、相手の首を引っ掛けて薙ぎ倒す技。プロレス技のアックスボンバーとほぼ同じもの。
結界で弱った剣心に叩き込まれた際は、彼の脛骨にヒビが入るほどのダメージを与えた。なお、戌亥は「轟斧爆」という同じ技を使っているが、漢字の違いがどのような差になっているのかは不明。
阿修羅砕(あしゅらさい)
相手に組み付き、首を締め上げ、関節を極めながら投げつけて地面に叩きつける大技。無敵流の技の中でも特に威力が高いが、左之助にトドメを刺すには至らなかった。
倭刀術(わとうじゅつ)
主な使い手:雪代縁
実在する流派。日本刀の切れ味に注目した中国の武術家が、これを取り寄せて研究し、独自に編み出した中国式の剣術である。
日本の武術の特徴とはまったく異なるしなやかかつダイナミックな動きが特徴で、剣心側に精神的なコンディションの問題があったとはいえ一度は天翔龍閃から打ち破った。
虎伏絶刀勢(こふくぜっとうせい)
極端に体を沈めた状態から、反動をつけつつ斬りかかる技。伏せる姿勢で相手の攻撃を回避してからのカウンター技であり、一度は天翔龍閃をも打ち破る。
しかし剣士として再起した剣心の放つ本気の天翔龍閃の前には勝てず、初撃こそ回避したものの真空の渦に囚われてあえなく敗れることとなった。
狂経脈(きょうけいみゃく)
正確には倭刀術の技ではなく、縁独自の特殊能力。剣心への復讐の念をひたすらたぎらせた結果、全身の神経が異常に発達し、剣心の先読みを超える反応速度をもたらした。
しかしあまりに肥大化・活性化した神経は諸刃の刃ともなっており、相手の聴覚を攻撃する龍鳴閃という技により大ダメージを受けている。
劍客兵器(けんかくへいき)
北海道に潜伏し、護国のために1000年もの間研鑽を重ねてきた剣士集団。その技はもはや通常の剣術とはまるで異なるものとなっており、銃弾の一斉射撃を斬り払ったり、剣心の九頭龍閃を叩き込まれてなお平然としていたりと人間離れした力を見せつけた。
1つの流派というよりは、1つの目的のために行動する部隊といった存在だが、劍客兵器の内部で育てられた者に関してはある程度共通した技法を学んでいる。一定以上の実力者であれば、外部からスカウトして仲間に加えることもあり、作中では伊差川糸魚がその対象となっている。
赫力(せきりき)
血流と筋肉の動きを合致させることで爆発的な力を生み出す、劍客兵器特有の技法。斉藤の牙突を叩き込まれた刹那に使用した際は、その刀身を砕くばかりか彼の腕の骨まで圧し折った。
単純に威力を生み出すだけでなく、自身の身体能力の増強にも応用可能。血流を操る関係上、使用した瞬間には白目が赤く染まる。
戦型・二刃羽織(せんけい・ニジンバオリ)
劍客兵器の部隊長である雹辺双(ヒョウベ フタツ)こと、雹辺又佐(ヒョウベ マタザ)と雹辺又佑(ヒョウベ マタスケ)の兄弟が使う技。赫力を応用することで爆発的に身体能力を高め、斬撃の結界を展開する。
この結界は銃弾を斬り払うばかりか、一瞬でも巻き込まれれば骨になるまで切り刻まれるという恐るべきもので、札幌の街を恐怖と混乱に陥れた。
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目次 - Contents
- 『るろうに剣心』の概要
- 流派について
- 『るろうに剣心』の流派
- 飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)
- 九頭龍閃(くずりゅうせん)
- 天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)
- 神谷活心流(かみやかつしんりゅう)
- 奥義の防り・刃止め(おうぎのまもり・はどめ)
- 奥義の攻め・刃渡り(おうぎのせめ・はわたり)
- 二階堂平法(にかいどうへいほう)
- 心の一方(しんのいっぽう)
- 影技・憑鬼の術(かげわざ・ひょうきのじゅつ)
- 御庭番忍術(おにわばんにんじゅつ)
- 貫殺飛び苦無(かんさつとびくない)
- 回転剣舞(かいてんけんぶ)
- 真古流(しんこりゅう)
- 纏飯綱(まといいずな)
- 飛飯綱(とびいずな)
- 一刀流(いっとうりゅう)
- 牙突(がとつ)
- 牙突零式(がとつゼロしき)
- 二重の極み(ふたえのきわみ)
- 奥義二重の極み(おうぎ ふたえのきわみ)
- 二重の極み 陸震(ふたえのきわみ りくしん)
- 眼力琉球武術(ガンリュウリュウキュウブジュツ)
- 宝剣宝玉百花繚乱(ほうけんほうぎょくひゃっかりょうらん)
- 闇乃武忍術(やみのぶにんじゅつ)
- 結界(けっかい)
- 術式無敵流(じゅつしきむてきりゅう)
- 剛斧爆(ごうふばく)
- 阿修羅砕(あしゅらさい)
- 倭刀術(わとうじゅつ)
- 虎伏絶刀勢(こふくぜっとうせい)
- 狂経脈(きょうけいみゃく)
- 劍客兵器(けんかくへいき)
- 赫力(せきりき)
- 戦型・二刃羽織(せんけい・ニジンバオリ)