ジョセフ・ジョースター（ジョジョリオン）の徹底解説・考察まとめ

ジョセフ・ジョースターの概要

ジョセフ・ジョースター（ジョジョリオン）とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』のエピローグ『ラヂオ・ガガ事件』に登場するスタンド使い。ジョニィ・ジョースターと東方理那の孫で、日本で理那と暮らす中で自身の名前に「仗世文」と当て字をしていた。8部の主人公である仗世文（定助）の名前は彼の落とした下駄に書かれていた名前から取られたものだった。
『ラヂオ・ガガ事件』で日本を訪れていたルーシー・スティールと知り合い、彼女をアメリカへ送っていった。

ジョセフ・ジョースターのプロフィール・人物像

『ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン』の主人公、ジョニィ・ジョースターの孫。祖母の東方理那と共に日本に住んでいる。理那は「ジョセフ」に「仗世文」と当て字をしており、親しい人からは「文くん」と呼ばれる。
『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』のエピローグ『ラヂオ・ガガ事件』で日本を訪れていたルーシー・スティールと知り合い、荷物持ちのバイトをする。ラヂオ・ガガとの戦いの中でスタンド能力に目覚めた。体調の悪いルーシーのためにアメリカまで付き添い、市民権を得てスピードワゴン財団の女性スージー・Qと結婚した。
ラヂオ・ガガ事件の際、彼が落とした下駄はある男性に拾われ、男性は下駄に書かれていた「仗世文」という文字が頭から離れなくなる。そして、後に彼の孫にその名前をつけた。それが8部の主人公・仗世文（じょせふみ）であり、定助だ。

ジョセフ・ジョースターの来歴・活躍

ラヂオ・ガガ事件

1941年、ある老婦人が日本のS市を訪れていた。彼女はスピードワゴン財団の植物学者、ルーシー・スティールといい、ある植物の調査のために日本へやってきたのだ。彼女は自身の荷物を置き引きから取り返してくれた青年「文くん」を荷物持ちとして雇った。
ルーシーが「ロカカカ」という植物を調べようとしている場所は、地元で「ラヂオ・ガガ事件」と呼ばれている事件が起きた不吉な場所だった。ある女性が路上で瞬間的に裸になったかと思うと、片足のつま先だけを残して忽然と消えてしまったという奇妙な事件だ。ルーシーがラヂオ・ガガ事件の起きた路上から果樹園を調べていると、同行していた運転手が「誰かに呼ばれている」と言い出した。彼はふらふらとガードレールへ歩いていくと、なんと彼は裸になってしまった。そこへちょうどトラクターが通りがかり、ほんの一瞬運転手を隠したかと思うと、運転手は服を残して消失してしまった。
その場から離れようとする文くんとは裏腹に、ルーシーはその場所をさらに調べようとする。ルーシーが少女時代に出会った「パワーを持つ場所」、「悪魔の手のひら」というスタンド使いを生み出す土地と似たものを感じたからだ。するとルーシーの耳に、何者かが自身を呼ぶ声が届く。声の聞こえる場所を探すと、突然、ルーシーの服の襟がガードレールの「内部」へと引き込まれた。愕然とするルーシーは、ガードレールのボルトの部分に「人間のような目」があることに気付く。
ガードレールの正体は「ラヂオ・ガガ」という岩生物だった。ガードレールに擬態して人間を誘い込み、すり潰して食べてしまうのだ。ラヂオ・ガガは、ロカカカを隠すための「番犬」だった。
文くんは自身の下駄をラヂオ・ガガの隙間に噛ませてルーシーを助け出したが、ラヂオ・ガガは運転手を瀕死の状態で生かしていた。死にかけの運転手は助けを求めて文くんに縋り、文くんは運転手ごとラヂオ・ガガに呑み込まれようとした。そのとき、ルーシーの目に、文くんの肩にある星型のアザが飛び込んできた。かつてルーシーが出会った、ジョニィ・ジョースターと同じものだ。ルーシーは「血の使命」を感じ、文くんに「車のエンジンをスタートさせて」と指示する。その瞬間、文くんの手から茨のようなビジョンが出現し、車のエンジンをかけた。車はラヂオ・ガガへと突っ込んでいき、文くんが発現させたスタンドのラッシュを受けて破壊された。
ルーシーは文くんのフルネームが「ジョセフ・ジョースター」であること、彼の祖父がジョニィ・ジョースターであることを知り、運命を感じる。その後、体調の悪いルーシーのためにジョセフはアメリカまで付き添って行き、そこで出会った女性、スージー・Qと結婚した。そして生まれたひとり娘こそ、第8部の吉良・ホリー・ジョースターだった。

ジョセフ・ジョースターのスタンド：名称不明

スタンドとは

「スタンド」とは、その人を守ってくれる守護霊のようなものである。スタンドはひとりの人間につき一能力。スタンドを自由自在に意志で操れる人間を「スタンド使い」と呼ぶ。
スタンドを傷つけられると、スタンド使いも傷つく。またスタンドはスタンドでしか倒せない。スタンドという名称は「立ち向かう者」という意味から来ている（マウンテン・ティム談）。
スタンドは基本的に普通の人間には見る事ができず、スタンド使いから離れれば離れるほどスタンドのパワーは弱くなる。

能力：不明

第2部～第4部のジョセフ・ジョースターの「ハーミットパープル」と違って人型のビジョンがあるが、「ハーミットパープル」を思わせる茨をまとっている。
名前や具体的な能力は不明で、ラッシュの掛け声は「ウリャアアアアーーッ」。
『ラヂオ・ガガ事件』の中でルーシー・スティールに導かれて発現した。

ジョセフ・ジョースターの関連人物・キャラクター

ジョニィ・ジョースター

『ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン』の主人公。レースの果てに親友・ジャイロを失い、レースにも失格してしまうが、確かな精神的成長を遂げた。
ジョセフの祖父にあたる。

ジョニィ・ジョースター（スティール・ボール・ラン）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

ジョニィ・ジョースターとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン』の主人公で、元ジョッキーにしてスタンド使い。19歳。
下半身不随だったが、ジャイロと出会った事で馬に乗れるようになる。「爪弾」を飛ばすスタンド「タスク」の使い手。
ジャイロとコンビを組んで「スティール・ボール・ラン」レースに参加する。自分の足が動くようにしてくれた「聖人の遺体」を欲している。
ジャイロと違い、殺意を込めて敵を撃つ「漆黒の意志」を持っている。愛馬の名はスローダンサー。

ルーシー・スティール

『ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン』のヒロインで、「スティール・ボール・ラン」のプロモーターであるスティーブン・スティールの妻。物語の中核となる「聖なる遺体」と深くかかわることになる。
8部の『ラヂオ・ガガ事件』で日本を訪れ、ジョセフと共にラヂオ・ガガに襲われる。ジョセフは肺を患っていたルーシーに付き添ってアメリカへ渡った。

ジョセフ・ジョースターの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「僕の名前はジョセフ・ジョースター 和名で仗世文って書くから文くんです」