東方花都(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

東方花都(ひがしかた かあと)とは、『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』に登場する東方家の1人であり、当主である東方憲助の元妻。年齢は52歳。憲助との間に4人の子供を設ける。花都は長男である東方常敏を守るために殺人を犯し、懲役15年の刑に服していた。殺人が息子を守るためだとは当人たちしか知らないため、現在の花都は常敏以外の家族とは絶縁状態にある。トランプのカードで挟んだものを異空間に隠せるスタンド、「スペース・トラッキング」を持つ。

東方花都の概要

東方花都(ひがしかた かあと)とは、『ジョジョの奇妙な冒険 part8 ジョジョリオン』の登場人物。東方家の現当主・東方憲助(ひがしかた のりすけ)の元妻であり、東方常敏(ひがしかた じょうびん)、東方鳩(ひがしかた はと)、東方常秀(ひがしかた じょうしゅう)、東方大弥(ひがしかた だいや)の母。第14巻で刑務所を出所して東方家を訪れる形で初登場。その時は家族に会いに来ただけですぐに退場し、以降しばらく(回想を除いては)姿を表さなかった。最終決戦が終盤に入った26巻の透龍(とおる)戦にて久々に登場。東方家が代々患ってきた、長男が10歳になると体が石化するという奇病を発症した孫の東方つるぎ(ひがしかた つるぎ)を救うため、口にした者とその近くにいる者の間に等価交換をもたらす果実・新ロカカカを利用。透龍につるぎの病を移し、黒幕の撃破と東方家に伝わる奇病という受難を断ち切ることとなった。
スタンドはトランプのカードで挟んだものを異空間に隠すことができる「スペース・トラッキング」。隠せる大きさに制限はないようで、カードの面積よりも圧倒的に大きいもの(人間1人丸ごと等)を隠すことが出来る。また、あえてカード分の面積しか隠さないことで、手足の一部だけを隠してその場から動けなくすることもできる他、細かい破片状にして隠すことで結果として破壊を伴わせて隠した対象を細切れにすることもできる。この細切れにすることによる破壊は任意で行うことができ、破壊せずに一部を出し入れすることも可能である。単純に大きな物を容易に携帯できるのはもちろん、敵の拘束、細切れにすることによる攻撃等、幅広い応用が利く。

東方花都のプロフィール・人物像

殺人を犯し、15年服役していた花都

東方家の現当主・東方憲助(ひがしかた のりすけ)の元妻。年齢は52歳。長男である東方常敏(ひがしかた じょうびん)を救うためにかつて殺人を犯し、懲役15年の刑に服していた。殺人も動機が息子を救うためだと知っているのは当人たちだけであり、そのため常敏以外の家族とは疎遠になっている。だが花都本人は常敏の弟妹である東方鳩(ひがしかた はと)、東方常秀(ひがしかた じょうしゅう)、東方大弥(ひがしかた だいや)の3人から邪険に扱われつつも愛しており、服役している間も1度たりとも忘れたことはないと言い切っている。ただし、殺人の事情を知ろうともせずに一方的に離婚をされたこともあって、元夫の憲助に対しては冷ややかである。また、花都本人がどう思っているのかは描かれていないが、常敏の妻である東方密葉(ひがしかた みつば)には相当に嫌われており、息子である東方つるぎ(ひがしかた つるぎ)に対しても「祖母なんかいない」と言い聞かせて育てる等、存在自体をなかったことにされている。
良くも悪くも子や孫への愛に溢れている。上記の通り、どんな悪感情を持たれようと自身は子供達をずっと愛していた。常敏のために犯した殺人に関しても、社会的な常識を知っている上に罪の意識こそあったので発覚した際は一切の抵抗を見せず逮捕されているが、息子を守るための行動であるため殺人自体への後悔は全くなかった。最終的には自身の命を落とすことになっても孫であるつるぎの奇病(東方家の長男は10歳になると体が石化して最終的に命を落とす)を治す等、子や孫のためなら自他を問わず犠牲にできる性格である。ただし、甘いだけではなく、厳しい母としての一面を随所に見せる性格でもある。(結果的にではあるが)自分たちを放っておいたことに不信感を抱いていた常秀がスタンド能力で花都の服を脱がせようとした際は、自身のスタンド能力で隠していた椅子の足を顎にクリーンヒットさせる形で折檻している。また、東方家の奇病を治すために他の家族の誰からも孤立するという状況に陥った常敏が不安に駆られて弱気になった時は彼の頬をビンタし、「1度心に決めたならやり通しなさい」と発破をかけている。優しさと厳しさを兼ね備えた愛情の持ち主と言える。

東方花都の来歴・活躍

息子のために殺人を犯し逮捕される

息子である常敏(下)を助けるべく殺人に手を染めた花都(上)

本編から遡ること20年以上前、花都は長男である東方常敏(ひがしかた じょうびん)のために殺人を犯している。
当時11歳だった常敏は気が弱い上に体も弱く、上級生たちに陰湿ないじめを受けていた。殴る蹴る等の暴行を受けたり、母である花都の下着を盗んだり入浴を盗撮することを強要されたりしていた。そんなある日、同級生の女子生徒がそのいじめに気付き、加害者である上級生のことを学校や警察に報告した。悪事がバレた加害生徒は身の破滅を感じ、逆ギレして常敏にさらなる暴行を加えた。それどころか、口封じのために告発した女子生徒の家に放火することまで常敏に命令してきた。自業自得であるにも関わらず悪びれもせず、人の命を奪うことさえ平気で命令する加害生徒には常敏も従うことはできずに必死で抵抗した。その時、常敏に周囲の熱を溜めて触れた対象に一気に放出する能力を持つスタンド「スピード・キング」が発現。無意識のうちにスタンドで加害生徒の脳に繋がる顔面の血管を加熱して破裂させてしまう。加害生徒は即死こそしなかったが瀕死の重傷を負うことになった。
常敏が花都にそのことを告白しにきた時、花都は息子を救うために一計を案じた。東方家の土地には呪いがあるとされている場所があった。そこはかつて、1901年に東方家の先祖であるジョニィ・ジョースター(『ジョジョの奇妙な冒険 part7 スティール・ボール・ラン』の主人公でもある)が、息子であるジョージの体が石化する奇病を治した場所だった。ジョニィは不幸な事柄を他人に肩代わりさせる力を持つ聖なる遺体を使い、自身に息子の病気を移して犠牲になることで奇病を治した。その時の影響か、埋められた2つの物の間で等価交換を引き起こす力がこの土地にはあったのだ。また、奇病も呪いとして受け継がれたのか、東方家の長男は10歳(正確には10歳くらいであり、完全に発病するのは11歳以降というケースもある)になると体が石化する奇病に罹患する運命だった。その病気のために長男は本来早世するが、等価交換を引き起こす土地の呪いを利用することで東方家は長男の死を防いできた。長男の親が病気を肩代わりして犠牲になることで我が子を守っていたのだ。当時11歳だった常敏もまた奇病を発症しかけていた。花都は常敏と加害生徒を呪いの土地に埋めることで、常敏の病を加害生徒に移し替えるつもりだったのだ。これによって加害生徒は病を押しつけられて死亡し、彼を死なせかけたこと、東方家代々の奇病に罹患することの両方から常敏を守ることに花都は成功した。
しかし5年後、運悪く加害生徒の遺体が発見されてしまうこととなる。外来種であるカミツキガメをペットにしていた愛好家がそれを脱走させてしまい、役所の職員がカメを捜索中に偶然にも土に埋まっていた加害生徒を見つけてしまったのだ。彼の指や手首から花都のDNAが検出されたこと、花都の車からは加害生徒のDNAが検出されたこと、加害生徒に息子が虐められていたという動機があること等から、警察は花都が犯人と断定(事情はあれど事実ではあるのだが)。こうして花都は逮捕され、懲役15年の刑に服することになった。この殺人の真相を知っているのは当事者である花都と常敏のみであるため、世間はもちろん他の家族も「花都はよそ様の子供を殺害した」という点しか認識していない。そのため、常敏を除いた家族は今でも花都を軽蔑している。

出所し、東方家リビングに現れる

出所してすぐに東方家に向かい、いつの間にかリビングにいた花都

東方家は、長男が10歳頃になると体が石化して程なく死亡するという、一族に伝わる原因不明の奇病を治すことを先祖代々の目的としていた。それを成し得る可能性がある、食べた者の体を等価交換という形で治療する効果を持つ不思議な果実・ロカカカ(例えば肩を壊したピッチャーが食べたら、顎が石化して崩れ落ちる代わりに再起不能とまで言われた怪我が時速160kmを投げられるまで快復する)を巡って、作中では岩人間との戦いが繰り広げられた。岩人間とは、見た目は人間と同一だが体がケイ素で構成されている等、人間とは違った進化を遂げた謎の生物である。八木山夜露(やぎやま よつゆ)、大年寺山愛唄(だいねんじやま あいしょう)、エイフェックス兄弟といった刺客を次々に退けた東方家は、彼らを束ねるロカカカ密売グループのリーダーである田最環(だも たまき)をも死闘の末に打ち倒した。
その後、自宅でいつも通りの朝を迎えようとしていた東方家の家族の前に花都が現れる。花都はいつの間にかリビングのソファーに座ってテレビを見ているばかりか、家族に「おはよう」と挨拶をしたりDVDを手渡したりと、まるでそれが日常であるかのように振る舞っていた。あまりに自然体だったため、今まで家にいなかった花都が家にいることへの違和感を誰もが咄嗟に感じられなかった(花都本人曰く「自分の家だから」とのこと)。彼女を認識した元夫の東方憲助(ひがしかた のりすけ)は大きく狼狽え、長女である東方鳩(ひがしかた はと)は本作主人公である東方定助(ひがしかた じょうすけ)に彼女を紹介するがその空気は非常に重かった。というのも、今まで花都が不在だったのは刑務所に服役していたからであり、それも罪状は殺人だったからである。憲助が歓迎していなかった理由もそれであり、鳩も定助への紹介の中で実の母である花都を「あの女」と称している。次男の東方常秀(ひがしかた じょうしゅう)、次女の東方大弥(ひがしかた だいや)は当時幼かったため、そもそも花都を覚えていなかった。大弥は初めてまともに母に会えたことが嬉しかったのか花都に抱きつこうとしたが、(殺人の前科もあり)それをよしとしない常秀は花都への当てつけのように、物を分解できる自身のスタンドを使って花都の服を分解して脱がせようとする破廉恥な行為に及んだ。花都はトランプのカードにものを隠せる自身のスタンドを利用し、隠していた椅子の足を顎に命中させることで常秀を折檻する。大弥のことはともかく、予想していたこととはいえ家族に歓迎されていないことを察した花都は「今日のところは大人しく引き上げる」とし、自身のアパートに帰って行った。直後に長男の東方常敏(ひがしかた じょうびん)が現れ、「母さんも一緒に朝食を食べていけばよかったのに」と残念そうな様子を見せた。当然憲助は「お前は花都が家に来ているのを知っていたのか?」と問いただすが、常敏はあっさりとそれを肯定。それどころか、「俺が家に入れた」と悪びれもせず言う始末であった。東方家内部での分裂を予感させながら花都は東方家から一旦去ることになった。

透龍に引導を渡し、東方家の呪いを断ち切る

トランプにつるぎを隠し、その呪いを透龍に移そうとする花都

東方邸で行われたロカカカを巡る最終決戦。最後の敵である透龍(とおる)はロカカカがもたらす等価交換の力を自分たちが独占することを目論む岩人間グループのリーダー(岩人間という種族の長ではなく、あくまで作中における敵グループのリーダー)である。常敏が敵味方を問わず他の全員を出し抜いて枝を入手し、密かに育てていた新ロカカカを奪おうと東方邸を襲撃してきたのだ。新ロカカカとは、原種であるロカカカの枝が壁の目で接木されて突然変異を起こした新種である。原種のロカカカは、食べた者自身の体内で等価交換が起こり、怪我や病気を完治させる代わりに他の部位を犠牲にするというものだった。しかし新ロカカカは、その等価交換を他者(作中での描写的に最も近くにいる者)との間で発生させ、本人は何の代償も払わずに怪我や病気を完治できるというものである。これを富裕層に売りつけて莫大な富と名声を得るのが透龍の目的であり、そのために部下を次々と差し向けるも全員が敗死したことで、ついに自らが動いたのである。
透龍が持つ、自身に近づくものに「ものを激突させる」という形で災厄をばら撒き、最終的に死亡させるスタンド「ワンダーオブ・U」によって常敏は殺害され、他の家族も攻撃に巻き込まれる。つるぎは攻撃こそ受けていないものの、東方家の奇病が発症して起き上がることすらままならなくなっていた。しかし定助が自身の真の能力である、この世のあらゆるものを貫通して超えていけるしゃぼん玉を放つ「ソフト&ウエット・ゴー・ビヨンド」を発現させたことで形成が逆転。「ワンダーオブ・U」の災厄すらも超える力を持ったしゃぼん玉によって透龍は胴体に風穴が開く致命傷を負う。しかし透龍はまだ諦めず、その傷を近くにいた康穂と等価交換して治そうと新ロカカカの実(まだ未成熟な小さいもの)を口にする。その時、突然この場にいなかったはずの花都が現れる。花都が東方邸にきたのは偶然であり、常敏が食べたいと言っていた彼の好物であるクリームシチューを持ってきたのだが、そこで破壊された東方邸と発病したつるぎ、事切れた常敏を発見して状況を理解し、決戦の場である東方邸ガレージに駆け付けたのだった。
透龍は花都に驚きつつも、その場にあったノコギリを彼女に向ける。更に最愛の息子である常敏が死んだことに触れて花都を挑発し、自分を攻撃させて「ワンダーオブ・U」の災厄に巻き込むつもりだった。その挑発に乗ったのか、花都はトランプのカードで透龍の手足の一部を挟んでその場に拘束した。透龍を攻撃したことで災厄による攻撃が始まると、その場にいた誰もが思ったが、災厄は起こらなかった。なぜなら、花都の「スペース・トラッキング」はあくまでも「カードに挟んだものを隠す」能力。透龍の手足の一部だけを隠したから結果的に拘束になっただけであり、透龍を攻撃しようという意図はなかったのである。とはいえ、言い換えればそれは拘束するだけで透龍にとどめを刺すことはできないということ。透龍もそこに疑問を持ち、ならば花都は何のためにここに来たのか問いただそうとする。直後に花都がカードに挟んで持ってきたあるものを取り出し、それを見た透龍は仰天した。
花都が持ってきたものは発病して動けなくなったつるぎだった。そのままつるぎの腕を透龍の体に触れさせる。更に「スペース・トラッキング」の能力で新ロカカカの枝を擦り潰して樹液にし、それをつるぎの口に含ませたことで等価交換が発動。つるぎの病は透龍の体に移り、透龍は体が石化して崩壊し始める。明確に透龍を殺害しようとするこの行為は攻撃と見做されたのか「ワンダーオブ・U」が花都に向かうも、すでに死にかけの透龍ではそれをコントロールすることは叶わず失敗。万策尽きた透龍は必死の命乞いをするも最早聞き入れられるはずはなく、そのまま体が完全に崩壊して死亡した。かくして、花都は黒幕を倒すと同時に、つるぎの病を完治させたことで東方家に伝わる呪いを解くことになった。

透龍の能力によって死亡

「ワンダー・オブU」の能力でノコギリが腹部に刺さり命を落とす花都

東方家の呪いを解いた花都だったが、その腹部にはさっきまで透龍が握っていたノコギリが深々と突き刺さっていた。実は「ワンダーオブ・U」はこの世に最初から存在する厄災のエネルギーが形を持ったスタンドと言える存在であり、本体である透龍が死亡しても消滅していなかった。むしろ本体がいなくなったことで暴走を始め、先ほど攻撃した花都に対して厄災が降りかかったのだ。完全な致命傷を負ってしまった花都だが、目的を果たしたためかその表情はどこか満足そうであり、(すでに死んでしまった常敏を除く)家族の無事を確認するとその場に倒れて目を閉じ、自身も息を引き取った。殺人を犯したことで家族からは邪険にされていた花都だったが、つるぎを、引いては東方家全体を救うために命まで投げ出した行動を見て事情を察したのか、家族の誰もがその死を悲しむこととなった。

東方花都のスタンド:スペース・トラッキング

カードで挟み込んだものを隠す能力

スタンドとは

ジョジョシリーズにおける能力の総称。初登場したのは『ジョジョの奇妙な冒険 part3 スターダストクルセイダース』。『ジョジョの奇妙な冒険 part1 ファントムブラッド』と『ジョジョの奇妙な冒険 part2 戦闘潮流』においては、「波紋(はもん)」という別の能力が登場しており、スタンドは出てこない。
人間(実際には犬等、人間以外の生物もいる)の精神エネルギーが作り出すパワーあるヴィジョン。言うなれば、形を持った守護霊のようなもの。人型に限らず様々な形がある。スタンドを使役する者をスタンド使いと言う。一部の例外(第5部の「ノトーリアスB・I・G」等)を除きスタンド使いとスタンドは一心同体と言える存在であり、スタンドが傷付けば本体も同様に傷つき、スタンドが破壊されれば本体も死亡する。逆にスタンド使いが死亡すればスタンドも消滅する。スタンドの像はスタンド使いでなければ見ることはできない。また、基本的にスタンドはスタンドでなければ倒せない。たとえば銃弾といった物理的な攻撃をスタンドに対して行ってもすり抜けてしまい効果がない。ただし物体(人体等の生物の一部も含む)と一体化しているいるスタンドは例外的に物理的な干渉が可能である。また、スタンドのヴィジョンとは別に、現実にある物体を介して能力を発動するタイプのスタンドがあり、花都の「スペース・トラッキング」はこれに該当する。
発現する条件は先天的なものと後天的なものがあり、後者は複数の方法が確認されている。特製の鏃で体を傷つけて生存する(4〜6部)、「悪魔の手のひら」と呼ばれる特殊な地形に迷い込んで生存する(7部)、技術を極限まで高めた結果としてスタンドに昇華する(7部)、聖なる遺体の力で能力を得る(7部)、「壁の目」で謎の歯形がついて身につける(8部)等がある。名前の由来は3部〜6部においては「そばに立つもの(stand by me)」という意味であり、7部・8部においては「立ち向かうもの(stand up to)」とされている。

能力

トランプのカードで挟んだ物を異空間に隠す

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作並カレラ(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

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作並カレラ(さくなみ カレラ)とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』に登場する、空条仗世文(くうじょう じょせふみ)に片思いしている女性。生前の仗世文につきまとっており、仗世文と吉良吉影(きら よしかげ)がロカカカを狙っていたことを知っていた。口封じのために岩人間に襲われたところに定助が居合わせ、ともに戦った。 スタンド能力「ラブラブデラックス」を使ってケチな詐欺や窃盗を繰り返す小悪党で、ホームレスのような生活をしている。将来の夢はファッションデザイナー。

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オブラディ・オブラダ(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

オブラディ・オブラダ(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

オブラディ・オブラダとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』に登場する、明負悟(あけふ さとる)が護身用に携帯している岩昆虫。知性やスタンド能力は持たない。動物の足跡のような模様がついた手の甲ほどの大きさの生物で、犠牲者に取りついて血を吸い、増殖していく。 物語の最終局面、明負悟が自身を追跡する定助にけしかけて足止めに利用した。浴槽に飛び込んだ定助によって溺れて死亡する。

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プアー・トム(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

プアー・トム(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

プアー・トムとは、『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』に登場するTG大学病院所属の医師であり、岩人間。病院にてロカカカの研究を行っていた透龍(とおる)が率いる岩人間グループの一員である。仲間たちと共にロカカカを独占しようとその果実を探していたが、同志の一人、アーバン・ゲリラからの連絡が途絶えたことで彼の敗北を確信する。東方家の長男である常敏(じょうびん)と接触し、彼を言葉巧みに利用して東方家の人間を皆殺しにし、彼らの果樹園にあるロカカカを奪わんと暗躍した。

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東方大弥(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

東方大弥(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

東方大弥(ひがしかた だいや)とは、『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』に登場する東方家の1人であり、東方憲助とその元妻の東方花都の次女。年齢は16歳。物心つく前に東方家敷地内にある壁の目で転倒し、視力をほとんど失う。その代償としてスタンド能力を得た。「公正さ」にこだわる性格で、他人から気を遣われることを嫌っている。大弥があらかじめルールを設定し、それを破った者の記憶をチェスの駒の形にして奪い取るスタンド、「カリフォルニア・キング・ベッドちゃん」を持つ。

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ラヂオ・ガガ(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

ラヂオ・ガガ(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

ラヂオ・ガガとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』の岩生物で、エピローグ『ラヂオ・ガガ事件(1941年)』に登場した。ロカカカが隠されている果樹園の近くの路上でガードレールに擬態しており、番犬の役割をしていた。 ロカカカの調査のために日本へやってきたルーシー・スティールと、彼女の荷物持ちのバイトとして雇われたジョセフ(仗世文)・ジョースターが遭遇する。車の運転手を殺し、ルーシーとジョセフも餌食にしようとするが、ジョセフの覚醒したスタンド能力によって敗北、死亡した。

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空条聖美(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

空条聖美(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

空条聖美(くうじょう きよみ)とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』の登場人物で、空条仗世文(くうじょう じょせふみ)の母親。若く美しい女性だが、仕事を仮病で休んで遊びに出かける等、責任感に欠ける性格。息子の仗世文のことも重荷に思っており、愛情がないわけではないものの、心からその身を案じることはしない。 最終回で定助とすれ違ったが、言葉を交わすことはしなかった。しかし仗世文の失踪後、ずっと探し続けていることが判明する。

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東方理那(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

東方理那(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

東方理那(ひがしかた りな)とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』に登場するジョニィ・ジョースターの妻。第8部の吉良吉影の先祖にあたる人物で、物語の時点では既に故人となっている。 『ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン』の主人公、ジョニィが物語の完結後に結婚した。夫婦はアメリカの牧場で幸せに暮らしていたが、あるとき理那が治療不可能な奇病にかかってしまう。ジョニィは理那を救うため「聖なる遺体」をアメリカ政府から盗み出し、杜王町で死亡した。

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ドロミテ/泥駒政次(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

ドロミテ/泥駒政次(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

ドロミテ/泥駒政次(どろこま まさじ)とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』に登場する岩人間で、六壁神社の池に棲んでいる。他の岩人間と違ってロカカカ密売団の仲間ではなく、ロカカカが生み出す莫大な金にも興味がなかった。 かつては美青年だったが、スタンド能力で支配していた恋人を庇って高圧電線に触れてから四肢と皮膚を失った異形の姿となってしまう。東方常敏(ひがしかた じょうびん)の口車に載せられて定助を襲うが、康穂によって撃退される。

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大年寺山愛唱(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

大年寺山愛唱(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

大年寺山愛唱(だいねんじやま あいしょう)とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』に登場する岩人間で、杜王スタジアムの職員。スタジアム職員は表向きの仕事で、実際はロカカカ密売組織の一員。 かつて本気で愛した恋人がおり、自身が岩人間であること、一度眠ったら1か月は目覚めないといった秘密を打ち明けた。しかし恋人は愛唱が眠っている間に彼の家で別の男と関係を持ち、家の権利書を持ちだして換金し、逃走してしまう。そういった経験がトラウマになっており、かなり小心な性格をしている。

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苦竹財平(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

苦竹財平(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

苦竹財平(にがたけ ざいへい)とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』に登場する、「ミラグロマン」に取りつかれた男性。「使っても使っても金が増え続ける」というミラグロマンの呪いにかかった状態で、物乞いに近いことをしながら2年間生き延びていた。彼がはった罠に東方常秀(ひがしかた じょうしゅう)が引っ掛かったことで呪いを押し付けることに成功するが、居場所をつきとめた常秀に呪いを移し返されてしまった。

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髪留め(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

髪留め(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

髪留めとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』に登場する岩生物。広瀬康穂(ひろせ やすほ)の回想にのみ登場する。普段は髪留めに擬態しており、自身を髪につけた相手の頭部に寄生し、精神を追い詰める幻覚を作り出す。康穂は離婚した父親に見捨てられる幻覚によって自殺未遂を起こした。その後、病院で偶然髪留めに遭遇した吉良吉影(きら よしかげ)が踏みつぶしてしまったことで死亡する。

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オータム・リーブス(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

オータム・リーブス(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

オータム・リーブスとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』に登場する杜王町に存在する、本体不在のスタンド能力。第7部の主人公・ジョニィの行動によって土地に発現したスタンドだ。 ある道に落ちているイチョウの葉を踏むと、踏んだ本人が気付かない猛スピードで一定の距離を滑り、またもとの位置に戻ってくるという現象を引き起こす。周辺住民がこの現象を利用して、通行人に私物を壊させて慰謝料をせしめることからこの場所は「カツアゲロード」と呼ばれている。

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八木山夜露(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

八木山夜露(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

八木山夜露(やぎやま よつゆ)とは、『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』の登場人物であり、人間と同じ見た目をしているが独自の進化を遂げた謎の生物・岩人間。年齢は28歳で職業は建築家、好きな飲み物はチェリーコーク。社会的な名声を欲し、地元の名家である東方家を乗っ取るべく暗躍する。夜露自身が触れた相手をターゲットとし、それに向かって、周囲の何かが徐々に加速しながら集まってくるスタンド「アイ・アム・ア・ロック」を持つ。

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エイ・フェックス兄弟(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

エイ・フェックス兄弟(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

エイ・フェックス兄弟とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』に登場する岩人間で、サッカーのユニフォームを着た兄弟。瓜二つの容姿をした双子のようで、ピアスの位置と髪型が若干異なる。スタンドは「ショット・キーNo.1」と「ショット・キーNo.2」。 ロカカカの秘密を知ってしまった作並カレラを始末するために後を追って各地を移動しており、杜王町で追い詰める。カレラと定助のタッグに敗れて死亡する。

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ドレミファソラティ・ド(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

ドレミファソラティ・ド(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

ドレミファソラティ・ドとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』に登場する岩生物で、岩人間アーバン・ゲリラのペット。スタンド能力は持っていない。体にキャタピラがついており、土砂と一体化しながら地中をかなりのスピードで移動することができる。知能はあまり高くないようだ。 ロカカカの枝を発見することができる豆銑礼(まめずく らい)をアーバン・ゲリラと共に追跡し、定助と戦闘になる。

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喜谷真亜子(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

喜谷真亜子(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

喜谷真亜子(きたに まあこ)とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』の登場人物で、笹目桜二郎(ささめ おうじろう)の恋人であり金づるだ。愛称は「マコリン」。プロ野球団「晴天バーディーズ」のオーナーと晴天ホールディングスCEOを務める資産家だ。 表面上は東方家に親切に振舞っているが強欲な性格で、東方家の土地を狙っている。彼女の話を聞いた笹目桜二郎はかつて吉良に聞いたロカカカの存在を思い出し、つるぎと常敏(じょうびん)を襲撃してロカカカを強奪しようとする。

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吉良・ホリー・ジョースター(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

吉良・ホリー・ジョースター(ジョジョリオン)の徹底解説・考察まとめ

吉良・ホリー・ジョースター(きら ホリー ジョースター)とは『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』の登場人物であり、吉良吉影(きら よしかげ)と虹村京(にじむら けい)の母親。年齢は52歳。元は眼科医であったが、現在は脳の一部が欠損する謎の病に侵されており入院している。歩行や食事といった動作に支障は見られないが認識能力に異常をきたしており、人間とブーツの区別が付かないほど。スタンド能力を認識できているが、彼女自身がスタンド使いであるかは不明。

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広瀬鈴世(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

広瀬鈴世(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

広瀬鈴世(ひろせ すずよ)とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』の登場人物で、ヒロイン・康穂(やすほ)の母親。康穂が10歳のときに夫と離婚し、それ以来母子家庭。酔っ払って昼間に帰宅したり、康穂が異性関係のある素振りを見せるとしつこく嫌味を言ったりと、母娘仲は険悪そのものだ。また、作中では女性と性的関係を持っていることが匂わされている。 康穂に敵意を向けつつも、母親として愛情がないわけではなく、自分の言動を後悔する様子も描かれている。

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