ペンペン／BX293A PEN2（エヴァンゲリオン）の徹底解説・考察まとめ

ペンペン／BX293A PEN2（エヴァンゲリオン）の概要

ペンペン／BX293A PEN2とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズに登場するキャラクターで、特務機関NERV（ネルフ）の戦闘指揮官を務める葛城ミサトのペット。ペンペンはニックネームで、「BX293A PEN2」が正式名称。作中では後者の名前は首元のネームプレートに刻まれているのが確認できるものの、実際に呼ばれることはない。
普段はミサトの部屋の冷蔵庫で暮らしている。見た目はイワトビペンギンに似ているが、羽根の先に鉤爪状の三本指がついた「温泉ペンギン」という架空の生物である。性別はオス。

高い知能を持っているが、物語に何かしら影響を与えるようなことはなく、ただその愛らしさで“主人公である碇シンジ（いかり シンジ）にとっての日常”たる葛城家のマスコットとして活躍した。物語終盤、「自分たちの暮らす第3東京市が戦場になる」と判断したミサトによってシンジのクラスメイトの洞木ヒカリ（ほらき ヒカリ）に預けられ、彼女と共に疎開。以降は登場しなくなる。
『新劇場版』では、彼の子孫かどうかは不明だが、第3村の湖に温泉ペンギンの群れが生息している。

ペンペン／BX293A PEN2（エヴァンゲリオン）のプロフィール・人物像

正式名称：BX293A PEN2
性別：オス
年齢：2歳

CV：林原めぐみ

主のミサトに影響されてか、酒と風呂と温泉を愛する。人語を話せるわけではないが、言葉や文字を理解できるほど知能が高く、作中では新聞を読むシーンがある。
新劇場版ではペンギンという生き物自体がほぼ絶滅しているらしく、ペンペンを初めて見る登場人物はほとんど例外なく「未知の生き物がいる」と恐怖と驚きが混ざった表情を浮かべている。

ペンペン／BX293A PEN2（エヴァンゲリオン）の来歴・活躍

TV版

経緯は不明ながら、特務機関NERV（ネルフ）の戦闘指揮官葛城ミサト（かつらぎ ミサト）がペットとして飼育するようになり、彼女の部屋で共に暮らす。冷蔵庫を自身の寝床にしており、酒と風呂と温泉を愛し日常的に楽しむなど悠々自適の日々を送る。主人公の碇シンジ（いかり シンジ）がミサトの下に預けられるようになってからもこの態度は変わらず、堂々と振る舞っていた。
NERV本部のある第3東京市を狙って襲撃を繰り返す謎の怪物「使徒」との戦いが激化する中、「これ以上自分の下に置いておくのは危険」だと判断したミサトにより、シンジのクラスメイトで家族と共に疎開しようとしていた洞木ヒカリ（ほらき ヒカリ）に預けられる。以降は物語に登場しない。

新劇場版

新劇場版では野生のペンギンがほぼ絶滅しているらしく、シンジたちの世代の子供が初めてペンペンを見た際に「未知の動物がいる」と驚きと恐怖が混ざったような顔をするのが定番の流れとなっている。シンジたちが海洋生物研究所の社会見学に向かった際は同行し、ここで飼育されているペンギンたちと挨拶を交わしていた。
ペンペンの子孫か、あるいは本人がその中にいるのかは不明だが、14年後の世界では、第3村の近くの湖に温泉ペンギンの群れが生息している描写がある。

ペンペン／BX293A PEN2（エヴァンゲリオン）の関連人物・キャラクター

葛城ミサト（かつらぎ ミサト）

特務機関NERV（ネルフ）の戦闘指揮官。未知の敵である使徒に対しても少ないデータから迅速に攻略の道筋を断てるなど、戦術家としては非常に優れた一面を持つ。私生活はかなりグータラで、ビールとカップラーメンを常食し、部屋の掃除はシンジに任せっ放しである。
経緯は不明ながら、ペンペンを引き取って共に暮らしている。立場的にはペット扱いとなっているが、両者の間に主従めいた意識はなく、同居人に近い関係となっている。

葛城ミサト（エヴァンゲリオン）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

葛城ミサトとは、新世紀エヴァンゲリオンシリーズの登場人物でエヴァの戦闘指揮官。主人公の碇シンジの保護者兼上司として、時に厳しく接しながらも彼の成長を見守っていく。セカンドインパクト時の南極調査隊の生き残りでもあり、父の仇である使徒殲滅に情熱を燃やす。彼女の立てる作戦は無謀なものがほとんどだが、ミサト自身の強運によるものか結果的には成功を収めている。

洞木ヒカリ（ほらき ヒカリ）／鈴原ヒカリ（すずはら ヒカリ）

第3新東京市立第壱中学校に通う少女。シンジのクラスメイト。真面目な性格で、クラスでは委員長を務め、何かと騒いで問題を起こす鈴原トウジとしょっちゅうケンカしている。しかしそのトウジの優しさにほのかな恋心も抱いており、14年後の世界では彼と結婚し一女を儲けている。
使徒の侵攻が激化し、家族と共に疎開しようとする中、「これ以上一緒にいたら危ない」と判断したミサトによりペンペンを預けられている。

洞木ヒカリ／鈴原ヒカリ（エヴァンゲリオン）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

洞木ヒカリ（ほらき ヒカリ）／鈴原ヒカリ（すずはら ヒカリ）とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物で、主人公碇シンジのクライメイト。
学級委員を務めるしっかり者で、父、姉、妹に自分を加えた4人家族。家の中では母親代わりを務め、家事全般を得意とし、弁当も自分で作っている。クラスメイトの鈴原トウジに片思い中で、仲良くなるきっかけを探している。弐号機のパイロットである惣流（式波）・アスカ・ラングレーからは、その面倒見の良さから頼りにされるようになり、やがて友人としての関係を築いていった。

ペンペン／BX293A PEN2（エヴァンゲリオン）の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

ペンペンのネームプレートは「BX293A PEN2」以外に「RX293A PEN2」と「EX293A PEN2」が存在する

ペンペンのネームプレートには、「BX293A PEN2」の他にも「RX293A PEN2」と「EX293A PEN2」が存在している。これが全てペンペンを示すものなのか、別個体のものなのか、アニメスタッフ側のミスなのかは不明。