尖角(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
尖角(せんかく)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物で、明治政府打倒を目論む志々雄一派の構成員。
一派の長である志々雄真実直属の部下で、“名は体を表す”のごとく異様に尖った禿頭が印象的な巨漢。伝説の人斬りと呼ばれた緋村剣心に食い下がるほどのスピードを誇り、握り懐剣で敵を叩き潰す戦法を得手とする。東京侵攻の橋頭保とするべく確保された新月村の統治を任され、ここにやってきた剣心と戦い、敗北。原作ではそのまま逮捕されて死罪となり、アニメ版では改心しかけるもかつての仲間に粛清された。
尖角(るろうに剣心)の概要
尖角(せんかく)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろうにけんしん めいじけんかくろまんたん)の登場人物で、明治政府打倒を目論む志々雄一派の構成員。
東京侵攻の橋頭保とするべく確保された新月村の統治を任され、村人を相手に恐怖政治を行う。ある時ここにやってきた剣心と戦い、自慢の力と速さを見せつけるも手も足も出ずに敗北。原作ではそのまま逮捕されて死罪となり、アニメ版では改心しかけるもかつての仲間に粛清された。
尖角(るろうに剣心)のプロフィール・人物像
身長:220cm
体重:100kg
生誕日:1851年8月
出身:静岡県
星座:獅子座
血液型:B
特技:高速移動
苦手な人物:志々雄真実
CV:小村哲生
一派の長である志々雄真実直属の部下で、“名は体を表す”のごとく異様に尖った禿頭が印象的な巨漢。性格は荒々しく、強者である自分が弱者を踏みにじることを当然のことだと考えている。一方で上司にして絶対的な強者である志々雄のことを苦手にしており、自分が弱者の側になることはあまり考えていない。
「今までに99人殺した」と自慢しているが、後にこれは嘘だったと語っており、殺人の経験がどの程度あるのかは不明。
尖角(るろうに剣心)の装備・能力
握り懐拳(にぎりかいけん)
拳で握り締めて使う武器。実在する忍者の隠し武器の一種で、パンチする際に刃物が相手に当たるようにして使う。
刻み打ち(きざみうち)
握り懐拳によるラッシュ攻撃。尖角はこの技に絶対的な自信を持っていたが、剣心にはあっさりと回避されてしまった。
串刺し頭突き(くしざしずつき)
特徴的な頭を利用した頭突き。尖角の奥の手だが、作中では披露しないままに終わった。
尖角(るろうに剣心)の来歴・活躍
新月村の王
明治政府の打倒を目論む志々雄真実(ししお まこと)の配下となり、彼の率いる志々雄一派の一員として活躍する。志々雄直属の部下の1人であり、凶悪な性格と総合的な能力が彼から相応に評価されていた。
ある時、志々雄は東京侵攻の橋頭保とするために新月村を占領。ここの統治を尖角に任せ、自身は本拠地である京都で活動を続ける。新月村の王となった尖角は、村を恐怖政治で支配し、逆らう者は即座に抹殺する。
村の人間で、警察の密偵として潜り込んだ三島栄一郎に対しては特に残酷な処置を行い、嬲り殺しにした上に死体を村の中の木に吊るしている。栄一郎と共に脱出しようとしていた弟の栄次はこれに激怒し、兄の仇を取ろうと村に帰還。この際、事情を聴いた緋村剣心という剣士とその一行を伴っている。
緋村剣心は「幕末最強の人斬り」と恐れられた人物で、明治政府から志々雄の暗殺を依頼された人物だった。この時、村にはちょうど志々雄と彼の側近が逗留しており、尖角の屋敷で双方が激突することとなる。
剣心との戦い
剣心は村を解放するために尖角の屋敷を訪れ、そこで志々雄と対峙。彼にけしかけられる形で、尖角は剣心に奇襲を仕掛ける。
自慢のスピードとパワーで剣心に食い下がる尖角だったが、剣心はそれをなお上回るスピードを見せつけて尖角を一蹴。傷1つつけることもできずに完敗を喫する。
その後剣心は志々雄の側近である瀬田宗次郎と戦い、互いに武器を破損する痛み分けとなる。これを見届けた志々雄は、「見るべきは見た」として、剣心との決着は京都でつける旨を伝えて新月村を撤収。宗次郎もこれに続く。
剣心に倒されて気を失ったままの尖角は、「兄の仇だ」と栄次に殺されそうになる。しかし剣心が「お前の兄はお前の無事と幸せだけを祈って息を引き取った。ここでこの男を殺しても兄は喜ばない、お前も幸せになれなくなる」と言ってこれを止め、駆け付けた警官隊に引き渡される。新月村で行った数々の非道が明らかとなったことで、そのまま死罪にされた。
アニメ版では、剣心に助けられたことで「今まで自分が蹂躙してきた者たちも、あの時の自分のように恐怖に苦しみながら命を落としていったのか」と考えるようになり、もう一度自分の人生を見直すために逃走。しかし尖角が改心しかけていることを察した宗次郎が「裏切りは許さない」としてこれを追撃し、そのまま始末された。
尖角(るろうに剣心)の関連人物・キャラクター
緋村剣心(ひむら けんしん)
新時代を生きる流浪の剣士。その正体は、かつて幕末最強と呼ばれた伝説の人斬り緋村抜刀斎(ひむら ばっとうさい)である。多くの人を斬り殺した過去を悔い、その贖罪のための旅を続けている。
新月村を解放するために尖角と戦い、まったく寄せ付けずに完勝。その後栄次に殺されそうになったところを救われており、アニメ版ではこれがきっかけで己を顧みるようになった。
緋村剣心(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
緋村剣心(ひむらけんしん)とは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物であり、同作の主人公。左頬の十字傷と後ろで一つ結びにした長い赤髪が特徴的な単身痩躯の男。赤い着物に白い袴姿で腰には刃と峰が逆になっている刀「逆刃刀」を差している。一見物腰穏やかな優男だが、その正体はかつて幕末最強と謳われた「人斬り抜刀斎」。
動乱の中で多くの者を殺めた過去を抱えており、その償いと太平の世を生きる人々を守るため「不殺(ころさず)」の信念を掲げて旅をする「流浪人(るろうにん)」を名乗っている。
志々雄真実(ししお まこと)
明治政府の打倒を目論む野心家。幕末時代は剣心の跡を継ぐ形で人斬りとして活躍し、その高すぎる野心を危険視された結果、不意打ちされた後に火をかけられた。これをなお生き延び、国盗りのために志々雄一派を結成する。
尖角からすると直属の上司で、自分を圧倒的に上回る力の持ち主(=自身の信念的に“いつ蹂躙されても文句が言えない相手”)であるため苦手としている。志々雄は尖角の実力や凶悪な精神性を評価しているが、それだけに彼が剣心に手も足も出ないのを見た時は失望し、「このまま負けたら自ら処刑する」と冷酷に宣言していた。
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四乃森蒼紫(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
四乃森蒼紫(しのもりあおし)とは、『るろうに剣心』の登場人物でかつて江戸城の警護を務めた御庭番衆(おにわばんしゅう)最後の御頭であり、15歳という若さでその座に就いた天才である。小太刀を用いた防御力に優れる剣術と御庭番式の格闘術を融合させた戦法で戦う。整った顔立ちの美男子だが、幼い頃より隠密として厳しい修行を受けていたため、冷静沈着な性格で表情の変化に乏しい。幕末最強と言われていた人斬り抜刀斎(現在の緋村剣心)を倒し、御庭番衆こそが真の最強である事を証明する為、剣心の前に立ちはだかる。
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