新井赤空（るろうに剣心）の徹底解説・考察まとめ
新井赤空（あらい しゃっくう）とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物で、幕末に数多くの殺人奇剣を打ったことで知られる刀工。物語開始時点で故人である。
欧米列強の圧力強まる中、少しでも早く日本を混乱から抜け出させたい一心で殺傷力に特化した刀を作るも、内心では「平和のために人殺しの武器を作る」自身に矛盾を感じて苦しむ。主人公の緋村剣心もまた近しい悩みを抱えていることを察して、“殺せない刀”こと逆刃刀を渡し、彼がどのような答えを出すのかを見届けようとした。
新井赤空（るろうに剣心）の名言・名セリフ／名シーン・名場面
「我を斬り 刃鍛えて 幾星霜 子に恨まれんとも 孫の世のため」
逆刃刀・真打ちのなかごに彫り込まれていた句。この刀は赤空最後の1振りでもあるため、事実上の辞世の句に近い。意訳すると以下のようになる。
「心を殺し、刀を鍛え続けて長い年月が流れた。子には恨まれても、孫やその先の世代のためなのだ」
赤空が刀作りに込めた想いがにじみ出た名句である。これを読んだ青空は、「自分は父のことを勘違いしていたのかもしれない」と赤空への評価を改めている。
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