ゴレイヌ（HUNTER×HUNTER）とは【徹底解説・考察まとめ】

ゴレイヌの概要

ゴレイヌとは『週刊少年ジャンプ』で連載されている『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクター。念能力で創られたアイテムを集めるゲームであるG・I（グリードアイランド）をクリアするために、大富豪のバッテラに雇われたプロのハンター。

短髪でガタイがよく一見武闘派に見えるが、見かけとは裏腹にとても頭が切れる。穏やかな性格で、義理堅い。人や物などを操作することに長けた操作系の能力者であり、自ら創り出した二頭のゴリラのような姿の動物を操作する能力を使う。また彼らと自身の位置を入れ替えたりすることができる。相応の念能力が使えるというゲームの参加資格を得られるほどの実力者であり、G・Iのキャラクターとして登場するレーザーにも戦闘レベルでは申し分ないと評価される。

ゲームに参加するハンターを募る選考会で、本作品の主人公でG・Iの制作者ジン＝フリークスを父に持つゴン＝フリークスや、彼の友達で伝説の暗殺一家ゾルディック家の三男キルア＝ゾルディック達と共にゲームへの参加資格を得る。G・Iのプレイヤーであるカヅスールが、ゲームの情報共有のためプレーヤーを集めた集会でゴン達と知り合う。そして集会のメンバー達との話し合いの末に、ゲームクリアが目前に迫っているプレイヤーのゲンスルーがまだ持っていないアイテム「一坪の海岸線」の独占を目指すことになる。ゴン達と知り合うまでに、単独で50種類以上指定ポケットカードを集めている。

集会のメンバーたちと「一坪の海岸線」の入手を目指しレイザーと勝負するも、メンバーたちの実力不足もあり一度は敗戦。そのためゴン達と共により強力なメンバーを求め、ゲーム内のプレーヤーを探し回る。ゲームの機能を使って他のプレーヤーたちとコンタクトをとり、奇遇にも同じ時期にゲーム内にいたヒソカ＝モロウや一つ星ハンターのツェズゲラをメンバーに加えることに成功する。彼らと共に再戦の準備を進め、再びレイザーに勝負を挑む。それぞれが順調に勝ち続けるも、レイザーが8vs8でのドッジボールを提案し、この競技に勝敗がゆだねられることになる。競技に参加できるメンバーがゴン、キルア、ヒソカ、ツェズゲラ、ゴレイヌ、ゴン達とゲーム内で出会い彼らに修行をつけていたビスケット＝クルーガーの6人しかいなかったので、彼の能力で創り出したゴリラの姿をした動物2匹を参加させる。競技が始まるとレイザーの実力に苦戦。自身の能力で反撃する場面も見られたが、レイザーから顔面にボールを当てられ気絶してしまう。

ドッジボールに勝利し「一坪の海岸線」を手に入れた後は、ゲンスルーと戦うことを決意したゴン達のために協力する。ゲンスルーと戦う準備が必要なゴン達の為に、時間稼ぎをする役目を負ったツェズゲラ達が集めたカードを預かっている。ゴン達がゲンスルーを倒した後はそれらをすべてゴン達に託している。ゴン達がゲームをクリアした後は、預かっていたバッテラからの違約金を山分けしている。

ゴレイヌのプロフィール・人物像

年齢：不明
誕生日：不明
身長：不明
体重：不明
血液型：不明
念能力：操作系能力者

CV：鳥海浩輔（GI編OVA版）／天神英貴（2011年日テレ版）

短髪でガタイがよく、ベストのような服を着ている。武闘派のようにも見えるが、キルアでも気づかなかったゲームの設定の意図に気づくなど見かけとは裏腹にとても頭が切れる。基本的に穏やかな性格で、バッテラから預かった違約金をゴン達と山分けする義理堅い面もある。人望が厚いことから、慎重で用心深いツェズゲラでさえもカードを預けるほど信頼されている。ただ時折好戦的な一面をのぞかせたり、ゲンスルーとその仲間をアイテムで治療することに反対したりと頑固な姿勢もうかがえる。

人や物などを操作することに長けた操作系の能力者であり、自ら創り出した二頭のゴリラのような姿の動物を操作したり、彼らと自身の位置を入れ替えたりすることのできる能力を使う。ゲームの参加資格を得られるほどの実力者であり、G・Iの登場キャラクターであるレーザーにも戦闘レベルでは申し分ないと評価される。

ゴレイヌの能力・必殺技

人や物などを操作することに長けた操作系の能力者であり、自ら創り出した白と黒の二頭のゴリラのような姿の動物を操作する。彼らと自分自身や敵の位置を入れ替えたりすることができる。作中ではレイザーとのドッジボールでその能力を見ることが出来る。創り出した動物の強度はゴレイヌ本人がイメージしている自身の肉体の強さとおおむねリンクしている。そのため自身が大ダメージを受けるであろう攻撃では動物も破壊されてしまう。またゴレイヌ自身が気絶した際には動物は消えてしまう。

白の賢人（ホワイトゴレイヌ）

彼の能力によって創り出された白いゴリラの姿をした動物。能力者であるゴレイヌ本人と位置を入れ替えることができる。

黒い賢人（ブラックゴレイヌ）

彼の能力によって創り出された黒いゴリラの姿をした動物。周囲にいる人物と位置を入れ替えることができる。この能力を使って、ドッジボールの際にレーザーと位置を入れ替えている。

ゴレイヌの来歴・活躍

ゴン達との出会い

本作の主人公であるゴン＝フリークスの父親ジン＝フリークスが開発したG・Iというゲームは、念能力者が参加することの出来るゲームである。参加者はゲーム内の空間に入り込み、クリアするためにはアイテムを集めなければならない。アイテムは入手するとカード化されて、各プレーヤーの持つバインダーに収められる。指定されたカードを100種類集めるとゲームをクリアすることができる。生身の人間としてゲームに参加するため、けがを負ったり死ぬこともある。ゴレイヌはこのゲームをクリアの賞金500億ジェニーを目指し、ゴン達と同じタイミングでG・Iの選考会に合格し、ゲームへの参加資格を得る。ゴン達がゲーム攻略に本格的に乗り出し、情報共有のために開いた集会へ参加する。そこで、以前ゴン達からカードを奪ったカヅスールというプレイヤーと再会した。集会の参加メンバーはゴン達の情報提供により、他のプレーヤーを大量に殺害している人物「爆弾魔（ボマー）」の正体がゲンスルーであることを知る。この集会の目的はゲンスルーのクリアを阻止すること。クリアが目前に迫ったゲンスルーがまだ入手していないカードを独占するために、他プレイヤーで協力しようとしていたのだ。参加者はゴン・キルア・ビスケの愛称で呼ばれているビスケット＝クルーガーの3人に加え、ヤビビ組、アスタ組、ハンゼ組、カヅスール組の計15人。一通り情報交換をした後、10年以上誰も手にしたことのないNo.2のカード「一坪の海岸線」の独占を目標にする。

ソウフラビ探索

ゲンスルーが未だ持っていないアイテム「一坪の海岸線」を入手するために、そのアイテムが手に入ると噂の港町・ソウフラビへと移動する。移動後すぐにゲームのキャラクターらしき人物から情報を提供してもらうことに成功する。その話の中で、「一坪の海岸線」を入手するには、この街を牛耳っている「レイザーと14人の悪魔」を倒さなければならないと告げられる。このイベントの発生条件は15人以上で同行（アカンパニー）というカードを利用してこの街に到着することであった。そのため集会のメンバーたちは、他プレイヤーは長年アイテムの入手方法さえ分からなかったのではと推測する。この際ゴレイヌは「えげつねェな」とつぶやく。この発言を聞いていたキルアは当初その意味を分かりかねていた。後に、入手したアイテムをカードにして保有できるカード化の限度枚数が3枚ということに対し、アイテム獲得のために15人が必要というイベントの発生条件が、入手したアイテムを巡る争いが起こりえない設計に対するセリフであると気づく。

その後、町の酒場に行きレイザーの仲間らしき海賊たちと接触する。彼らとそれぞれのメンバーがリフティングやバスケのフリースロー、ボクシングなどのスポーツで1対1の勝負をするという流れになる。勝負には念能力を使うこともできる。しかし相手に苦戦を強いられ、現在のメンバーでは勝てないと判断。ゴン達と、新たなメンバーが必要であることを話し合う。この際キルアと、カード化限度枚数が3枚しかないアイテムを獲得するために15人が必要という、「一坪の海岸線」の入手条件がはらんでいる危険についての認識も共有している。話し合いの後、ゴン達と11人の強力なメンバーを探すことにする。

イベントの仲間探し

イベントに協力してもらうための強力なメンバーを求め、ゲーム内のプレーヤーを探し回る。このゲームではカード化したアイテムをプレイヤー1人1人に与えられたバインダーに保管する。このバインダーからアイテムを使ったり、自分が出会ったことのあるプレーヤーを調べることができる。有望なメンバーの候補として、ゴンのバインダーに載っていたA級賞金首である幻影旅の団長クロロ＝ルシルフルの名前を使うプレイヤーが挙がる。ゴンとキルアがこのプレイヤーに会いに行くかどうかで議論するも結局会いに行くことになり、ゴレイヌは彼らに同行する。彼らと共に向かった先にいたのは、クロロではなくゴンやキルア達と同時期にハンター試験を受けており、元幻影旅団のメンバーでもあるヒソカ＝モロウであった。裸であり、さらにゴン達の様子を見て興奮するヒソカにゴレイヌは戸惑いと警戒心を抱く。しかしゴン達と顔見知りで、アイテム自体には興味がないこともあり彼に協力してもらうことになる。さらに、ゲンスルーと同様にクリアが目前に迫っていた一つ星ハンターツェズゲラのところへ行く。彼も「一坪の海岸線」に関しては入手方法さえ知らない状態だったため、クリアした時の報酬の10%である50億ジェニーを条件に仲間になってもらう。11人は集まらなかったが、ゴン・キルア・ビスケ・ゴレイヌに加えヒソカとツェズゲラ組のツェズゲラ、バリー、ロドリオット、ケスーの計8人が揃う。彼らが全員勝利すればイベントをクリアできるので、残りは数合わせのメンバーを加えて再戦することになる。