本条鎌足(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
本条鎌足(ほんじょう かまたり)とは、『るろうに剣心-明治剣客浪漫-』に登場する人物で、志々雄真実の精鋭部隊である十本刀のひとりだ。「大鎌の鎌足」という二つ名を持ち、自身の身長よりも大きい鎌をいとも簡単に操る。外見は一見したら美しい女性だが、実は男性である。首領である志々雄真実のことを誰よりも尊敬しており、志々雄が死んだ後は自分も後を追おうと考えていたが、同じ十本刀であった沢下条張に説得されその後も生きることを決意した。
張からの説得
鎌足は薫から受けた傷を治療するために病院にいた。療養中に十本刀のひとりであった沢下条張(さわげじょう ちょう)が訪れ、鎌足は志々雄の死を知らされた。張は貴重な刀剣を集める十本刀で気性は荒いが仲間思いの一面もある。鎌足は志々雄のいない世界など考えられなかったため自分も死んでしまおうかと考えていた。しかし、張から「十本刀は特攻暗殺以外の大事な任務がある。戦いに敗れた後に志々雄様の功績を後世につたえる語り部になるという大事な任務だ」と伝えられた。さらに張は「志々雄様は鎌足が一番の語り部になってくれるだろうと笑っていた」と付け足す。鎌足は張の言葉に涙を流しながら「語り部なら自分にしかできないことだよね」と言う。張の言葉のおかげで鎌足は生きる意味を見いだせたのだ。しかし、張の言葉は鎌足のためについた嘘であった。
精鋭部隊として招集
時は明治16年。北海道の地で薫の父・神谷越治郎(かみや こしじろう)が生きていることが判明した。越治郎は西南戦争で命を落としたと考えられていたが生きていたのであった。剣心と薫は越治郎に会うために北海道に行くことを決意し、函館に訪れる。しかし、函館では劍客兵器(けんかくへいき)という武装集団が実検戦闘を行おうとしていた。劍客兵器とは、来る外国勢との戦争に備えて鍛錬を重ねていた集団であり、さらなる強さを求め北海道の地で猛者と戦いに挑もうとしていた。
剣心は越治郎を探しに函館に訪れたはずが、劍客兵器の実検戦闘に巻き込まれ北海道の地に仲間を呼ぶことになる。警視庁に所属している警官で幕末時代は新選組剣士であった斎藤一(さいとう はじめ)や、剣心の仲間のひとりで幕末時代は赤報隊(せきほうたい)で活躍していた相楽左之助(さがら さのすけ)も函館入りした。斎藤は劍客兵器との戦いに備えてさらに猛者を集めるために過去の十本刀たちのうち数名を函館に招集した。鎌足も張や蝙也、宗次郎とともに招集され劍客兵器と剣を交えることになる。
本条鎌足の関連人物・キャラクター
志々雄真実(ししお まこと)
十本刀の首領であり、幕末時代は剣心の跡を継ぎ人斬りを行っていた人物だ。志々雄は弱肉強食の世界を目指しており、明治となった日本を脆弱だと考えていた。日本を再び猛者だけが蔓延る世界にしたいと思い、国盗りを決行するに至った。鎌足は志々雄の事を尊敬し、さらには愛情まで持っていたが夜伽の由美には敵うわけはないと悟り、命じられた任務を遂行することが自分の存在意義だと感じていた。
志々雄真実(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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志々雄真実(ししお まこと)とは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場するキャラクターであり、主人公の緋村剣心(抜刀斎)と相対する志々雄一派の首魁にして剣客。剣の力量は剣心と互角で、その内に強大な野心と支配欲を秘める危険人物。かつて自身を裏切った維新志士への復讐を兼ねて明治政府転覆を目論み、大久保利通暗殺など様々な事件を主導する。「弱肉強食」を信念としており、一番の強者である自分が国の覇権を握り、国を強くすることが「正義」だと信じている。京都編の大ボスとして剣心達と激しい闘いを繰り広げる。
神谷薫(かみや かおる)
神谷活心流師範代で本作主人公・緋村剣心の思い人である。鎌足が料亭・葵屋を襲撃した際に戦った相手のひとりだ。神谷活心流は人を活かす剣を目標としており、鎌足との戦いでも相手を殺すのではなく制することを目標として戦った。神谷活心流奥義である柄の下段・膝坐は鎌足の膝の骨を砕き、見事相手を制したのであった。
神谷薫(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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神谷薫(かみやかおる)とは『るろうに剣心』シリーズのヒロインであり主人公緋村剣心の妻、亡き父・越路郎が創り上げた神谷活心流の師範代である。あるとき、神谷活心流が人斬り抜刀斎を生み出した剣術である、と容疑がかけられていたときに剣心と出会う。剣心とともに父の生み出した流派の再建をするべく奮闘し、弟子となる明神弥彦を迎える。師範代として教えを説く日々であったが、ある日喧嘩屋の相楽左之助と出会い仲間となる。出会った仲間たちとともに剣心の命を狙ってくる刺客たちを倒すべく成長する。
巻町操(まきまち みさお)
京都御庭番衆の構成員で葵屋の看板娘である。操も鎌足が葵屋を襲撃した際に戦った相手のひとりだ。操は鎌足を女性だと思っていたが、鎌足は自身の股間を見せて男性だと認識させた。鎌足との戦いでは腹部を損傷しながらも得意技・貫殺飛苦無を放ち、鎌足の武器・大鎖鎌を破壊することに成功し、勝利のきっかけとなった。
巻町操(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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巻町操(まきまちみさお)とは『るろうに剣心』シリーズの登場人物で、京都御庭番衆(きょうとおにわばんしゅう)のひとり。若いながらも、くノ一として一目置かれ、御庭番衆御頭であった四乃森蒼紫(しのもりあおし)にも実力は認められている。本作主人公・緋村剣心(ひむらけんしん)とは東京から京都間の道中で知り合う。性格は明るく人情味があり、少々乱暴者。持ち前の明るい性格と、くノ一としての最たる実力で、仲間たちの先導役としてみんなを導いていく。
本条鎌足の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「逃げたい人は逃げちゃっていいわよ、ただしこの死神の大鎌をくぐり抜けられたらね」
鎌足たち十本刀の数人が、京都大火を起こすために街に繰り出した際、大勢の警察を見て恐怖のあまり逃げ出した配下たちにかけた言葉が「逃げたい人は逃げちゃっていいわよ、ただしこの死神の大鎌をくぐり抜けられたらね」だ。鎌足は一見とっつきやすい人物に見えるが、戦いの場になると部下相手でも冷徹な判断を下す性格であることが伝わるシーンである。
「半端な覚悟じゃオカマはやってられないのよ」
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目次 - Contents
- 本条鎌足の概要
- 本条鎌足のプロフィール・人物像
- 本条鎌足の必殺技
- 乱弁天(みだれべんてん)
- 弁天独楽(べんてんまわし)
- 本条鎌足の来歴・活躍
- 志々雄からの招集
- 京都大火の実行
- 葵屋を襲撃
- 薫、操との戦闘
- 張からの説得
- 精鋭部隊として招集
- 本条鎌足の関連人物・キャラクター
- 志々雄真実(ししお まこと)
- 神谷薫(かみや かおる)
- 巻町操(まきまち みさお)
- 本条鎌足の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「逃げたい人は逃げちゃっていいわよ、ただしこの死神の大鎌をくぐり抜けられたらね」
- 「半端な覚悟じゃオカマはやってられないのよ」
- 「だからこそ、せめて与えられた任務は完璧に遂行する。愛しい思いをただただ込めて」
- 本条鎌足の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 発案者は尾田栄一郎
- モデルは碇ユイ
- 男子に人気のキャラクター