郭海皇(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

郭海皇(かくかいおう)とは『刃牙』シリーズ第2作『バキ』中国大擂台賽編から登場する中国拳法の達人である。146歳ながら力を必要としない理合を極めた闘いで海王の中でも最強である。今大会にも出場し中国人海王の不甲斐なさに落胆。大会をトーナメント戦から団体戦(中国連合軍VS日米勝ち残り組)に変えてしまう。大将戦では郭海皇VS範馬勇次郎(地上最強の生物)が行われ、激しい闘いが繰り広げられた。第3作『範馬刃牙』と第4作『刃牙道』では強敵と闘う地下闘技場戦士の指導役として登場する。

「生ま、れ、て、落ち、て、百と、数十、余、年、五万日!武を、継続けた、誰、より、も、永く!!!誰、より、濃く!!!こいつよりも!!!」と言葉もはっきり出ない状態ながら連撃を繰り広げる郭海皇。一見メチャクチャな攻撃だが、中国拳法であろうと観戦する烈海王は分析する。郭海皇の攻撃を全て受けとめた勇次郎は、とどめの攻撃を始める。まず両耳を叩き郭海皇の耳から出血。次に渾身のパンチが郭海皇の顔面に向かう。その時、勇次郎が「バッ、バカかてめェェッ」と驚いて攻撃を止める。なんと郭海皇は老衰で死亡していた。勇次郎は「これは、勝利なのか」と最後に自分で決着をつけれなかった事を悔しがり退場。

武術の勝ち

控室に運ばれた郭海皇は死んだはずなのに自力で起き上がり「武術の勝ち」と一息ついた。驚く中国連合軍達に「無理無理無理、人と闘っとる気がせん。そもそも奴は地上最強の生物といわれとるんじゃろ」と勇次郎の強さを称えながらも「臨床学的な死亡の状態に自分の体をコントロールして、勇次郎の拳を止めさせた。武の勝利」と郭海皇は言った。疑う様子の中国連合軍だが「疑るかァ!!」と何も言わせない。さらに「死に勝る護身なし!!!」と続ける郭海皇に「ずる~」と郭春成が言うが「その通り、武とは技とはズルきもの。あの怪物とわしは闘った。そしてなお立ってる」と郭海皇は勝利したと言い張る。最後まで困る中国連合軍であった。それを聞いた勇次郎は「さすが海皇という事だ」と郭海皇を称賛した。

郭海皇と勇次郎の別れ

無人になった会場で郭海皇と勇次郎は再会した。郭海皇は勇次郎に海皇の称号を名乗って良いと認めるも「たとえあんたを倒したとしても誰も納得しない。気持ちだけもらっておくぜ」と断る勇次郎。「倒しちゃおらんがの」と訂正する郭海皇。最後に郭海皇は「オーガよ。100年経ったらまた闘(や)ろうや」と声をかける。右手を広げてニヤリと微笑んで立ち去る勇次郎であった。

『範馬刃牙』ピクル編

ピクルは白亜紀に生きていた原人。塩漬け状態で発見された。徳川光成(徳川11代目当主で刃牙や勇次郎など地下闘技場戦士と強者を決闘させる事を趣味としている)の財力によって科学者達に蘇生させられた。地下闘技場戦士と闘うことになるがピクルは圧勝する。烈海王も負けて、片足を食べられてしまった。烈海王の敗北を知り、自身もピクルに挑戦したいと考える愚地克己。烈は自身が指導している克己や神心会の強さでは自分が敗れたピクルに勝てるはずがないと断念するよう促すが、克己の挑戦への強い決意を聞いて協力する。マッハ突きを進化させることを烈が提案し、研究開始。そこに郭海皇が現れる。克己と烈の追い求めるマッハ突きを郭海皇が実演する。紐で吊るした生卵をきれいに切り裂いてみせた。「速さを出すための関節など、百でも千でもなんぼでも増やせる。イメージは無限」とヒントを与える。克己は進化したマッハ突きを習得した。本番では克己のマッハ突きの完成度が予想を超えていることに郭海皇が驚く場面がある。だがピクルを倒すまでには至らず、ピクルが勝利。

『刃牙道』宮本武蔵編

徳川光成が地下で内密に進めていた実験により蘇ったクローンの宮本武蔵は地下闘技場戦士に驚異的な強さで次々と倒していた。武蔵と烈海王が武器ありの勝負をすることになり、郭海皇がシャオリーを指南しに現れる。郭海皇は中国剣技で仮想武蔵となり、烈海王の修業を手伝う。郭海皇が斬りつけるのをシャオリーで受ける特訓を行い、4回目で成功。郭海皇は「お見事」と称賛した。烈海王VS宮本武蔵に横槍を入れる本部以蔵(地下闘技場戦士の柔術家。武器の使用に精通)。本部は試合を降りるよう促し、武蔵と闘うなら自分を倒して行けと立ち塞がる。体術で烈海王が優勢だが、本部が刀を持つような構えをとる(宮本武蔵も同様の技を使う)。そこで郭海皇が後方から本部に攻撃し、気絶させる。郭海皇は試合に向けて休むように烈に伝えた。当日、試合に向かう烈海王に「帰って来い!!!」と送り出すもシャオリーを超える斬撃で敗れ、烈海王は死亡。徳川光成は「儂は、間違っていたのかのォ」と問うと郭海皇は「烈自身が希望(のぞ)んだもの、仮に貴方は間違っていたといったなら、烈はハネ起きて私に噛み付くでしょう」と烈海王の想いに寄り添った。

郭海皇の関連人物・キャラクター

範馬勇次郎(はんま ゆうじろう)

地上最強の生物の異名を持ち恐れられている人物。郭海皇とは激しい闘いを繰り広げる。郭海皇の強さや功績は認めている。

renote.net

烈海王(れつ かいおう)

中国拳法最強の称号「海王」の名を持つ戦士。第1作『グラップラー刃牙』の地下闘技場最大トーナメントに出場し、刃牙に敗れる。大擂台賽では郭海皇とチームを組み、その後も師と仰いでいる。

愚地克己(おろち かつみ)

空手道「神心会」所属の空手家。最大トーナメントでは烈海王に敗れて、以降指導を受ける。ピクルと闘う時に郭海皇の指導を受ける。

徳川光成(とくがわ みつなり)

徳川第11代目当主で地下闘技場支配人。強き者の戦う姿を観るのが楽しみで、巨額の財力で研究を進めてピクルや宮本武蔵を蘇らせるなど想像を絶する方法で強者と地下闘技場戦士を闘わせる。

サムワン海王(かいおう)

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J・ゲバル/純・ゲバル(じゅん・ゲバル)とは、『刃牙シリーズ』の第3部作目、『範馬刃牙』に登場する個性溢れる強者の1人で、アメリカ合衆国のアリゾナ刑務所に収容された囚人。ミスター2(セカン)と呼ばれる。2というのは実力ナンバー2という意味ではなく、2代目という意味である。初代はビスケット・オリバで、世代交代のための対決が行われる。オリバとの対決の前にも、総合格闘家やマウスとの対決でその強さが描かれており、強さだけでなく端正なルックスとユーモアのある口調からファンも多い。

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マホメド・アライJr.とは板垣恵介原作『刃牙シリーズ』第2作『バキ』の登場人物。偉大なるボクサー、マホメド・アライの息子で、地上最強の生物の異名を持つ範馬勇次郎とは幼少期に出会っている。アライJr.は父が追い求めたマホメド・アライ流拳法を完成させて来日し、勇次郎と再会。中国大擂台賽編では海王に勝利する。神の子激突編ではアライJr.が範馬刃牙(地下闘技場王者)の恋人松本梢江に突如プロポーズし、刃牙を倒して梢江を手に入れようとする。地下闘技場戦士との戦いを経て、刃牙への挑戦権を獲得した。

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鎬昂昇(しのぎ こうしょう)とは板垣恵介原作漫画『刃牙シリーズ』に登場する空手家である。斬撃拳と称される鎬流空手を使い、指で神経を切断する紐切りを得意技としている。第1作『グラップラー刃牙』では地下闘技場チャンピオン範馬刃牙に挑戦し、死闘の末敗れる。進化した紐切りを習得して最大トーナメントにも出場。兄で外科医の鎬紅葉と対決し、幼少期から抱いていた兄への恐怖心を乗り越えて勝利。2回戦は合気道の達人渋川剛気と対決して惜しくも敗れる。第2作『バキ』では死刑囚ヘクター・ドイルと対決し、反則技で敗れた。

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龍書文(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

龍書文(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

龍書文(ろん しょぶん)とは板垣恵介原作漫画『刃牙シリーズ』の第2作『バキ』に登場する拳法家で、ポケットに手を入れた構えから素早く高威力の攻撃を放つ「抜拳」で戦う特徴を持つ。10代から台湾の黒社会の賭け試合で戦っており、プロ格闘家も出場する中で45歳まで無敗を継続する強者。その強さから「凶人(きょうじん)」「Mr.不可拘束(ミスター・アンチェイン)」などと呼ばれている。中国大擂台賽編に登場し、中国連合軍VS日米勝ち残り組としてアメリカの囚人で怪力戦士のビスケット・オリバと激闘を繰り広げた。

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安藤玲一(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

安藤玲一(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

安藤玲一(あんどう れいいち)とは板垣恵介原作漫画『刃牙シリーズ』の登場する飛騨の山奥で山岳監視員をしている大男である。地上最強の生物と呼ばれる範馬勇次郎(はんま ゆうじろう)とは旧知の仲で、勇次郎の息子である主人公の範馬刃牙(はんま ばき)の事も刃牙が幼少期の頃から知っている。刃牙が修行の場として安藤の住む山奥にある夜叉岩(やしゃいわ)を選んだ事により、刃牙の修行をサポートした。刃牙が夜叉岩に住む大猿の夜叉猿(やしゃざる)に遭遇した時、安藤は刃牙を救うために自ら夜叉猿と戦い、重傷を負った。

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アレクサンダー・ガーレン(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

アレクサンダー・ガーレン(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

アレクサンダー・ガーレンとは、『刃牙シリーズ』に登場するロシア人レスラー。ロシアの明日のために戦う熱烈な愛国主義者で、作中でも実力を高く評価される強豪の1人だが、それゆえに強さの指標としてたびたび噛ませ犬にされる。第1作目『グラップラー刃牙』で開催された地下闘技場最大トーナメントの補欠選手として出場し、控室では暴走族の柴千春や喧嘩師の花山薫と揉めた後、アナコンダやカナダのピットファイター(喧嘩屋)であるジャック・ハンマーと戦った。第2作目『バキ』ではロシアの死刑囚シコルスキーとも戦っている。

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末堂厚(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

末堂厚(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

末堂厚(すえどうあつし)とは、『刃牙シリーズ』の第1作目『グラップラー刃牙』と第2作目『バキ』に登場する空手家である。愚地独歩(おろちどっぽ)の創設した神心会空手の門下生で、フルコンタクト空手の全国ナンバー1を決める大会の決勝戦で主人公の範馬刃牙(はんまばき)と対戦している。またアメリカの死刑囚ドリアンと夜中、遊園地の中で決闘したこともある。友人は同門の加藤清澄(かとうきよすみ)で若い頃から苦しいトレーニングを共にしてきた。

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