ネフェルピトー(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ
ネフェルピトーとは、漫画『HUNTER×HUNER』に登場するキャラクターで、第一級隔離指定種に認定されている蟻「キメラ=アント」の王直属護衛の一人。一番最初に生まれた軍団長で、猫型の蟻。王に対する忠誠心は非常に強く、ありのままの王を受け入れ従っている。主人公・ゴンが、ハンターを目指すきっかけを作った、プロハンターのカイトを斬首して殺害。「戦いが楽しかった」という理由から、カイトの遺体を自身の能力で戦闘用の操り人形にするなど、残酷な一面をもっている。
ネフェルピトーは、ありえない距離からカイト達の気配を感じとり、一瞬で目の前に現れ、カイトの右腕を切り落としてしまった。禍々しいオーラを発するネフェルピトーをみて、敵わないと判断したカイトは、二人に逃げるよう指示をだし、それまでの時間稼ぎとしてネフェルピトーと対峙した。カイトは自身の能力である「クレイジースロット」を繰り出し、攻撃を仕掛けるが、右腕を失ったことと、圧倒的強さに敗北してしまう。カイトとの一戦を終えたネフェルピトーは、カイトの生首をもちながら「うん。ボクちょっと強いかも」とほほ笑んだ。自分の強さがどれほどかを試したいと思っていたネフェルピトー。カイトとの一戦は、そのことを再認識させるものとなった。
カイトとの一戦を楽しかったと振り返るネフェルピトーは、もう一度カイトと戦いたいと思っていた。そして、この思いから、特殊能力「ドクターブライス」がうまれる。ドクターブライスにより、カイトの死体は動くように修理され、ネフェルピトーや兵隊蟻の訓練用の操り人形として改造された。
王を全力でサポート
予定よりも早く、女王の腹を突き破って誕生した王メルエム。その際に、女王は瀕死の状態となり、師団長であったコルトはネフェルピトーのドクターブライスの能力をつかって女王を治すよう懇願した。しかし「あれはもう必要ない」と言って、瀕死の女王に関心を示さず、新たな王・メルエムと共にその場を後にした。メルエムは、レアモノと呼ばれる念能力をつかえる人間を食べることでさらに力を増幅できると知った。そして、念能力を使える人間の選別を始めるため、東ゴルドーを支配下にし、拠点を作った。王直属護衛軍のネフェルピトー・シャウアプフ・モントゥトゥユピーはそれを全力でサポートした。
より多くの人間を集める間、暇を持て余したメルエムは、囲碁や将棋などの各種盤上競技の名人と対局し、次々と打ち負かしていた。その間、ネフェルピトーは、半径2kmにもおよぶ円を使って、対局に邪魔が入らないよう護衛に徹していた。
コムギを治すために
選別が終わるまでの余興として、各種盤上競技の名人と対局し、次々と打ち負かしていたメルエム。その最中、軍儀打ちのコムギと出会い、対局していく中で人間のなかにも少数ながら価値を認めるに値する存在がいることを認識し始めていた。そんな中、メルエムを倒すべくハンター協会会長のネテロが、ゾルディック家の祖父ゼノに協力を仰ぎ、突入してきた。ゼノは天から無数の念弾を落とす能力「ドラゴンダイヴ」を使い、メルエムのいる宮殿を狙った。この時、ネフェルピトーは念弾と一緒に降りてきたネテロを視認し、即座にテレプシコーラを発動。しかし、ネテロの能力百式観音によって、宮殿から遥か遠くへと飛ばされてしまった。
飛ばされる途中、メルエムのいる宮殿へ一刻も早く戻ろうと考えたネフェルピトーは、ドクターブライスを発動。ドクターブライスは出現するとその場から動くことができないため、術者のネフェルピトーも動くことができなくなる。そのことを利用し、なんとかその場にとどまったネフェルピトーはすぐに宮殿へと向かった。宮殿に到着すると、血に染まったコムギを抱きかかえるメルエムの姿があった。そして、「コムギを治せ。頼んだぞ」とメルエムに告げられた。ネフェルピトーはメルエムの一個の生命に対する慈愛溢れる振る舞いと、自分を信頼してもらえたことに歓喜し、涙を流した。
すぐにドクターブライスを発動しコムギの治療を開始したネフェルピトー。そこへゴンが現れ、改造されたカイトを、ネフェルピトーのドクターブライスを使って元の姿に戻させようと要求してきた。ネフェルピトーはメルエムのため、なんとしてもコムギを助けようと、ゴンに精一杯の誠意を見せた。そして、コムギを治したあとに、カイトも元の姿に戻すと約束し、1時間の猶予をもらった。しかしその間、メルエムの脅威となりかねないゴンのただならぬオーラを感じたネフェルピトーは、すぐにでも始末しておかなければ、と考えていた。
ゴンとの戦い
治療が終わり意識を取り戻したコムギは、カイトの治療が終わるまでの人質としてキルアに預けられ、すぐにペイジンへ向かい、カイトを治療するようゴンに要求された。カイトの元にたどり着いたネフェルピトーとゴン。しかし、すでにカイトの魂はこの世になく、ドクターブライスを使っても蘇生することはできないと、ネフェルピトーに告げられ、ゴンは茫然自失となった。ネフェルピトーは、ゴンがメルエムにとって脅威になりかねないと認識し、いますぐにゴンを殺そうとした。しかし、自分のせいでカイトが死んでしまったのだと思い詰めてしまったゴンは、ネフェルピトーを殺す為に念能力の全てを使い果たし、急成長した。本来ゴンをはるかに上回る実力を持つネフェルピトーだったが、急成長したゴンの力は凄まじく、たった2発で圧倒された後、頭部を完全に粉砕されとどめを刺された。
ネフェルピトーの関連人物・キャラクター
メルエム
CV:内山昂輝
誕生日:不明
年齢:不明
血液型:不明
身長:不明
体重:不明
念能力:不明
キメラ=アントの女王蟻から生まれた、キメラ=アントの王。身長はゴンと同じくらいの小柄な体格で一人称は「余」。討伐時の年齢は生後40日である。非常にプライドが高く、自分の発言・命令への拒否、偽り、誤魔化しは断じて許さない。口癖は「2度言わすな」。自分以外の全ての生物を餌とみなし、同種である兵隊蟻も平然と殺し喰う。しかし、護衛軍のネフェルピトーたち3人に対しては、わずかだが仲間意識があるようだ。人間を選別するために集める間、余興として始めた盤上競技の最中に軍儀名人のコムギと出会う。そして、己の力を暴力による抑圧ではなく、格差の無い世界を創設するために使うことを決意する。ありのままの王を受け入れようとするネフェルピトーは、メルエムに「コムギを治せ。頼んだぞ」といわれ、自分を信頼してくれたこと、1個の生命に対する慈愛溢れるその様子に歓喜し、涙した。
メルエム(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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メルエムとは漫画『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクターでキメラ=アントの王。自らが種の全てを託された王であるという自覚と自負を、生まれながらにして持っている。非常にプライドが高く、自身の発言・命令への拒否、偽り、誤魔化しは断じて許さない。口癖は「二度言わすな」。身体能力は他のキメラアントを遥かに凌駕しており、長く伸びた尾をムチのように振るい、相手を叩き潰すことを得意としている。
カイト
CV:中原茂(パイロット版)/岸祐二(1999年フジテレビ版)/池田秀一(2011年日本テレビ版)
誕生日:不明
年齢:不明
血液型:不明
身長:不明
体重:不明
念能力:具現化系
ゴンの先輩にあたるハンターで、ベテランの狩人。念能力者としての実力も高い。腰よりも長い髪をしており、帽子を愛用している。アマチュアハンターたちと調査チームを組んで生物調査をしている最中、巨大なキメラ=アントの噂を聞きつけ、ゴン、キルアの二人を連れて、ネオグリーンライフ自治国と呼ばれる環境保護団体が管理するNGLに入国した。しかし、キメラ=アントの様子を伺っていたところにネフェルピトーの強襲を受け、禍々しいオーラに圧倒される。カイトは、二人を逃がそうと奮戦するも死亡してしまう。その後、ネフェルピトーのドクターブライスにより体を改造され、キメラ=アントの訓練用の人形として利用されていた。
カイト(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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カイトとは漫画『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクターで主人公ゴンの父親であるジンの弟子であり、ゴンの先輩にあたるプロハンターである。股に届くほど伸ばした長髪の青年で、帽子を愛用している。父親は死んだと教えられていたゴンに、ジンは生きていること、ハンターという職業があることを教え、自分もジンのようなハンターになりたいと決意させたのはカイトである。
ゴン=フリークス
CV:松本梨香(パイロット版)/竹内順子(1990年フジテレビ版)/潘めぐみ(2011年日本テレビ版)
誕生日:5月5日
年齢:12歳
血液型:B型
身長:154cm
体重:49kg
念能力:強化系
ツンツンに逆立った緑がかかった黒髪に、一重のどんぐり目の少年。好奇心が旺盛で単純な性格。直情的な面もあるが、冷静な面もありたまに核心をつく。人並み外れた格闘センスがあるが、分析能力や基礎体力は欠けるところがある。カイトとは8歳の時に出会い、自然の厳しさと死んだと告げられていた父親が実は生きておりプロのハンターであることを教えられた。11歳のときに、父親を探すためと、ハンターになる夢をかなえるために故郷を離れハンター試験を受ける。その後、ハンター試験に合格し、プロのハンターとなったゴンは、父親を探す過程でカイトと再会することとなった。カイトと共にキメラ=アントの生態について調査している途中でネフェルピトーの強襲をうけるが、カイトに助けられ生き延びた。その後、変わり果てたカイトと再会したゴンは、仇を打つため、誓約と制約の力を使いネフェルピトーを殺せる年齢まで急成長。ネフェルピトーの頭を素手で粉砕し、殴り殺した。
ゴン=フリークス(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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ゴン=フリークスとは『週刊少年ジャンプ』に掲載されている『HUNTER×HUNTER』に登場する主人公である。ツンツンに逆立つ緑色がかった黒髪にどんぐり目の一重の少年。くじら島の出身で叔従母(いとこおば)のミトのもとで、幼い頃から大自然に囲まれて育ち、8歳の時にカイトと出会い、自然の厳しさと父親ジン=フリークスのことを教えられ、ハンターに対して強い憧れを抱く。そして11歳になり、父親を探し自分の夢を叶えるために、くじら島を出てハンター試験を受ける。
ネフェルピトーの名言・名セリフ/名シーン・名場面
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目次 - Contents
- ネフェルピトーの概要
- ネフェルピトーのプロフィール・人物像
- ネフェルピトーの念能力・必殺技
- 円
- 操り人形
- 玩具修理者(ドクターブライス)
- 黒子舞想(テレプシコーラ)
- ネフェルピトーの来歴・活躍
- ネフェルピトー誕生
- ネフェルピトーVSカイト
- 王を全力でサポート
- コムギを治すために
- ゴンとの戦い
- ネフェルピトーの関連人物・キャラクター
- メルエム
- カイト
- ゴン=フリークス
- ネフェルピトーの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「うん、ボクちょっと、強いかも」
- 「修理すればいいんだ。そういう特殊能力にすればいい」
- 「殺されるのがボクで良かった」
- ネフェルピトーの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 性別は女性
- 語尾は「~にゃ」
- 名前の由来はフランスの絵本童話