シン・エヴァンゲリオン劇場版:||の考察をまとめてみた!
『エヴァンゲリオン新劇場版』4部作の完結編にあたる『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』は、25年間続いた『エヴァンゲリオン』シリーズの集大成ともいえる作品に仕上がっている。ネット上に数多くある『シン・エヴァ』に関する考察をまとめてご紹介する。
次回予告こそがシンエヴァの世界だとする説
破の海は赤色だったのに予告の空母の場面で海の色が青色だし、こんなミスはしないと思う。予告=14年間とは個人的に思えず、むしろシン=予告だと思っているというファンの声もあった。
マリって結局何者なのか
1. 冬月ゼミ関係者とする説
出典: f.hatena.ne.jp
もしかしたら、髪の毛を切る前の赤木ナオコ(リツコ母)か、あるいはマリ。冬月ゼミの一員だったかもしれないマリが、衰えない肉体を得て、ドイツに潜伏していたか。
差し出した写真に映されたユイとシンジを温かく見守る女性。それがエヴァ8号機パイロットのマリに非常に似ていた。
マリがレイに言ったセリフ「オリジナルはもっと愛想がよかった」だが、オリジナルって前作の綾波のことかなとも思った。しかしマリとレイってそんなに会ってないはずじゃないか。
予告の考察でも出てきたQの劇中でのマリの台詞。オリジナル=ユイ(レイはユイのクローン)とする考え方である。ユイと同じくらいの歳と考えると、懐メロばかり口ずさむのも納得。ユイのことを「ユイ先輩」ゲンドウのことを「ゲンドウくん」と呼んでいるのも引っ掛かる。
ただし、あくまでも漫画版『新世紀エヴァンゲリオン』での話ですので、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとの関連は不明である。
2.アスカの母親のクローン説
出典: ameblo.jp
マリは2号機の裏コードを知っていた。それは2号機開発に関与している可能性も匂わせている。
マリが歌っていた曲がヒントなんじゃないか
エヴァ破で歌っていたのは、水前寺清子 「三百六十五歩のマーチ」。
エヴァQで歌っていたのは、天地真理 「ひとりじゃないの」。
旧エヴァではアスカの母親の名前は、惣流・キョウコ・ツェッペリン。
→水前寺 清子(キヨコ) →キョウコ
→天地 真理(マリ) →マリ
ストーリーを読み解くカギとなりそうな「S-DAT」についての考察
序からQまでのシンジのカセットプレーヤーについての描写
出典: evasoku.jp
序
・旧作でもシンジが使っていたが、ゲンドウが昔使っていた物という設定が追加
破
・シンジがネルフを出て行く際に捨てる
・レイがそれを拾い、第10の使徒との戦いに持ち込む
・第10の使徒が0号機を捕食し、レイ共々吸収される
Q
・初号機からシンジが救出された時に、シンジ以外に唯一発見された物
・壊れているのか再生できなかった
・シンジがカヲルに修理を依頼し、後日返される(再生出来るようになったかは不明)
・ラストでアスカが捨てたかシンジが落とし(記憶が曖昧)、アヤナミが意味深にそれを見つめる(拾ったかどうかの描写は無し)
序ではゲンドウとの繋がり、破ではレイとの繋がり、Qでは14年前との繋がりと、新劇の流れの中でどんどん意味合いが付加されてるのは間違いない。
SDATの再生時間
序ではLCLの中(1:16)で止まったままの時間が、アスカと打ち解けて時間が巻き戻り旧(1:09)から序(1:11)へと進みはじめる。
マリとぶつかりLCLの海から抜け出す(1:20)。
ゴミ箱からレイに拾われた後、壊れてしまうが、カヲルに直してもらい(1:24)、Q世界の真実(=旧劇ではアスカ)に気づくところから、やがて旧劇の外(1:28~1:29)に物語が移行する。
「序」までは、このS-DATに流れていた曲番は25→26→25→26。
つまり、繰り返し=ループの暗示だった。
それが、「破」でマリが学校の屋上でシンジとぶつかってからの曲番はなんと「27」になる。
つまり、この破でのマリの登場によって、繰り返しの破壊、ループからの抜け出しを暗示しているのではないか。
旧劇場版の26話から脱したという見方もできる
また、こんな資料も。ユダヤ教典のタルムードによると"現世界の前に世界の創世に26回失敗し、27回目で成功(失敗となる可能性も含めて)"とある。
ということから、破での新しい世界の創造が始まり、「Q」では、カヲルに直してもらって「28」へと進んだ。
これは何かを暗示していそう。
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- 旧劇場版
目次 - Contents
- 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』公開前の出来事
- 映画の公開が延期に
- 映画館で特報が解禁
- 劇場版公式サイトが更新
- 貞本義行による漫画版がとうとう完結
- 描き下し漫画「EXTRA STAGE 夏色のエデン」が収録
- マリの正体は冬月ゼミ関係者なのか
- TV版と旧劇場版のBlu-ray&DVD BOXが発売決定!
- 『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』についての考察
- 『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の位置づけ
- 物語同士の繋がりは時系列じゃないのか
- 1.「序→破の世界から14年を経てQの世界へ」と思いきや「序・破の世界とQの世界は全く別物」だとする説
- 2. 同時並行的に存在する2つの世界を交互に映像化しているとする説
- 3. 序・破・Qとは離れて旧劇場版の続きとする説
- 旧劇場版→序→破→Q→シン・エヴァをループしているとする説
- シン・エヴァのタイトルの示す意味とは
- 記号に関する考察
- 1. 記号の意味を「終止記号」とする説
- 2. 記号の意味を「繰り返し記号」とする説
- 次回予告の映像が本編に出てこない
- 1. 次回予告はニセモノだとする説
- 2. 物語と物語の空白期間が描かれているとする説
- マリの発言はリナレイを指していたのか
- 次回予告こそがシンエヴァの世界だとする説
- マリって結局何者なのか
- 1. 冬月ゼミ関係者とする説
- 2.アスカの母親のクローン説
- ストーリーを読み解くカギとなりそうな「S-DAT」についての考察
- 序からQまでのシンジのカセットプレーヤーについての描写
- SDATの再生時間