鈴屋什造(東京喰種トーキョーグール)の徹底解説・考察まとめ

鈴屋什造(すずやじゅうぞう)とは、石田スイの人気漫画『東京喰種トーキョーグール』に登場するキャラクター。アカデミー出身でないにもかかわらず、“特例”でCCG入りした異端児かつ問題児。幼少期に人を捕食する生物・喰種に誘拐されて育てられたため、心のない人物になってしまう。しかし、喰種対策局(CCG)の捜査官・篠原幸紀に出会い大きな成長を遂げる。高い戦闘能力を持ち、高レートの喰種を次々と討伐していく。

アオギリの樹のアジト内部へ、単身で向かっていった鈴屋は、次々と喰種を駆逐していく。床に転がった喰種の死体に「がんばれがんばれ死ぬな〜」とクインケを突き立て続けた。明るい口調とは裏腹に、喰種を痛め続ける鈴屋の残虐性にゾッとさせられるひと言である。

「戦いで勝つのは、弱さを飼いならした方です」

第2部で六月にナイフの扱いを教えていた鈴屋。赫子を出すことができず、血が苦手で戦いにも不慣れな六月から、自分のナイフで傷付くのが怖いと感じるかと尋ねられた。その時鈴屋は、「喰種だって怖がることはある」「戦いで勝つのは、弱さを飼いならした方です」と返答した。後輩にナイフの指導をするだけでなく、教えを説く姿に、第1部からの成長を感じさせられる。

鈴屋什造の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ファンが考察する髪色の変化の理由

第1部では白髪だった鈴屋だが、第2部では黒髪に変化している。その理由について、ファンの間では様々な考察がされた。
まずは白髪だったのは長い間、ビッグマダムの元で暮らしてきたストレスによるものではないかというもの。また、睾丸を潰されたことでホルモンバランスが崩れたなど、幼少期の環境が大きく関わっているのではないかと考える人が多かった。

その他にも、人間らしさが欠如していた鈴屋が人間らしさを取り戻した象徴ではないかという興味深い考察もあった。

CCG総力を上げて梟を討伐したかに見えたが、真の隻眼の梟が突如現れる。

鈴屋が主人公の読み切り作品『東京喰種トーキョーグール JOKER』

『東京喰種トーキョーグール JOKER』での鈴屋。

平成26年6月30日の『週刊少年ジャンプ』に掲載された読み切り漫画『東京喰種トーキョーグール JOKER』。この作品の主人公は上等捜査官となった鈴屋什造と、彼の部下である二等捜査官の阿原半兵衛(あばらはんべえ)の2人である。
本編とは異なり、黒髪でになっている鈴屋が印象的。性格もだいぶ落ち着いており、阿原からは「鈴屋先輩」と呼ばれ慕われている。時系列としては「梟討伐作戦」が終了して、『東京喰種トーキョーグール:re』が始まる少し前の物語。植物状態になった篠原に代わり、部下を率いて鈴屋班の班長として活躍する姿が描かれている。

話題になった可愛すぎる女装姿

ビッグマダムの飼いビトだった頃。

オークション掃討作戦でも女装姿を見せた。

中性的な見た目をしている鈴屋。ビッグマダムの飼いビト時代だけでなく、オークション潜入時に女装姿を披露している。まるで人形のような愛らしい姿は読者から「かわいすぎる」と好評だった。

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