葬送のフリーレン(FRIEREN)のネタバレ解説・考察まとめ
『葬送のフリーレン』とは、原作山田鐘人、作画アベツカサによる、“勇者による魔王退治”の後日談を描いた漫画作品。
勇者ヒンメルと共に魔王を倒したエルフの魔法使いフリーレン。その50年後、ヒンメルがあっさりと寿命で息を引き取った時、彼女は自分と比べてあまりに短い時間しか生きられない人間の儚さを知り、苦楽を共にしてきた彼のことを自分が何も知らないという事実に激しく後悔する。人とは何か、自分にとってのヒンメルとは何者だったのかを今度こそ理解するため、フリーレンは新たな仲間たちと共に旅立っていく。
CV:東地宏樹
ヒンメルと共に魔王を討伐した僧侶。酒好きだがそれほどアルコールに強いわけではないらしく、フリーレンたちからは「しょっちゅう二日酔いになっていた」と語られている。
ヒンメルとは同郷の幼馴染。子供の頃から活発で正義感の強かった彼に振り回されていたが、次第にその高潔な意志に感化されていった。フリーレンから「どうしてフェルンを助けたのか」と尋ねられた際は、「ヒンメルならそうしていた」と答えている。
ハイター(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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ハイターとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。僧侶にして魔王討伐を果たした英雄の1人であり、その中心人物となった勇者ヒンメルとは幼馴染の関係でもあった。聖職者用の魔法の達人で、その技量はエルフの魔法使いフリーレンも一目置くほど。
酒をこよなく愛し、若い頃は週に1度は二日酔いになっていた。魔王討伐後は聖都の司教となり、盟友ヒンメルの死を看取る。人生の晩年に戦災孤児のフェルンを引き取り、彼女に生きる希望を取り戻させた後、安らかに息を引き取った。
アイゼン
CV:上田燿司
ヒンメルと共に魔王を討伐した戦士。人間ではなくドワーフという種族の男性。パーティーの中ではもっとも常識人で、魔王軍の動きや人間側の対応を細かく分析しては「自分たちは勝てるのか、こんなのんびり冒険していていいのか」とヒンメルに相談していた。戦士としての力量は確かなものがあり、フリーレンによれば「自由落下程度ではダメージを負わない」らしい。
ドワーフは人間よりは長命な種族だが、エルフほど長生きするわけでもなく、魔王討伐の50年後に「頼りになる前衛がいると旅がはかどる」とフリーレンに誘われた際は「もう斧を振るえる歳じゃない」と断っている。
その後シュタルクを弟子にとって育てるが、弱気なことばかり口にする彼を殴りつけてしまう。勢いで出奔した彼を追うこともできずにそれっきりとなるが、実はシュタルクには自分を超える戦士としての素質を見出しており、殴ったのも「シュタルクを“怖い”と思い、咄嗟に手が出た」からである。
アイゼン(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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アイゼンとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。ドワーフの戦士で、勇者ヒンメルと共に魔王討伐を果たした英雄の1人。竜に噛みつかれても無傷という非常識なほど頑強な体と、ダイアモンドすら握り潰すと豪語する怪力を持つ。
ヒンメル一行のメンバーの中では比較的常識人よりの立場だが、綺麗な花畑を見て仲間と一緒にはしゃぐなど意外とノリのいいところがある。ヒンメルが老衰で死去した後、シュタルクという少年と出会い、その戦士としての才能に驚きつつ師となって彼を導いた。
人間
フランメ
伝説と称される大魔法使い。1000年前の人物で、フリーレンの師である。
その才能を見込まれてエルフのゼーリエから魔法を学び、当時はエルフの秘術だった魔法を人間に教え広めた人物。“自分の魔力を小さく見せかける”という方法で実力を見誤らせ、これを返り討ちにする戦法で魔族を次々に撃破していた。この戦法はフリーレンも取り入れており、アウラとの戦いではこれが勝利の決め手となった。
「花畑を出す魔法」など戦闘用ではない魔法を好み、この点は弟子のフリーレンにも受け継がれている。フリーレンがいずれ人間との寿命の違いについて悩む時が来ると予想していたらしく、彼女に「魂が眠る地」のことを教える手記を残していた。
フランメ(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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フランメとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。1000年前を生きた人間で、伝説の大魔法使いゼーリエの弟子。ゼーリエの弟子の中でも特に優れた才を持っていたが、フランメは自身が魔法を極めるより周囲に教えることに力を注ぎ、エルフのものだった魔法が人類に広まるきっかけを作る。
一方でフランメは故郷を失ったエルフのフリーレンを弟子にし、対魔族用の魔法の使い方を授ける。そのフリーレンがいずれ人間との寿命の差に悩むことを予測し、「魂が眠る地」に行くよう書き残した。
グラナト伯爵
グラナト伯爵領を収める伯爵。領地への侵攻を企てる七崩賢のアウラとの抗争を続けており、その中で息子を失っている。魂の眠る地への旅を続けるフリーレンたちが自分の領地を訪れた際、共に戦ってほしいと依頼した。
グラナト伯爵(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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グラナト伯爵とは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。北側諸国グラナト伯爵領の領主であり、魔王軍残党の中でも屈指の実力者である大魔族断頭台のアウラと30年近く戦い続けてきた騎士。
大魔法使いフランメの残した結界を頼りに防戦を続けていたグラナト伯爵は、アウラ側から突如和睦の申し出を受ける。丸め込まれかけるも寸前で「結界の解除と領民全滅」という敵方の真の狙いに気付き、ちょうど街に来訪していた主人公フリーレンたちと共にアウラの軍勢と戦った。
オルデン卿
要塞都市フォーリヒの領主。魔族から領地を守るために戦い続けており、その中で長男を失う。全軍の士気に関わるということで公にはそれを隠し、風貌のよく似たシュタルクに再編成が終わるまでの時間稼ぎとして一時的な替え玉となることを依頼した。
オルデン卿(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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オルデン卿とは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。要塞都市フォーリヒの領主にして、軍を率いて侵攻してくる魔族と戦う騎士。
1ヶ月前の戦いで息子のヴィルトを失う。軍の再編までの間その死を隠すため、主人公フリーレンの仲間の1人で息子によく似た容姿の戦士シュタルクに替え玉を依頼した。オルデン卿は息子思いな性格で、シュタルクに亡きヴィルトの面影を感じて所領に引き留めようとしたが、「師に土産話を持ち帰るため旅を続ける」との意志を示した彼を快く送り出した。
デンケン
CV:斉藤次郎
北方諸国に名の知れた宮廷魔術師。謀略を尽くして今の地位まで上り詰めた叩き上げだが、魔法使いとしての実力も非常に高い。さらに魔力を使い果たしても素手で殴り合って戦おうとするなど、老いてなお勇猛な人物。
一方で個人としては懐深く情に厚い性格で、一級魔法使い選抜試験で知り合ったラオフェンを孫のようにかわいがり、この時知り合った魔法使いたちとその後も交流している。フリーレンのことも「魔王を倒した英雄」として知っており、魔法使いを志したのも彼女に憧れたのが理由だった。
デンケン(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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デンケンとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。一兵卒の立場から宮廷魔法使いへと成り上がった傑物で、北側諸国においてもっとも大きな権力を持つ魔法使いである。
城塞都市ヴァイゼで生まれ、大魔族黄金郷のマハトを師として成長する。デンケンが妻と死別した後、師のマハトがヴァイゼの土地と民を黄金へと変える事件が発生。マハトには勝てないと事態を静観するも、人生の最晩年になって「妻の墓参りをしよう」と思い立ち、彼女の眠るヴァイゼの解放のためマハトと死闘を繰り広げた。
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ヴィアベル(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ
ヴィアベルとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。魔王軍残党と長年戦い続けてきた北部魔法隊の隊長であり、その経歴に見合う高い戦闘能力を持つ。 強面で言動も荒々しく、必要だと判断した殺しは躊躇なく実行する。しかし不要な戦いは避けるなど軍人としては良識的で、戦いを離れれば面倒見の良さや気配りの上手さを発揮する二面性のある人物。一級魔法使い試験に参加した中でも屈指の猛者として注目される一方、主人公フリーレン一行の戦士シュタルクを熱心に自軍にスカウトする。
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フェルン(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ
フェルンとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。勇者と共に魔王討伐を果たした僧侶ハイターに引き取られた戦災孤児で、彼の死後は同じく勇者一行の一員であるエルフの魔法使いフリーレンの弟子となった。 フリーレンも認める素質の持ち主で、十代前半にして「1人前の魔法使い」へと成長。普段はだらしないフリーレンの私生活を支え、約束を破ると叱るなど一行の母親役を務める。旅仲間のシュタルクに対しては信頼と好意を寄せているが、後者については自覚していない。
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目次 - Contents
- 『葬送のフリーレン』の概要
- 『葬送のフリーレン』のあらすじ・ストーリー
- 勇者ヒンメルの死
- 魔法使いフェルンと戦士シュタルク
- 七崩賢・断頭台のアウラ
- 新たな出会いと別離
- 一級魔法使い選抜試験
- 北の大地の旅路
- 黄金郷のマハト
- 女神の石碑の導き
- ゼーリエ暗殺計画
- 『葬送のフリーレン』の登場人物・キャラクター
- フリーレン一行
- フリーレン
- フェルン
- シュタルク
- ザイン
- 勇者ヒンメルのパーティー
- ヒンメル
- ハイター
- アイゼン
- 人間
- フランメ
- グラナト伯爵
- オルデン卿
- デンケン
- リヒター
- ラオフェン
- ユーベル
- ラント
- ヴィアベル
- エーレ
- カンネ
- ラヴィーネ
- エーデル
- メトーデ
- レルネン
- ゲナウ
- ゼンゼ
- 南の勇者(みなみのゆうしゃ)
- グリュック
- レクテューレ
- 剣の里の里長(つるぎのさとのさとおさ)
- シュトルツ
- ザインの兄
- 戦士ゴリラ
- ダッハ伯爵
- ノルム
- エルフ
- ゼーリエ
- クラフト
- ミリアルデ
- ドワーフ
- フォル爺(フォルじい)
- ファス
- 魔族
- 魔王(まおう)
- クヴァール
- 断頭台のアウラ(だんとうだいのあうら)
- リュグナー
- リーニエ
- ドラート
- 全知のシュラハト(ぜんちのしゅらはと)
- 不死なるベーゼ(ふしなるベーゼ)
- 黄金郷のマハト(おうごんきょうのマハト)
- ソリテール
- 神技のレヴォルテ(しんぎのレヴォルテ)
- 『葬送のフリーレン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- フリーレン「人間の寿命は短いってわかっていたのに…なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう…」
- フェルン「あの方は正しいことをしたのです。救ったことを後悔してほしくない」
- アウラ「…ありえない…この私が…」
- 『葬送のフリーレン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 丸くなっていくフェルン
- 話題になった「フリーレン構文」
- 老若男女に勇気を与えた「ヒンメル理論」