血塗られし軍神リヴァーレ(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ
血塗られし軍神リヴァーレ(ちぬられしぐんしんリヴァーレ)とは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』に登場するキャラクター。人類側にもその名を広く知られた大魔族で、「魔族最強の戦士」を自負する猛者。
数百年を生きる大物魔族たちを前に自身を「老いぼれ」と称するなど、魔族としても非常に長命の人物。戦闘狂的な気質を持ち、強い戦士との戦いには嬉々として臨む。主要人物の1人であるシュタルクの故郷の村を襲撃し、彼以外の一族を皆殺しにした。
血塗られし軍神リヴァーレ(葬送のフリーレン)の概要
血塗られし軍神リヴァーレ(ちぬられしぐんしんリヴァーレ)とは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』に登場するキャラクター。人類側にもその名を広く知られた大魔族で、「魔族最強の戦士」を自負する猛者である。
数百年を生きる大物魔族たちを前に「老いぼれ」を自称するほど高齢の人物で、魔王軍が人類との終わりの見えない戦いを繰り広げていた時代にはそのすさまじい武力をもって活躍。勇者ヒンメル一行の一員であるドワーフの戦士アイゼンと対峙した際は、「自分の知る限り人類最強の戦士」と彼を称賛している。
(※本作ではエルフやドワーフといった亜人種を含めて「人類」として扱っている)
その勇者ヒンメル一行に魔王が討伐された後も生き残り、時に潜伏し時に暴威を振るって気ままに過ごす。ある時、大陸北部の戦士の一族の村を襲撃し、村一番とされた若き戦士シュトルツと矛を交えた。
この際、シュトルツはまだ幼かった弟のシュタルクを密かに逃がしている。「戦士でない者に興味は無い」ということなのか、「命懸けで弱い者を逃がそうとするシュトルツの戦士としての意気に免じて」ということなのか、リヴァーレはこの時シュタルクには何もせずに見逃している。
血塗られし軍神リヴァーレ(葬送のフリーレン)のプロフィール・人物像
自身を「老いぼれ」と称する、魔族としても非常に長命の人物。戦闘狂的な気質を持ち、強い戦士との戦いには嬉々として臨む。魔王に従っていたのも、「そうすれば人類側の強い戦士と戦える」というのが大きな理由である。
魔法ではなく武芸に特化して技術を磨いた魔族のことを人類側は「将軍」と呼んでおり、そのカテゴリーの中でも最強クラスの存在。リヴァーレ自身も「人類が自分のような魔族をそう呼称している」ことを理解しており、アイゼンとの戦いの前には自分の肩書きとしてそう名乗っている。
勇者ヒンメルと共に旅をしていた頃のアイゼンは戦士としての絶頂期にあり、リヴァーレも彼の噂を聞いて「いつか戦ってみたい」と考えていた。挨拶代わりとばかり叩き込んだ鉄拳をアイゼンに真正面から受け止められた際は、「俺の拳を止められる者と出会ったのは1世紀ぶりだ」と歓喜している。
血塗られし軍神リヴァーレ(葬送のフリーレン)の魔法・能力
その長い人生を通して武芸を磨いてきた、人類のカテゴリーにおいては「将軍」と呼ばれる魔族の戦士。その中でも「魔族最強」を自称する恐るべき猛者であり、大陸北部においてその名を広く知られた戦士の一族をたった1人で滅ぼすなど各地で暴れ回っている。
魔族ながら「戦士」であることに誇りを持ち、強い戦士との戦いを何よりの愉悦としている。強者と認めた相手との戦いでは、相手と同じ武器を使うことをポリシーとしており、様々な武器を使いこなす。しかしシュトルツとシュタルクの村を襲撃した際はこの流儀に反して終始戦斧を使っており、アイゼンとの戦いでよほど印象的な何かがあったのだと思われる。
血塗られし軍神リヴァーレ(葬送のフリーレン)の来歴・活躍
魔王軍最強の戦士として活躍
1000年以上前に生まれた魔王は、「人類との共存」を志し、彼らがどれくらいまで魔族の力に耐えられるのか調べようとでも考えたのか人類全体への戦争を開始。いつ終わるとも分からない戦いが大陸各地で延々と続き、いくつもの国や村が消えていった。
「特定の魔法の研究と研鑽を生涯続けていく」という魔法使い的な気質の強い魔族の中にあって、リヴァーレは戦士としてその力を発揮。人間側の戦士や魔法使いたちとの戦いで魔族の側にもおびただしい犠牲が出る中、数百年という長きに渡って闘争の中に身を置き続けた。
勇者ヒンメル一行との戦い
ある時、リヴァーレは魔王軍幹部「七崩賢」の一員である奇跡のグラオザームという魔族の招集を受け、魔王の打倒を目指して旅を続ける勇者ヒンメル一行の討伐に赴く。この戦いは先だって戦死した魔王の腹心全知のシュラハトの指示によるもので、そこには「1000年先の魔族」のためのなんらかの思惑があるとされていたが、リヴァーレは「強い者と戦える」ことにだけ興味を抱いていた。
集められた4名の魔族の内、終極の聖女トートは早々に興味を無くして帰還。リヴァーレは残ったグラオザーム、人類側にその名を知られていない大魔族ソリテールと共に勇者ヒンメル一行と戦うこととなる。
先陣を切ってヒンメル一行に仕掛けたリヴァーレは、まずは挨拶とばかり叩き込んだ自分の鉄拳を敵方の戦士が真正面から受け止めたことに歓喜。自身の名を名乗った上で、相手に何者かを尋ねる。
ヒンメルの仲間の戦士は、ドワーフ族のアイゼンという男で、魔族の間でもそのすさまじい力量が噂になっていた人物だった。リヴァーレは「俺の知る限り人類側最強の戦士」だとアイゼンを絶賛し、彼の得物に合わせて自身も戦斧を握り締める。恐るべき技と力、そしてアイゼンの攻撃をまともに食らっても傷1つ負わない頑強さで優位に立つが、アイゼンは防戦一方ながら「自分の目的はあくまで仲間のための時間稼ぎ」としてこれに対抗。一瞬の隙をついてリヴァーレを谷底に突き落とす。久々に存分に戦闘を楽しんだリヴァーレは、それが完全な決着を迎える前に終わってしまうことを残念だと感じながら、あくまで仲間のために戦い抜いたアイゼンの意気を汲んで退くのだった。
戦士の村を襲撃
勇者ヒンメル一行はその後も冒険を続け、ついに魔王を討ち果たす。リヴァーレはその後も生き延び、時に潜伏し、時に思うまま暴威を振るって人類の戦士を殺戮し、気ままに過ごしていた。
やがてリヴァーレは、大陸北部に強力な戦士の住まう村があると聞き、ここを襲撃。村で最強とされる若き戦士シュトルツは一族と共にリヴァーレを迎え撃つも、その前に自身の幼い弟のシュタルクを密かに村の外に逃がす。
シュトルツはシュタルクのことをかわいがっており、同時にその秘めた才能を高く評価していた。リヴァーレからすれば幼いシュタルクを追いかけて仕留めるのは造作もないことではあったが、戦う力のない者には興味が無かったのか、弱い者のために命懸けで自分の足止めをしようとするシュトルツの心意気を買ってか、黙って見逃している。
血塗られし軍神リヴァーレ(葬送のフリーレン)の関連人物・キャラクター
アイゼン
ドワーフの戦士で、勇者ヒンメルと共に魔王討伐を果たした英雄の1人。ヒンメルと共に旅をした頃は戦士としての絶頂期にあり、魔族の間でもその実力が知れ渡っていた。
勇者ヒンメル討伐の際にアイゼンと交戦したリヴァーレは、実際に彼の実力を確かめて「これほどの猛者と戦えるとは」と歓喜。アイゼンの戦い方に合わせて自身も戦斧を握り締め、戦士としての誇りをかけて矛を交えた。
アイゼン(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
アイゼンとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。ドワーフの戦士で、勇者ヒンメルと共に魔王討伐を果たした英雄の1人。竜に噛みつかれても無傷という非常識なほど頑強な体と、ダイアモンドすら握り潰すと豪語する怪力を持つ。
ヒンメル一行のメンバーの中では比較的常識人よりの立場だが、綺麗な花畑を見て仲間と一緒にはしゃぐなど意外とノリのいいところがある。ヒンメルが老衰で死去した後、シュタルクという少年と出会い、その戦士としての才能に驚きつつ師となって彼を導いた。
シュトルツ
大陸北部でその実力を広く知られた戦士の一族出身の青年。若くして"一族最強"と呼ばれるほどの実力を身に着けた俊英である。
弟のシュタルクをかわいがっており、同時にその秘めた才能を高く評価している。リヴァーレが村を襲撃した際は、「恐らく勝てないだろう」と判断し、震えながらも木剣を構えようとするシュタルクを「お前は生き延びるんだ」と言って逃がした。
シュトルツ(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
シュトルツとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。メインキャラクターの1人であるシュタルクの兄である。
戦士の村に生まれ、若くして一族最強の戦士となる。その証となる純白のマントをまとい、返り血すら浴びない完璧な戦いぶりを見せる。その一方で一族から「落ちこぼれ」扱いされていた弟の才能を信じ、誕生日にはハンバーグを作るなどしてかわいがった。大魔族リヴァーレに村が襲撃された際、シュトルツは「お前は生き延びろ」と弟を逃がし、自らは一族と共に散った。
シュタルク
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水鏡の悪魔(シュピーゲル)とは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』に登場する魔物の一種。一級魔法使い試験の二次試験では、この魔物を攻略するために本来競争相手である参加者たちが手を組むこととなった。 自分に近づいた人間の複製体を作り出し、これを操る力を持つ。この複製体は元となった人物とまったく同じ力を持つ上に、水鏡の悪魔の魔力が続く限りいくらでも作ることが可能。作中では零落の王墓と呼ばれる迷宮の最深部に巣食い、魔王討伐の英雄フリーレンの複製体を作って猛威を振るった。
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ヴィアベル(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ
ヴィアベルとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。魔王軍残党と長年戦い続けてきた北部魔法隊の隊長であり、その経歴に見合う高い戦闘能力を持つ。 強面で言動も荒々しく、必要だと判断した殺しは躊躇なく実行する。しかし不要な戦いは避けるなど軍人としては良識的で、戦いを離れれば面倒見の良さや気配りの上手さを発揮する二面性のある人物。一級魔法使い試験に参加した中でも屈指の猛者として注目される一方、主人公フリーレン一行の戦士シュタルクを熱心に自軍にスカウトする。
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フェルン(葬送のフリーレン)の徹底解説・考察まとめ
フェルンとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。勇者と共に魔王討伐を果たした僧侶ハイターに引き取られた戦災孤児で、彼の死後は同じく勇者一行の一員であるエルフの魔法使いフリーレンの弟子となった。 フリーレンも認める素質の持ち主で、十代前半にして「1人前の魔法使い」へと成長。普段はだらしないフリーレンの私生活を支え、約束を破ると叱るなど一行の母親役を務める。旅仲間のシュタルクに対しては信頼と好意を寄せているが、後者については自覚していない。
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目次 - Contents
- 血塗られし軍神リヴァーレ(葬送のフリーレン)の概要
- 血塗られし軍神リヴァーレ(葬送のフリーレン)のプロフィール・人物像
- 血塗られし軍神リヴァーレ(葬送のフリーレン)の魔法・能力
- 血塗られし軍神リヴァーレ(葬送のフリーレン)の来歴・活躍
- 魔王軍最強の戦士として活躍
- 勇者ヒンメル一行との戦い
- 戦士の村を襲撃
- 血塗られし軍神リヴァーレ(葬送のフリーレン)の関連人物・キャラクター
- アイゼン
- シュトルツ
- シュタルク
- 血塗られし軍神リヴァーレ(葬送のフリーレン)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「お前の前に立ちはだかるのは、魔族最強の戦士だ」
- 血塗られし軍神リヴァーレ(葬送のフリーレン)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 「リヴァーレ」は“ライバル”を意味するドイツ語