西谷夕(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
西谷夕(にしのや ゆう)は、漫画『ハイキュー!!』の登場人物で烏野バレー部の2年生レギュラー。ポジションはリベロ。「烏野の守護神」と称され、チームメイトからの信頼も厚い。小柄だが身体能力は非常に高く、中学時代にベストリベロ賞を獲得した一流プレイヤーだ。ワイルドで常に前向きな性格で、チームのムードメイカーである。「女子の制服が好みだった」ことが動機となり烏野高校に入学した。マネージャーの清水潔子(しみず きよこ)に憧れている。
春高宮城県代表決定戦が始まった
春の高校バレー宮城県代表決定戦は、IH宮城県予選大会のベスト8と春高宮城県一次予選を勝ち抜いた8校を合わせた計16校で1つの全国出場枠を争う大会だ。仙台市体育館には日本ユースにも選ばれている超高校級エース牛島若利(うしじま わかとし)を擁する白鳥沢学園高校や、天才セッター及川徹率いる青葉城西など、宮城県内の強豪校が集まっていた。
代表決定戦1回戦、条善寺戦
代表決定戦、1回戦の相手は条善寺高校となった。周囲から「お祭りチーム」と称される条善寺高校は、バレーボールの試合を最高の「あそび」と呼ぶ。型に捕らわれず、どんなボールも柔軟に対応するチームで、烏野は対処方法に手を焼いていた。
ネットインしたボールを田中が触り、味方コートのうしろ壁際に落ちそうなボールを日向が繋ぎ、その難しいボールを西谷が相手コートに返球した。返球先がよい場所で相手はボールを落とし、烏野の得点となる。運動能力の面でも、西谷は烏野で1、2番を争うほど凄い選手なのだ。1セット目は、序盤の劣勢を引っ繰り返して烏野が25-21で先取した。2セット目は1セット目と違って烏野優位の試合となり25-20、セットカウント2-0で烏野が勝利した。
代表決定戦準々決勝、和久谷南戦
西谷は「烏野の守護神」であり、烏野の守備を担う中心人物である。烏野の守備は主に、リベロの西谷とキャプテンの澤村が担っている。和久谷南高校は、1番でキャプテンのウィングスパイカー3年中島猛(なかしま たける)を軸とした粘りのチームだった。烏野にとって、音駒や青葉城西のようなベースのしっかりした粘りのあるチームは苦手な対戦相手だった。一方、和谷南の中島は試合はじめ、烏野バレー部について「県内一のトンデモチーム、対戦できるなんて超ラッキー」と思っていた。
西谷は、目立たないがとても丁寧なプレーをコツコツ積み重ねていた。この試合は、チームを支えるそれぞれのキャプテン同士の駆け引きや土台が試されることが多く、「ザ・キャプテン対決」だったが、1セット目の終盤、烏野のキャプテン澤村が怪我で退場してしまう。澤村に代わってコートに入ったのは、2年生の中で次期キャプテンの呼び声高いウィングスパイカー縁下力(えんのした ちから)だった。1セット目は25-20で烏野が逃げ切った。2セット目は和久谷南にとられるが、3セット目は烏野が取り、セットカウント2-1で烏野バレー部が準決勝に勝ち進んだ。
代表決定戦準決勝、青葉城西戦
宮城県大会準決勝の相手は、青葉城西高校だ。練習試合を含めると、烏野バレー部は3度目の対戦になる。烏野にとっては、天才セッター及川徹の3年間が詰まった最高の青葉城西と戦える最後のチャンスだった。
試合は及川の強烈なサーブから始まるが、烏野のキャプテン澤村がきっちりあげる。この時、烏野のセッター影山はファーストタッチだったためそれ以降ボールに触ることが出来ず、リベロの西谷がアタックラインからジャンプしてトスを上げる高難度の技を決める。西谷のトスを東峰が強烈なスパイクで決め1点目を先取した。西谷のジャンプトスは、インターハイ予選で青葉城西と対戦した時、青葉城西の2年生リベロ渡親治(わたり しんじ)が披露した技だった。
烏野は、及川のサーブ攻略として、リベロの西谷と主将澤村の2人体制をとっていた。試合後半で威力を上げてきた及川のサーブは結果アウトになったが、その凄まじい破壊力に西谷も驚いた。このセット最後は、青葉城西16番のスパイクミスが烏野の得点となり、25-22で烏野が先取した。
2セット目はじめ、東峰のジャンプサーブはアウト。次の及川のサーブも西谷がジャッジしてアウト。青葉城西は1セット目の最後に投入された2年生のウィングスパイカー京谷賢太郎(きょうたに けんたろう)が得点源となり、青葉城西にリードされるペースで進む。なかなか2点差が縮まらない。試合中盤、及川のサーブがネットインしたとき西谷が見事に拾ったのだが、西谷は「クソ!!身構えすぎた!」と悔しがる。身構えすぎて体が硬くなり、1歩目が遅れたのだ。烏野の16番攻略のために菅原が投入され、16番狙いのサーブで京谷に膝をつかせ、スパイクの助走を阻む。しかし、青葉城西は京谷以外にサーブレシーブさせる対処法をとってきた。その後、19-23で烏野がリードされたところで、山口がピンポイントサーバーとして投入されサービスエースなど連続得点を重ね、遂に24-23と烏野がリードした。ここから1点差の取っては取返しが続き、最後は青葉城西の副主将で3年のウィングスパイカー岩泉一(いわいずみ はじめ)がスパイクを決め、26-28で烏野は青葉城西に2セット目を取られる。
3セット目も接戦だった。西谷が変わらず着実な守備で烏野に貢献する中、烏野の1年ミドルブロッカー月島が厄介な京谷の攻略に取り掛かる。月島は相手のトスに合わせてブロックに入ることで、敵スパイカーにプレッシャーを与え続ける“リードブロック”を得手とする選手である。これにより敵の攻撃の選択肢を狭めるという役を務め、チーム全体でコートを守る“トータルディフェンス”の要を担っている。
月島は、京谷が田中にめがけてスパイクを打ってきたところをポジションチェンジしてブロックでドシャットを決めた。このとき月島は、スパイカーが田中をめがけて打ってくることを分かって、トスが上がってくるのと同時に田中とポジションをチェンジして、京谷のスパイクをドシャットブロックした。
3セット目の中盤でも、相手方攻撃からのカウンターで西谷はジャンプトスをきれいにさばく。西谷のジャンプトスはすっかり定着してきたようだ。しかし、未だ12-12、15-15、16-16、18-18という接戦が続いている。及川のサーブが決まり、22-24で青葉城西のセットポイントになってしまう。ここはキャプテン澤村が及川のサーブを拾い、烏野のエース東峰がスパイクを決め23-24。しかし、この大事な場面で西谷は日向をチェンジしてコートから出てしまう。
3セット目、西谷不在の中、日向のブロックや影山のツーアタックで、烏野が24-24に追いつく。画像の「才能とセンス」とは、及川が試合中言及している「才能は開花させるもの、センスは磨くもの」という言葉からついた副題である。最後は日向のセンター攻撃が決まり、烏野がセットポイント2-1で勝利した。青葉城西はまさかの準決勝敗退。烏野は宮城県大会決勝進出を決めた。
宮城県大会決勝、白鳥沢学園戦
春高宮城県決勝戦が始まった。センターコートに両チームの選手が整列したあと、両チームのメンバーが1人ずつ紹介される。西谷は紹介されるとジャンプしてポジションについた。
烏野は会場の雰囲気に呑まれ、試合が開始すると味方同士のミスや牛島のスパイクなどで白鳥沢に5連続ポイントを許す。烏野の天才リベロ西谷は、回り込んで「捉えた」と思ったサウスポー牛島の逆回転のかかったスパイクを弾いてしまう。
西谷は、チームメイトの3年生、澤村と東峰に「3本ください、必ず慣れてみせます」と伝える。前日の対白鳥沢戦対策のミーティングで、西谷は「白鳥沢に牛若ありなら、烏野には俺ありっスから」と言っていた。
前日のミーティングは、主に3年生のウィングスパイカー牛島若利(うしじま わかとし)対策だった。白鳥沢は個の力で攻めてくる。烏野は個人同士で戦ったら白鳥沢には勝てなくても、コートにいる6人全員で戦えば牛島にも対応できるし、全体の攻撃力では白鳥沢にも勝るとも劣らない実力があると烏養コーチは分析していた。トータルディフェンスでは、牛島に3枚ブロックがとんでコースを絞り、スパイクの先には烏野が誇るスーパーリベロ西谷がレシーブをする形をとる作戦だ。
西谷は、「烏野の守護神」と呼ばれる宮城県内トップのリベロであり、全国レベルの実力を持つ選手だ。烏野のチームメイトも、まずは西谷がいつも通りのプレーで活躍することを期待していた。そこに願ってもないチャンスが到来した。牛島のサーブのターンで、西谷はレシーブ位置についた。
1セット目、西谷は有言実行の3本目で、牛島のサーブを見事完璧にとらえて上げた。これには、烏野の選手が皆「上がったー!!」と歓喜する。
西谷がきれいに牛島のサーブを上げると、影山がスパイクモーションからのきれいなセットアップを見せ、試合序盤からいつも通り調子を上げていた田中がキレイなスパイクを決めた。画像は、田中がスパイクを決めたあと、西谷と田中がハイタッチをしている場面である。この後も西谷は、牛島がブロックの上から打ってきたスパイクもきれいに上げている。
5セットマッチの1セット目は、16-25で白鳥沢に先取されてしまう。2セット目は、白鳥沢の「ゲスモンスター」と呼ばれる3年のミドルブロッカー天童覚(てんどう さとり)が調子を上げてくる。西谷も、ドシャットされたボールを全部拾うことは難しい。ちなみに「ゲスモンスター」とは、人並外れた洞察力を生かした直感や読みによる「ゲスブロック」を操る天童につけられたニックネームだ。天童対策として、コートの横幅めいいっぱい使って攻撃する方法で烏野は対応する。2セット目の烏野はMB月島のリードブロックや、いつも通りのスパイクを決め続けるWS田中が活躍する。
2セット目中盤になると烏野のブロックのタイミングも合ってきた。ブロックでコースを絞った先には烏野のスーパーリベロ西谷が待ち構えている「トータルディフェンス」が完成する。最後は、白鳥沢の2年生セッター白布賢二郎(しらぶ けんじろう)の少しのミスを見逃さず、烏野のMB月島が牛島のスパイクをドシャット決めて烏野が31-29でセットを取りかえした。
3セット目は白鳥沢が25-18で再び取り返した。25点目の牛島の強烈なスパイクをレシーブした西谷はそのパワーで吹き飛ばされた。東峰が心配して西谷に声をかけるが、西谷は怒りを露わにしてこう言っている。「バレーでデカい奴が有利なのは事実。そんで今奴よりデカい奴はここにはいない。唯一奴と対等なのは俺なんです」。バレーボールは空中でボールを操る球技で、空中戦ではどうしても身長が高い者、身長を生かして高く跳べる者が有利になる。しかし地上戦では身長の高さやどこまで高く跳べるのかは問題ではない。地上戦で吹き飛ばされたことを悔しがっていた西谷は、4セット目のはじめ同じコースに打ち込まれた牛島のスパイクをキレイに上げて、すぐに3セット目のリベンジを果たした。
4セット目は両者の好プレーで24-24になる。25-26で白鳥沢が初めてマッチポイントを迎えて牛島のサーブ。牛島の鬼サーブを西谷が上げて、烏野の得点となり再びデュースになる。このセットは29-27で烏野がセットを連取した。決勝戦5セットマッチは、フルセットまで持ち込む大接戦となった。ファイナルセットは15点までだが、選手たちの疲労はピークに達していて足を動かすことすらしんどい様子だった。そのような中、5セット目の序盤で烏野のMB月島が怪我で離脱してしまう。
中盤、西谷のアタックラインからのジャンプトスでシンクロ攻撃、田中の強烈なスパイクが決まる。ここで、烏野の影山が復活してすぐ日向の真下打ちスパイクが決まる。この後、コツコツ得点を重ねた烏野は白鳥沢に追いつき13-12で追い抜く接戦となる。この後もデュースが続き、ついに14-15で白鳥沢のマッチポイントがやってくる。ここで怪我の応急手当てを終えたMB月島が復帰する。再び15-15のデュースの次、16-15で烏野がブレイクした。18-18のデュースで白布のサーブがネットインする瞬間、烏野の他の選手が消耗で咄嗟に足を動かせない中、西谷が飛び込んでレシーブするファインプレーを見せた。西谷は守備の要のリベロであり、空中戦はチームメイトが戦う場、地上戦は自らが戦う場だと普段から心得ているので、皆が拾えないボールを西谷は全部拾う気だった。また、西谷の運動能力や瞬発力は、烏野の中では日向や田中と同様、群を抜いていた。
白布のネットインしたサーブを飛び込んでレシーブした西谷だが、そのボールは相手方コートのネット上へあがり、それを白鳥沢の1年生でウィングスパイカーの五色工(ごしき つとむ)がダイレクトで叩き落す。ここで、西谷は再びレシーブする超ファインプレーを見せた。
五色のスパイクを見事キレイにレシーブした西谷に会場中がどよめき歓声が上がる。西谷がレシーブしたボールを東峰がスパイクで決めた。「烏野には俺ありっスから。でも俺にもできないことがある。だから無理を承知で言います。太ももがはち切れようとも空中戦は頼みます」と西谷。最後はシンクロ攻撃で日向のスパイクが決まり、烏野が21-19でファイナルセットを取った。烏野はセットカウント3-2で白鳥沢を下し、全国大会出場を決めた。
烏養前監督が退いてから数年間不遇な時期を過ごした烏野バレー部は、「堕ちた強豪、飛べない烏」という不名誉な異名をつけられていた。しかし、烏養コーチのもと結成された新生烏野バレー部は、春の高校バレー宮城県大会の頂点に立ち、名実ともに強豪校へ返り咲いた。
春の高校バレー全国大会を控えて
春高全国大会に向けて烏野高校バレー部は準備を始めた。まず、身長とジャンプの最高到達点を記録した様子。画像はその記録だ。烏野では、ジャンプの最高到達点第1位は影山。第2位は月島。第3位は、東峰と日向。西谷はリベロなのであまりジャンプの到達点は重要ではないかもしれないが、302センチメートルで菅原や木下よりも高く跳べることが証明されている。
1月に始まる春高全国大会までの間に烏野バレー部にも変化があった。まず、烏野の好敵手である音駒高校が春高全国大会への出場を決め、全国大会で戦う可能性ができた。ついに「ゴミ捨て場の決戦」が実現できるかもしれないという期待は、烏野バレー部全員のやる気に繋がっていった。「ゴミ捨て場の決戦」とは、中学生時代からライバル関係だった烏養前監督と猫又監督が約束した「公式戦(全国大会)で戦うこと」である。約束の地での再会は中学生時代には叶わず、お互いが母校の高校でバレー部の監督をしていると知ってからは、烏野バレー部と音駒バレー部が全国大会で一戦を交える約束になった。そして、烏養前監督が病気で引退し、猫又監督もご高齢であることから、「ゴミ捨て場の決戦」の約束は果たされないまま終わるかもしれなかった。
また、全国大会を控えたこの時期、影山は全国ユース合宿に呼ばれ、月島は宮城県ユース合宿へ召集された。西谷と烏野バレー部はサーブ強化週間で、西谷は山口や木下のジャンプフローターサーブ(以下ジャンフロ)のレシーブ練習をしていた。これは文字通りジャンプしてフローターサーブを打つことで、フローターサーブとはボールを無回転で打つことで予測できない変化をつけることができるサーブである。
春高全国大会に向けて、烏養コーチが練習試合の相手に選んだのは、「鉄壁」のブロックを誇る伊達工業だった。西谷のレシーブの安定感は相変わらず素晴らしかった。レシーブの技術よりも素晴らしかったのは、セッター影山の言い方を選ばない指摘「邪魔ッス(バックアタックの邪魔をしているの意味)」に対して、理由を聞くとプレイに素直に戻っていつも通りのレシーブをしたり、セッター影山にボールを繋いだりしているところだ。技術的な面で西谷のプレーに直してもらいたい点を指摘できるのは影山くらいで、その彼の力と言葉を認められるようになったのは、西谷が自分の中にある「まだまだうまくなりたい」という飽くなき向上心とより素直に向き合い始めた証拠である。この経験は、春高全国大会の音駒高校戦で生かされ、実況中継の解説者に西谷は褒められていた。
春の高校バレー全国大会
1回戦、椿原学園戦
春の高校バレー全国大会1回戦が始まった。対戦相手は、神奈川県代表の椿原学園(2年連続2回目)だ。
試合序盤で、相手方の3年生エース、ウィングスパイカーの寺泊基希(てらどまり もとき)が味方ブロックの頭上から叩き込んできたスパイクを、西谷がきれいにレシーブした。1セット目は25-23で烏野が先取した。
2セット目、烏野は立ち上がりは調子がよかったものの、相手方チーム1年のウィングスパイカー姫川葵(ひめかわ あおい)の天井サーブに連続得点を許していた。姫川の3本目のサーブは西谷の構える位置へ打たれた。西谷はこれをキレイにレシーブしてチームを盛り上げた。このセットも、相手方エース寺泊の強烈なスパイクを西谷はキレイにセッターへ届ける。2セット目も25-23で烏野が取った。セットカウント2-0で烏野は2回戦へ進出する。
2回戦、稲荷崎戦
二回戦の相手は、シード校で優勝候補の呼び声高い稲荷崎高校で「最高の挑戦者」と言われている。稲荷崎高校は宮城県の強豪白鳥沢学園と同様、全国から優秀な選手を集めている。稲荷崎高校は、昨年のインターハイ全国大会と春の高校バレー全国大会で全国3位、今年のインターハイ全国大会で準優勝したノリにノッテいるチームだ。前日のミーティングでも、烏養コーチは残念そうに稲荷崎は優勝候補だと漏らしている。2回戦は、「”未知の古豪”烏野が”最高の挑戦者”稲荷崎に挑む」形になった。
試合を観戦しているバレー関係者らからも、烏野のリベロ(西谷)が上手だという声が上がっていた。西谷はレシーブだけでなく、ずば抜けた運動能力で味方がはじいたボールを上手に繋ぐファインプレーを見せた。西谷は、後輩の日向がレシーブを上げると、「翔陽はわかってあそこにいたぞ」と、試合中に後輩の成長も感じ取っていた。
1セット目24-24で、2年生セッター宮侑(みや あつむ)は強烈なジャンフロで田中を狙ってきたところ、西谷がカバーしてサーブレシーブを上げる。1セット目は田中の調子が上がらないままだったのだが、最後は田中の超インナースパイクが決まり、27-25で烏野が1セット目を先取した。
2セット目から、西谷は宮侑は、「リベロのとれないサーブを打てるとカッコいい」という理由だけで狙われる。1セット目に田中に代わって侑のサーブをさばいたときに、西谷はジャンフロのレシーブが苦手だと察知されたせいでもある。侑のサーブは、ジャンプサーブとジャンプフローターサーブの二刀流だ。オーバーを苦手としていた西谷は、大きく変化するサーブをオーバーハンドで取ろうとして弾いてしまう。
宮侑にサーブで狙われてミスをした西谷をチームメイト全員が心配し、声をかけようとすると、西谷は「指たてふせ」をして必死に平常心を取り戻そうとした。これは、春高全国大会に向けたサーブ強化週間中、木下のジャンフロを西谷がレシーブミスしたときに自ら行っていたペナルティである。西谷は、自らの成長できるのびしろはオーバーハンドでレシーブすることだと自覚していて、選択肢が増えると分かっているのに練習しない理由はないと言い、木下のジャンフロをレシーブする練習をしていた。ジャンフロを武器にしたピンポイントサーバーの役割を担っている木下にとっても、ギブ・アンド・ギブンの良い関係だった。
2セット目、西谷を狙った宮侑のサーブの4本目はアウト。烏野の得点となるが、西谷はとても悔しそうにしていた。その後、2年ウィングスパイカーの銀島結(ぎんじま ひとし)の強烈なサーブも西谷はキレイに上げて見せた。しかし、2セット目は16-25で稲荷崎高校が取り返した。
3セット目に入っても、相変わらず宮侑はサーブで西谷を狙ってきた。西谷はタイムアウトのときチームメイトに、「超ガキの頃、すげえビビリだったんすよ」と打ち明けている。西谷は、宮侑のサーブが怖くて一歩が出ず、床に足が張り付いた気がして、なんか懐かしい気がしたと言っていた。
タイムアウト明けに宮侑がジャンフロで再び西谷を狙ってきたが、これを西谷はオーバーハンドで完璧にレシーブした。西谷が自らブレイクスルーした瞬間だった。西谷がレシーブしたボールを東峰がきれいなスパイクで決めた。烏野は10-7とリードする。このあと稲荷崎が調子を上げるが、20-20の大接戦となる。3セット目は24-22で稲荷崎がマッチポイントを迎えるが、烏野はコツコツと追い詰め、影山のサービスエースで24-24のデュースに持ち込むと日向の速攻真下打ちで勝ち越した。取っては取られを繰り返し30-30になり、影山のツーアタックで31-30と烏野が勝ち越した。最後は、相手方が日向・影山の速攻をまねた攻撃であるマイナス速攻を繰り出してきたところを、本家の日向と影山がブロックしてボールが稲荷崎コートへ落ちて試合終了。セットカウント3-1で烏野高校が優勝候補稲荷崎高校を下し、3回戦進出を決めた。
3回戦、音駒高校戦
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牛島若利(うしじま わかとし)とは『ハイキュー!!』に登場する、強豪校として不動の王者「白鳥沢学園高校」のスパイカー。大砲級のパワーで大量得点を奪い取る”絶対王者”として活躍する。全国三本の指に入るスパイカーだ。キャプテンとしてチームメイトや監督からの信頼が高い。19歳以下の日本代表にも選出された逸材。真面目な性格で天然なところもある。超バレー馬鹿で、自分に厳しく一切の妥協は許さない。日本代表のエースとして活躍する。
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天童覚(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
天童覚(てんどう さとり)とは『ハイキュー!!』に登場するキャラクターで、バレーボール強豪校として不動の王者「白鳥沢高校」のミドルブロッカーとして活躍する。直感と読みで跳ぶブロック「ゲスブロック」を得意としているため「ゲスの怪物(ゲスモンスター)」と言われている。ゲスブロックでドッシャとブロックを決めチームに貢献している。ブロックを決め叫ぶ場面がありお茶目な一面がある。そして全国3本の指に入るアタッカー牛島若利と親友として卒業後も交流があり相談に乗りアドバイスをするなどしっかりした一面もある。
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及川徹(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
及川徹とは高校バレーを題材にした古舘春一の漫画『ハイキュー!!』のライバル校青葉城西高校の主将。ポジションはセッターで中学時代ベストセッター賞を受賞したほどの実力者。主人公の一人である影山飛雄の中学時代の先輩で、「ブロックとサーブを及川さんを見て覚えた」というほど影響を与えた。一方、自らは影山や同世代の牛島若利といった、いわゆる天才の存在を受け、「自分は凡人である」と自覚し、敗北を乗り越え、努力を続け、卒業後はアルゼンチン代表として、日本のライバルたちに立ち向かった。
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黒尾鉄朗(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
黒尾鉄朗(くろお てつろう)とは『ハイキュー!!』に登場する、音駒高校の主将でミドルブロッカーだ。主将としての、チームをまとめる力・仲間を育てる能力が高い。プレー中に挑発したり、揺さぶりをかけたりして相手の平常心を奪う心理戦も得意だ。状況に応じて様々なブロックを使い分け、相手スパイカーの攻撃を素早く見極める能力が高い。ブロックだけでなく、レシーブ・スパイク・サーブとどれも優れているオールラウンダーだ。卒業後は選手としてではないが、バレーボールを普及させようと動いている。
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木兎光太郎(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
木兎光太郎(ぼくとこうたろう)とは『ハイキュー!!』シリーズの登場人物で東京都の梟谷学園高校3年生で主将でありエースである。 真っ直ぐで攻撃的なプレイは敵味方関係なく圧倒し、士気を高める。得意なスパイクコースは超インナークロス。 常にテンションは高いが、意外なところでメンタルがやられ気分の浮き沈みが激しい。 高校卒業後はVリーグDivision1の「MSBYブラックジャッカル」に所属。
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菅原孝支(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
菅原孝支(すがわら こうし)とは、漫画『ハイキュー!!』に登場する烏野高校バレー部の3年生で副主将。ポジションはセッター、背番号は2。同じポジションの1年生レギュラー影山飛雄(かげやま とびお)の才能を開花させた偉大な先輩のうちの1人。試合では、篤実なセッターとして他校に知られている。性格がよく、明朗闊達で思いやりがあり、人に対してもバレーボールに対しても真っすぐ。3年生の主将澤村大地(さわむら だいち)には少々悪ノリしやすいと言われる。3年生同士は仲が良く、部活を通して培ってきた友情は厚い。
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星海光来(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
星海光来(ほしうみ こうらい)とは『ハイキュー!!』に登場する、「鴎台高校」のウィングスパイカーだ。169cmと小柄でありながら、高い技術力をもち空中戦を制していた「小さな巨人」に憧れた世代であり、1番近いと言われている。初登場は漫画24巻の影山も参加したユース合宿である。全ての技術においてトップクラスである。この影山との出会いが、日向を更に成長させるきっかけとなる。高校卒業後、プロリーグである「シュヴァイデンアドラーズ」でアウトサイドヒッターとして活躍。日向との再戦を果たす。
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佐久早聖臣(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
佐久早聖臣とは『ハイキュー!!』に登場する井闥山学院の2年生エーススパイカー。全国3大エースの中で唯一の2年生で異常な手首の柔らかさを活かした強力な回転がかかるスパイクが武器。性格は潔癖で神経質。また何かをやり始めたら中途半端に出来ず、最後までやり遂げないと気が済まない。 高校2年生のインターハイではチームを全国優勝に導いている。高校卒業後は大学に進学しMVPを受賞している。その後V1チームのMSBYブラックジャッカルに入団しアウトサイドヒッターとして活躍、また日本代表にも選出される。
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宮治(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
宮治(みや おさむ)とは、古舘春一の高校バレーを題材にした漫画作品『ハイキュー!!』に登場する稲荷崎高校の2年生でウィングスパイカー。主人公の日向翔陽(ひなた しょうよう)、影山飛雄(かげやま とびお)の在籍する烏野バレー部が“春の高校バレー”全国大会に出場した時、2回戦の対戦相手として登場する。宮治の在籍する稲荷崎高校は、その大会で優勝候補と目されていた。宮治には双子の弟で「高校生ナンバーワンセッター」と言われる宮侑(みや あつむ)がいる。
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谷地仁花(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
谷地仁花(やち ひとか)とは、漫画『ハイキュー!!』に登場する烏野高校バレー部のマネージャー。主人公の日向翔陽(ひなた しょうよう)、影山飛雄(かげやま とびお)と同じ1年生で、進学クラスに在籍している。インターハイ予選終了後、後任を探していた3年生の清水潔子(しみず きよこ)にスカウトされて入部した。デザイナーの仕事をしている母親と同様デザインの仕事が好きで、烏野高校バレー部が遠征する際の支援寄付用ポスターを制作するなどして、陰ながら部を支える。
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日向翔陽(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
日向翔陽(ひなた しょうよう)とは『ハイキュー!!』に登場する、烏野高校のミドルブロッカーだ。そしてこの物語の主人公だ。ミドルブロッカーとしては低身長だが、常人離れした瞬発力とずば抜けたジャンプ力を合わせ持つ高い身体能力を活かし、相手をかき乱す”最高の囮”として活躍する。向上心が強く努力を怠らない性格で高校卒業後は、単身ブラジルへ渡りビーチバレーで技術を磨く。そして日本代表ではオポジットとして活躍し、その翌年には海外へ行き、世界クラブ選手権に出場する。
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田中龍之介(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
田中龍之介(たなかりゅうのすけ)とは、『ハイキュー!!』に登場する烏野高校の2年生。パワフルなスパイクで、チームの得点を叩き出す。烏野の元気印として試合のファーストポイントを任されることが多い。ポジションは、ウィングスパイカー。スパイクの技術も安定感もある優秀なスパイカーと周囲から称されている。烏野バレー部の時期エースとして期待される。一見パンチの強いタイプだが、後輩の面倒見が良く、後輩から慕われている。マネージャーの清水潔子(しみずきよこ)に絶賛片思い中。
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昼神幸郎(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
昼神幸郎(ひるがみ さちろう)とは古舘春一の高校バレーを題材にした漫画作品『ハイキュー!!』の登場人物で、鴎台高校のバレーボール部に所属する2年生である。ポジションはミドルブロッカー(MB)。鴎台は全国トップクラスのブロックを誇るチームであり、全国ベスト4に入る強豪である。その鴎台でブロックの要として活躍していることから「不動の昼神」という異名を持つ。物腰柔らかい雰囲気があるが、試合中は迫力のある表情になる。冷静に状況を分析する能力に長けていて、落ち着いたプレーでチームに貢献する。
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山口忠(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
山口忠(やまぐち ただし)とは『ハイキュー!!』に登場するキャラクターで、「落ちた強豪、飛べない烏」と呼ばれている「烏野高校」のミドルブロッカー。身長が高くクレバーな月島、天才の影山、最強の囮日向と同期であり、レギュラーに入ることもできず、当初は目立たない存在であった。しかし、自分だけの武器を見つけるべくサーブを特訓し、チームで欠かせない選手に成長。変人だらけの烏野1年の中で一番まともな性格をしており、よくツッコミ役に回る。しかし幼馴染の月島のことになると熱くなってしまう一面も持つ。
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灰羽リエーフ(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
灰羽リエーフ(はいば りえーふ)とは、『ハイキュー!!』の登場人物で、東京の強豪、都立音駒高等学校男子バレー部に所属する1年生。日本人とロシア人のハーフだが日本生まれ日本育ちのため、ロシア語は話せない。名前のリエーフはロシア語で”獅子”を意味する。 バレーは高校に入学してから始めたため、周りから下手だと言われているが、生まれ持った高身長、身体能力、バレーのセンスを兼ね備えている。 主人公の日向翔陽がいる宮城県立烏野高等学校と”ゴミ捨て場の決戦”を実現させるため全国大会への出場を目指していく。
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夜久衛輔(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
夜久衛輔(やく もりすけ)とは『ハイキュー!!』内で登場する音駒高校のリベロ(R)。主人公日向翔陽(ひなた しょうよう)の所属する烏野高校とは因縁の関係であり、何度も試合を行っており、互いを高め合うよきライバルである。リベロとしての能力が非常に高く、その存在だけで相手のスパイカーにプレッシャーを与えるほどの存在感がある。個性豊かなチームメンバーをまとめるおかん的な役割をしていることが多いが、後輩を叱ったりする一面から鬼先輩と呼ばれることもある。
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白布賢二郎(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
白布賢二郎(しらぶ けんじろう)は漫画『ハイキュー!!』の登場人物で、宮城県の絶対王者といわれた白鳥沢学園高校バレー部の2年生セッター。中学生のとき、1学年上のスパイカー牛島若利(うしじま わかとし)に憧れて、一般入試で入学した秀才。2年生で正セッターの座を射止めた努力家でもある。派手さはないがミスの少ないトスが持ち味で、強力なスパイカーを生かすトス回しが特徴。“シンプル・イズ・ベスト”を追求する白鳥沢学園のコンセプトにマッチするセッターだ。目立たないが気が強く、実力のある選手たちを支える。
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目次 - Contents
- 西谷夕のプロフィール・人物像
- 西谷夕のポジション・能力
- 西谷夕の来歴・活躍
- 西谷夕の幼少期
- 部活に合流する「烏野の守護神」西谷夕
- はじめて「先輩」と呼ばれる
- 音駒との練習試合を控えて
- ゴールデンウィーク合宿
- 音駒バレー部との出会い
- インターハイ宮城県予選大会
- マネージャー清水潔子の応援
- 「堕ちた強豪、飛べない烏」
- インハイ予選1回戦、常波戦
- インハイ予選2回戦、伊達工業戦
- インハイ予選3回戦、青葉城西戦
- 8月に行われる春高予選に向けて
- 春高予選はIHと同じチームで
- 東京遠征へ向けて準備する選手たち
- 西谷がみつけた新しい課題
- 夏休み長期合宿にて
- 春高バレー宮城県大会
- 第一次予選大会が始まった
- 一次予選第2回戦(烏野は初戦)、扇南戦
- 一次予選第3回戦(烏野は2回戦)、角川学園戦
- 春高宮城県代表決定戦が始まった
- 代表決定戦1回戦、条善寺戦
- 代表決定戦準々決勝、和久谷南戦
- 代表決定戦準決勝、青葉城西戦
- 宮城県大会決勝、白鳥沢学園戦
- 春の高校バレー全国大会を控えて
- 春の高校バレー全国大会
- 1回戦、椿原学園戦
- 2回戦、稲荷崎戦
- 3回戦、音駒高校戦
- 準々決勝、鴎台戦
- 春高全国大会最終試合を終えて
- イタリアでカジキをとっていた西谷
- 西谷夕の関連人物・キャラクター
- 東峰旭(あずまね あさひ)
- 夜久衛輔(やく もりすけ)
- 西谷節男(にしのや みねお)
- 清水潔子(しみず きよこ)
- 日向翔陽(ひなた しょうよう)
- 影山飛雄(かげやま とびお)
- 田中龍之介(たなか りゅうのすけ)
- 木下久志(きのした ひさし)
- 西谷夕の名言・名シーン/名シーン・名場面
- 「たとえ身長が2mあったって俺はリベロをやる」
- 「強い方がコートに立つ!これ当然です」
- 「いいじゃないスか、どう見られるのかなんて! 自分でカッコイイと思ってれば!!」
- 「ローリングサンダー・アゲイン」
- 「背中は俺が護ってやるぜ」
- 「白鳥沢には牛若あり。なら、烏野には俺ありっすから」
- 「三本ください。必ず慣れて見せます」
- 全国屈指のエース・牛島の猛攻を食い止める
- 「太ももがはち切れようとも、空中戦は頼みます」
- 西谷夕の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 西谷夕、1週間の自宅謹慎と1か月の部活禁止
- ノヤッさんはこんなにカッコイイのになぜモテないのか
- 大食い選手権第3位
- 番外編:西谷夕主演の映画ポスター