『ガンダムシリーズ』ジムのバリエーションが増えてる!一年戦争や外伝で活躍
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『ガンダムシリーズ』に登場するジムがバリエーション豊かになっていると話題です。一年戦争や外伝で活躍することになるジムは、もともとはコストをかけずに量産されたことから、とてもシンプルな見た目でした。それがどんどんパワーアップしていき、装備やカラーリングが変化しています。ジムの歴史が感じられますね。
地球連邦軍初の量産型MSジム 開発の経緯
宇宙戦艦を中心とした戦力で地球圏を支配していた地球連邦軍は、一年戦争の序盤ではるかに国力の劣るジオン公国の新兵器・モビルスーツ (MS) により完敗を喫した。これにより連邦軍においてもMSの開発および生産が最重要事項とされ、極秘プロジェクト“V作戦”が発動された。これは以前から連邦軍内で進められていたMS開発計画“RX計画”の技術士官だったテム・レイ技術大尉を中心に進められ、その結果、RX-75 ガンタンク、RX-77 ガンキャノン、RX-78 ガンダムの3タイプのRXナンバー試作機の開発に成功した。
出典: ja.wikipedia.org
そこで3機種のうち近距離戦用であるガンダムの量産タイプとして、再設計されたのがジムである。
出典: ja.wikipedia.org
ジムのバリエーション
RGM-79 ジム
基本的にはRX-78 ガンダムの設計をほぼ流用した量産機ではあるが、連邦軍の戦力建て直しという戦略目的を実現するために極めて短期間での大量生産を実現する都合上、試作機のためにコストを度外視して開発・生産されたガンダムと比べ、徹底的なコストダウンがなされている。
ジェネレーター出力はガンダムを若干下回るものの、ビームスプレーガンとビームサーベルの併用が可能であった。機動性を左右するバックパック(ランドセル)および脚部のスラスターはガンダムと同じ推力のままで、各種装備を撤去した軽量化により推力比ではガンダムを上回っている。また、索敵能力(センサー有効半径)も向上している。デザイン上ガンダムと比べると頭部内に余裕ができたため、近距離戦闘に有効とされる60mmバルカン砲の装弾数が増加している。防御力はガンダムに比べると見劣りし、ザクマシンガンで撃ち抜かれている。
先行量産型ジム系
RGM-79[G] 陸戦型ジム(陸戦用先行量産型ジム)
RX-78-2 ガンダムの実働データが入手できる以前に開発されたMSで、地球連邦軍におけるMSの量産化計画では最初期に開発された。基本設計が同じで宇宙用に内装部品を変更したRGM-79[E] 先行量産型ジム 宇宙戦仕様も存在する。後のRX-78-2 ガンダムの稼働データから開発・量産されたRGM-79 ジムとは、事実上違う機体である。
本機は連邦軍初の本格的に量産されたMSであり、予備パーツも豊富にあった。そのため、専用パーツのストックの少ない陸戦型ガンダムに、同じ生産ラインから誕生した本機の部品を流用することも可能である。
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出典: www.eonet.ne.jp
RGM-79[E] 先行量産型ジム 宇宙戦仕様
OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』にて設定され、ゲーム『ガンダムネットワークオペレーション2』に登場するMS。
RGM-79[G] 陸戦型ジムと基本設計を共有する宇宙用MSで、内装部品が異なる。ゲーム序盤において地球連邦軍の貴重なMS戦力として登場する。
ゲーム『機動戦士ガンダム 戦士達の軌跡』の解説によると、目処が立ってなかったRGM-79の代わりに陸戦型ジムを空間戦闘用に改修した機体であり、陸戦型ジムは宇宙軍にしても喉から手が出るほどの存在であったという。
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出典: c2.atwiki.asia
RX-79BD-1 ブルーディスティニー1号機
ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』に登場する機体。
地球連邦軍に亡命した元フラナガン機関所属の研究者、クルスト・モーゼスが開発したニュータイプ殲滅システム「EXAMシステム」を搭載した実験機。名称の通り、製造された機体はクルスト個人の趣味により青く塗装されているのが特徴。
当初は、陸戦型ジムベースにEXAMシステムを組み込んだ専用の頭部ユニットを搭載した試験機として開発されたが、陸戦型ジムベースの機体ではシステムの要求する動きに耐えられず目標値に達することができなかったため、RX-79陸戦型ガンダムをベースに新規開発した機体に移植された。
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出典: k-rakuraku.com
RGM-79E 初期型ジム(宇宙用ジム ルナツー仕様)
OVA『機動戦士ガンダム第08MS小隊』に登場。
地球連邦軍が開発した先行試作MSである。第1話で「死神サンダース」ことテリー・サンダースJr.軍曹が搭乗していた機体とされる。宇宙用ジム(うちゅうようジム)、宇宙用ジム ルナツー仕様(うちゅうようジム ルナツーしよう)などと表記する資料もある。
小惑星基地ルナツー工廠にて0079年10月に完成し、衛星軌道上やルナツー周辺の施設へ極秘裏に配備され、後のRGM-79C ジム改の原型となった。外観も非常に類似している。
ビームサーベルが背部に存在せず、ランドセルの「マルイチ」部分も存在しない。
RGM-79[G] ジム・スナイパー
OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場。
陸戦型ジムをベースに、センサー精度の向上やロングレンジ・ビーム・ライフル用のOSを追加した機体。「ジム・スナイパー」の名称は現地で付けられた便宜上の呼称で、全身がカーキグリーンに塗装されている以外は外観や基本性能に違いはない。
前期量産型ジム系
RGM-79 前期量産型ジム 前期型
ジムの先行量産タイプ。外見は通常のジムと変わりはないが、内装の違いで多少性能が劣っている。
RGM-79 前期量産型ジム 後期型
『機動戦士ガンダム』で最初に登場したのがこのタイプだが、通常のジムの機体と背部のバックパックにバズーカを搭載できるラッチが接続できるようになっている機体がある。
RGM-79S ジム指揮官機
ジムの指揮官仕様。バックパックのビームサーベルが2本となり、視覚的に指揮官を識別できるようになったほか、通信機能が強化されている。
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出典: img.amiami.jp
RGM-79 ジム(サンダーボルト版)
漫画・アニメ『機動戦士ガンダム サンダーボルト』に登場する地球連邦軍のMS。
かつてサイド4「ムーア」だった暗礁宙域「サンダーボルト宙域」での運用のために改修されたジム。
関節部には対デブリ用のシーリング処理が施され、両肩を初めとする機体各所にアポジ・モーターが増設されたほか、武装はエネルギーパック方式を採用している。さらに、最大の特徴として通常のジムのものとは異なる大型のランドセルを装備しており、このランドセルには5基のスラスター、エネルギーパックの交換やシールド携行に用いられる2基のサブアーム、予備のエネルギーパック3基などが設けられている。
RGM-79L ジム・ライトアーマー
プラモデル企画『モビルスーツバリエーション』 (MSV) に登場する地球連邦軍のMS。
一年戦争後期に開発された量産機ジムのバリエーション機。本機は連邦軍の主力であった戦闘機からMSに移行を余儀なくされたパイロット達の要望によって開発されたMSである。
RX-78のデチューン、簡略化により誕生したRGM-79であるが、少数ながら一部エースパイロット向けの高性能モデルも存在した。
通常のジムは戦闘機とは違い、機動力が鈍重であることから、旋回や一撃離脱に長けていたパイロット達にとってジムの評価は著しく低かった。それらの要望から一撃離脱という高速戦闘を目的に開発されたのがジム・ライトアーマーである。
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出典: pds6.egloos.com
RGM-79T ジム・トレーナー
プラモデル企画『MSV』に登場する地球連邦軍のMS。
ジムのバリエーション機の1つ。一年戦争後期からMSが戦線に投入されるようになると同時に表面化したパイロット達の練度不足を解消するために開発された教習用MSである。
胴体部分には教官用の座席が増設された複座型仕様となっており、教官側のコクピット前面はガラス面で覆って視界を確保している。主に2人で乗り込んで訓練や模擬戦闘などに用いられた。
基本性能自体は元となったジムと大差ないが、コスト削減のため装甲材質は落とされ、武装もほとんどオミットされているため、実戦での使用はほぼ不可能であった。
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RGM-79HC ジム・ガードカスタム
ゲーム『機動戦士ガンダム 戦場の絆』に登場。
スナイパーカスタムと同様のエースパイロット向けのジムのカスタム機で、パイロットに合わせて個別にチューンがされている。攻撃力を重視したスナイパーカスタムとは対照的に防御力を重視しており、専用の巨大な盾「ガーディアンシールド」を装備しているのが特徴。このガーディアンシールドは4種の合金の5層構造に対ビームコーティングが施され、前面にはバルカン砲が2門装備されており、機体が盾に隠れた状態で攻撃が可能。この他に、スナイパーカスタム系列用に再設計されたビームスプレーガン、近接格闘用としてボックスタイプのビームサーベルユニットやビームダガーを装備する。
RGM-79KC ジム・インターセプトカスタム
メカニックデザイン企画『MSV-R』に登場。
エースパイロット専用にカスタムされたジムのバリエーション機の一つ。ガードカスタムと同じく艦隊防衛用であるが、防御力を強化したガードカスタムと対照的に、迎撃機として火力と機動力強化に主眼を置いている。特徴として、本体そのものはスタンダードにまとめられているが、背部に追加兵装ユニット「フェロウブースター」の装備を前提に仕様を変更している。約50機生産されたスナイパーカスタムのうち、生産後期型の10数機がこの仕様で生産された。
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出典: stat.ameba.jp
RGM-79 ジム・スナイパーカスタム
狙撃任務に多用されたため「スナイパーカスタム」と称されているが、実際は熟練パイロット向けに少数生産された総合強化型であり、その性能はRX-78に匹敵するとされている。艦隊護衛任務に就いた機体は「インターセプター」などと呼称された。大推力スラスターを内蔵したランドセル、腰部の増加冷却ユニット、脚部のサブスラスタ―によって高い機動性を発揮する。武装などの付属装備は個体差があり、多種多様な仕様が存在する。
「インターセプトカスタム」と「ガードカスタム」も、このスナイパーカスタムをベースに開発・改修されている。コスト面から生産数は50数機だが、その多くがア・バオア・クー戦に参戦する。
RGM-79U ジム・スループ
『MSV-R』に登場する地球連邦軍の水陸両用型MS。
連邦軍が一年戦争中に開発した水陸両用MSの1機。一年戦争中期以降、ジオン軍が開発した水中用MSへの対抗策は急務であり、その一環として開発された。開発期間を短縮すべく、開発段階にあったジムにオプションパーツとして、背面にバラストタンクと水流エンジンを搭載したバックパックを装着する形で開発された。そのため全面改修されたアクア・ジムに比べ、外見は背部に水流エンジンと有線式センサーポットを搭載した専用バックパックを、両脚部に補助のバラストタンクを装着した以外は殆どベース機のままであるが、水中での運用を考慮し、機体の一部には耐圧加工が施されている。
RGM-79V ジム・ナイトシーカー
『MSV-R』に登場する地球連邦軍のMS。
連邦軍が地上拠点の奪還を任とする空挺部隊用に開発された機体。高高度からの強襲・奇襲を行なうために、胸部と背部ランドセルに計6基のスラスターを増設。それにより高度6,000mからの空挺降下が可能となった。また、スラスターのフル稼働により最大400mのジャンプ飛行が可能で、任務完了後の輸送飛行隊への帰還にも用いられる。頭部側面には作戦指揮官機や先導機からの信号受信用のセンサーポッドが装備されている。初期生産型として、既存機の改良により12機が製造され、第2次・第3次生産分とあわせ、88機が生産された。
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『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』は富野由悠季による日本のアニメ映画。 宇宙世紀0093。新生ネオ・ジオン軍のアクシズ落とし計画を阻止しようと、全力をもって挑む連邦軍の特殊部隊「ロンド・ベル」。その中で、アムロ・レイとシャア・アズナブルという、『機動戦士ガンダム』シリーズきってのメインキャラクターが互いの信念をぶつけ合い、決着を迎えることとなる。
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機動戦士ガンダムΖΖ(ダブルゼータ)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士ガンダムΖΖ』とはガンダムシリーズの3作目として1986年3月~1987年1月に放映された。スペース・コロニー「サイド1」でジャンク屋を営んでいた「ジュドー・アーシタ」は前作Z(ゼータ)ガンダムの主人公「カミーユ・ビダン」との邂逅によりニュータイプとして目覚めたことをきっかけにモビルスーツのパイロットとして戦火へと身を投じてゆく。
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機動戦士ガンダムSEED DESTINY(種死・種デス・種運命)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』とは、TBS系列で2004年10月9日から2005年10月1日まで放送された『ガンダムシリーズ』の1つに属するロボットアニメ。全50話+特別編。制作はサンライズ、毎日放送。『機動戦士ガンダムSEED』の続編であり、2年後の世界を描く。戦争で家族を失った主人公シン・アスカは、守りたいものを守れる力を欲し軍へ入隊した。しかし、シンの力への渇望と純真すぎる心が、彼自身を戦いの中心へと駆り立て、戦火はより広がって行くのだった。
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機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(スターダストメモリー)のネタバレ解説・考察まとめ
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(Mobile Suit Gundam 0083)とは、1991年から1992年にかけて、全13話が製作されたOVAシリーズである。アムロ・レイの活躍によって終結した、『機動戦士ガンダム』の戦いの三年後を描く。本作の星の屑作戦によって地球にコロニーが落とされたことで、物語は『機動戦士Ζガンダム』へと続いていく。
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機動武闘伝Gガンダム(Gガン)のネタバレ解説・考察まとめ
機動武闘伝Gガンダムとは、1994年より地上波で放送されたテレビアニメ作品。 未来世紀60年、スペースコロニー間の代理戦争として行われるガンダムファイトを戦う、ファイターたちの成長を描く。 ガンダムシリーズの監督である富野由悠季以外の手によって製作されたアニメで、従来とのシリーズ作品との繋がりはなくなっている。
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機動新世紀ガンダムX(エックス)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動新世紀ガンダムX』とは、1996年から1997年にかけてテレビ朝日系列にて放映されたアニメ作品。舞台は大きな戦後の世界で、バルチャーと呼ばれる組織が活動する中、厳しい環境を精一杯生き抜く主人公、ガロード・ランを中心に進んでいく。彼の行動が周囲の大人たちを動かし、次第に世界を巡る情勢をも変えていくことになる。
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機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2(エクバ2)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』とは、バンダイナムコアミューズメントより発売されたアーケード用ゲーム。前作である『ガンダムバーサス』と、次回作である『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 クロスブースト』の間に位置する。筐体や基盤が一新された他、新規に参戦した機体や既存機体の武装変更、エクストリームバーストの種類追加など、大幅な変更がなされている。
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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』とは、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』の15話「ククルス・ドアンの島」をリメイクした映画作品。ガンダムシリーズの生みの親の1人である安彦良和が監督を務め、同作を見て育ったベテランスタッフが制作に携わっている。 連邦軍の兵士アムロ・レイは、強行偵察中に崖から落ち、敵軍の兵士のククルス・ドアンに救われる。ドアンは脱走兵らしく、島で戦災孤児たちと暮らしていたが、彼を追う者たちがそこに静かに忍び寄っていた。
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機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(ポケ戦・ポケなか)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』とは、1979年から断続的に製作され続けているロボットアニメ『ガンダムシリーズ』の1作品で、「宇宙世紀」と呼ばれる架空の時代の出来事を描いたOVAである。 地球連邦軍の新型モビルスーツ・ガンダムNT-1の奪取または破壊任務を命じられたジオン軍の特殊部隊サイクロプス隊。リボーコロニーで暮らす少年アルは、偶然からサイクロプス隊の面々と交流し、その作戦に加担していく。やがて彼らの戦いはコロニーの命運をも巻き込み、アルに戦争の残酷さを突き付ける。
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(閃ハサ)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』とは、反地球連邦を掲げるテロリストのハサウェイ・ノア、地球連邦の軍人ケネス・スレッグ、謎の美少女ギギ・アンダルシアの運命が交錯し擦れ違っていく様を描いた、2021年公開のアニメ映画。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のストーリーに連なる続編的立ち位置であり、『機動戦士ガンダム』シリーズの生みの親、富野由悠季の小説を元に映像化。同シリーズ40周年記念作品として製作された3部作の第1作目で、美しい映像美と壮大な音楽、大迫力の戦闘シーンが魅力の映画作品である。
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XVX-016 ガンダム・エアリアル(水星の魔女)の徹底解説・考察まとめ
XVX-016 ガンダム・エアリアルとは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する人型機動兵器MS(モビルスーツ)の1機にして、同作の主役機である。 詳細な出自については謎が多いが、ヴァナディース機関が開発したガンダム・ルブリスを利用して作り出された機体だと思われる。大企業の独断で闇へと葬られたGUNDフォーマットというシステムを利用しており、自律兵装GUNDビットでの攻防一体の戦闘が特色。高性能のAIを搭載しており、メインパイロットのスレッタ・マーキュリーとは姉弟のような絆で結ばれている。
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機動戦士ガンダムAGE(エイジ)のネタバレ解説・考察まとめ
「機動戦士ガンダムAGE」とは2011年10月から2012年9月までMBS・TBS系列にて放送されたテレビアニメである。突如あらわれた謎の勢力との戦争の中で、主人公(フリット、アセム、キオ)が世代交代していくのが特徴だ。子供向けの絵柄とは裏腹に、敵との戦争の中で各々の異なった葛藤を描いているのも魅力の一つであり、子供から大人まで楽しめる作品となっている。
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SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス(Gジェネジェネシス)のネタバレ解説・考察まとめ
『SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス』(Gジェネジェネシス)は2016年にバンダイナムコエンターテインメントから発売された『機動戦士ガンダム』シリーズの世界観を追体験できる戦術シミュレーションゲームである。『SDガンダム ジージェネレーション』シリーズ初のHD化作品で、ユニットのモデリングは全て一新された。また戦闘シーンにおけるCGアニメが全身を使ったものへと進化し、より臨場感のある戦いを楽しめるようになった。
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機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.(連ザ)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.』とは、カプコン開発、バンプレスト販売の『機動戦士ガンダムSEED』を題材とした対戦型アクションゲーム。人気シリーズ『機動戦士ガンダムvs.』の第5作目。基本動作はこれまでのシリーズと同じであり、2対2のチームバトルも可能。プレイヤーの編成が柔軟になったことで敵軍キャラとのチームを組織することも可能となった。2005年7月にアーケード版で稼働開始。
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ダリルバルデ(水星の魔女)の徹底解説・考察まとめ
ダリルバルデとは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する人型機動兵器MS(モビルスーツ)の1機で、同作に登場するジェターク・ヘビー・マシーナリー社製の最新鋭機。 タイプとしては分厚い装甲を売りとする重MSで、それを意識させないだけの高い出力と機動力を持つ。両腕とシールドにドローンシステムを搭載しており、これを利用した立体的な戦闘を持ち味としている。最新型の意志拡張AIにより、完全なオートパイロットで戦闘を行うことも可能だが、反応が早過ぎて陽動に引っかかりやすいという弱点を持つ。
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機動絶記ガンダムSEQUEL(シークエル)のネタバレ解説・考察まとめ
『機動絶記ガンダムSEQUEL』(きどうぜっきガンダムシークエル)とは、Web漫画サイト「コミプレ」にて2022年7月より連載中の、脚本:井上敏樹、漫画:千明太郎によるオリジナル漫画である。とある大戦から700年後、地球から離れたコロニー「コキュートス」を舞台に神と崇められる3体のガンダムと3人の女性能力者の運命が交錯する。『ガンダムシリーズ』の1作であり、「シークエル」「敏樹ガンダム」の通称で呼ばれている。
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MD-0032G グエル専用ディランザ(水星の魔女)の徹底解説・考察まとめ
MD-0032G グエル専用ディランザとは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する人型機動兵器MS(モビルスーツ)の1機で、同作の登場人物であるグエル・ジェタークの専用機。 ジェターク・ヘビー・マシーナリーの主力商品ディランザを、同社の御曹司であるグエルに合わせてカスタム化した機体。出力など全体的な性能の強化に加え、近接兵器として十字の刃を成すビームパルチザンを装備。頭部のブレードアンテナには羽根飾りのような白い装飾をつけている。物語の1話で華々しく登場し、ガンダム・エアリアルと交戦した。
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