アナと雪の女王2(アナ雪2)のネタバレ解説・考察まとめ

『アナと雪の女王2』は、2019年に公開されたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作による、アメリカ合衆国のコンピュータアニメーション・ミュージカル・ファンタジー映画である。2013年に公開された『アナと雪の女王』の続編となっている。キャッチコピーは「なぜ、エルサに力は与えられたのか―。」であり、エルサの力の謎を解き明かす旅に出る冒険物語が描かれている。4柱(はしら)の風、火、大地、水の精霊を周囲の物を使って姿を表現したり、動物の姿で表現したりしている所が魅力である。

「水に記憶があるって知ってる?」というオラフのセリフである。
本作において重要なセリフとなっている。精霊達との関係を修復するうえで必要な過去の出来事や、エルサとアナの両親が航海に出た理由などを水からの記憶を辿る事で明らかとなった。

デスティン・マティアス「常に備えろ 道を見付けた瞬間に別の道が見つかる」

左からデスティン・マティアス、アナ。

「常に備えろ 道を見付けた瞬間に別の道が見つかる」というデスティ・マティアスのセリフである。
アレンデール王国警備隊のメンバーであるマティアスが自身の父親から受け継ぎ自身の心に刻み込んでいる言葉。人生はいつ何が起きるかわからないからこそ、常に備えておく必要があるという意味が込められている。
また、このセリフはアナとエルサが別々の道へと進む事を決心した『アナと雪の女王2』を表現しているかのような言葉でもある。数年間離れ離れだった2人が前作『アナと雪の女王』で心の氷を溶かし合い、一緒に生きていくという道を見付け幸せな日々を送っていたのだが、本作『アナと雪の女王2』では再び離れ離れに生きていく事となる。
人生の選択肢とも言える道は無数に存在し、その道はいつ現れるのか分からないものなのだという事を教えてくれるセリフである。

クリストフ「行くぞスヴェン、俺達はできる!」

「行くぞスヴェン、俺達はできる!」というクリストフのセリフである。
魔法の森で火の精霊ブルーニが暴れて火を放ち、森はたちまち山火事状態に陥る。火に驚いき逃げ惑うトナカイ達を助けに行く時に、このセリフをクリストフはスヴェンに言った。
このセリフから、自分を信じ、仲間を信頼する事の大切さが伝わってくる。

『アナと雪の女王2』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

隠れキャラクター

幼いころのエルサとアナが遊んでいるシーン。左からエルサ、アナ。

映画の冒頭で、エルサとアナが人形遊びをするシーンがある。アナはスノーモンスターや王子やお姫様のストーリーで遊んでいるが、実はその人形の中にベイマックス、ダンボ、ボルト、白雪姫が隠れている。

オラフの声優

左から武内駿輔、オラフ。

『アナと雪の女王2』ではオラフの声優が変更している。元々、前作の『アナと雪の女王』ではオラフの声は俳優のピエール瀧が担当していた。しかし、2019年3月に麻薬取締法違反の容疑で逮捕された事を受け、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオはオラフ役を交代すると発表した。

『アナと雪の女王2』で新たにオラフ役を務める武内駿輔は、人気アニメ『KING OF PRISM』シリーズなどで知られる若手声優である。前作と本作を比較しても、オラフの声に全く違和感がないため、武内駿輔は凄いと世間から評価を受けている。

2019年11月の金曜ロードSHOWでは『アナと雪の女王』が再放送されたが、こちらも武内駿輔がオラフを演じている。

カットされた曲達

本作のために「全部で14曲書いて、7曲が本編で使われた」と劇中の楽曲を制作したロバート・ロペスは語る。なかにはキャストによるレコーディングが行われなかったものも、すでに楽曲が完成していたものもあった。残りの7曲は劇中で使われずにカットされたが、そのうちの4曲「ホーム」「アイ・シーク・ザ・トゥルース」「アンメルタブル・ミー」「ゲット・ディス・ライト」はサウンドトラックのスーパー・デラックス版にきちんと収録されている。レコーディングした曲が完成版に使われないのはよくある事のようだ。

『アナと雪の女王2』の主題歌・挿入歌

主題歌:松たか子「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」

「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」は、エルサにしか聞こえない不思議な声をきっかけに、エルサが再び自分の特別な力と向き合い、迷いながらも未知なる世界に踏み出そうとするきっかけとなる曲である。ロバート・ロペスとクリステン・アンダーソン=ロペス夫妻が作詞・作曲しており、オリジナル版では前作でもエルサ役を務めたイディナ・メンゼルとパニック・アット・ザ・ディスコが歌唱している。日本語版では松たか子と、中元みずきが歌唱している。第92回アカデミー賞では、歌曲賞にノミネートされ、授賞式ではメンゼルとオーロラによる歌唱が披露された。

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