高巻杏(ペルソナ5)の徹底解説・考察まとめ
高巻杏(たかまき あん)とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の5作目に登場するキャラクターである。P5主人公が通う「私立秀尽学園高校」に通う高校2年生。アメリカ系クォーター。学業の傍ら、読者モデルもしている。「悪人」な大人によって親友が傷つけられた事をきっかけに、ペルソナ使いに覚醒。その後、同時期にペルソナ使いとなったP5主人公達と共に「心の怪盗団」を結成し、ペルソナ使いの力を使い、悪人の「改心」を行っていくようになる。怪盗団内でのコードネームは「パンサー」。
「心の怪盗団」の仲間。杏と同じ、秀尽学園に通う高校3年生であり、大手ハンバーガーチェーン「オクムラフーズ」の社長令嬢でもある。父であるオクムラフーズの社長、奥村邦和(おくむら くにかず)が「悪人」であった事がきっかけで、杏達怪盗団と出会う事になる。初登場の時点で認知世界へ入る力は持っていたが、ペルソナ使いとしての力は未熟で、自分のペルソナを具現化する事ができずにいた。しかし認知世界にて、父の「歪んだ欲望」を目の当たりにした事がきっかけで、ペルソナ使いとしての本当の力を覚醒させる事になる。
その口調や立ち振舞は「令嬢」に見合うものがあるが、趣味が菜園であったり、戦闘中に斧を豪快に振り回したりするなど、ところどころ「令嬢」らしくない部分がある。「令嬢」である事を鼻にかける様子もなく、怪盗団入団後は杏達怪盗団と共に勉強をしたり遊んだりと、良好な関係を結んでいるもよう。
奥村春(ペルソナ5)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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奥村春(おくむら はる)とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の5作目に登場するキャラクターである。大手ハンバーガーチェーン「オクムラフーズ」の社長令嬢であり、P5主人公達が通う「秀尽学園高校」の3年生。父、奥村邦和(おくむら くにかず)が「悪人」であった為、彼の「改心」を行おうとしていたP5主人公達「心の怪盗団」と知り合う。父の一件をきっかけにペルソナ使いに覚醒。以降は怪盗団に加わり、「悪人」の「改心」を行っていくようになる。怪盗団内でのコードネームは「ノワール」。
明智吾郎(あけち ごろう)
「心の怪盗団」を追う高校生探偵。巷で人気の高校生探偵であり、数々の事件を解決してきた実力をもつ。「探偵王子(前作に登場していたキャラクターにつけられていた異名)の再来」と世間ではもてはやされている。そのような立ち場な為、物語中盤までは杏達と敵対関係にあったが、後に明智もペルソナ使いであった事が発覚。怪盗団メンバー入りを果たす。だが、それからさらに後に、明智の入団が「心の怪盗団」を壊滅する為に明智が仕組んだ罠であった事が判明し、再び敵対関係に戻る事になる。
怪盗団加入の遅さや、通っている学校が杏達怪盗団メンバーの誰とも被っていない事から、杏との日常的な接点は薄い。怪盗団仲間入りの際も元敵対関係であった事から、杏を含めた全怪盗団メンバーとどこかピリついた空気を築いてしまっており、あまり良好の仲とはいえない状態だった。
明智吾郎(ペルソナ5)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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明智吾郎(あけち ごろう)とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』に登場するキャラクターである。巷で人気の高校生探偵であり、数々の事件を解決してきた実力をもつ。初めて登場した際は警察と共に主人公達「心の怪盗団」を追いかける側のキャラクターであったが、後にペルソナ使いであった事が判明し、「心の怪盗団」のメンバーとして主人公達と共に行動するようになる。怪盗団仲間入り時のコードネームは「クロウ」。
鈴井志帆(すずい しほ)
杏の中学からの同級生であり、親友。秀尽学園の2年生であり、バレー部に所属している。派手な見た目で周囲から敬遠されていた杏や、前歴のせいで転入早々孤立状態になってしまったP5主人公に対しても偏見をもたず、自然な態度で接してくれる心優しい生徒である。しかし鴨志田による厳しい「指導」を受けるようになってからは、徐々にその表情を曇らせていくようになり、最終的には秀尽学園の屋上から飛び降りてしまう。事件後すぐに病院へ運ばれ、なんとか一命を取り留めることはできたが、意識は戻らず寝たきりの状態になる。
志帆の自殺の原因であった鴨志田が、杏達「心の怪盗団」により「改心」された後に行われた手術により意識を取り戻す。その後は杏と共にリハビリに励んでいる。
鴨志田卓(かもしだ すぐる)
杏の通う秀尽学園の体育教師。バレー部の顧問も務めている。バレー部を全国大会出場レベルまで育てたあげた実績を持ち、自分自身も元オリンピックの金メダリストという経歴を持っている。その為、校長を筆頭とした学校関係者からの信頼は厚い。また、その性格も人当たりがいい為、生徒達からの人気は比較的高めであるもよう。
だがその実態は、自分の経歴を笠に着て、厳しい「指導」という名の下にバレー部員達を痛めつけて楽しんでいる「悪人」。実際、彼が顧問になってからのバレー部員達は、目に見えて酷い怪我を負い続けているのだが、誰も彼もが鴨志田を怖がり「これは必要な怪我なんだ」と言い張る為、杏達「心の怪盗団」が彼を「改心」させるまでは鴨志田の悪行に気づける者は誰もいなかった。
杏達による「改心」後は、自分の罪を認め、全校朝礼にて全生徒の目の前で自分がやってきた事への謝罪を行う。その後、自ら警察に出頭しに行った。
高巻杏の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「しばかれ足りねぇってか!」
杏の戦闘中のボイス。敵に向かって攻撃を放つ際に、杏がランダムに発する戦闘ボイスの1つとなっている。
『ペルソナ5』では認知世界において怪盗業を行う際、怪盗団のメンバーはそれぞれに専用の怪盗服を身につける事になる。この衣装は、メンバー各位が思う「怪盗」や「反逆」といったものの「認知」を具現化したものであり、認知世界に足を踏み入れるとその瞬間、勝手に服装が切り替わるシステムになっている。
コードネームが「パンサー(雌豹)」である杏は、そのネーム通り、雌豹または雌猫を想像させるデザインの怪盗服を着用している。猫型の仮面に尻尾といった装飾品、さらに猫のしなやかな体つきをイメージしてか、猫のしなやかな体つきをイメージしてか、身体のラインがはっきりとわかるボディースーツを着こなしている。ピンク色の手袋を除いて、全身真っ赤のドぎついカラーリングにもなっている。
そんな過激すぎる見た目故、他の怪盗団メンバーからは「女王様系」といった評価を受けていたりする。実際、杏の使うペルソナカルメンも「女王様系」を彷彿とさせる佇まいをしたペルソナとなっている為、この評価はあながち間違っていないものと思われる。杏本人はその評価には不満があるようで、言われると嫌がる素振りを見せているのだが、戦闘を開始すると、途端「女王様系」のようなボイスを吐くようになるギャップを見せるようになる。
「しばかれ足りねぇってか!」以外にも「ブヒーッと鳴きな!」といった、より女王様系らしいセリフも存在している。普段の天真爛漫な杏の姿からは考えられない女王様っぷりに、多くのプレイヤーが度肝を抜かれた杏を代表するセリフである。
「…もう我慢はしないっての。好きにやらせてもらうんだから!」
ペルソナ使いに覚醒した杏が、影の鴨志田に向かって言い放ったセリフ。
今まで親友を守る為、鴨志田の言いなりになってきていた杏。しかし認知世界にて鴨志田の歪んだ欲望を目の当たりにした杏は、彼がいかに救いようもない「悪人」であったかを知る。その瞬間杏は、これまでのしがらみを全て振り払い、鴨志田に報復する事を決意。鴨志田への怒りによって、ペルソナ使いへと覚醒する事になる。
このセリフは、己の怒りを力にペルソナ使いとなった杏が、その力でもって影の鴨志田の部下と戦闘を開始する直前に述べた言葉となっており、鴨志田に対してこらえ続けていた激しい怒り、そしてペルソナ使いとして覚醒した事により人として一皮向けた杏の変化を感じられるセリフとなっている。
「逃げるな!」
怪盗団によって「改心」し、己の行いを恥じ謝罪し始めた鴨志田に向かって杏が言い放ったセリフ。
杏達怪盗団によって「改心」した鴨志田は、後日朝礼にて、秀尽学園全校生徒を前に自分がしてきた悪行を明かし、頭を下げる。突然そのような行動を取った鴨志田に場は騒然。しかしそのなかでも鴨志田は、ただひたすらに謝り自分の行いを悔やみ続ける。そうして最後には「死んでお詫びします」とまで言い出す事となる。これは、そんな「改心」した鴨志田を見た杏が、彼に向かって言い放ったセリフである。
鴨志田が起こした事件の最大の被害者であり、今もなお病院で眠り続けている杏の親友の志帆。意識は戻らずとも生き続けている親友がいる以上、犯人である鴨志田だけが死んで逃げるだなんて、そんな事は許さない、という杏の鴨志田に対する怒りを感じると共に、生きて罪を償ってほしいという切なる願いも感じられる。
「悪人」だから死んでしまえばいい、と短絡的な思考になるのではなく、「悪人」だからこそ生きてちゃんと己の罪と向き合い償うべきだと、己の感情に惑わされず発言した杏の姿に、彼女の中にある「正義感」を垣間見る事ができるセリフだといえるだろう。
高巻杏の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
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目次 - Contents
- 高巻杏の概要
- 高巻杏のプロフィール・人物像
- 高巻杏のペルソナ能力
- カルメン
- アギ
- ディア
- ドルミナー
- タルンダ
- ソウルスティール
- マハラギ
- デカジャ
- アギラオ
- 火炎ガードキル
- ディアラマ
- マリンカリン
- テンタラフー
- 氷結見切り
- 浮かない空
- マハラギオン
- 火炎ブースタ
- マハタルンダ
- アギダイン
- 炎上率UP
- マハラギダイン
- ディアラハン
- コンセントレイト
- 火炎ハイブースタ
- 大炎上
- ヘカーテ
- 極・氷結見切り
- セレスティーヌ
- 魔性の極地
- ハイテンション
- 高巻杏の来歴・活躍
- 親友、鈴井志帆との出会い
- 私立秀尽学園高校に入学する
- P5主人公との出会い
- 予想外の志帆の行動と杏の怒り
- 増えていく怪盗仲間達、怪盗団を襲う予想外の事態
- 捕らえられたP5主人公
- 明智との戦闘、P5主人公と獅童の因縁の決着
- 真の黒幕との戦い
- 高巻杏の関連人物・キャラクター
- P5主人公/ジョーカー
- 坂本竜司(さかもと りゅうじ)
- モルガナ
- 喜多川祐介(きたがわ ゆうすけ)
- 新島真(にいじま まこと)
- 佐倉双葉(さくら ふたば)
- 奥村春(おくむら はる)
- 明智吾郎(あけち ごろう)
- 鈴井志帆(すずい しほ)
- 鴨志田卓(かもしだ すぐる)
- 高巻杏の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「しばかれ足りねぇってか!」
- 「…もう我慢はしないっての。好きにやらせてもらうんだから!」
- 「逃げるな!」
- 高巻杏の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 杏の怪盗服は女性怪盗モノの「意匠」を汲んでいるといわれている
- 「髪を下ろした杏」が決して作中に登場しないのは「こうじゃない」と言われたから
- 杏にはファンの考察を呼ぶ「謎のセリフ」が存在している