久慈川りせ(ペルソナ4)の徹底解説・考察まとめ

久慈川りせ(くじかわ りせ)とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の4作目に登場するキャラクターである。人気絶頂中のアイドルであったが、ある時突然芸能活動を休止。豆腐屋を営む祖母がいる田舎町「八十稲羽市」に引っ越す。八十稲羽で起きていた怪奇的連続殺人事件に巻き込まれた結果、ペルソナ使いに覚醒する。ペルソナ使いとしての能力を使い、事件の真相を探っていたP4主人公達「自称特別捜査隊(略:特捜隊)」に加わり、彼らの戦闘のサポートを行うようになる。

サポート系スキル。
久慈川りせのコミュニティ「恋愛」のランクがMAXになった時に習得できる。
戦闘開始時に、その場にいるいずれかの敵の弱点をりせが教えてくれるようになる。

カンゼオン

久慈川りせのコミュニティ「恋愛」のランクをMAXにさせた事で、転生したカンゼオンの姿。
モデルは仏教における神格「菩薩」の1体である「観世音菩薩」。一般的には「観音様」の名が有名である。様々なものに姿を変え、全ての命あるものを救うと伝えられている。
またサンスクリッド語においては、「自在に見る者」という意味を持つ名前「アヴァローキテシュバラ」が与えられており、その事がサポート特化型のペルソナとして選ばれた理由ではないかと推測される。

弱点等のステータスは、ヒミコ同様に存在しない。
使用できるスキルもヒミコの時と同様のものとなっている。

コウゼオン

『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』から追加された、ヒミコの第3形態。
『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』で追加されたストーリー「3学期編」でりせと放課後を過ごすと、カンゼオンがこの姿に転生する。モデルはカンゼオンのモデルでもあった「観世音菩薩」。コウゼオンの名は、観世音菩薩の最も古い訳語といわれている「光世音菩薩」から来ているとされる。

パラポラアンテナだった頭部が望遠鏡に変わり、手の本数が増えている。これは観世音菩薩の1つである「千手観音」のイメージになぞらえたものである事が推測される。

弱点等のステータスは、ヒミコ、カンゼオンと同様に存在しない。
コウゼオン転生時に、コウゼオン専用のスキル「フル・アナライズ」を手に入れる事ができる。

フル・アナライズ

サポート系スキル。
コウゼオン覚醒時に習得できる。
敵が持っているスキルに加え、まだ攻撃した事のない属性技に対するステータス(弱点なのか耐性持ちなのか等)を確認する事ができるようになる。

久慈川りせの来歴・活躍

2011年6月、アイドル活動を休止する

りせに会いに豆腐屋にやってきたP4主人公達(画面左の少年達)と、豆腐屋の前に集まる野次馬を整備する刑事、足立透(スーツの男性)。

昔からネガティブな性格だったりせは、ある日、自分を変える為にアイドルになる事を決意する。現役高校生アイドルとしてデビューを果たし、ネガティブとは真反対のアイドル「りせちー」を演じるようになる。その結果、元来の可愛らしい容姿と明るい性格が話題を呼び、またたく間にお茶の間の人気者になる。

しかしりせちーが人気になればなる程、りせは「アイドルとしての自分」に「本当の自分」が押し潰されていくように感じ始める。その結果、再びネガティブな自分が顔を出し始めたりせは、アイドルを続ける事が難しくなり、活動を休止してしまう。そうして世間から身を隠す為、豆腐屋を営む祖母いる田舎町「八十稲羽市」へとやってくる。

しかし突然の人気アイドルの活動休止に世間が放っておく筈もなく、りせはパパラッチや彼女が豆腐屋に居ると聞き、お店にやってきた八十稲羽市民達に悩まされる日々を送る事になる。

りせとP4主人公の出会い

豆腐屋店内にて、割烹着を来て働くりせと出会ったP4主人公達。

そうした日々の中で、りせはある日、P4主人公達「特別捜査隊(通称:特捜隊)」と出会う。「がんも」を買いに来たと言ってりせの祖母の豆腐屋へやってきたP4主人公達だったが、本当の目的はりせとの接触だった。

実はこの頃の八十稲羽市内では「死体が電柱にぶら下げられる」といった奇っ怪な連続殺人事件が起きており、世間を騒がせている最中だった。しかしその事件の真相は、「テレビの中」にある異世界に落とされた人間が、そこで出会った「影(シャドウ)」と呼ばれるもう1人の自分に殺されてしまったせいで起きてしまう、といった警察の手には負えないものだった。
「テレビの中」にあった異世界を通じてペルソナ使いに覚醒していたP4主人公とその仲間達特捜隊は、ペルソナ使いの力を使って事件の捜査開始。その結果、「マヨナカテレビ」と呼ばれる「雨の日の夜0時」にしか見れない不思議な番組を通して、次の事件のターゲットにりせが選ばれた事を知る。そこでりせが「テレビの中」に落とされるのを防ぐ為、彼女と接触をしようとしていたのである。

「テレビの中」や「影」といった具体的な事は話せない為、遠回しに身の回りに気をつけるようにとりせに告げるP4主人公達。りせ自身も彼らが本気で自分の事を心配している事を察してか、P4主人公達の忠告に「気をつける」とうなずき返す。
しかし、そんなりせ達のやり取りも虚しく、後日りせは「テレビの中」に落とされてしまう。

りせが抱えていた本音

りせに己の存在を否定され、暴走した影(シャドウ)のりせ。

りせの救出の為、P4主人公達特捜隊は「テレビの中」へ向かう。そこで特捜隊を待っていたのはりせの「心」が生み出したダンジョン「特出し劇場丸久座」だった。
ダンジョンを攻略し、その最奥に居るであろうりせのもとへ向かう特捜隊。そこで待っていたのはりせ本人と、彼女の持つ「認めたくない姿」から生まれた影(シャドウ)のりせだった。

水着姿のりせの影は、ポールダンスをしながらP4主人公達に自分の姿を見るように訴える。そうして見られている事に喜びを感じ、興奮し始める。そんなはしたない光景に、りせは「やめて」と影の自分に訴える。しかしりせの影は、これこそが「本当の自分だ」とりせに切り返す。そうして、「本当の自分を見てよ」とダンスを続けていく。その光景にP4主人公達は、りせが「アイドルではない、素の自分を見てほしい」という思いを抱えている事に気づく。
その時、ついに目の前の光景に我慢ならなくなったりせは、影の言葉や存在を否定してしまう。結果、りせの影は暴走。特捜隊は影の暴走を抑える為、戦闘を開始する。

しかしりせの影は、今まで特捜隊が戦ってきた影とは違い、敵の能力を探る力に長けている影だった。その結果、P4主人公達の攻撃は全てりせの影に読み取られ、攻撃が当たらなくなってしまう。苦戦を強いられるP4主人公達。だがその時、それまでサポート役に徹していたクマがりせの影に向かって突撃していく。
実はこの頃クマは、日々強くなっていくシャドウ達を前に自分のサポート能力が効かなくなってきており、サポート役としての衰えを感じていた。戦う事もできなければ、サポート役として役立つ事もできない。そんな自分に劣等感を覚えていたクマは、皆の役に立つ為に自らの身を犠牲にする覚悟で、りせの影に渾身の力を振り絞って突撃したのである。

予想だにしないクマの行動に、驚くP4主人公達特捜隊。それはりせの影も同じだったようで、クマの攻撃をまともにくらってしまう。その結果、戦意を喪失したりせの影は大人しくなる。代償にクマはペラペラになってしまうが、命は取り留める。クマの無事を確認にしたP4主人公達はりせと彼女の影もとへ駆け寄る。りせは、自分のせいでP4主人公達に迷惑をかけてしまった事を謝るが、P4主人公達は逆にりせを心配し、励ましの言葉を投げかける。
その言葉に背中を押されたりせは、自分の影と向き合う事を決心。「今までずっと否定していてごめん」、「ずっと、どれが本当の自分なのか考えていた」、「でもそれは違った、本当の自分なんてどこにもいなかったんだ」「あなたも私も、全部『私』だった」と影に謝り、その存在を受け入れる。
りせに受け入れられた影はペルソナへ転生。りせはペルソナ使いへ覚醒する事となる。

しかしこの時、りせの「本当の自分なんてどこにもいなかったんだ」という言葉に、クマの中にあったある「不安」と呼応。その結果、りせ達は予想外の戦闘に身を投じる事になってしまう。

クマの影との戦闘、りせのペルソナ使いとしての初の戦い

りせが影に告げた言葉に反応したクマ。

サポート役として、自分の能力の衰えを感じ劣等感を抱いていたクマ。しかしその劣等感とは別に、クマの中には常にある「不安」が存在していた。
それは、クマが何者であるか、というもの。クマはP4主人公達とは違って「テレビの中」で生まれた存在であったが、実はどうやって生まれたかなどの出自に関する詳細は不明であり、自分が何者であるかをわからずにいたのである。

そんなクマの抱えていた不安が、「本当の自分なんてどこにもいなかった」というりせの言葉を前に爆発。その結果、クマのクマが生み出されてしまう。驚くクマとりせ達を前に、クマの影はクマの不安を煽る発言を始める。そんなクマの影に、クマは逆上。駄目だとわかっていながらも影の言葉や存在を否定してしまう。
しかしクマの影はそれまでの影と違い、冷静な態度でクマを見下してくる。それどころか、P4主人公達に向けて「事件の真実など探ってどうする」と訊ねてくる。P4主人公達はそんなクマの影に動揺しながらも、自分達がこの事件を捜査する上で持っている覚悟や決意を言い返す。
そんなP4主人公達にクマの影は呆れた様子を見せながら、「ならば1つの真実を教えよう」、「お前達は今ここで死ぬ」と告げ、P4主人公達に攻撃を始める。しかしこれまでサポート役をしてくれていたクマは先の戦闘で、ボロボロとなっており、もう戦いに参加する事はできない。サポート役なし、という戦況に困惑するP4主人公達特捜隊だったが、その時、りせが自分も戦うと立ち上がる。

実はりせのペルソナ「ヒミコ」は、影の時同様に敵の能力を探るのに長けたサポート特化型のペルソナだったのだ。その事をP4主人公達に告げたりせは、自分を助けてもらった恩を返す為、クマの代わりに彼らの戦闘のサポート役を務め始める。その結果、P4主人公達はクマの影との戦闘に勝利。クマの影を大人しくさせる事に成功する。

クマは、大人しくなった自分の影を前に、改めて己の中にある不安と向き合う。さらにP4主人公達からの励ましもあり、クマは影の存在を受け入れる事を決意。その瞬間、クマの影はペルソナへ転生。クマもまたりせ同様に、ペルソナ使いとしての力に覚醒したのであった。

この1件を通し、りせはペルソナ使いとして特捜隊に加わる事を決意。後日、正式にサポート役として、特捜隊に仲間入りをする。さらにクマの方もペルソナを手に入れた事で、サポート役を引退し、戦闘員として活動する事になる。新たな仲間と戦力を手にしたP4主人公達特捜隊は、事件の調査により一層努める事を決意するのだった。

事件に大きな進展が現れた11月

「テレビの中」に連れて行かれたP4主人公の従姉妹、堂島菜々子(どうじま ななこ)を救出する為、ダンジョン攻略に挑むりせ達特捜隊。

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堂島遼太郎(どうじま りょうたろう)とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の4作目に登場するキャラクターである。本作の舞台「八十稲羽市」(やそいなばし)の警察署に勤める刑事であり、主人公であるP4主人公の叔父にあたる人物。P4主人公の両親が1年間海外出張をする事が決まった為、その間彼の面倒を見る事になる。生真面目で不器用だが、反面情に厚く、根は非情に優しい性格をしている。部下の足立透(あだち とおる)と共に、八十稲羽市で起きている怪奇連続殺人事件の捜査をしている。

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【ペルソナ3・P3】アイギスに秘められた記憶と事件の真実・結末のネタバレ解説・考察まとめ

【ペルソナ3・P3】アイギスに秘められた記憶と事件の真実・結末のネタバレ解説・考察まとめ

ATLUSの人気RPGシリーズ「ペルソナ」の三作目にて、主人公らと行動を共にする美女・アイギス。機械の体でありながら、主人公を守るという使命のみを頼りに戦い続ける。人と触れ合うことによって心を、そして秘められた「記憶」を取り戻した彼女が、戦いの中で下した決断とたどり着いた真実について解説する。

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ペルソナシリーズの音楽・BGMまとめ

ペルソナシリーズの音楽・BGMまとめ

『ペルソナ』とは、株式会社アトラスより発売されているジュブナイルRPGシリーズである。全世界累計売上本数が1300万本越えの大人気ゲームとなっている。その人気の理由の1つにあるのが、ゲーム本編を彩る楽曲達の存在がある。魅力的な楽曲で多くのファンの心を掴んでいったペルソナの音楽は、人気が高まった結果両国国技館を舞台にライブを行ったり、リズムゲームまで発売するまでに至っている。ペルソナの魅力を語る上で外せない要点である。

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高難度!ペルソナ4 ザ・ゴールデンのRISKYに対する反応・感想まとめ【P4G】

高難度!ペルソナ4 ザ・ゴールデンのRISKYに対する反応・感想まとめ【P4G】

『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』では「HARD」の上に「RISKY」という難易度が存在する。「RISKY」は途中で難易度の変更が不可能で、敵に与えるダメージの減少、敵から受けるダメージの増加などの仕様がある。その中でもプレイヤーを特に苦しめるのは取得経験値や取得金の激減。これらの仕様に苦戦するプレイヤーの反応・感想をまとめた。

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ペルソナQのRISKYをP3主人公でクリアするためのコツ・注意点まとめ【シャドウ オブ ザ ラビリンス】

ペルソナQのRISKYをP3主人公でクリアするためのコツ・注意点まとめ【シャドウ オブ ザ ラビリンス】

『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』の難易度RISKYは、他の難易度とは異なりリーダーが倒れるとゲームオーバーになってしまう。『ペルソナ3』の主人公は『ペルソナ4』の主人公と比べて耐性面で劣っており、相手を即死させるムド系の「闇属性」を弱点としている。そのため『ペルソナ3』の主人公をリーダーにしている場合、RISKYでは慎重な立ち回りが求められる。

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