PSYCHO-PASS サイコパス 3(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『PSYCHO-PASS サイコパス 3』とは、2012年10月からフジテレビ「ノイタミナ」にて第1期が放送された、Pruduction I.G制作のオリジナルテレビアニメの第3期。人間のあらゆる心理状態や性格傾向などが数値として計測可能な「シビュラシステム」の導入された東京を舞台に、厚生省管轄の警察組織「公安局」がシビュラシステムのもと治安維持活動に日々尽力する。登場人物達の葛藤やジレンマを追う群像劇や近未来的事件解決の物語は国内外からも厚い支持を受けている。
CV:日笠陽子
20歳の元アイドル政治家。本名は小宮香利奈。肯定党の支援を受け都知事選に立候補・当選した。4歳からシビュラにアイドルとしての適性を見いだされる。ギャラを巡っての両親の離婚や、グループメンバーの色相が濁り潜在犯となってしまうなどの過去を持つが、自身はクリアカラーを保つなど強靭なサイコパスを持っている。外国からの移民よりも元来の日本国民を重視した「隣人政策」を掲げる。選挙時には榎宮一派に、信仰特区時には自爆テロで命を狙われる。灼には香水をプレゼントするなどとても友好的である。
マカリナ
CV:日笠陽子
小宮のメンタルカウンセラーである土屋荒城が作り上げた代理人格AI。正式名称は「マスコントロール・カリナ」。大衆に対し、脳に認知負荷のかかる思考の放棄を促す声のトーン・話法を用いて、高度な思考誘導を行うことが出来る。肯定党によって小宮に貸与、小宮カリナと瓜二つのホログラフィックを搭載しており、彼女と同じように行動する。全身のホログラフィックを一般人が使用することは規制対象であるため、マカリナの存在は秘匿されていた。
舞子・マイヤ・ストロンスカヤ(まいこ)
CV:清水理沙
炯と同じくロシア系移民の女性で彼の妻。24歳。灼と炯の共通の幼馴染である。炯と同じく軍役経験者で、空爆によって視力を失う。のちに日本で手術を行い、視力を取り戻す。
『PSYCHO-PASS サイコパス 3』の用語
サイコパス(PSYCHO-PASS)
本作のタイトルにもなっている、人間のあらゆる精神、心理状態を数値化したもの。PSYCHO(精神の)-PASS(証明書)を意味する。市民はこのサイコパスの数値によって管理されており、仕事や結婚の適性がこれによって明示されるため、幸せな人生を送るための指標となっている。
シビュラシステム
物語開始の30年ほど前から日本に導入され、秩序を保っている存在が厚生省の包括的生涯福祉支援システム。PSYCHO-PASSの管理を運営するシステムそのもののこと。大量のスーパーコンピューターの並列分散処理による演算であると表向きは発表されているが、その正体は免罪体質者などのイレギュラーな思考を持つ人間をはじめとした人々の生体脳がユニット、思考演算を拡張したシステムである。免罪体質者を取り込むことで、犯罪係数などの演算がより高度に拡張されていく仕様となっている。
犯罪係数(はんざいけいすう)
シビュラによって演算される数値の中で、犯罪心理に特化した数値のこと。過去の犯罪において蓄積された犯罪心理と思考のデータにより算出される。
潜在犯(せんざいはん)
シビュラによって犯罪係数が規定値以上になった者の呼称。犯罪を犯していなくても、予備軍として施設送りになったり、「執行」されてしまう。犯罪係数を低下させるケア施設やセラピー、投薬におけるアプローチも存在している。刑事課の執行官は、この潜在犯の中からシビュラの適性によって、「同じ犯罪者を狩るための猟犬」として選出される。
ドミネーター
CV:日髙のり子
正式名称「携帯型心理診断…鎮圧執行システム・ドミネーター」。シビュラシステムとリンクしており、リアルタイムで対象の犯罪係数を解析・計測する。公安局の監視官と執行官にのみ使用が許可されており、執行官が監視官にドミネーターを向けることは反逆行為として禁止されているため、警告の上記録される。対象の犯罪係数の数値によってふさわしい執行モードが存在し、0~99まではトリガーがロックされ、発砲ができない。100を超えると麻酔銃であるノンリーサル・パラライザーが発動、対象を麻痺させる。数値が300を超えると排除の判断が下され、対人抹殺モードのリーサル・エリミネーターが発動する。爆弾やドローンなど、人間以外の脅威が及ぶと、対物用分子破壊モードのデストロイ・デコンポーザーに切り替わり、周囲の空間ごと分子レベルで分解・排除してしまう。光線銃であるため、バッテリーの関係でパラライザーモード以外には使用制限がある。エリミネーターは4回、デコンポーザーは3回となっている。なお、商品化も行われている。
色相(しきそう)
サイコパスの数値が色によって視覚化されたもの。健全な心理状態であると澄んだブルーにより表現される。犯罪係数に伴って濁った色に変化していく。
エリアストレス
周囲の人々のサイコパスに悪影響を与える区画の数値を表す。犯罪行為が行われ、目撃した人々のサイコパス数値が上がったり、明確に犯罪意識を持った数人がテロ行為に及んだりすると数値が上昇する。
ビフロスト
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目次 - Contents
- 『PSYCHO-PASS サイコパス 3』の概要
- 『PSYCHO-PASS サイコパス 3』のあらすじ・ストーリー
- 物語の導入
- 巨大輸送機墜落事故編
- マカリナ編
- 信仰特区自爆テロ編
- 『PSYCHO-PASS サイコパス 3』の登場人物・キャラクター
- 公安局刑事課
- 慎導灼(しんどうあらた)
- 炯・ミハイル・イグナトフ(けい)
- 霜月美佳(しもつきみか)
- 廿六木天馬(とどろきてんま)
- 入江一途(いりえかずみち)
- 如月真緒(きさらぎまお)
- 雛河翔(ひなかわしょう)
- 唐之杜志恩(からのもりしおん)
- 外務省行動課
- 花城フレデリカ(はなしろ)
- 狡噛慎也(こうがみしんや)
- 宜野座伸元(ぎのざのぶちか)
- 須郷徹平(すごうてっぺい)
- ビフロスト
- 法斑静火(ほむら しずか)
- 代銀遙熙(しろがね はるき)
- 裁園寺莢子(さいおんじ きょうこ)
- 梓澤康一(あずさわこういち)
- 小畑千夜(おばた ちよ)
- その他
- 小宮カリナ(こみやかりな)
- マカリナ
- 舞子・マイヤ・ストロンスカヤ(まいこ)
- 『PSYCHO-PASS サイコパス 3』の用語
- サイコパス(PSYCHO-PASS)
- シビュラシステム
- 犯罪係数(はんざいけいすう)
- 潜在犯(せんざいはん)
- ドミネーター
- 色相(しきそう)
- エリアストレス
- ビフロスト
- コングレスマン
- インスペクター
- 狐(キツネ)
- ラウンドロビン
- 『PSYCHO-PASS サイコパス 3』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 慎導灼「それを決めるのは、人間であるべきです。そのために、ドミネーターには引き金が付いてるんですから」
- 「約束だ。また3人で」
- 慎導灼「執行官は盾じゃない、人間だ!」
- 雛河翔「自分の役割は、一係を守ること、だからね」
- 『PSYCHO-PASS サイコパス 3』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 総監督はテレビドラマ『踊る大捜査線』の監督として知られる本広克行
- 少年漫画『家庭教師ヒットマンREBORN!』で知られる天野明がキャラクター原案を担当
- メイン声優アフレコ秘話
- 『PSYCHO-PASS サイコパス 3』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):Who-ya Extended『Q-vism』
- ED(エンディング): Cö shu Nie『bullet』
- 挿入歌: 小宮カリナ(CV:日笠陽子)『FIRE BURNING WOMAN』(第2話、第5話)