ホビット 竜に奪われた王国(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ホビット 竜に奪われた王国』とは、『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』の60年前が舞台となる『ホビット』3部作の2作目で、2013年に公開された。原作はJ・R・R・トールキンの小説『ホビットの冒険』。ホビット族のビルボが仲間と共に困難を乗り越えながら、ドワーフ王国の奪還を目指す冒険物語で、大蜘蛛や火を吐く竜との戦い等、最新技術を活用した臨場感溢れる映像が観る者を圧倒する。『ロード・オブ・ザ・リング』の人気キャラクター、レゴラスの再登場や彼の想い人の初登場、冥王サウロンの復活など見所満載。
種族
ホビット族
身長60~120cmで、一般の人間よりもずっと小柄。足首から下が毛で覆われており、足裏の皮が厚いため靴を履くことがない。33歳で成人となり、平均寿命は100歳。
中つ国北西部のエリアドールにあるホビット庄(シャイア)に住む。緩やかな丘の斜面に、穴を掘って住居とし、性格は平和的で穏やか、農耕、食事、酒、パイプ草が好き。すばしこく動き、身を隠すことがうまく、力は強くないものの、精神的な耐久力が高い。起源は不明だが、人間とは生物学でいう“亜種”に近い関係だとされている。
エルフ族
身長は人間と同じか高い。中つ国に生きる全ての存在の中で、最も美しくかつ優れた資質を与えられている。
肉体的にも精神的にも極めて強靭で、疲れを知らず、病気にもならず、老いることも寿命もない。頭がよく、聴覚や視覚に優れ、暑さや寒さなどに対する耐性も高く、困難な状況でもよく耐える。寿命がないため、老いることもなくずっと生き続けるが、死ぬこともある。死因としては、「肉体の著しい損傷」と「生きることへの疲れ」の二つがある。エルフの作ったものは美しく、魔法めいた性質を帯びる。オークなど闇の勢力を憎み、長い間戦ってきた。中つ国で最初に目覚め、最初に言葉を話した種族とされている。
エルフは光のエルフ、暗闇のエルフの2種類に分けられる。西方の神々の国アマンで、二つの木を見たエルフを光のエルフ、見ていないエルフを暗闇のエルフと言う。二つの木とは、月と太陽が空に上がる以前に光り輝いてアマンを照らしていた、金の木ラウレリンと銀の木テルペリオンのことである。この二つの木の光を受け、神から直接教えを受けた光のエルフの能力は突出しており、暗闇のエルフを心身共に遥かに凌いでいる。暗闇のエルフの中でも序列があり、光のエルフと神に仕える精霊から教えを受けた灰色エルフ(シンダール)は暗闇のエルフの中で最も美しく、賢明で、技に長じている。シルヴァン・エルフは暗闇のエルフの中で霧ふり山脈の東の闇の森に住むエルフのことであり、光のエルフや、灰色エルフよりも知識や技量で劣る。登場人物の中では、ロスローリエンの奥方ガラドリエルが光のエルフ、スランドゥイルやレゴラスは灰色エルフで、タウリエルはシルヴァン・エルフである。
ドワーフ族
身長は人間より背が低く、120~150cmほどで、男女ともにヒゲを生やしている。肉体的にも精神的にも非常に頑強で、耐久力も持久力も非常に高い。寿命は250歳ほどで長いと300年生きることもある。採掘と工芸の技術に優れ、石の扱いにかけては並ぶものがない。地下や山をくり貫いて造った非常に雄大で美しく装飾された都市に住む。その都市の扉は、秘密を知らなければ発見することも開けることもできない。ドワーフには7氏族あり、そのうち始祖であるドゥリンの一族の子孫がトーリンである。
魔法使い(イスタリ)
魔法使いと呼ばれているが、正式な名称は「イスタリ」といい、西方から神に遣わされた存在である。
サウロンと対峙する中つ国の民を助け導くことが使命であり、エルフや人間と対等な立場になるため人間の老人の肉体をまとっている。魔法使いは5人おり、灰色のガンダルフのほかに、白のサウロン、茶色のラダガスト、そして青の魔法使いが2人いる。
人間
エルフ族やドワーフ族より弱く、能力的には大きく劣る。一般の人間の寿命はおおよそ60~80歳だが、長寿の氏族もいる。氏族により狩りや見張りの力を持つなど、独自に特殊な能力を発達させている者が多い。
オーク
冥王サウロンの配下として闇の勢力の主力を成す種族で、その正体は拷問や残忍な術によって心身ともにねじ曲げられたエルフたちである。醜く小柄、頭はあまり良くないが、暗闇でも目が効き、嗅覚も鋭い。好戦的で力が強く、足も速くて持久力がある。手先は器用で戦争で使用する武器などを作っている。巨大な狼のワーグに乗って移動することも多い。暗闇で生まれ、暗闇で活動するためか、通常、太陽の光を嫌い、光を浴びると疲弊する。ただし、太陽の光に強いオークもおり、劇中のアゾグやその配下は日光の下でも力を発揮する。
『ホビット 竜に奪われた王国』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
闇の森の中で襲ってきた大蜘蛛と戦い、ビルボが自分の剣に命名するシーン。
ビルボが大蜘蛛を剣で貫いた時の言葉「つらぬきやがって。」を聞き、それをヒントに「つらぬき丸」と命名した。この剣は、1作目の『ホビット思いがけない冒険』で、ガンダルフがトロルの洞窟で拾い、ビルボに与えたものである。洞窟で拾ったガンダルフとトーリンの剣を見て、裂け谷の領主エルロンドが剣の名前を言うが、ビルボの剣には名前がなく残念に思っていたのだ。なお『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』で年老いたビルボが養子のフロドに「つらぬき丸」を譲っている。ビルボが小さな体で勇敢に戦う時に使っていた愛剣「つらぬき丸」の名前の由来がわかる名シーン。
トーリン一行が酒樽に入り、激流を下りながら追手から逃げるシーン
闇の森のエルフに捕まったトーリン一行。一人だけ別の場所にいたため捕まらなかったビルボは、指輪を使い姿を消して城に忍び込み、酒樽の中に入り、その酒樽を川に落とし、流れに乗って脱出する案を考えた。ビルボは牢の鍵を盗んで全員の牢を開け酒蔵に向かい、見事、闇の森の王国からの脱出に成功する。一行を追って来ていたボルグ率いるオーク隊に襲われるが、そこにタウリエルやレゴラス達エルフ隊が逃げたトーリン一行を追ってきた。エルフたちが、一行を捕まえるより領地内に侵入してきたオークを倒すことを優先したことで、一行は樽に入ったまま、激流を下り、なんとか逃げ切ることができた。激流を下りながら、襲ってくるオークを見事な連携で倒すドワーフたちと、酒樽に入り激流を下っていくドワーフたちの頭に飛び乗り、オークを次々と倒していくレゴラスの優れた身体能力に驚嘆する名シーン。
はなれ山のドワーフ王国でトーリンたちがスマウグと戦うシーン
はなれ山に入ったトーリン一行。ビルボが第三紀竜の眠る最大最悪最強の火を吐く竜のスマウグの眠る部屋に忍び込み王家の証アーケンストーンを探す。しかし、目を覚ましたスマウグが、王国の中を炎を吐きながらビルボやドワーフたちを追う。一瞬で殺されてしまうかもしれない恐怖の中で、トーリンはスマウグと戦うことを決意する。高温で溶かした黄金でスマウグを固めて殺す作戦を立て、製錬所にスマウグを誘い出したトーリン。作戦は成功したかに見えたが、スマウグはすぐに飛び上がる。エルフの王スランドゥイルでさえ恐れるスマウグに立ち向かうドワーフたちの勇気に感動し、「我が名は炎、我が名は死」と言うスマウグの圧倒的な強さ、恐怖にすくみあがる名シーン。
『ホビット 竜に奪われた王国』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
Related Articles関連記事
ファンタジーの定番「ドワーフ」とは!?元ネタ・特徴・能力・有名キャラクターを徹底解説!
ドワーフとは、ファンタジー風の異世界を舞台とする作品にたびたび登場する、人間に近い姿をした「亜人」と呼ばれる種族の1つである。もともとは北欧神話に登場する妖精の一種で、『指輪物語』や『ロードス島物語』といった作品で取り上げられながら設定が整理されていった。 ドワーフは小柄で屈強な体を持ち、手先が器用で鉱物の加工を得意とする。酒を好み、髭が長く、偏屈なところはあるが人間に対して友好的である。ここでは、ファンタジー物の作品では定番のキャラクターであるドワーフについて解説していく。
Read Article
ファンタジーの定番「エルフ」とは!?元ネタ・特徴・能力・有名キャラクターを徹底解説!
エルフとは、ファンタジー風の異世界を舞台とする作品にたびたび登場する、人間に近い姿をした「亜人」と呼ばれる種族の1つである。もともとは北欧に伝わる妖精の一種で、『指輪物語』や『ロードス島物語』といった作品で取り上げられながら設定が整理されていった。 エルフは長い耳と人間の数倍以上の寿命を持ち、種族的に高い魔力を持つ。自然を崇拝し、森の中を主な生活圏にしており、他種族に対しては排他的な傾向が強い。ここでは、ファンタジー物の作品では定番のキャラクターであるエルフについて解説していく。
Read Article
北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!
北欧神話(ほくおうしんわ)とは、キリスト教が広まる以前にノルド人(ノース人)が信仰していた神話体系。ノルド人がスカンジナビア半島を勢力圏としていたため、スカンジナビア神話とも呼ばれている。口伝によって伝えられていたが、13世紀頃、アイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンによって『エッダ』という書物にまとめられた。 「滅亡の運命」が定められた神々の隆盛と終焉を描いており、全体的に暗い印象のエピソードが多い。物語全体の完成度が高く、漫画などの現代の創作物においてもたびたび題材として用いられる。
Read Article
ホビット 決戦のゆくえ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ホビット 決戦のゆくえ』とは、『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』の60年前が舞台となる『ホビット』3部作の最終章で、2014年に公開された映画。原作はJ・R・R・トールキンの小説『ホビットの冒険』。ホビット族のビルボが仲間と共にドワーフ王国の再興を目指す冒険物語で、壮大な世界観や臨場感溢れる映像、圧倒的スケールの戦闘シーンが観る者を魅了する。町を襲う竜や闇の勢力との壮絶な死闘に加え、ビルボとドワーフら旅の仲間の絆、エルフの女性とドワーフの若者の切ない恋の行方も魅力の作品。
Read Article
ホビット 思いがけない冒険(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ホビット 思いがけない冒険』は、『ロード・オブ・ザ・リング』の60年前の前日譚となる『ホビット』三部作の1作目で、2012年に公開された。原作はJ・R・R・トールキンの小説『ホビットの冒険』。ニュージーランドの壮大な風景に加え、最新技術を活用した今までにない映像美、臨場感溢れるアクションシーンの連続で、観客を興奮の渦に巻き込む。ホビット族のビルボが困難を乗り越えながら仲間との友情を築いていく冒険物語で、『ロード・オブ・ザ・リング』につながるシーンも多く、シリーズの理解も深まる見逃せない作品。
Read Article
ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』とは、2001年~2003年に公開された、J・R・R・トールキン作の『指輪物語』を原作とした『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』三部作映画の第一作目。中つ国(ミドル・アース)を舞台に、主人公のフロドを含む9人の旅の仲間が、冥王サウロンを完全に滅ぼすため、全てを統べる「一つの指輪」を破壊する物語である。
Read Article
ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』とは、映画三部作の興行収入が全世界で3,000億円を超える大人気シリーズ『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』三部作の完結編で、2003年に公開された。原作はJ・R・R・トールキンの小説『指輪物語』で架空の種族や架空の地が舞台である。すべての指輪を統べる強大な力を持つ「一つの指輪」を葬る旅に出たフロドは目的地の滅びの山があるモルドールの目の前まで来ていた。アラゴルン達は人間の国ゴンドールに加勢し、サウロン軍に勝利、とうとう最終決戦を迎える。
Read Article
ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』とは、映画三部作の興行収入が全世界で3,000億円を超える大人気シリーズ『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』三部作の第二作目で、2002年に公開された。原作はJ・R・R・トールキンの小説『指輪物語』でエルフなど架空の種族や架空の地が舞台となっている。前作ですべての指輪を統べる強大な力を持った「一つの指輪」を葬る旅に出たフロドたちは、何人もの仲間を失いながらも3手に分かれ、それぞれの戦いに挑んでいく。中つ国では闇の勢力がますます力を増大させていた。
Read Article
美女と野獣(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『美女と野獣』(原題:Beauty and the Beast)は2017年にアメリカで制作された映画。1991年に制作された、ディズニーアニメーション不朽の名作を完全実写化。魔女の呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまった王子と、孤独を抱えながらも前向きに生きる美しい娘ベルが出会い次第に惹かれあっていく模様を描く。愛すること、信じ抜くことを描くファンタジーロマンス。
Read Article
アベンジャーズ/エンドゲーム(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ
『アベンジャーズ/エンドゲーム』とは、2019年に公開されたディズニー配給・マーベル製作の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の続編である。本作は、宇宙最大のパワーを持つ6つの石”インフィニティ・ストーン”を集めたサノスがアベンジャーズのメンバーを含む、全宇宙の生命の半分を消滅させたところから始まる。人類を守るため、”キャプテン・アメリカ”や”アイアンマン”を筆頭に最強ヒーローたちが再び立ち上がり、史上最凶最悪の敵・サノスに逆襲(アベンジ)する。
Read Article
キング・コング(King Kong)のネタバレ解説・考察まとめ
映画史に残る1933年制作の怪獣映画の古典「キング・コング」を「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督がSFXを駆使してリメイクしたのが、この2005年版「キング・コング」。映画撮影のため南海に浮かぶ海図には乗らない神秘の島・髑髏(どくろ)島に到着した撮影隊がキング・コングを初め様々な怪獣や恐竜たちと遭遇する、ラブロマンスとホラー要素もある痛快アクション・アドベンチャー。
Read Article
ドクター・ストレンジ(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ
『ドクター・ストレンジ』とは、2016年に公開されたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。日本での公開は翌年2017年1月27日。製作はマーベル・スタジオ、配給はウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ。マーベル・コミックの実写映画の中でも、同一の世界観を共有する「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズとしては第14作品目。不慮の事故により医師の道を断たれ、厳しい修行の末に魔術師として再起した元天才外科医ドクター・ストレンジと、闇の魔術を操る集団との戦いを描く。
Read Article
キャプテン・マーベル(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ
『キャプテン・マーベル』とは、アメリカ合衆国で2019年3月に公開されたスーパーヒーロー映画である。MCUシリーズとしては第21作品目。記憶を失った主人公ヴァースは、惑星ハラで暮らすエリート女性戦闘員である。任務の途中で訪れた1990年代の地球・アメリカでアベンジャーズ結成前のニック・フューリーと出会ったヴァースは、彼と行動を共にするうちに失った真実の記憶を取り戻し、自らの使命に気づくことになる。
Read Article
グッドライアー 偽りのゲーム(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『グッドライアー偽りのゲーム』とは、ニコラス・サールの小説『老いたる詐欺師』を映画化したクライムミステリーである。監督は数々のヒット作を持つビル・コンドン。イギリス映画界の重鎮であるヘレン・ミレン、イアン・マッケラン、ジム・カーターを起用し、緊張感に満ちた、良質な大人のサスペンスを生み出した。世間を知らない初老の資産家ベティの全財産の乗っ取りを企む老獪な詐欺師ロイと、相棒のヴィンセントが仕掛ける危険な罠。60年もの間ベティの心の奥底にくすぶっていたロイへの怒りが今、解き放たれようとしていた。
Read Article
ワイルド・スピード EURO MISSION(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ワイルド・スピード EURO MISSION』とはアメリカ合衆国で制作されたカーアクション映画である。『ワイルド・スピード』シリーズの第6作目。ブラジルの犯罪王から大金を手に入れたドミニク・トレットを含む仲間たちは自由気ままな暮らしをしていた。しかし、死んだはずのドミニク・トレットの元恋人であるレティ・オルティスが生きていることを知り、彼女が所属している国際的犯罪組織との闘いにドミニク・トレットとその仲間たちが突入していく。家族を守る為のドミニク・トレットの優しさと正義感が伝わる映画である。
Read Article
1917 命をかけた伝令(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『1917 命をかけた伝令』とは、名匠サム・メンデスが、第1次世界大戦を舞台に全編ワンカット風に描く戦争ドラマ。若きイギリス兵のウィルとブレイクの2人は、敵軍の罠にかかりそうな前線の味方を救うべく伝令を届ける命を受け、危険な道のりを必死に進んでいく。コリン・ファースやマーク・ストロング、ベネディクト・カンバーバッチなどイギリスを代表する俳優が共演しており、世界中で高い評価を受け、アカデミー賞では10部門のノミネートとなった。
Read Article
アントマン&ワスプ(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ
『アントマン&ワスプ』とは、2018年に公開されたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。日本での公開は翌年2018年8月31日。マーベル・コミックの実写映画の中で同一世界観を共有する『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズとしては第20作品目、『アントマン』シリーズとしては第2作品目。 特殊スーツで体長1.5cmの「アントマン」に変身するスコット・ラングは、スーツの開発者ピム博士とその娘で相棒のワスプ(ホープ)と共に、行方不明となったホープの母ジャネットの探索に協力する。
Read Article
イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
第二次世界大戦中に、ドイツのエニグマ暗号の解読に挑んだアラン・チューリングの実話を、グレアム・ムーア脚本、モルテン・ティルドゥム監督により2014年に映画化した、歴史ミステリー映画。解読不能と言われたエニグマ暗号を、万能マシン「クリストファー」によって解読し、イギリスを勝利に導いたものの、同性愛者であることから不遇の人生を送ったアラン・チューリングをベネディクト・カンバーバッチが熱演している。
Read Article
ダ・ヴィンチ・コード(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ダ・ヴィンチ・コード』とはダン・ブラウンの小説を原作に、2006年に公開されたアメリカの映画。監督はロン・ハワードで、脚本は原作者のブラウンとアキヴァ・ゴールズマンである。2006年の映画興行収入は2番目に高いが、批評家からは酷評も目立つ話題作。大学教授のロバート・ラングドンは、友人でルーブル美術館館長のソニエールが死体で見つかったことから警察に呼び出される。ロバートが追っ手を避けながらソニエールの孫娘と一緒に、ダ・ヴィンチの絵画に秘められたキリストの謎に近付いていくミステリーサスペンス映画。
Read Article
マーベル映画作品(MCU)フェイズ3のネタバレ解説・考察まとめ
MCUのフェイズ3では今までの10年間を一区切りさせるということで、大人気の原作を元にしたシビル・ウォーを皮切りにインフィニティ・ウォー以外でもヒーローの大規模なクロスオーバーが描かれている。また、インフィニティ・ストーンの謎が次々に明かされるフェイズでもある。スパイダーマンやドクター・ストレンジなどの新たなヒーローも参入し、フェイズ4に向けた伏線も張られ始める。 MCUフェイズ3の作品同士・キャラクター同士の繋がりや時系列的な関係性について深掘りする。
Read Article
MCUシリーズにおけるインフィニティ・ストーンのネタバレ解説・考察まとめ
マーベルスタジオが制作するスーパーヒーロー映画作品群「マーベル・シネマティック・ユニバース」。多数の作品が作られているMCUシリーズにおいて、物語の重要なカギとなる存在が、インフィニティ・ストーンである。6つ存在するこの石はすべてを集めたものに絶大な力をもたらすという。それぞれの持つ力と、その6つの力が集まる映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」にて、どのような力を発揮したのかについてをまとめる。
Read Article
MCUとロード・オブ・ザ・リングシリーズ両方に出演している俳優まとめ【リヴ・タイラーなど】
『アベンジャーズ』シリーズなどで人気を誇るMCU作品と、ファンタジー超大作『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』シリーズの両方に出演している俳優をまとめました。『インクレディブル・ハルク』ではヒロインのベティを、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズではエルフの姫アルウェンを演じたリヴ・タイラーをはじめ、様々な俳優が両シリーズに出演しています。ここでは彼らが演じたキャラクターや登場作品もあわせて紹介していきます。
Read Article
【ロード・オブ・ザ・リングシリーズ】オーランド・ブルームのカッコ良さが癖になる出演映画まとめ【パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズ】
オーランド・ブルームといえば、甘ーいマスクが印象的な俳優ですよね。彼の名を一躍有名にしたのは、やはり何といっても『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでしょう。以降、様々な話題作に出演しています。この記事では、そんなオーランド・ブルームの出ている映画をいろいろまとめました。
Read Article
映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ撮影裏画像まとめ!オーランド・ブルームなどイケメン俳優のショットも掲載
ファンタジー超大作『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの撮影裏画像を集めました。フロド役のイライジャ・ウッド、アラゴルン役のヴィゴ・モーテンセン、レゴラス役のオーランド・ブルームなどイケメン俳優のショットはもちろん、特殊メイクを施されるキャストの姿など貴重なメイキングシーンを掲載。ファン必見の画像をたっぷり紹介していきます。
Read Article
歴代シャーロック・ホームズ役者には個性的なイケメンがずらり!
シャーロック・ホームズ!彼がいなかったら、テレビドラマでの刑事物やバディ(相棒)物というジャンルはおそらく生まれていなかったと思います。彼を演じた役者の数もかなりのボリュームで、まだ映画に音がない(サイレント映画)時代から既にホームズ映画はありました。そんなホームズを演じた様々な俳優達を時系列で紹介します。
Read Article
【ハリー・ポッター好きにおすすめ!】魔法・冒険がテーマのファンタジー映画10選【ロード・オブ・ザ・リング/ナルニア国物語】
この記事では魔法や冒険をテーマにしたファンタジー映画をまとめた。子ども向けのものから少しダークなものまで幅広く紹介している。『ハリー・ポッターシリーズ』が好きならばどの映画もハマること間違いなしだ。気になった作品があればぜひチェックしてみてほしい。
Read Article
【ベッカム】築地やデパ地下で目撃情報あり!お忍び来日した海外セレブの画像まとめ【レオナルド・ディカプリオ】
世界に名だたるスポーツ選手や俳優たち。彼ら/彼女らの中には、お忍びで来日している人もいるそうです。築地や銀座での目撃情報もあれば、デパ地下という意外な場所で見たとの声も。この記事では、来日した海外セレブたちの画像についてまとめました。こんなイケメンや美女が急に街中に現われたらビックリですよね。
Read Article
【MCU】仲良しっぷりが伝わるアベンジャーズキャストの画像まとめ【マーベル・コミックス】
世界中にヒーロー映画旋風を巻き起こしてきた『アベンジャーズ』シリーズ。2019年、遂にヒーローたちの物語の終幕となる『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開されました。ここではロバート・ダウニー・Jr.やスカーレット・ヨハンソンをはじめとする、同作品に出演した超豪華キャストの集合写真などを集めました。撮影の舞台裏や貴重なオフショットを紹介していきます。
Read Article
【美女と野獣】ハリー・ポッターシリーズ俳優が共演している作品まとめ!こんなにあった!【マレフィセント】
かつて『ハリー・ポッター』シリーズに出演していた俳優たちは、別の作品でも共演していることが多々あります。この記事では、そんな映画の数々についてまとめました。たとえば、2017年の映画『美女と野獣』。ハリポタでハーマイオニー役を務めたエマ・ワトソンの他、トレローニー先生役だったエマ・トンプソンが出ています。偶然とはいえ、同じエマ繋がりなのか面白いですね!
Read Article
【MCU】マーベル映画の女性キャラクターを紹介【キャプテン・マーベル】
マーベル映画に登場する女性キャラクターをまとめました。キャプテン・マーベルや「アベンジャーズ」シリーズに登場するスカーレット・ウィッチ、「X-MEN」シリーズのミスティークなど、強さと美しさを兼ね備えた女性ばかり。各キャラクターの人物像や画像を紹介していきます。
Read Article
【アベンジャーズ】あらすじやトリビアなど!マーベル作品を徹底紹解説【MCU】
世界中でヒーロー映画旋風を巻き起こしたマーベル作品。「アイアンマン」や「アベンジャーズ」を始め、人気ヒーローを多く輩出してきました。ここではMCUの映画やドラマのあらすじや見どころ、登場人物やキャラクターなどについてまとめました。またファンならば知っておきたい作品の小ネタやトリビア、裏設定などもあわせて紹介していきます。
Read Article
目次 - Contents
- 『ホビット 竜に奪われた王国』の概要
- 『ホビット 竜に奪われた王国』のあらすじ・ストーリー
- 熊人・ビヨルンの助力
- 闇の森からの脱出
- バルドとの邂逅
- 闇の陣営の計画
- バルドの懸念
- 捕われていたスライン
- 隠された扉
- サウロンとの対決
- 目覚めた竜
- スマウグ襲来
- 『ホビット 竜に奪われた王国』の登場人物・キャラクター
- 冒険の仲間
- ビルボ・バギンズ(演:マーティン・フリーマン)
- ガンダルフ(演:イアン・マッケラン)
- トーリン・オーケンシールド(演:リチャード・アーミティッジ)
- バーリン(演:ケン・ストット)
- ドワーリン(演:グレアム・マクタヴィッシュ)
- フィーリ(演:ディーン・オゴーマン)
- キーリ(演:エイダン・ターナー)
- オイン(演:ジョン・カレン)
- グローイン(演:ピーター・ハンブルトン)
- ドーリ(演:マーク・ハドロウ)
- ノーリ(演:ジェド・ブロフィー)
- オーリ(演:アダム・ブラウン)
- ボンブール(演:スティーブン・ハンター)
- ボフール(演:ジェームズ・ネスビット)
- ビフール(演:ウィリアム・キルシャー)
- エルフ族
- スランドゥイル(演:リー・ペイス)
- レゴラス(演:オーランド・ブルーム)
- タウリエル(演:エヴァンジェリン・リリー)
- ガラドリエル(演:ケイト・ブランシェット)
- 人間
- バルド(演:ルーク・エヴァンズ)
- バイン(演:ジョン・ベル)
- 統領(演:スティーヴン・フライ)
- アルフリド(演:ライアン・ヘイジ)
- ギリオン(演:ルーク・エヴァンズ)
- ドワーフ族
- スロール(演:ジェフリー・トーマス)
- スライン(演:マイク・ミズラヒ)
- 闇の勢力
- 死人遣い(ネクロマンサー)
- アゾグ(演:マヌー・ベネット)
- ボルグ(演:ローレンス・マコール)
- スマウグ(演:ベネディクト・カンバーバッチ)
- その他
- ビヨルン(演:ミカエル・パーシュブラント)
- ラダガスト(演:シルベスター・マッコイ)
- 『ホビット 竜に奪われた王国』の用語
- 中つ国(なかつくに)
- 力の指輪
- 一つの指輪
- 三つの指輪
- 七つの指輪
- 九つの指輪
- はなれ山(エレボール)
- 種族
- ホビット族
- エルフ族
- ドワーフ族
- 魔法使い(イスタリ)
- 人間
- オーク
- 『ホビット 竜に奪われた王国』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 闇の森の中で襲ってきた大蜘蛛と戦い、ビルボが自分の剣に命名するシーン。
- トーリン一行が酒樽に入り、激流を下りながら追手から逃げるシーン
- はなれ山のドワーフ王国でトーリンたちがスマウグと戦うシーン
- 『ホビット 竜に奪われた王国』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 映画冒頭、ブリー村のシーンで、監督のピーター・ジャクソンがカメオ出演していた。
- ゴラム役のアンディ・サーキスが制作に参加していた。
- 谷間の町デイルの領主ギリオンを演じたのは、バルド役のルーク・エヴァンズ
- ボフール役ジェームズ・ネスビットの娘2人が、バルドの娘たちを演じていた。
- 『ホビット 竜に奪われた王国』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:エド・シーラン『アイ・シー・ファイア』