NARUTO（ナルト）の尾獣と人柱力まとめ

かつてのうちは一族の長。遠い昔に死んだとされる忍。『第四次忍界大戦』で十尾の人柱力となった。

木の葉隠れの里ができる前、うちは一族を率いていた男。うちは一族と長い間争い続けてきた『千手一族』の長である『千手柱間』と手を組み、木の葉隠れの里を作った。しかし、柱間の弟である扉間はマダラのことを信頼しておらず、常に疑惑の視線を送っていた。そして、柱間が初代火影として選ばれた事で、うちは一族が千手一族に支配されるのではないかと危惧して、うちはの者に里を脱することを提案するが誰にも相手されなかった。これが原因でマダラは里を出て、うちは一族に記してあった石碑にあった『月の眼計画』を発動させようとする。それで柱間と死闘を繰り広げ、敗北した。
柱間との戦いで死亡したと思われていたが、現実を書き換える禁術『イザナギ』により生き延びていた。その後、うちはオビトを助け、自身の協力者として育て上げて死亡した。
そして『第四次忍界大戦』の時、禁術である『穢土転生』で不完全ながらに復活した。

六道仙人の息子である『インドラ』の転生者。インドラには弟である『アシュラ』がいるが、アシュラの転生者は柱間である。インドラとアシュラは争い続けた間柄で、その転生者であるマダラと柱間も争い合う運命にある。柱間とマダラの後の転生者がナルトとサスケである。
『忍の神』と称される初代火影・千手柱間と渡り合った忍であり、凄まじい実力者である。
弟の写輪眼を移植し、永遠の万華鏡写輪眼を持つ。また、柱間と戦った時に、柱間の細胞を手に入れている。柱間の細胞を自身に移植することで輪廻眼を開眼した（輪廻眼を開眼する条件はインドラとアシュラのチャクラが合わさることである）。
柱間の細胞を移植しているので木遁も使うことができる。

来歴

木の葉隠れの里の設立

まだ里や忍というシステムができる前、マダラは『うちは一族』の一員として、他の一族と戦いを繰り広げていた。そんな時、マダラは川で一人の少年と出会う。それがうちは一族と死闘を繰り広げていた『千手一族』の『千手柱間』だった。二人は『戦いが続く世の中を変えたい』という想いを抱いていた。柱間は「ここに俺たちの集落を作ろう」と語った。そうして二人は、お互いに技を競い合いながらも交流を深めていった。
そんなある日、マダラは父から川であった少年が憎むべき千手一族のものだと知らされる。何も知らない振りをして柱間に会うように命じられたマダラだったが、マダラは柱間に危険を知らせる。しかし、対する柱間もマダラと同じ状況で父親からマダラに素知らぬ振りをして接触するように言われており、マダラに危険を知らせた。二人はその場を脱しようとするが、双方の父と弟が現れ、戦いを始める。マダラと柱間は父と弟を守るために戦いを強いられる。マダラはその戦いの中で写輪眼を開眼する。マダラは戦いを避けることが無理だと悟り、柱間と決別した。

その後、マダラと柱間は互いに一族の族長となり、争いを続けた。その中でマダラは万華鏡写輪眼を開眼する。
血で血を洗う争いが続く中で、マダラの弟であるイズナが、柱間の弟である扉間に殺害される。マダラは弟の写輪眼を移植し、永遠の万華鏡写輪眼を手に入れた。より一層、千手一族への憎しみを増したマダラは柱間と壮絶な戦いを繰り広げるが、柱間に敗北する。柱間はうちはと千手が争わないですむ道はないか模索するが、マダラはそんな柱間に自害するように言う。扉間はそんなマダラに喰ってかかるが、柱間はそんな扉間を制し、迷わず自害をしようとする。そんな柱間を見たマダラは負けを認め、うちはと千手は和平を結ぶことになった。

数ある一族の中でも突出した力を持つ『うちは』と『千手』が手を組んだことにより、多くの一族がその同盟に加わった。その結果、『木の葉隠れの里』が設立された。そして、それに対抗するために他でも里が設立された。
マダラは柱間と共に里づくりに尽力した。しかし、扉間からは常に危険視されていた。柱間はマダラを長に推薦するが、会議の結果、柱間が火影となった。マダラは柱間の死後、扉間が里の実権を握り、うちは一族がその支配下に置かれると危惧した。マダラはうちは一族に里を脱するように提案するが、マダラに耳を貸すものはいなかった。
絶望したマダラは、うちは一族に伝わる石碑に記してあった『月の眼計画』を発動する事を企み、一人で里を出た。

それから一年後、九尾を手懐けたマダラは木の葉隠れの里を強襲し、柱間と死闘を行う。その結果、マダラは敗北した。その時、里のために人が人を殺す事を予見して命を落とした。しかし、マダラは、失明する代わりに現実を書き換える術『イザナギ』を仕込んでおり、死んだ現実を書き換えて復活した。マダラは地下に潜り、柱間と戦った時に食いちぎっていた肉片から柱間細胞を自身に埋め込み、外道魔像（六道仙人が十尾から尾獣を抜き取った抜け殻）と自身を繋いで生き永らえた。
その後、『第三次忍界大戦』で死にかけていたオビトを救い出した。オビトに『月の眼計画』を手伝うように要請するが、オビトはそれを断る。そこでマダラらは霧隠れの忍に、オビトが想いを寄せていたリンを三尾の人柱力にさせ、死ぬように仕向けた。リンの死を目にしたオビトはマダラの意思を継ぐ事を決める。マダラはオビトに『月の眼計画』について話し、外道魔像との接続を断ち切って死亡した。その際、マダラは柱間の細胞から作り出した『ゼツ』の一体に自身の意識を流し込んで、『黒ゼツ』を作り出し、オビトのサポートとした。また、死の間際になって柱間のチャクラが完全に融合し、輪廻眼を開眼している。その輪廻眼は長門へと移植された。

第四次忍界大戦

禁術・『穢土転生』により、不完全ながらも復活を果たす。
戦場に赴いたマダラは、分身体のナルト、我愛羅、土影であるオオノキや、、多数の忍と戦いを始める。マダラは圧倒的な人数差を物ともせず、火遁や須佐能乎を使って多くの忍を葬る。ナルトと我愛羅の連携により、須佐能乎の外に引っ張り出され、『螺旋手裏剣』を受けるマダラだったが、輪廻眼を開眼し、術を吸い取って無効化した。その後、マダラに対抗するために五影全員が揃う。しかし、マダラは火遁、木遁、須佐能乎、輪廻眼を用いて、地形を変えるほどの戦いを見せる。そして五影に圧勝した。その時、『穢土転生』で蘇ったイタチが、『穢土転生』の術者であるカブトを倒す。そして『穢土転生』を解除させることに成功する。それにより、戦場を荒らしていた『穢土転生』によって蘇った忍は消えた。しかし、『穢土転生』の解除の印を知っていたマダラだけは消えることがなかった。これにより、チャクラが減らない、そして死ぬ事もない化け物となった。

その後、オビトと2人で忍連合を相手取る。そこへ『穢土転生』で蘇った千手柱間が現れる。因縁の相手の登場に、マダラは嬉々とした表情を見せて戦いを始める。柱間と戦っている途中、オビトがカカシによって致命傷を与えられる。その時、マダラはオビトの身体を支配し、術者の命をと引き換えに他者を生き返らせる『外道・輪廻天生の術』を発動させて、生き返ろうとする。しかし、オビトはそれに抵抗し、十尾の人柱力となる術を発動させた。

オビトはナルト達と戦ってかつての自分を取り戻す。そして『外道・輪廻天生の術』を使って、戦争によって死んでいった者達を復活させようとする。その時、黒ゼツがオビトの身体を操ってマダラを復活させる。これにより、マダラは完全な復活を果たした。マダラは、オビトの中から引きずり出された尾獣達を外道魔像の中へ閉じ込めようとする。
マダラは隠していた自身の輪廻眼を片方をはめて戦い、解放された尾獣やナルト達と戦い、それらを圧倒する。尾獣は次々に尾獣達を外道魔像に封じ、ナルトとキラービーの中の尾獣も封じることに成功する。そしてマダラは十尾の人柱力となった。

その後、自身の命と引き換えに、一時の間だけ超人的な力を得る『八門遁甲の陣』を発動したガイと戦闘を行う。マダラは、時空を歪めるほどのスピードと、空気を撃つだけで攻撃ができるほどの力を発揮するほどのガイを、これまで戦った忍の中で一番の体術の使い手と認める。マダラはガイに手傷を負わせられるが、先にガイに限界訪れた。マダラはガイにトドメを刺そうとするが、そこへ六道仙人より力を授かったナルトとサスケが現れる。ナルトは六道仙術に目覚め、ナルトは輪廻眼を開眼していた。

マダラは自身の輪廻眼の能力である『輪墓（見えざる世界にもう一人の自分を生み出して攻撃する）』を使用して戦う。通常、もう一人のマダラの姿を感知することは不可能のはずだが、ナルトは気配を察知し、サスケは視認できていた。形勢不利と見たマダラは、オビトが使用している自身の輪廻眼を取り戻す。そして遂に『無限月読』を発動させる。しかし、その直後に黒ゼツにより襲われる。黒ゼツはマダラが作り出したと思っていたが、実は六道仙人の母親である『大筒木カグヤ』が産み落とした存在だった。黒ゼツは六道仙人に封印されたカグヤを復活させようとしていた。その為の駒としてマダラを誘導していたことを明かした。そしてマダラを触媒として、カグヤが復活した。

カグヤが倒された時、尾獣を抜かれたマダラは死にかけていた。倒れているマダラに、柱間は「互いに死なぬ方法があるとすれば敵同士腹の中を見せ合って兄弟の盃を酌み交わすしかねェと。だがもう互いにもう死ぬ。今なら…ただ戦友として酒を酌み交わせる。」と投げかける。マダラはそんな柱間に「戦友…か…。それ…なら…オレ…たち…も…」と残して死亡した。

マダラの術・技

完成体 須佐能乎（かんせいたい すさのお）

須佐能乎の完成形。鎧を纏った天狗のような姿になる。
刀を持っており、その一閃は遠く離れた山を両断するほどの破壊力を持つ。
五影たちはどうすることもできなかった。

天碍震星（てんがいしんせい）

輪廻眼の力のひとつ。成層圏に巨石を作り出してそれを敵めがけて落とす。
五影たち相手に使用した。ひとつはオオノキが防いだが、連続して落とされた隕石にはどうすることも出来なかった。
術の名前はゲームで明らかになった。

多重木遁分身の術（たじゅうもくとんぶんしんのじゅつ）

マダラのライバルである千手柱間が得意としていた木遁分身。柱間の木遁分身には、写輪眼を持つマダラでさえも見抜くのに苦労していたらしい。
五影たちとの戦いで使用した。分身隊の全員が須佐能乎を発動し、五影たちに絶望を与えた。

火遁・豪火滅却（かとん・ごうかめっきゃく）

忍連合軍相手に使用した。広範囲を業火で焼き尽くす。
この術の上位版に『豪火滅失』という術がある。

火遁・豪火滅却

renote.net

炎を広範囲に広げて吹き出し、辺りを焼き尽くす技。

木遁・花樹界降臨（もくとん・かじゅかいこうりん）

柱間が得意としていた術の中に『樹海降誕』という術があるが、その上位版。
地中から花が咲く樹を生やして巨大な樹海を生み出す。花が咲くと周囲に鱗粉が飛び散り、それを吸引すると体の自由を奪われる。
マダラはこの樹海に火をつけて五影たちを業火に包んだ。

輪墓・辺獄（りんぼ・へんごく）