NARUTO(ナルト)の尾獣と人柱力まとめ

『NARUTO』とは、岸本斉史の漫画、およびそれを原作とするアニメや映画などのメディアミックス作品である。
木の葉隠れの里に住む少年・うずまきナルトは、里に甚大な被害を与えた九尾を封じられていた。それ故、ナルトは里の人間から忌み嫌われて育った。ナルトは里の人間を見返すために、里の長である『火影』を目指す。
『人柱力』とは、強大な力を持つ尾獣を封じられた人間の事である。戦争の抑止力ともなる人柱力は、作中で非常に重要な存在である。

全ての尾獣たちからチャクラを貰った事、六道仙人から『陽』の力を与えられた事で開花した力。通称『六道仙術』。

風火土雷水陰陽、全ての性質が合わさった『求道玉』を操ることができる。求道玉は触れるもの全てを消し去る力がある。これは物体だけではなく、術もその対象に含まれる。しかし自然エネルギーを含む仙術だけは吸収することができない。求道玉は形状変化させることができる。
マダラの輪廻眼の能力に『輪墓・辺獄(見えざる世界にもう一人の自分を召喚し、攻撃を行う)』という技があるが、このモードのナルトはもう一人のマダラの姿を見ることができた。

尾獣たちにチャクラを借りる事で、ナルトが本来持っていない系統の術も使用できる。チャクラによる副腕、尾獣化も可能である。
サスケとの最後の戦いでは、尾獣化した状態で3体の影分身を生み出し、その内に自然エネルギーを練らせてオリジナルに還元させ、阿修羅のような3つの顔を持つ姿となった。そして尾獣玉を核とする螺旋手裏剣を作り出した。

最終段階の『八門遁甲の陣』を使って死にそうになっているガイの命を救ったり、失くなったカカシの左眼を再生させる力もある。

来歴

生い立ち

ナルトの母親のうずまきクシナは九尾の人柱力だった。人柱力が子供を産む場合、尾獣の封印が緩んでしまうリスクがあった。その隙をついてうちはオビトが九尾を求めて襲撃してくる。その結果、九尾はオビトの支配下に置かれ、木の葉の里に口寄せされた。
ナルトの父親である波風ミナトは、自身の命をかけて九尾の力をナルトの中に封じ込めようとする。しかし、一瞬の隙をついて九尾は赤ん坊のナルトを攻撃しようとし、ミナトとクシナはナルトを庇って九尾の爪に貫かれてしまう。ミナトは最後の力を振り絞って九尾の力の半分をナルトに、そして半分を自身の中に封じて里の危機を救った。
そうしてナルトは九尾の人柱力となった。三代目火影により里の住人には「ナルトに九尾が封じられている事の口外」が禁じられる。ナルトを含める子供達はその事実を知る事がなかったが、九尾に恨みを持つ里の者たちがナルトへ向ける視線は冷たいものだった。子供達も親達が醸し出す雰囲気を察し、ナルトはほぼ全ての里の者から嫌われて育つ事になる。

忍者アカデミー卒業〜終末の谷での戦い

忍者になるための学校である『忍者アカデミー』に通うナルトだったが、ナルトは落ちこぼれで何度も卒業試験に落ちていた。そんなある日、ナルトは教師であるミズキに騙されて禁術の巻物を盗んでしまう。ミズキはナルトに九尾が封じられている事を伝え、ナルトから禁術の巻物を奪おうとする。悲しみにくれるナルトだったが、アカデミーの教師であるうみのイルカはナルトの事を受け入れ、身を呈してナルトを守った。それにより気力を取り戻したナルトは、禁術である『影分身の術』を発動し、ミヅキを打ち負かす。それによりナルトはイルカからアカデミー卒業の証である額当てを受け取った。

下忍となったナルトは、『写輪眼のカカシ』という異名を持つ『はたけカカシ』、『うちは一族』唯一の生き残りである『うちはサスケ』、ナルトが想いを寄せる女の子『はるのサクラ』と同じく『第七班』に所属する事となる。
任務をこなしてしていく内に、ナルトはサスケのライバル、そして友人になっていく。

下忍から中忍へとなるための『中忍試験』が行われる。その中でナルト達は伝説の三人の一人である『大蛇丸』と遭遇する。大蛇丸は優れた瞳術を使う事ができるうちは一族が持つ瞳『写輪眼』を求めていた。その為、うちは一族唯一の生き残りであるサスケがその標的となる。中忍試験には、一尾の人柱力である我愛羅も参加していた。大蛇丸は木の葉の里の転覆を狙っており、我愛羅もそのために送り込まれていた。
ナルトは自来也と同じく伝説の三人の一人である自来也に術を教わりながら、順調に試験を突破していく。そして最終試験で大蛇丸がクーデターを起こす。我愛羅は尾獣化し、大混乱を起こす。ナルトは九尾のチャクラを使い、大蝦蟇を口寄せし、我愛羅を倒すことに成功する。サスケは格下だと思っていたナルトの成長に嫉妬を覚える。

大蛇丸が起こしたクーデターにより三代目火影が死亡してしまう。ナルトは自来也と共に、新たな火影の候補、伝説の三人の一人である綱手の捜索に向かう。その旅の途中でナルトは自来也からA級高等忍術である『螺旋丸』を教わる。
綱手を連れ帰ったナルトは、突如サスケから決闘を申し込まれる。ナルトの螺旋丸を見たサスケは、ナルトの実力に焦りを覚える。その時、大蛇丸の手下がサスケを連れ去りに来る。一族を滅ぼした自身の兄に復習することが目的であるサスケは、力を求めて大蛇丸の元に行ってしまう。ナルトはサスケを引き留めようとする。

『終末の谷』でナルトはサスケに追いつくが、サスケはナルトを殺害しようとする。サスケが持つ写輪眼は親しい者を殺害することで『万華鏡写輪眼』となり、さらなる力を得ることができた。ナルトはサスケを力ずくでも里へ連れ戻そうとする。
戦いの中でナルトはサスケに重傷を負わされる。サスケは勝利を確信するが、ナルトは九尾の力を暴走させる。圧倒的なその力に、サスケは大蛇丸から受けた呪印の力を解放する。その勝負の果てにナルトは敗北してしまう。
里へと戻ったナルトは、サクラにサスケを取り戻すことを誓い、自来也と共に修行の旅に出る。

暁との戦い

二年半の修行を終えたナルトは木の葉の里へ戻ってくる。その時、『暁』という組織が尾獣の力を求めて人柱力を襲っていた。ナルトは風影となった我愛羅が暁に攫われた事を聞く。ナルトはカカシ、さくらと共に我愛羅の奪還へと向かう。
ナルトは我愛羅を攫った『デイダラ』という男と戦うことになる。激情に駆られるナルトは、サスケと戦った時のように九尾の力を暴走させてしまうも、我愛羅のを取り返す。しかし我愛羅は一尾を抜かれ、死亡していた。その不条理に泣くナルトだったが、砂隠れの里の忍者・チヨが命をかけた転生術『己生転生』を使い我愛羅を生き返らせた。

大蛇丸のアジトが分かり、ナルトはサスケを取り返しに向かう。大蛇丸と戦ったナルトは再び九尾の力を暴走させる。その時は尻尾が四本まで出てきて、危うく九尾が復活しかけてしまう。その後、サスケと再会するが、サスケはナルトの首に刀を向けてその場を去った。ナルトは自身の力の無さを嘆き、九尾の力に頼らず、自身の力で人を守ることを誓った。
その後、ナルトは螺旋丸に性質変化を加えた新術『風遁・螺旋手裏剣』を考案する。その時、同期であるシカマル達が『暁』のメンバーと交戦しており、ナルトはその応援へと向かう。ナルトは『風遁・螺旋手裏剣』により『暁』のメンバーである角都を撃破することに成功する。しかし、『風遁・螺旋手裏剣』はあまりの威力によりナルト自身にもダメージがあった。その事によりナルトは新術の使用を禁止される。
その後、サスケが兄であるイタチを倒した事を聞く。ナルトはその戦いの場へ向かうがサスケに会うことはできなかった。

ある日、ナルトは自身の師である自来也が『暁』を率いる『ペイン』という男に殺害された事を聞く。ナルトはペインを倒すべく蝦蟇の里である『妙木山』で修行を行う事になる。ナルトは扱いが難しい仙術チャクラを完全にコントロールし、『仙人モード』を体得する。その時、木の葉の里がペインにより襲撃を受けている事を聞き、木の葉の里へと戻る。木の葉の里はペインにより崩壊させられていた。
ペインは忍の始祖とされる『六道仙人』が持っていたとされる『輪廻眼』を持っていた。ペインは輪廻眼の力により、6体の死体を操っていた。ナルトは『仙術モード』を使い、ペインを追い詰める。しかし、ペインに動きを封じられナルトは命の危機を迎える。そこにナルトの同期であり、ナルトに想いを寄せている日向ヒナタが割って入り、ナルトの代わりに刺されてしまう。その事に我を忘れたナルトは九尾の力を暴走させてしまう。暴走したナルトの尻尾が9本に迫り、いよいよ九尾が復活しそうになる。その時、ナルトは心の中で波風ミナトと邂逅する。ミナトは九尾をナルトに封じた時、九尾が復活しそうになる時に自身が現れるように仕組んでいた。ナルトはそこで初めて自身の父親が4代目火影である波風ミナトである事を知る。ミナトは九尾の力を封じ、父親と話し終えたナルトは再びペインとの戦いに臨む。
ペインの正体はかつての自来也の弟子である『長門』という人物だった。長門は戦争により兄弟同然に育った弥彦という人物を亡くしていた。長門は世界に痛みを与えることで世界を成長させ、争いを根絶しようとしていた。その為に尾獣の力を集めていたのだった。ナルトと対面した長門は「忍の世界は憎しみに支配されている」と説く。しかしナルトは師である自来也を殺害した長門を許すことを決める。その姿に動かされた長門は、自身の命と引き換えに命を落とした木の葉の里の人間たちを蘇らせた。
木の葉の里へと戻ったナルトは、里を救った英雄として賞賛された。

里の復興が行われる中、雲隠れの里の使者から、サスケが岩隠れの里が保有している八尾の人柱力を攫った事を聞かされる。ペインとの戦いにより綱手は意識不明となっており、代わりにダンゾウが火影となる。ダンゾウはサスケの抹殺を許可した。ナルトは岩隠れの里の長である雷影にサスケを許してもらうように直談判に向かう。ナルトは土下座をして雷影に謝るも、雷影はサスケを許そうとせず、ナルトは宿で途方に暮れていた。その時、『暁』のメンバーの一人であるトビが現れる。トビは「イタチが木の葉の里を守るためにうちは一族を滅ぼした事」「イタチの仇討ちをする為にサスケが木の葉を滅ぼそうとしている事」「木の葉の里ができる前から『千手一族』と『うちは一族』が戦い続けてきた事」を話した。そして千手柱間とうちはマダラが戦ったように、ナルトとサスケが戦う運命にあると告げた。

サスケはイタチにうちは一族の殲滅を命じたダンゾウを殺す為、五つの里の長による五影会談を強襲する。そしてダンゾウを殺した後にサクラとカカシに遭遇し、サクラを殺害しようとしていた。ナルトは間一髪のところでサクラを救い出す。
ナルトは木の葉への復讐の前に自身を殺すように言い、サスケはそれを了承して立ち去った。

その後、五影会談の場にはうちはマダラの名を語るトビが現れていた。トビは一尾から九尾、すべての尾獣が合体した十尾を復活させ、その力によりすべての人間を操る『無限月読』を発動させようとしている事を話す。これは五大国に対する宣戦布告であり、これにより『第四次忍界大戦』が起こることになる。

第四次忍界大戦

トビは『暁』を使って八尾と九尾以外の尾獣を集めていた。敵の標的である為、ナルトは戦争が起こっている事を隠され、八尾の人柱力であるキラービーと共に隔離される。その時、ナルトはキラービーの教えを受け、尾獣のコントロールを試みる。ナルトは『真実の滝』という滝の前に連れていかれ、自身の憎悪が具現化した『闇ナルト』と対面する。尾獣のコントロールの為には、自身の闇を晴らさなければならなかったが、ナルトはそれに苦戦する。そんな時、里の人々から冷遇されながらも自身に誇りを持ち、義兄である雷影のために八尾をコントロールしたキラービーの話をナルトは聞く。それによりナルトは自分自身を信じることにし、闇ナルトを受け入れることができた。
その後、ナルトは精神世界で九尾と戦う。しかし、戦いの途中で九尾の憎悪に呑まれ暴走しかける。その時、ナルトの前に母親であるうずまきクシナが現れる。父親のミナトは九尾封印の際、クシナのチャクラをナルトの中に入れ再会できるようにしていた。それによりナルトは暴走を止め、クシナの助力を受けて九尾からチャクラを奪うことに成功する。そしてクシナから自身が人柱力になった経緯、そして両親に愛されて生まれてきた事を知らされる。ナルトは「自分の器は九尾よりも先に父ちゃんと母ちゃんの愛が入っている、それだけで幸せだ」と告げ、クシナとの再会を終えた。
九尾のチャクラを奪ったことにより、ナルトは『九尾チャクラモード』の使用が可能となる。他者の悪意を捉えることが可能になったナルトは、潜んでいた『暁』のメンバー・干柿鬼鮫を見つける。そして遠くの地で戦争が行われている事を知り、戦場へと向かう。
戦場に向かう途中、綱手と雷影によって止められるが、キラービーの説得もあり戦争に参加する事を許可される。

戦場では禁術『穢土転生』により先代の五影や、『暁』のメンバーや人柱力、名のある忍たちが蘇り、忍連合軍を苦しめていた。ナルトは影分身を各戦場へと送りこみ、先代の水影や雷影などを討ち取ることに成功する。そしてオリジナルのナルトはキラービーと共に人柱力6人を連れたトビと相対する。
カカシとガイがナルトたちに合流し、一同は尾獣化する人柱力たちと戦う。トビは長門の輪廻眼を奪っており、その力で尾獣達を強制的に戦わせていた。尾獣達はナルトは縛られた尾獣達を解き放とうとする。ナルトが四尾を助けようとする中で「人柱力でいることを不幸だと決めつけるな」「尾獣達と対等の関係になりたい」という思いをナルトが抱いている事を九尾は知る。それにより九尾はナルトと和解し、ナルトは完全な人柱力となった。ナルトは九尾の事を本名である『九喇嘛』と呼ぶようになる。
九喇嘛の協力を得たナルトは、九喇嘛のチャクラで尾獣化に成功する。九喇嘛とナルトによる尾獣玉の威力は凄まじく、一つの尾獣玉で敵が放った複数の尾獣玉を押し返した。ナルトは尾獣達を縛っていた杭を全て破壊する事に成功するが、尾獣達は外道魔像に吸い込まれてしまう。この時、尾獣達と精神世界で会うことに成功し、複数の尾獣からチャクラを譲り受けた。そしてトビと戦う事になり、トビの面を破壊して正体を暴く。トビの正体は、ミナトの弟子で、カカシと同じチームだった『うちはオビト』だった。

その後、『穢土転生』により復活した『うちはマダラ』とオビトが十尾を復活させる。ナルトは八尾と一緒に十尾と戦うが、十尾の力は桁違いでチャクラ切れを起こす。忍連合軍が合流し、一丸となって十尾に挑むが、十尾の攻撃によってシカマルの父親や、ナルトの同期である日向ネジが死亡し、絶望する。しかし、九喇嘛やヒナタの励ましによりナルトは立ち直り、他の忍に九喇嘛のチャクラを渡して十尾と戦う。その時、『穢土転生』により父親であるミナトや、『忍の神』と呼ばれる千手柱間を始めとする歴代の火影が蘇って合流する。そこにはサスケの姿もあった。サスケは初代火影から里と忍の成り立ちを聞き、イタチが自らを犠牲に里を守ろうとしていたことを知る。サスケはイタチの思いを継ぎ、里を守ろうとしていた。こうして『第七班』が復活する事となった。
ナルトはサスケや、二代目火影、自身の中に九尾を封印した事で人柱力となっていた皆と共に戦うが、オビトは十尾の人柱力として目覚めてしまう。全ての術を防ぐ『求道玉』を持つオビトに苦戦するが、自然エネルギーを含む仙術は求道玉でも吸収することができなかった。それにより仙術で攻め立てる一同だったが、オビトは十尾の本来の姿である『神樹』を出現させる。神樹には花がついており、その花が策と同時に『無限月読』が発動するようになっていた。多くの忍が諦めようとする中、ナルトは決して諦めようとせず、忍たちの心を支えた。その後ナルトはサスケと協力し、九尾化した上から須佐能乎を纏い、オビトと戦う。そしてナルトはオビトが火影に憧れている事、全てから逃げている事を言い当て、こちら側に戻ってくるように呼びかける。そして取り込まれていた尾獣たちと、かつてのオビトを取り戻す事に成功する。

オビトはこれまでの贖罪のために、長門と同じ術を使って失われた命を取り戻そうとする。しかし、『暁』のメンバーだった黒ゼツがオビトの体を操り、マダラを生き返らせてしまう。オビトや長門が使っていた輪廻眼は実はマダラの輪廻眼だった。右眼に輪廻眼をはめたマダラは、解放された尾獣たちを再び外道魔像の中に封じる。ナルトはマダラに挑むが、逆に九尾を抜かれてしまう。キラービーも八尾を抜かれ、マダラは十尾の人柱力として覚醒する。
九尾を抜かれて死にそうになるナルトに、ミナトが自身に宿るもう半分の九尾を渡そうとする。しかし、オビトの体を操る黒ゼツによりミナトが渡そうとした九尾を奪われてしまう。しかし、オビトが黒ゼツを押さえ込み、マダラから尾獣の力の一部を抜き取って九尾や、ナルトが持っていなかった尾獣のチャクラをナルトの中にを入れる。

ナルトは生死の狭間の中で、忍の開祖である六道仙人こと『大筒木ハゴロモ』に出会う。大筒木ハゴロモには、『大筒木インドラ』『大筒木アシュラ』という二人の息子がいた。インドラは天才であり、六道仙人の優れた瞳力とチャクラを受け継いでいた。対してアシュラは落ちこぼれだったが、周りの人間たちから慕われ、努力の末に六道仙人の肉体のチャクラを開花させ、インドラと並ぶ力を得た。ハゴロモは六道仙人の後継に、人と関わった末に愛が重要だと悟ったアシュラを選んだ。しかし、インドラはその決定を良しとせず、アシュラと争うことになる。は、六道仙人の後継を賭けて争うことになる。この因縁は世代を超えて続いており、千手柱間とうちはマダラはアシュラとインドラの転生者だった。そしてハゴロモは、ナルトとサスケもアシュラとインドラの転生者だということを告げる。ハゴロモから「この戦争の果てに何を望む」と問われたナルトは「仲間を守りたい」と答えた。それを聞いたハゴロモは、六道仙人の力をナルトに授けた。目を覚ましたナルトは『六道仙術(六道仙人モード)』を開花させる。一方サスケもハゴロモから力を授けられており、左目に輪廻眼を開眼させていた。ナルトとサスケはその力を使ってマダラに戦いを挑む。

全ての尾獣のチャクラや求道玉を使えるようになったナルト、輪廻眼を開眼させた事により時空間瞳術を使えるようになったサスケは、マダラと対等に戦うが、マダラはオビトが使っていた輪廻眼を取り戻す。両目を揃えたマダラは『無限月読』を発動させ、ナルト、サスケ、サクラ、カカシの『第七班』以外の忍は全て幻術にかけられてしまう。
その時、黒ゼツがマダラを襲い、マダラの体を触媒にして『大筒木カグヤ』が復活する。カグヤは大筒木ハゴロモの母親であった。
大昔、カグヤは神樹に成った『チャクラの実』を食べて大きな力を得た。しかし、カグヤはその力に溺れるようになる。その後、カグヤは『大筒木ハゴロモ』『大筒木ハムラ』という二人の息子を生む。カグヤのチャクラは二人の息子に分け与えられており、力に溺れていたカグヤは息子たちから力を取り戻そうとする。その結果、ハゴロモとハムラが勝利し、カグヤは月に封印されていた。しかし、カグヤは封印される直前に黒ゼツを産み落としていた。黒ゼツはそれ以降、カグヤを復活させるために動いていたのだった。

写輪眼・白眼・輪廻眼の三大瞳術、対象を異世界に移動させたり、自身が瞬間移動する時空間忍術、全ての性質変化を加えた『血継網羅』を使うカグヤは強大な力を持っていたが、ナルトたちは第七班のチームワークによりカグヤに隙を作り出し、ナルトとサスケがハゴロモから受け取った力を使い『六道・地爆天星』でカグヤを封印することに成功する。

サスケとの死闘

大筒木カグヤを封印したことにより、全ての戦いが終わったかに思えた。しかし、サスケが五影と全ての尾獣を殺害すると言い出す。サスケは争いの元である尾獣を排除し、五影を殺すことで全ての憎しみを自分に向けさせ、それにより忍たちを纏めようとしていた。イタチのように自身を犠牲にして平和を成す者が、サスケの考える火影だった。そしてイタチが失敗したのは、弟である自分を殺せずに『本当の一人』になれなかった為であるとし、サスケはイタチと同じ失敗を避ける為にナルトを殺そうとする。ナルトはサスケにそのような道を歩ませる事を許そうとしなかった。
ナルトとサスケは『終末の谷』へと移動し、最後の戦いを始める。

サスケは輪廻眼の力を使い、『地爆天星』で尾獣達を封じ込める。そして尾獣達のチャクラを須佐能乎に流し込む。九喇嘛が『六道のじじい並み』という程の力をサスケは発揮する。ナルトとサスケの戦いは熾烈を極め、天変地異を巻き起こす。膨大なチャクラを使い果たした二人は、螺旋丸と千鳥をぶつけ合う。その結果、ナルトは右腕、サスケは左腕を失くし倒れこむ。
「何故そこまでしてオレに関わろうとする!?答えろ!」とサスケが問うと、ナルトは「友達だからだ…」「お前のそーゆー背負ってごちゃごちゃしている所をみてっと…なんでか…オレが痛ーんだ」と返した。その言葉を聞いたサスケは、幼少の頃から他人と絆を繋ごうとするナルトを見て憧れを抱いていた事を思い出す。そしてサスケは負けを認めた。サスケは死ぬ事で全てを丸く収めようとしたが、ナルトはサスケに死ぬ事を許さず、生きて自身に協力するように言いつけた。

それから数年後、ナルトは日向ヒナタと結婚し、『ボルト』『ひまわり』という二人の子供を授かる。
そして六代目火影となったカカシの退任後、七代目火影となり、夢を叶えた。

ナルトの術・技

多重影分身の術(たじゅうかげぶんしんのじゅつ)

ナルトの代名詞ともいえる術。実態を生み出す高等忍術。自身のチャクラを均等に分配するために、分身体が消えると多くのチャクラを失うリスクがある。その為、膨大なチャクラを持つ者でないとリスクが大きい。使用することにより命を落とす恐れがあり、初代火影の千手柱間により禁術に指定された。
分身が消えると、分身が得ていた情報がオリジナルに還元される。ナルトはその仕組みを利用して、多重影分身を使って大人数で性質変化の修行をし、その経験値をオリジナルに還元して、通常よりも何倍もの速さで性質変化をものにした。
チャクラコントロールが難しい『螺旋丸』などの術も、分身を加えて複数人で術を作っている。

うずまきナルト連弾

ナルトが中忍試験でキバ相手に使った体術。サスケの『獅子連弾』を参考にしたパクリ技である。
『多重影分身の術』で作りだした分身体が「う!ず!ま!き!」の掛け声と共に対象を蹴り上げる。そして「ナルト連弾!」という掛け声と共にかかと落としを放ち、対象を地面に叩きつける。
その後『うずまきナルト二千連弾』『うずまきナルト一帯連弾』という強化版が登場した。

renote.net

螺旋丸(らせんがん)

ナルトが師匠である自来也から教わった技。『多重影分身の術』と並んでナルトの代名詞ともいえる術である。
チャクラを乱回転させながら球状に形態を保つ。そしてそれを敵に当てて攻撃する。この術を受けたものは螺旋状に回転しながら吹っ飛んでいく。
この術を編み出したのは、ナルトの父親の波風ミナトである。尾獣が使う『尾獣玉』を参考に編み出された。印を使用せず、チャクラの形態変化だけで発動することができる。しかし、形態変化の極みともいえるような術で、取得難易度はA級となっている。

ナルトは多重影分身で分身を作り、チャクラを放出して形を保つ者、チャクラを乱回転させる者、と役割分担をして術を完成させた。この方法を使うことでナルトの弟分である木の葉丸も螺旋丸を習得している。
後に分身を使わずとも術を発動することができるようになっている。
その後、『大玉螺旋丸』『螺旋連丸』などの術を編み出している。

仙法・風遁螺旋手裏剣(せんぽう・ふうとんらせんしゅりけん)

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@shuichi

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うちはオビト(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

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うちはオビトは『NARUTO』に登場するキャラクターで、木の葉隠れの忍であり、名門うちは一族の一人。また主人公・うずまきナルトの師であるはたけカカシの同期でライバルでもある。活発で仲間想いな少年であり、木の葉隠れの里の長・火影になることを夢にしていた。しかし、第三次忍界大戦の時に敵の術からカカシを庇い戦死。その後里の英雄として慰霊に刻まれるが、実際はかつてのうちは一族のリーダーであったうちはマダラによって命を救われていた。以降マダラの策略によって世界に仇なす存在となっていく。

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はたけカカシ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

はたけカカシ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

はたけカカシとは岸本斉史の『NARUTO-ナルトー』の登場人物であり、木ノ葉隠れの里の上忍。 「写輪眼(しゃりんがん)」という瞳術で相手の忍術を見切りそっくり真似てしまうことから「木ノ葉隠れのコピー忍者 写輪眼のカカシ」の通り名で各国に知られる。エリート忍者とされる上忍にわずか12歳でなった天才。冷静沈着で頭が切れ、戦闘中に敵を分析する能力では右に出る者はいない。本作の主人公うずまきナルトが所属する第七班の指導教官であり、ナルトの成長を見守った。

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日向ヒナタ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

日向ヒナタ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

日向ヒナタとは『NARUTO』の登場人物であり、第八班に所属するくノ一。 木の葉名門・日向一族宗家の跡取りとして生まれ、厳しい修行を課せられる。しかし、妹より劣るとされ、父に見放されてしまう。 そんな自分に劣等感を抱くが、周囲への重圧に負けず、前向きな主人公へ憧れを抱き想いを寄せていく。 己を変えようと挑んだ中忍試験。宗家を憎む従兄妹と対戦する。 主人公の声援を受け果敢に挑むも結果は敗北。けれどヒナタにとって価値のある一戦となった。 その後仲間や師との修行をへて成長していく。

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長門(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

長門(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

長門とは、岸本斉史の忍者漫画『NARUTO -ナルト-』の登場人物。主人公・うずまきナルトらの敵組織「暁(あかつき)」のリーダーである。性格は真面目で控えめ。かつてのうちは一族の長である「うちはマダラ」に、幼少期に最強の瞳術である「輪廻眼」を移植されているため、忍としての実力は最上位である。雨隠れの里の忍で、戦争中である自国の平和を目指すために仲間と共に戦っていたが、途中で親友を失ったことにより今までのやり方では平和は実現できないと悟り、新たな方法で平和を目指すようになる。

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うずまきナルト(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

うずまきナルト(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

うずまきナルトとは、岸本斉史の『NARUTO』の主人公であり、木ノ葉の里の忍だ。 かつて里を襲った怪物・九尾を体内に封印されているため、里の住人からは忌み嫌われていた。しかし里長である火影になって皆を見返すという目標のもと努力を重ね、徐々に信頼を勝ち取っていく。仲間思いで、自分の信念を曲げない性格。里を抜けたライバルで親友のうちはサスケを連れ戻すため奮闘する。物語終盤ではサスケと協力して最後の強敵を倒し、英雄となった。続編である『BORUTO』では七代目火影に就任し里の平和のために力を尽くす。

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我愛羅(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

我愛羅(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

我愛羅(があら)とは『NARUTO』に出てくる砂隠れの里の忍であり、後に砂隠れの里の長、五代目風影になる。砂を操る忍で、通称「砂瀑の我愛羅」。我愛羅が背負う瓢箪の中身も砂であり、我愛羅への攻撃を自動的に防御する性質を持つ。 まだ母のお腹にいた時、一尾を憑依させられ人柱力として誕生する。 その為、幼少期からの過酷な日常から周りの人を信じることができなかったが、『NARUTO』の主人公であるナルトと出会ったことで人を信じることができるようになる。

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自来也(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

自来也(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

自来也(じらいや)とは、『NARUTO』の登場人物であり、主人公うずまきナルトの師匠である。 「伝説の三忍」と呼ばれる最強の忍者の1人。口寄せの術でカエルを呼び寄せ、長い白髪が特徴的であることから、ガマ仙人と呼ばれている。師匠は三代目火影の猿飛ヒルゼンで、弟子は四代目火影の波風ミナトである程の実力者だが、女湯を覗くなどの女好きで、ナルトからは「エロ仙人」と呼ばれている。また、ナルトの名付け親でもある。

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マイト・ガイ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

マイト・ガイ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

マイト・ガイとは『NARUTO』に登場する木の葉隠れの忍で第三班(ロックリー、日向ネジ、テンテン)を率いる上忍。全身緑のタイツに額当てを腰に巻き、おかっぱ頭で激太眉毛と個性的な人物。木の葉の忍・カカシとは少年時代から友人であり、永遠のライバルであると自称し、頻繁にカカシに勝負を仕掛ける。忍者学校アカデミー時代、ガイは熱心に修行するが、入学試験に何度も落第し挫折の経験を持つ。しかし人並みを超えた熱い性格によるたゆまぬ努力の結果、木の葉の上忍になり最終章のラスボスを体術のみで致命傷を与え大健闘した。

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日向ネジ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

日向ネジ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

日向ネジ(ひゅうがねじ)は、岸本斉史の『NARUTO-ナルトー』の登場人物であり、木の葉の里最強の一族「日向一族」出身の天才忍者。分家の出であるネジは、宗家(本家)に対し憎しみを抱いていたが、主人公のうずまきナルトとの闘いを経て憎しみから解放されていく。ナルトが約2年半の修行から帰郷した後を描いた部分(アニメ版では第二部として『NARUTO-ナルト-疾風伝』と改題)では、ナルトに先んじて上忍に昇格しナルトのよき先輩として活躍する。

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猿飛ヒルゼン(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

猿飛ヒルゼン(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

猿飛ヒルゼンは、岸本斉史の『NARUTO-ナルトー』の登場人物であり、木ノ葉隠れの里の三代目火影(ほかげ)。里長として忍を束ねる火影は、能力・人格ともに優れていると認められた忍がなることができ、中でもヒルゼンは歴代最強の火影とされ、「忍の神」と称された。また木の葉の里にある忍術すべてを使いこなすことから、プロフェッサー(教授)の異名も持つ。

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波風ミナト(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

波風ミナト(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

波風ミナト(なみかぜ みなと)とは、『NARUTO』の主人公である「うずまきナルト」の父であり、木ノ葉隠れ四代目火影である。 高速戦闘を得意とし、木ノ葉の黄色い閃光と言われた。 戦闘中は周りに対し厳しい一面を見せるが、普段はおっとりとした性格で、爽やかな風貌の二枚目である。 物語が始まる15年前に木ノ葉隠れで九尾が暴走しその暴走を止める際に自らの命と引き換えに九尾を封印する。 ミナトの死後、九尾封印の話は木の葉の英雄として語り継がれている。

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千手綱手(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

千手綱手(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

千手綱手(せんじゅつなで)とは、『NARUTO』『BORUTO』に登場するキャラクターで、主人公のうずまきナルトが所属する「木ノ葉隠れの里」の長である”火影”の五代目を務めた人物。 医療忍術のスペシャリストなうえ、凄まじい怪力の持ち主で「伝説の三忍」の1人である。 賭け事が大好きで短気な性格だが情に厚く、得意の医療忍術と持ち前のたくましさで、里の住民を守る。 実年齢は50代だが、忍術で20~30代の姿になっている。

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うちはイタチ(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

うちはイタチ(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

うちはイタチとは、『NARUTO』に登場する木の葉の里の抜け忍で、主人公うずまきナルトのライバルであるうちはサスケの実兄。サスケが幼い頃にうちは一族を抹殺しており、里を抜けた後は「暁」という組織に所属する。 非常に強いとされるうちは一族の中でも抜きんでた実力者で、特に幻術を使った攻撃が得意。うちは一族に見られる特殊な眼「写輪眼」はもちろんのこと、その上位種である「万華鏡写輪眼」も開眼している。

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デイダラ(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

デイダラ(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

デイダラとは『NARUTO』に登場する敵キャラクターであり、10人で構成される忍組織「暁」のメンバーの一人。岩隠れの里の抜け忍で、ナルトやサスケといった主要人物たちと戦ったことがある。暁の中では屈指の人気キャラで、人気投票では3位を獲得したこともある。「芸術は爆発だ」というセリフが有名で、そのセリフ通りに爆発する粘土である起爆粘土を主に使い、相手を攻撃する。

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飛段(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

飛段(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

飛段(ひだん)とは『NARUTO』に登場する敵キャラクターであり、10人で構成される忍組織「暁」のメンバーの一人。湯隠れの里の抜け忍で、木の葉隠れの里の上忍・アスマや第十班のメンバー(シカマル、チョウジ、いの)たちと交戦した。暁のメンバーは特異な能力を持っており、飛段の場合は、殺戮をモットーとしたジャシン教の肉体実験で手に入れた不死身である。口が悪く粗雑だが、ジャシン教に対しては真摯であり、その教えを広め、不敬な無神論者に神の裁きを与えるために暁に属している。

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うちはサスケ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

うちはサスケ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

うちはサスケとは、『NARUTO』における主要なキャラクターの一人で、主人公・うずまきナルトと木の葉隠れの里の第七班に所属し、彼の親友でありライバルともいえる存在である。うちは一族という特殊な家系に生まれたが、幼いころに兄・うちはイタチによって一族は皆殺しにされる。それ以来、彼を憎み続け、復讐を果たすためだけに生きていくことになる。主人公のナルトは明るい性格だが、それとは対照的に闇の存在として描かれている。

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六道仙人(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

六道仙人(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

六道仙人(りくどうせんにん)とは、『NARUTO』において、チャクラの真理を解き明かした忍宗の開祖であり、荒廃した世界を救った救世主である伝説の僧侶である。 忍の神として崇められた全ての始まりの人物にして、乱れた世界に安寧と秩序を齎す創造神、世界を無に帰す破壊神とも伝えられている。三大瞳術の1つである血継限界・輪廻眼(けっけいげんかい・りんねがん)の最初の開眼者にして、体内に尾獣・十尾を宿した最初の人柱力である。

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うずまきクシナ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

うずまきクシナ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

うずまきクシナとは『NARUTO』の主人公であるうずまきナルトの母であり、ナルトの父である波風ミナト(四代目火影)の妻である。 クシナは渦の国のくノ一であったが、幼少期に九尾の人柱力となるために木の葉の里に連れてこられた。 その後、四代目火影となる波風ミナトと結婚しナルトを出産。 しかし出産した日に木の葉の里が襲われ、クシナ自身に封印していた九尾の封印を解かれ九尾が暴走。 九尾暴走事件がきっかけで命を落とし、本編が始まる15年前に死亡している。

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山中いの(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

山中いの(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

山中いの(やまなかいの)とは『NARUTO-ナルト-』及び『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』の登場人物であり、「第十班」に所属する金髪のポニーテールが特徴のくノ一。初登場は漫画第34話、アニメ第1話。主人公・うずまきナルトの同期で、春野サクラとは親友であり、ライバル。奈良シカマル、秋道チョウジとは先代から続く“猪鹿蝶トリオ”として抜群のコンビネーションを発揮している。また、木ノ葉に伝わる山中一族の出身で、精神操作や情報収集に長けた忍術を得意とする。

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奈良シカマル(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

奈良シカマル(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

奈良シカマルは『NARUTO』の主人公であるうずまきナルトの同級生であり、奈良一族という代々忍をしている一族の生まれである。 自他共に認めんどくさがりで口癖は「めんどくせえ」で、同期と比べるとチャクラ量が多くなく、体力もある方ではないが、頭脳明晰で戦術を立てるのが得意。 頭脳をいかし、臨機応変、瞬時に作戦の変更を考えることができる。 大人になると戦の現場だけでなく、火影の側近として力を発揮する。

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角都(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

角都(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

角都(かくず)とは『NARUTO』に登場するキャラクターで主人公・うずまきナルトを含む尾獣を狙う組織暁に所属するメンバーの一人。暁は所属していた里を抜け各国に名を轟かせるS級犯罪者で構成される。角都も滝隠れを抜け賞金稼ぎを生業としていた。暁のサイフ役として財務を一手に担当している。信じられるのは金だけと明言しており、暁に所属したのもより高額な賞金首と出会う機会を得るためである。また、禁術により他人の心臓を奪うことで強さと寿命を手にしてきた。

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猿飛アスマ(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

猿飛アスマ(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

猿飛アスマとは、岸本斉史作の『NARUTO』に出てくる木ノ葉隠れの里の名門、猿飛一族の出身の忍である。 主人公・うずまきナルトの同級生である奈良シカマル・秋道チョウジ・山中いの3人の上司であり、木ノ葉隠れの里3代目火影である猿飛ヒルゼンの息子である。見た目はワイルドで、くわえタバコとアゴヒゲがトレードマークである。若い頃は木の葉の大名を守る「守護忍十二士」に所属しており、その証の黄色い布を、今も腰に巻いている。強大な力を持つ生命体・尾獣を狙う組織・暁との戦いの中で殉職した。

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桃地再不斬(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

桃地再不斬(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

桃地再不斬(ももちざぶざ)とは、『NARUTO』のキャラクターで、「霧隠れの鬼人」と恐れられた元霧隠れの里の忍である。重量30kgにも及ぶ「断刀・首斬り包丁」という巨大な刀を使い、口元を包帯で覆っている。霧の中に身を潜める霧隠れの術を使用し、霧で何も見えない相手を首斬り包丁で切りつける、無音殺人術(サイレントキリング)の天才である。主人公・うずまきナルトが所属する第七班の最初の敵キャラクターとして登場したが、忍らしい最期を迎えたことから、読者に人気がある。

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春野サクラ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

春野サクラ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

春野サクラ(はるのさくら)とは、『NARUTO』に登場する主要なキャラクターで、本作の主人公・うずまきナルトやうちはサスケとともに第七班に所属した木の葉隠れの里の忍である。本作のヒロインで、ナルトから好かれていたがサクラはナルトのライバルであるサスケのことが好きだった。一途な性格で、サスケが里を抜けてからも想い続け、物語の最後には長年の想いが実を結び、サスケと結婚した。

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ロック・リー(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

ロック・リー(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

ロック・リーとは『NARUTO-ナルト-』及び『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』の登場人物であり、木の葉隠れの里に所属する体術を得意とした忍者である。マイト・ガイ率いる第三班に所属しており、チームメイトは日向ネジとテンテン。リーはガイの愛弟子であり、尊敬するあまり、おかっぱ頭の髪型、濃ゆい眉毛、全身タイツの服装など、容姿を真似している。リーは自称「木の葉の美しき碧い野獣」と公言しているが、主人公のうずまきナルトからは「ゲジマユ」と呼ばれている。

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サソリ(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

サソリ(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

サソリとは、『NARUTO』に登場する砂隠れの里の抜け忍で、暁のメンバーの1人。 傀儡の術を使う人物であり、砂隠れの里に所属していた時は周囲の砂を赤い血で染めたことから"赤砂のサソリ"と呼ばれていた。 傀儡師としては超一流の技術を持ち、自身の身体を傀儡に改造している。 そのため、サソリは永遠に歳を取らない。普段は人傀儡のヒルコの中に入り、傀儡の身体を隠している。 暁のツーマンセル(2人1組)では、デイダラとパートナーを組む。

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九喇嘛(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

九喇嘛(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

九喇嘛(くらま)とは、『NARUTO』のキャラクターで、主人公・うずまきナルトの体内に封印されている「九尾」の本名である。また、九匹存在している尾獣のうちの一匹である。膨大な量のチャクラを有しており、その力は一国の兵器に匹敵すると言われている。かつて人間からひどい扱いを受けていたため、人に対し憎しみの気持ちを持っていた。そのためナルトとも犬猿の仲であったが、対話を通し、次第にナルトに心を許していく。

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