猿飛ヒルゼン(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

猿飛ヒルゼンは、岸本斉史の『NARUTO-ナルトー』の登場人物であり、木ノ葉隠れの里の三代目火影(ほかげ)。里長として忍を束ねる火影は、能力・人格ともに優れていると認められた忍がなることができ、中でもヒルゼンは歴代最強の火影とされ、「忍の神」と称された。また木の葉の里にある忍術すべてを使いこなすことから、プロフェッサー(教授)の異名も持つ。

猿飛ヒルゼンのプロフィール・人物像

年齢:69歳
身長:163cm
体重:50kg
誕生日:2月8日
声優:柴田秀勝、藤井啓輔(幼少期)

猿飛ヒルゼンは、木ノ葉隠れの里の三代目火影(ほかげ)だ。木の葉の里にある忍術すべてを使いこなすことから、プロフェッサー(教授)の異名を持つ。温厚で人情味がある性格。

以前は、主人公うずまきナルトの父である波風ミナトが火影を継承し、四代目火影として里を治めていた。しかし、里に襲来した九尾狐をナルトに封印して四代目が死亡してからは、再度三代目が里長となった。

火影級の強さを持つ「伝説の三忍」自来也、綱手、大蛇丸の師でもあり、教育者としても能力を発揮した。しかし、邪悪な思想を持つようになった大蛇丸は自らを四代目火影として選ばなかったヒルゼンを恨んで里を抜け、十数年後木の葉に戦争を仕掛ける。ヒルゼンはかつての弟子大蛇丸を迎え撃ち撃退するが、自らは命を落としてしまう。

物語終盤の第四次忍界大戦の際は、死者を蘇らせる禁術「穢土転生(えどてんせい)」によって歴代の火影たちとともに復活し、忍連合軍とともに戦う。

猿飛ヒルゼンの来歴・活躍

伝説の三忍の師

左から大蛇丸、自来也、綱手

自来也、綱手、大蛇丸は「伝説の三忍」と称され、火影級の実力を持つとされる。まだ下忍であった時の彼らを師として育てたのはヒルゼンだ。のちに自来也は四代目や、七代目を受け継ぐナルトを育て、綱手は自身が五代目火影を継承していることから、彼らを育てたヒルゼンは木ノ葉の里を長く安定させる基礎を作ったといえる。

火影の継承

囮役と引き受け、死を覚悟した二代目がヒルゼンを後継者として指名した場面

二代目火影や志村ダンゾウらとともに任務にあたる場面。二代目が率いる小隊が追い詰められており、難易度の高い任務だったことが伺える。追手は雲隠れの手練れ金角部隊。誰かが1人残り命がけで敵の足止めを図る必要に迫られ、ライバルのダンゾウが怯んで声を上げられない中ヒルゼンは「オレがやります!」と勇敢にもその役を引き受けることを申し出る。二代目は、まだ若いヒルゼンやダンゾウに対し「その歳で焦る事はない」と自分が囮役となることを告げる。そして「明日からは貴様が…火影だ…!」と、ヒルゼンを次期火影に指名する。

ナルトを見守る存在

アカデミー時代のナルト

九尾狐から里を守るため、生まれたてのナルトに九尾狐を封印してナルトの父四代目火影と母のうずまきクシナはこの世を去った。ヒルゼンは身寄りのないナルトを陰から守り、その成長を見守ってきたのだ。ナルトが周囲の気を引こうと歴代の火影の顔岩に落書きをした時は「おーおー!やってくれとるのォ あのバカ!」と呆れながら手を焼かされている場面が描かれており温厚さがにじみ出ている。

大蛇丸の襲撃から里を守り殉職

里を襲った大蛇丸との戦闘場面。屍鬼封尽の術で、大蛇丸の両腕を封印しこの世を去った。

かつてのヒルゼンの弟子のひとりで、里を抜けていた大蛇丸が「木の葉崩し」を目論み里に戦争を仕掛けてきた。火影並みの力を有する大蛇丸と対峙するヒルゼン。大蛇丸は死者を蘇らせる術である「穢土転生」によって、初代・二代目火影の2人を復活させ、戦闘が開始される。生前より力は低下しているとは言え、転生された歴代火影2人の強力な術に対し、ヒルゼンも「火遁 火龍炎弾」や「土遁 土流壁」といった高火力の術や「猿猴王・猿魔」を口寄せすることで戦う。老化により全盛期より格段に力が落ちているにも関わらず、歴代の火影と渡り合うところにヒルゼンの並外れた強さを見ることができる。しかし、穢土転生された初代・二代目の体は塵あくたで成っており、攻撃を受けても立ちどころに修復されてしまう。彼らを倒すには、転生された魂を封印するしかない。そのことを見て取ったヒルゼンは、自らの命を代償に相手の魂を永久に封印する「屍鬼封尽(しきふうじん)」を行うことを決意する。生命エネルギーであるチャクラを大きく削って影分身2人を作り、分身がそれぞれ初代と二代目を封印することに成功。さらに自分自身で大蛇丸を封印にかかる。しかし、戦闘による負傷と老化で体力が低下したヒルゼンは、大蛇丸の魂を封印しきれなかったため大蛇丸の両腕の機能を封印することで全ての忍術を使えなくし、自身は殉職してしまう。術が使えなくなった大蛇丸は、配下達とともに引き上げていった。「木ノ葉崩し」の野望を退けたヒルゼンは、里の忍達が見守る中人生の幕を閉じた。

穢土転生で復活し、第四次忍界大戦を戦う

手前から初代、二代目、ヒルゼン、四代目

物語の終盤で第四次忍界大戦が勃発した。穢土転生によって復活したうちはマダラの、すべての人間に「無限月読(むげんつくよみ)」という強力な幻術をかけ支配する「月の眼計画」を阻止すべくナルトをはじめ各国の忍が忍連合軍を結成しこれに立ち向かった。
マダラは初代火影である千手柱間とともに木ノ葉隠れの里の基礎を作った人物だ。しかし、柱間率いる千手一族が里の中枢を占めるにつれ、かつて千手と並ぶ力を有したうちは一族は権力の座から遠ざけられていった。うちはの行く末を案じたマダラは一族に千手への決起を呼び掛けるも、新たな火種を彼らは望まなかったため、マダラは疎まれ孤立していく。千手ともうちはとも決裂したマダラは里を抜け、世界支配を野望として抱くようになったのだ。その中で里を守るべく、うちはサスケと大蛇丸によって初代、二代目、四代目とともに穢土転生で復活したヒルゼン。木ノ葉をそしてすべての忍を守るために、歴代の火影たちとともに戦場に向かった。
戦場に駆け付けたヒルゼンは、転生された他の火影らとともに「四赤陽陣(しせきようじん)」という結界を発動させた。この術は火影級の忍が4人集まって行う強力な結界で、ヒルゼン達は復活し暴れていた魔獣・十尾をこの結界で閉じ込めようとした。
またヒルゼンは、敵が放った火・水・雷・風・土の五大チャクラ性質の攻撃に対し、影分身で5人に分身したのちそれぞれが敵の術と同じチャクラ性質変化の術を繰り出して相殺する闘いを展開した。
最終的に月の眼計画を打ち砕き、敵に勝利した忍達。ヒルゼンは「後のことは任せたぞ」とナルト達に別れを告げ、転生されていた他の歴代火影とともに光に包まれて空へと消えたのであった。

猿飛ヒルゼンの術・能力

影分身

自身の実体を作り出す忍術。分身体は本体より弱くなるが、本体が使う忍術を使うことができる。持っているチャクラを均等に分散するため対大蛇丸戦の際は、老化で体力の衰えたヒルゼンがこの術を使用することは自殺行為と思われた。しかし、転生された初代、二代目火影を封印するためにやむを得ず術を使うことになったのだ。分身は、二人をそれぞれ封印した後消えてしまう。
分身は、攻撃されても消えてしまうだけで本体へのダメージはない。また分身は消える際それまでの記憶や経験を本体に還元するため、危険地帯への偵察などにも便利な汎用性の高い術であり、ナルトやカカシなども使う場面がある。

手裏剣影分身

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